インダストリアルインテリアに最適なラグの選び方とおすすめアイテム7選
ラグは一枚敷くだけで部屋の雰囲気がガラリと変わるデザイン性の高いアイテムで、個性的なインダストリアルを再現するのに欠かせないインテリアです。
ラグ選びがうまくいけば、理想とするインダストリアルにグッと近づけることができます。
そこで本記事では、インダストリアルに最適なラグの選び方やおすすめのラグ、ソファとラグのコーディネート事例などをご紹介します。
インダストリアルにふさわしいラグのデザインやサイズ感、カラーなどを知り、理想のインダストリアルインテリアを叶えましょう。
目次
インダストリアルとは?
インダストリアルインテリアとは1920年頃にアメリカで普及しはじめ、工場や倉庫をモチーフにした無骨な世界観を表現するインテリアスタイルのことです。
スチールやコンクリートなどの工業製品が醸し出すマテリアルな雰囲気とスタイリッシュさ、ヴィンテージ感を特徴とする大人かっこいい男前インテリアとして人気があります。
そのどこか懐かしいオールドアメリカンな雰囲気から、おしゃれなカフェやバーなどにも多く取り入れられています。
インダストリアルデザインの主な特徴は以下の3点です。
- シンプルで無骨なデザイン
- 基本色は黒・グレー・ブラウン
- 「金属・木・レザー」を取り入れたデザイン
一見難しそうに見えますが、「配色」「デザイン」「素材感のあるアイテム」など、ポイントさえ押さえれば自宅で再現できるインテリアスタイルです。
インダストリアルスタイルにぴったりなラグの選び方
インダストリアルスタイルに最適なラグの選び方は、以下の4つです。
- カラー
- ラグサイズ
- デザイン
- 性能
カラーで選ぶ
ラグはインテリアの方向性を大きく左右するアイテムなので、ラグのカラー選びはインダストリアルを再現する上で大切なポイントとなります。
インダストリアルスタイルの配色は黒・グレー・ブラウンを基本色として、主に以下3通りの配色パターンがあります。
- 配色1.ホワイト・ライトグレー・ダークブラウン
- 配色2.ライトグレー・暗い黄・濃く暗い緑色
- 配色3.ホワイト・枯色(黄系の色)・赤錆色
配色1はインダストリアルの配色において最もベーシックな組み合わせで、ホワイトの壁紙が多い賃貸などでも簡単に取り入れられるカラーコーディネートです。
配色2はメインカラーのライトグレーに落ち着いた色合いの黄色や緑を合わせた、ヴィンテージ感の再現に適した配色となります。
配色3は明るい雰囲気に赤みをプラスしたあたたかみのある配色で、リビングなど家族団らんの場にも最適です。
例えば配色1では、「白」の壁紙に「ブラック」塗装が施されたスチール製の照明器具、「ライトグレー」のラグを合わせるコーディネートがおすすめです。
このように、再現したい雰囲気やインテリアの方向性に適した色合いのラグを選ぶことで、洗練されたおしゃれなインダストリアルを演出できます。
ラグサイズで選ぶ
部屋の広さとラグスペースが適切なバランスになるよう、ラグサイズで選ぶこともポイントです。
部屋の広さとラグサイズのバランスが最適だと、空間にメリハリが生まれおしゃれな雰囲気を演出できます。
部屋の広さに適したラグサイズの目安は以下のとおりです。
- 6畳:140cm×200cm
- 8畳:150cm×200cm
- 10畳:200cm×250cm
部屋の広さ以外にも部屋の形(間取り)やテレビとの距離、家具の配置との兼ね合いなど、ラグサイズを選ぶ際は押さえるべきポイントがいくつかあります。
特にインダストリアルデザインのラグはアクセントにもなる個性的なものも多いため、部屋の広さとラグサイズのバランスは空間の仕上がりを左右する重要なファクターです。
部屋や家具の採寸をはじめ自力でのコーディネートが難しい場合は、トータルコーディネートを得意とするプロのインテリアコーディネーターに相談することをおすすめします。
デザインで選ぶ
再現したいインテリアスタイルに合わせて、ラグのデザインで選ぶこともポイントです。
一口にインダストリアルといっても配色やテイストには幅があり、無骨でスタイリッシュなものからヴィンテージ感が漂うものまであります。
無骨でスタイリッシュなインダストリアルにしたい場合は、ライトグレーなどコンクリートを意識したシックな色合いが最適です。
ヴィンテージ感を重視したインダストリアルには、赤みがかったエキゾチックでモダンなデザインが似合います。
動物をモチーフにしたアニマルプリントのレザーラグも、ヴィンテージ感を演出するのに重宝するでしょう。
このように、ラグはインテリア性の高い存在感のあるアイテムです。
空間にマッチしたデザインのラグを敷くことで、インダストリアルの魅力が際立ちます。
性能で選ぶ
心地よく過ごすために、「ホットカーペット対応」や「ウォッシャブル可能」など、ラグの性能で選ぶことも大切です。
床暖房を使用する場合は、ホットカーペット対応のラグを選ぶ必要があります。
床暖房を使用する際にホットカーペット非対応のラグを敷くと、ラグやフローリングが傷んだり、暖房効率が悪くなったりする可能性があります。
また、ダイニングテーブルの下に敷く場合は、汚れても洗濯できるようにウォッシャブル可能なタイプのラグがおすすめです。
ついデザインやカラーに目を向けがちになりますが、ラグを長く使うためには日常的な使い勝手がよいか性能で選ぶことも大切なポイントとなります。
インダストリアルスタイルのラグをおしゃれに敷くコーディネート事例
インダストリアルスタイルのラグをおしゃれに敷くコーディネート事例を3つご紹介します。
L字型ソファとラグを合わせたコーディネート事例
カウチソファやコーナーソファなど、横幅が約2mサイズのL字型ソファとラグを合わせたコーディネート事例です。
8~10畳の部屋に、「200cm×250cmラグ(約3畳サイズ)」を敷く参考にしていただきたいレイアウトです。
事例のように、開いたスペースにリビングテーブルを置いて団らんを楽しむこともできます。
200cm×250cmラグは8畳間のうち半分のスペースにラグを敷くコーディネートとなるため、空間に対してラグの印象が比較的強いイメージとなります。
賃貸など白い壁紙の面積が多い間取り(配色1)の場合は、ラグスペースを広くとるコーディネートをぜひ試してみてください。
I字型ソファとリビングテーブルにラグを合わせたコーディネート事例
横幅が約2mサイズのI字型ソファにリビングテーブルとラグを合わせたコーディネート事例。
横幅が約2mサイズのI字型ソファには、「150cm×200cmラグ(約1.5畳サイズ)」が適したラグサイズとなります。
事例のようにソファの手前側にラグを敷くことで、リビングテーブルを置くこともできます。
ソファの真下に敷く場合は、足元50cmにラグがあるイメージです。
このように、150cm×200cmラグは8~10畳のリビングにほどよいサイズ感であるため、幅広いコーディネートに対応できます。
どのような配色やデザインのラグを選んでも空間になじみやすいため、既存のインテリアに少しインダストリアルな雰囲気をプラスしたい場合はぜひ参考にしてみてください。
足元にラグを敷くコーディネート事例
足元の快適性を確保したいときにおすすめのラグのコーディネート事例。
横幅120~200cm×縦約50cmサイズのラグを敷くイメージの参考例となります。
アクセントのようなサイズ感なので、デザインやカラーにこだわってお気に入りの一枚を敷きたい場合におすすめです。
足元サイズのラグには個性的なデザインも多くあるため、空間をおしゃれにセンスアップしやすいメリットがあります。
暖色系のあたたかみのあるインダストリアル(配色3)を好む方に、ぜひ参考にしていただきたいコーディネート事例です。
色や織りにこだわった上質なラグを敷くと、よりインダストリアルな雰囲気を演出できます。
インダストリアルスタイルにおすすめのラグ7選
インダストリアルスタイルにおすすめのラグを7つご紹介します。
アレヴ|MORIYOSHI(モリヨシ)
ユニークな模様が魅力のヴィンテージ感あふれるラグです。
ウィルトン織ならではの手織りの風合いは、空間をあたたかみのあるインダストリアルに彩ります。
アンティークレンガやブラウン系のレザーソファなどと合わせるコーディネートにおすすめです。
ホットカーペットカバー対応と機能性に優れている点も魅力といえます。
あたたかみのあるインダストリアルにしたい方は、ぜひMORIYOSHI(モリヨシ)の「アレヴ」を取り入れてみてください。
Impasto Celadon Rug(インパスト セラドン ラグ)|DESIGNERS GUILD(デザイナーズギルド)
ブルー・グレー・チャコールを手織り機で丁寧に折り重ねた、上質な質感とスタイリッシュなデザインが魅力のヴィンテージ風ラグ。
上質な光沢感を帯びながらも無造作かつワイルドなデザインで、スタイリッシュな男前インダストリアルを見事に再現します。
サイズ展開は260×160cm、300×200cm、350×250cmと3通りあり、8畳以上のリビングに広々とラグを敷きたい場合におすすめです。
ライトグレーを基調としたヴィンテージ感のあるインダストリアル(配色2)を再現したい場合は、「Impasto Celadon Rug(インパスト セラドン ラグ)」をぜひ試してみてください。
Miya|RUGHAUS(ラグハウス)
キャンバスに描かれたようなアートなデザインが光るデニム風インダストリアルのラグ。
ブルー・オレンジ・ブラウン・グレーが織りなすグラデーションは美しく、洗練されたインダストリアルを演出します。
インダストリアルで多用される木製家具など素材感のあるアイテムとの相性もよく、コーディネートしやすいのも魅力です。
丈夫で汚れに強く、サイズに関しても160×230cmとほどよいサイズ感なため、ソファはもちろんのことダイニングテーブルの下に敷くのもよいでしょう。
RUGHAUS(ラグハウス)のMiyaは、洗練されたスタイリッシュなインダストリアルを好む方におすすめです。
Murano Gris RG8739|ROMO(ロモ)
ほどよいかすれ具合がインダストリアルにふさわしいデザイン性の高いラグ。
躍動感のあるデザインなので、周囲のインテリア次第でスタイリッシュなインダストリアルも無骨なインダストリアルも表現できます。
サイズ展開は170×240cm、200×280cm、240×340cmと3通りあり、I字型ソファやL字型ソファと合わせやすいのも魅力です。
ラグ1枚でインダストリアルを表現したい場合は、色彩のテクスチャーが美しい「ROMO(ロモ)のMurano Gris RG8739」をぜひ取り入れてみてください。
キリムオーナメントターコイズ 170x240cm カーペット|KARE(カレ)
湖畔の静けさや海岸沿いの荒野など、自然をモチーフにデザインされた斬新でモダンなラグ。
黒やグレーを基調としたインダストリアルになじむ色合いで、空間をおしゃれに彩ります。
240×170cmと3人掛けソファと合わせやすいゆったりとしたサイズ感も魅力です。
質感とデザイン性に優れた「キリムオーナメントターコイズ」は、上質なヴィンテージ感あふれるインダストリアルにしたい方におすすめです。
ハイドブラウンホワイト カーペット|KARE(カレ)
動物をモチーフにしたアクセントに最適なレザーラグ。
レザーはインダストリアルに多く見られる素材なため、本格的なインダストリアルスタイルを再現するのに最適です。
ラグ一枚で雰囲気を演出できるので、シンプルなデザインのヴィンテージソファと合わせるだけでおしゃれなインダストリアルを再現できます。
本格的なインダストリアルを楽しみたい場合は、天然素材でできたKARE(カレ)の「ハイドブラウンホワイト カーペット」をぜひ試してみてください。
MONTECITO RUG(モンテシートラグ)45×120|ACME Furniture(アクメ ファニチャー)
深みのある赤色とペルシャラグのような幾何学模様が魅力的な、足元のアクセントにもおすすめできるサイズ感のラグです。
「古きよきアメリカ家具」をコンセプトに持ち、ヴィンテージ家具を長く扱うACME Furniture(アクメ ファニチャー)のロングセラーです。
高級感があり、空間をオールドアメリカンなインダストリアルに彩ります。
使い込むほどに魅力が増していく経年変化を楽しめ、ヴィンテージ家具になるのも魅力です。
立体感のある上質なゴブラン織りでありながら、「手洗い可能」「ホットカーペット対応」と使い勝手のよさも申し分ありません。
インテリア性・機能性・デザイン性に優れたインダストリアルデザインのラグを好む方は、ACME Furniture(アクメ ファニチャー)の、MONTECITO RUG(モンテシートラグ)がおすすめです。
インダストリアルスタイルのコーディネートもMAYSにお任せください!
インダストリアルスタイルの再現にMAYSをご利用いただくメリットを3つご紹介します。
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内見と採寸により、精密なインテリアプランを提案可能
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間取り・家具・ラグサイズを最適なバランスで提案できるため、洗練されたおしゃれなインダストリアルを再現できます。
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ご予算に合わせて最適なインテリアプランを提案できることも弊社の強みです。
インダストリアルは気さくなインテリアスタイルなので、高級レザーソファから素材感のある小物類までインテリアの価格に幅があります。
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文・ライチ1214(大手ハウスメーカー元社員)