初心者さんにもおすすめ!プロが選ぶ北欧インテリアに合わせたい観葉植物10選
ナチュラルで温かみのある雰囲気が魅力の北欧インテリア。
観葉植物のグリーンを組み合わせることで、センスの良い空間を生み出すことができます。
観葉植物と聞くと「初心者には育てるのが難しそう」「コーディネート方法が分からない」と感じる人もいるかと思います。
実際に観葉植物を育てている筆者の経験も元に、初心者におすすめの観葉植物の育て方や、北欧インテリアへのコーディネート方法について解説します。
記事の後半では、初心者におすすめの観葉植物10選をご紹介しますので、コーディネートの参考にしてみてくださいね。
目次
初心者でもできる!観葉植物を育てる際のポイントとは?
観葉植物を育てる際には、押さえるべきポイントがあります。
植物の性質によって、気をつけるべきポイントは少しずつ異なりますが、最低限押さえておきたいポイントをご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
日当たり
植物と聞くと、太陽の光をたっぷり当てるイメージを抱く人もいるかと思いますが、植物の種類によって太陽光が苦手なものも存在します。
太陽光が好きな品種もありますが、強い直射日光を当てると「葉焼け」といって、葉の縁が変色して枯れてしまうケースも。
植物が日陰でも育つことができる性質のことを「耐陰性」といいますが、実はほとんどの観葉植物には耐陰性があります。
品種によって日当たりを考えるのが難しいかと思いますので、基本は「レースカーテン越しに太陽光が当たる場所」に植物を配置するのがおすすめ。
極端に太陽光が苦手な品種だけ覚えておいて、日陰に置くようにしてあげましょう。
太陽光が好きな品種は、週に2〜3日程度外に出して日光浴させてあげても良いでしょう。
ただし、直射日光が当たると葉焼けの原因になるので、太陽が真上に昇りきる前の午前中の数時間がおすすめです。
水やり
観葉植物は「水やりが大変そう」と感じる人もいるかと思いますが、観葉植物の水やりの目安は「土の表面が乾いたタイミング」のみで大丈夫です。
過剰な水やりは土の中の酸素不足を引き起こし、植物が酸欠状態になってしまいます。
その結果「根腐れ」と呼ばれる現象が起こり、枯れてしまう原因になりますので、水のあげすぎには気をつけたいところです。
土の表面が乾いたら、鉢の底から水が流れるくらいたっぷりと水をあげます。
水が少ないと下の方の根が水を吸えず、成長が阻害される原因になりますのでご注意ください。
また、土全体に水を与えることで、土の中に溜まった古い空気を外に押し出し、植物の成長にとって快適な環境を整えることにもつながります。
「サボテン」や「サンスベリア」のようにあまり水を必要としない品種や、「シルクジャスミン」のように水をたくさん必要とする植物もありますので、自宅に取り入れる品種の性質をチェックして、水の量を微調整してあげるようにすると良いでしょう。
温度
観葉植物は原産国によって適温が異なりますが、大体の品種は「20〜25℃」が丁度良い温度です。
温度管理で気をつけたいのが「夏と冬」。
暑すぎる気温は、乾燥による水不足や、土の中が蒸れてしまうことで株が弱る原因になってしまいます。
また、冬の寒さと急激な温度変化は植物にとって大敵です。
個体差はありますが、植物は寒すぎる環境では育つことができないため、基本的に「5〜10℃」を下回らない環境を整えてあげる必要があります。
また、室内で育つ観葉植物は温度変化に慣れていないため、急激な温度変化に弱い傾向にあります。
冬の時期に、太陽光を当てようと窓際や屋外に観葉植物を置いたまま夜になってしまい、日中からの急激な温度低下によってダメージを受けてしまうというケースが多いようです。
冬の時期には、温度変化の激しい窓際をできるだけ避けて置くように気をつけましょう。
風通し
観葉植物を育てるうえでは「風通し」も重要となります。
風通しが悪いと、植物の葉や水やり後の土から蒸発した水分が葉と葉の間に溜まり、空気が蒸れる原因となります。
湿気はカビの発生や、害虫を引き寄せる原因となるだけでなく、植物が病気にかかるリスクも高めます。
また、ほど良い風が植物に当たることによって、葉から水分が蒸発しやすくなるため、土から吸い上げる水分量が増加し、植物の成長も早くなるそうです。
土に水分が溜まったままになると「根腐れ」を引き起こし、植物が枯れてしまう可能性もあります。
植物にとって最適な環境を作るためには、サーキュレーターを使用し、室内の空気を循環させてあげることが大切です。
サーキュレーターの強い風が直接植物に当たってしまうと、植物にダメージを与えてしまうため、あくまで室内の空気に流れを作るようにすると良いでしょう。
北欧インテリアに合わせた観葉植物のコーディネート方法とは?
ここからは、観葉植物を北欧インテリアに取り入れるためのコーディネートアイデアをご紹介します。
床に置く
一般的な観葉植物の飾り方ですが、鉢植えの植物を床に置く方法です。
背の高い品種や、ボリュームのある大きな植物を置けば、北欧インテリアにナチュラルな雰囲気をプラスするだけでなく、空間の広がりを感じさせる効果があります。
観葉植物を置く場所は、テレビボードやソファの横など、人の目線が集まるフォーカルポイントがおすすめ。
「フィカス・ウンベラータ」「シェフレラ」「フィカス・アルテシマ」は、大ぶりなフォルムが特徴で、リビングダイニングにおすすめの品種です。
それぞれ特徴のある葉の形が魅力で、空間にアクセントをプラスしてくれます。
育てやすい品種のため、初心者にもおすすめです。
また、他の人と差をつけるための上級コーディネートとして取り入れたいのが「ラグ」。
鉢を直に床に置くのではなく、小さめのラグの上に置くことで、センスの良さを感じさせることができます。
高さを出す
鉢を直に床に置くのではなく、「スツール」や「プランタースタンド」を活用して、植物に高さを出す方法もおすすめです。
背が低めの植物を床置きにすると、空間全体を見渡した時に目線に入らなくなってしまいます。
観葉植物をたくさん取り入れているのに、なんだか全体的にグリーンが足りないなと感じる場合は、意識的に高さをだして存在感を出してあげましょう。
また、全ての観葉植物を床置きにすると、ごちゃごちゃとした印象になりがちですが、床から浮かせて配置することで、抜け感の感じられるすっきりとした仕上がりにもなります。
プランタースタンドのデザインにはウッド調やアイアン調など、さまざまなデザインがあり、インテリアテイストに合わせて選ぶのも楽しいアイテムです。
北欧インテリアにはウッドや石目といった素材感を感じられるアイテムがおすすめ。
北欧モダンには、アイアンを使用したクールなデザインも良いでしょう。
また、北欧ならではのスツールを取り入れることで、北欧らしさを演出することもできます。
アルヴァ・アアルトがデザインした「スツール60」はシンプルなデザインが特徴のスツールで、空間のコーディネートに取り入れやすいアイテムです。
飾る
北欧インテリアはナチュラルさがポイント。
小さなサイズの観葉植物をお部屋の中に散りばめて、自然を感じられるような空間づくりを意識しましょう。
飾り棚やシェルフの上など、ちょっとした余白にグリーンをプラスするだけで、お部屋の印象は違って見えますよ。
「飾る」と聞くと簡単そうに感じられますが、やってみると意外と難しく感じる人が多いようです。
センス良く観葉植物を飾るには、ちょっとしたコツが必要。
具体的には「三角形を意識する」「連続して3つ並べる」という点を意識してみてください。
観葉植物は、置時計やフォトフレーム、キャンドルなど、他のインテリア小物と組み合わせるのもおすすめです。
その際に、高さの差がある3つのアイテムを三角形になるように配置するとバランスよく見せることができます。
また、同じようなサイズ感の観葉植物を横に3つ並べるのもおすすめ。
1つだけだと寂しい感じがしますが、3つ並べることで空間にリズムが生み出され、おしゃれさをアップすることができますよ。
吊るす
観葉植物は置くだけでなく、上から吊るす方法もおすすめです。
植物を空中に浮かせることで、空間の中にグリーンのアクセントをプラスすることができます。
浮かせる方法もいくつかありますが、「プラントハンガー」を天井から吊るしたり、壁に固定したりする方法が一般的。
天井に「ライティングレール」がある場合は、そこから吊るす方法もおすすめです。
お部屋のコーナー部分や、キッチンの手元、リビング上部の飾り梁など、さまざまな場所に取り入れることで、空間全体にグリーンの存在が感じられるお部屋に仕上がります。
観葉植物を吊るす際には、ボリュームのある品種やツタ状の品種がおすすめです。
「ミルクブッシュ」や「コウモリラン」は存在感のある葉の形が印象的な植物。
1つだけでも存在感がありますが、何個か違う品種と組み合わせても良いでしょう。
「グリーンネックレス」や「アイビー」は北欧インテリアにもマッチするツル性の品種。
上から垂れ下げることで、ナチュラルな雰囲気を演出することができますよ。
北欧インテリアにおすすめの観葉植物10選
ここからは、北欧インテリアに合わせたいおすすめの観葉植物をご紹介します。
フィカス・ウンベラータ
ハート形の大きな葉が特徴のフィカス・ウンベラータ。
かなり人気の高い観葉植物で、インテリア雑誌などでもよく見かけます。
背の高いものはテレビボードの横などに置くのがおすすめ。
高温多湿の環境を好むので、お水をあげる際にはたっぷりとあげましょう。
たまに葉に霧吹きで水をあげる「葉水(はみず)」を行うと元気に育ちます。
シルクジャスミン
細かい葉が可愛らしいシルクジャスミン。
爽やかで明るい雰囲気を感じさせてくれる観葉植物です。
大きなものだと2mほどまで成長するため、お部屋の中でも存在感を発揮します。
5〜6月には白い花が咲き、ジャスミンの良い香りを楽しむこともできます。
乾燥に弱いため、お水はたっぷりとあげましょう。
フィカス・アルテシマ
丸みを帯びた葉に、濃いグリーンや淡いグリーンの斑が特徴の観葉植物。
つやつやとした特徴的な葉が、お部屋にアクセントをプラスしてくれます。
大きな葉を持つ観葉植物は、たまに葉に溜まったホコリを落としてあげることで、きれいな葉色を楽しむことができますよ。
エバーフレッシュ
繊細で細かな葉がお部屋に爽やかさをプラスしてくれるエバーフレッシュ。
華奢な枝ぶりによって軽やかさを感じさせるので、さまざまなインテリアシーンに取り入れやすい品種です。
夜になると葉を閉じるという性質があり、さまざまな表情を楽しむことができます。
サンスベリア
上に向かって伸びる葉が特徴的なサンスベリア。
空気を浄化することでも知られ、人気の高い観葉植物です。
シュッとした葉の形も特徴的で、モダンなインテリアにもマッチします。
乾燥に強く、頻繁な水やりは不要な点も魅力的。
土が乾いてからの水やり程度で大丈夫です。
ガジュマル
太い幹と丸みを帯びた葉が可愛らしいガジュマル。
熱帯地方に生息する植物で、沖縄ではキジムナーという精霊が宿る木として知られています。
また、多幸の木という別名も持ち、縁起の良い木として人気があります。
温かく明るい場所を好むので、陽の光が当たる場所に置いてあげると良いでしょう。
コーヒーの木
ツヤツヤとした葉が美しいコーヒーの木。
私たちが口にしているコーヒーの原料です。
開花後にはコーヒーチェリーと呼ばれる赤い実をつけ、それの果肉を落としたものがコーヒー豆なのだそう。
成長した株は耐陰性が低くなるため、太陽光を当ててあげるようにしましょう。
テーブルヤシ
爽やかで南国風の雰囲気を感じさせてくれるテーブルヤシ。
成長がゆっくりなため、室内で楽しむのにぴったりの植物です。
温かい地域に生息するため、寒さには弱い傾向があります。
特に冬は温かい室内に置いてあげるようにしましょう。
コウモリラン
コウモリが羽を広げたような独特なフォルムが印象的なコウモリラン。
樹木に着生するシダの仲間です。
耐陰性が高く、室内でも成長しますが、たまに陽の光に当ててあげると元気に育ちます。
ハンギンググリーンとして人気が高く、自宅に取り入れる人が増えています。
グリーンネックレス
コロコロとした玉状の葉が可愛らしいグリーンネックレス。
寒さや乾燥にも強く、比較的育てやすい品種として知られています。
長さのあるグリーンネックレスは、高い位置から垂れ下げるように配置して、可愛らしい葉を楽しみましょう。
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