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高級感のあるインテリアを実現する2人掛けレザーソファの選び方

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高級感のあるインテリアを実現する2人掛けレザーソファの選び方のアイキャッチ画像

仕事で忙しい毎日を送るビジネスパーソンにとって、自宅のソファでくつろぐ時間は至福のひとときです。

ラグジュアリーな空間で、ゆっくりと過ごすために高級感のあるレザーソファを探している方も多いのではないでしょうか。

1人でも贅沢に利用でき、家族や友人とリラックスできる2人掛けのソファなら、リビングで安らげる理想のライフスタイルを叶えてくれます。

しかし、レザーソファの特徴が詳しくわからず、どのようなものを選べばよいか迷ってしまっていませんか。

そこで本記事では、2人掛けレザーソファの魅力や選ぶときのポイントを解説し、おすすめのレザーソファも紹介します。

数多くのレザーソファを取り扱い、コーディネートを手掛けてきたMAYSがプロの視点でお伝えしますので、お気に入りの2人掛けレザーソファを見つけられますよ。

レザーソファの魅力

レザー ソファ

レザーソファは高級感のあるインテリアを実現できるアイテムの一つです。

また、長く使い続けるにあたってメリットも多く、魅力的な家具といえるでしょう。

ここでは、レザーソファのメリットや魅力について、詳しく解説します。

上質なインテリア空間を演出できる

どちらかといえば、カジュアルな印象のファブリックソファに比べて、重厚感を演出できるのがレザーソファです。

上品で高級感のあるインテリアがお好みの方には、ぴったりのソファなのではないでしょうか。

レザーソファといっても、革の種類や色柄・仕上げ方によって違いがたくさんあります。

本革(天然皮革)の風合いをいかすアニリン仕上げは、表面強度が高くない点においてはデメリットに感じますが、肌触りのよさは格別です。

長い時間からだを預けるソファは素肌に触れる部分もあり、触り心地のよさも重要なポイントになるため、仕上げの違いも選択するときに意識してみてください。

ちなみに、主な仕上げ方には次の3通りの方法があります。

革ソファのお手入れ

耐久性が高い

レザーソファは、ファブリックに比べるとキズや汚れがつきにくいため、寿命が長い点がメリットの一つです。

初期費用はファブリックソファより高くなりますが、寿命が長いためかえってコストパフォーマンスがよいといえるかもしれません。

日常的に乾拭きなどを行い、定期的に乾燥を防ぐためにクリームを塗布するメンテナンスが必要です。

前述したように、アニリン仕上げのような自然の風合いをいかした仕上げ方の場合は、水による染みがつく可能性があるため注意しましょう。

しかし、表面がつるつるしていてホコリがつきにくいため、ホコリやチリに集まるダニの発生を抑えられ衛生面でも安心して使用できます。

レザーの張り地が傷んでしまっても、フレームや中身に問題がなければ、張り替えできれいに使い続けることも可能です。

経年変化が楽しめる

本革(天然皮革)の大きな魅力の一つに、使い込むとツヤが増してくる点が挙げられます。

ファブリックは、使い続けることで表面の摩耗や日焼けなどによる退色が見られます。

レザーも同様にキズや擦れなども起こりますが、使い込むことで色に深みが増し味わいも出る点は、ファブリックとの大きな違いといえるでしょう。

なお、乾燥によるひび割れが起こりやすいデメリットはあるため、定期的に専用クリームで保湿ケアをする必要があります。

丁寧なメンテナンスを重ねると愛着も湧いてきますので、生活をともにするアイテムの変化を楽しんでみてはいかがでしょうか。

2人掛けレザーソファの選び方

ソファ リラックス

レザーソファの魅力はわかりましたが、具体的に選定するときにはどのような点に気をつければよいのでしょうか。

ここでは、2人掛けのレザーソファの選び方をご紹介します。

サイズで選ぶ

まずは2人で座ることを前提としたサイズのソファを選ぶ必要があります。

一般的に「2人掛けソファ」として、幅1m40cm〜1m60cmのものが販売されています。

このような「〇〇人掛け」という表記には明確なルールはなく、ブランドや店舗の独自の判断で記載されている点に注意してください。

また、ソファのサイズは肘掛けなどを含む「ソファ全体」のサイズになっている場合が多いため、実際に座る場所の寸法も確認しましょう。

大人が1人でソファに座るときには、幅60cm以上が必要です。

座面の硬さや奥行きによっても、広さの感覚が変わります。

できれば実際に座り心地を確かめてから選ぶことをおすすめしますが、できない場合は座る面積を十分検討してみてください。

また、部屋の広さに対してソファの大きさを考える必要もあります。

スペースにゆとりがあるなら、オットマンを置く、あるいはカウチタイプ(シェーズロング)を組み合わせて、L型レイアウトにするなど足を伸ばして座れるようにしてもよいでしょう。

ライフスタイルに合わせて、リラックスしやすい環境を整えてみてください。

デザインで選ぶ

ソファを選ぶときには、デザインも重要なポイントです。

座面・背面・肘掛け・脚部などのパーツが、どのような素材でできているかも選択する際に見ておきましょう。

レザーソファは重厚感のある雰囲気を演出できますが、かえって空間全体を重く感じさせる要因につながる可能性もあります。

モダンでシャープな印象を出したいときは、きゃしゃな金属製の脚部のデザインを選んでみてください。

少しクラシカルな雰囲気を楽しみたいときは、座面や背面がボタン留めされているようなものもおすすめです。

レザーの質感や色によっても、印象が左右されます。

好みのインテリアスタイルの方向性を決めておくと選びやすいでしょう。

座り心地で選ぶ

ソファは座ったときの感触も大切です。

クッション性がありやわらかいタイプなのか、張りがありしっかりした座り心地なのかによって快適性が変わります。

これは好みの問題なので、どちらがよいというわけではありません。

中身の素材にもよりますが、レザーの張り地はファブリックに比べると硬く感じやすいといわれています。

そのため、やわらかい座り心地を期待していたのに思っているよりも安定感があると感じるケースもあります。

また、羽毛のクッションはファブリックのほうが空気の流通があり、やわらかさを感じやすいでしょう。

革表面の触り心地のやわらかさによっても感じ方は変化しますが、革自体がやわらかいほうが心地よいと感じる方も多いようです。

やわらかすぎるソファは、2人が横並びに座ったときに沈み込みが深すぎて座りにくさを感じる可能性もあります。

2人で利用することを前提とする場合は、ある程度ホールド感のあるタイプがおすすめです。

革で選ぶ

革には、本革(天然皮革)と合成皮革の違いがあります。

また、本革の場合は仕上げ方によって、合成皮革は素材の違いによって特徴が異なるため、どのタイプが快適なのかを比較したうえで選んでみてください。

本革

牛・馬・羊・鹿などの動物の皮を使った素材のことで、処理方法(なめし)によって表面強度や肌触りなどが変わります。

シワやシボなどがあり一枚一枚に違いが生まれ、天然素材特有の風合いや高級感があり、「革製のソファ」というときは、本革製であることが多いでしょう。

前述したように、仕上げ方には「染料」「顔料」「染料と顔料」を使う3パターンがあります。

天然の革が持つ風合いや表情をもっとも残す仕上げは「染料」によるアニリン仕上げです。

しかし、表面の塗膜が薄いため、キズや染みがつきやすいデメリットがある点には注意してください。

「顔料」を使った仕上げは、表面強度が高くキズや染みにも強くなりますが、表面塗膜によって革本来の表情がわかりにくくなってしまいます。

「染料と顔料」を使う、セミアニリン仕上げは双方のよいところを併せ持つ仕上げ方です。

小さな子どもやペットがいるご家庭では、表面の強度が強くメンテナンスしやすい顔料仕上げがおすすめといえます。

合成皮革

合成皮革とは、本革に似せた表情を持つ化学繊維などを使った生地のことです。

合成樹脂(ポリ塩化ビニールやポリウレタン樹脂など)を使い、汚れに強く本革に比べると安価なので使い勝手がよい素材です。

本革と見間違えるほど精巧な合成皮革も増えています。

合成皮革の一種で「ヴィーガンレザー」と呼ばれる、動物性皮革を使わず、環境に配慮して、ポリウレタンなどの科学繊維を使わない素材でできたものもあります。

りんご、ぶどうなどの果物やサボテンなどの植物から作られているヴィーガンレザーもあるようです。

ソファの張り地としての流通はまだあまりありませんが、エシカル・サステナブルな観点から、今後注目される素材の一つといえるでしょう。

2人掛けレザーソファを取り入れるポイント

ソファ クッション

2人掛けのレザーソファをリビングに置くときに気をつけるとよいポイントをご紹介します。

部屋全体のバランスを考える

何人掛けのソファでも、大切にしたいのは「部屋全体のバランス」です。

部屋の広さに対するソファのサイズ感やレイアウト、色柄の統一感などを意識してみてください。

ソファを配置する際は、出入り口をふさがないようにする、通路をきちんと確保するなどを気にしましょう。

また、ソファに座ってテレビを見る方は、テレビとの距離感も考える必要があります。

一般的には、テレビ画面高さの約3倍の距離から見ると見やすいといわれています。(4Kの場合は約1.5倍)

カラーコーディネートの黄金比は「ベース(床・壁・天井):メイン(家具・カーテンなど):アクセント(小物など)=7:2.5:0.5」です。

ソファのカラーは、部屋全体の内装に調和するか同系色にすると違和感なくコーディネートできるでしょう。

アクセントにしたい場合は、クッションなどの小物やソファの一部分で取り入れるようにするとソファが悪目立ちせず、部屋のなかでより生きてきます。

レザーの仕上げ方にこだわる

レザーソファは、ファブリックに比べると選べる色・柄の種類は多くありません。

しかし、仕上げ方によってその表情はさまざまです。

色の違いだけではなく、表面の仕上げ方にも着目して選んでみてください。

自然の風合いに近いアニリン仕上げのレザーは、動物が持つ本来の表情が残っています。

また、やわらかさやなめらかさなどの肌触りにも違いがあります。

レザーソファは硬いというイメージがあるかもしれませんが、張り地の仕上げ方や革の種類によって感覚は変わるでしょう。

過度な乾燥を避ける場所に置く

レザーは、乾燥によるひび割れが起こりやすい素材です。

直射日光の当たる場所に置いてあると、紫外線による傷みがひどくなります。

レザーソファを選ぶ際は、あらかじめ設置する場所に直射日光が当たりやすいかどうかを確認しておきましょう。

窓際に設置する際は、できるだけ光が当たらないようにカーテンやロールスクリーンなどで遮るなどして、レザーソファを保護してください。

また、定期的にクリームを塗布して保湿をするメンテナンスが必要です。

メーカーやブランドで推奨しているメンテナンス用のオイル・クリームがあるため、ソファの購入時に聞いておくとよいでしょう。

2人掛けレザーソファのおすすめ5選

数多くある2人掛けソファのなかでも、おすすめのレザーソファを厳選してご紹介します。

ソファを選ぶ際の参考にしてみてください。

MARALUNGA(マラルンガ)|Cassina(カッシーナ)

Cassina(カッシーナ)の「MARALUNGA(マラルンガ)」。

1973年に発表されたソファで、50年の長い年月を経た今もなお、世界中でベストセラーとなっています。

イタリア・ミラノ出身のデザイナー、ヴィコ・マジストレッティが生み出した最高傑作の一つです。

シートごとに背もたれを動かし、ハイバック・ローバックを自由に変更できる機能を持っています。

すっきりとしたフォルムですが適度なボリューム感がある美しいソファは、ニューヨーク近代美術館にも所蔵されています。

1人掛け・2人掛け・3人掛け・オットマンなど、サイズ展開も幅広く、利用人数や空間の広さに合わせて選択可能です。

発売40周年のときには、従来サイズの幅35%・奥行き10%アップの「MARALUNGA 40 MAXI(マラルンガ 40 マキシ)」のラインナップが増えました。

ファブリックでももちろん素敵なソファですが、使い続けるとツヤが増し、やわらかい雰囲気を持つレザー仕様もおすすめです。

FUMOIR|Poltrona Frau(ポルトローナ・フラウ)

イタリア最高峰の製革所と共同で10種類のオリジナルレザーコレクションを開発している「Poltrona Frau(ポルトローナ・フラウ)」。

通気性・摩擦・汚れに対する耐性があり、高品質なレザーを使ったソファを数多く提供しています。

ご紹介する「FUMOIR」は、背もたれと座面の前面にあしらわれた革張りのボタンが特徴的なソファです。

エレガントなフォルムは、クラシカルな空間にもモダンインテリアにも合わせられ、上品なコーディネートを実現できます。

ポルトローナ・フラウのなかでも歴史のある名品で、時代を経ても愛され続けています。

Chelsea(チェルシー)|Molteni&C(モルテーニ)

1934年創業のMolteni&C(モルテーニ)は、リビングダイニングの家具のほか、システム収納ユニットの種類も豊富なイタリアのモダンファニチャーブランドです。

ミラノの建築家兼デザイナー、ロドルフォ・ドルドーニが手掛けたソファ「Chelsea(チェルシー)」は、安定感とエレガントさを併せ持つ優美さが魅力的です。

フレームは堅牢な木質構造で、しっかりとした座り心地を実現しています。

クッションは包み込まれるようなやわらかさとホールド感があり、ゆったりと過ごすことができるでしょう。

モルテーニも上質なレザーコレクションを有するブランドです。

落ち着きのあるモダンデザインのレザーソファが、高級感のあるリビングを彩ってくれるアイテムとなることは間違いありません。

SAKe(サケ)|B&B Italia(ビー・アンド・ビー・イタリア)

創業以来、イタリアのモダンデザイン界を牽引するブランドの一つである、B&B Italia(ビー・アンド・ビー・イタリア)。

「Sake(サケ)」は、イタリア人デザイナー、ピエロ・リッソリーニが同ブランドに対して初めてデザインしたソファです。

システムソファのため、アームソファ・片アームソファなどを組み合わせられるようになっています。

システムソファは比較的大きなサイズになることが多いのですが、シェーズロング単体でも美しいデザインとなっているため、2人掛けとして使うことも可能です。

また、簡単なシート移動操作でソファをベッドに変えられるソファーベッドタイプも用意があります。

深みのある色合いのレザー仕様にすれば、重厚感を演出しながらも浮遊感のあるきゃしゃな脚部との対比で、軽やかさが生まれ重すぎないモダン空間を作り出せます。

DIANA(ダイアナ)|Ritzwell(リッツウェル)

1992年に日本で創業したRitzwell(リッツウェル)は、職人の手しごとにこだわった Made in Japanの家具づくりを貫いているブランドです。

一つひとつの家具に丁寧に時間をかけて向き合い、高品質で美しい家具を生み出しています。

「DIANA(ダイアナ)」もその一つです。

木製の引き締まったボディフレームとゆったりと包み込んでくれるようなシートクッションが、ソファで過ごす豊かなひとときを叶えてくれます。

しなやかなレザーがやわらかいクッションを包み込み、上品な見た目と快適な座り心地を実現しています。

時を経ても美しく変化し続けるソファは、使い込むほどに愛情が増してくるでしょう。

レザーソファの購入とインテリアコーディネートならMAYSへ

ソファのあるリビング

MAYSでは、国内外100以上のブランドの取り扱いがあります。

レザーソファだけでなく、ソファ周辺に必要なスモールテーブル・サイドテーブルやテレビボードなどの収納家具もご提供可能です。

もちろん、リビングに限らずダイニングや寝室を含めたトータルコーディネートができ、どのような家具を選定すればよいかわからない方には、インテリアコーディネートサービスもご提供しています。

オンラインでの無料相談も行っていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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文・松田 ともみ(インテリアコーディネーター)

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