6畳にぴったりのラグサイズは?敷き方や使用目的によるラグ選びのポイントを紹介
6畳のコンパクトなお部屋にマッチしたラグが敷いてあると、よりおしゃれで快適な空間を演出できます。
ただ、お部屋に最適なラグのサイズを選ぶのは簡単ではないかもしれません。
本記事は、6畳のお部屋にぴったりなラグサイズの選び方を特集します。
敷き方や使用目的に合わせた選び方やラグサイズの目安、おすすめのレイアウト方法をご紹介します。
ぜひ、6畳のお部屋に合うラグを選んで、よりすてきなお部屋で生活しましょう。
ラグの主な敷き方や使用目的別の取り入れ方を解説
お部屋にラグを敷いていると、見た目もよく、暮らしやすくなります。
ただ、ラグの種類や活躍する場面は多く、敷き方もさまざまです。
ラグの敷き方や使用目的による取り入れ方をご紹介します。
ラグの敷き方
基本的なラグの敷き方を5つご紹介します。
同じラグでも敷き方を変えることで気軽にお部屋をアレンジできるので、試してみてください。
ピース敷き(ラグ敷き)
ラグやカーペットをお部屋の一部分のみに敷く方法。
お部屋に対して小さなラグを使用するので、簡単に移動でき、メンテナンスや模様替えも楽です。
同じ空間でもラグのある部分とない部分でメリハリをつけられるので、ゾーニングにも適しています。
また、インテリアテイストに合わせた商品を選択したい場合にも取り入れやすいのでおすすめです。
目を引く色や柄のラグなら、インテリアのアクセントにもしやすいでしょう。
敷き詰め
ラグやカーペットを部屋全体に敷く方法。
Wall to Wall(壁から壁まで)とも呼ばれ、床がまったく見えない状態になります。
この敷き方の場合、ラグの大きさは部屋のサイズに合わせてオーダーメイドすることが多い傾向にあります。
ほかのインテリアに対して割合が大きいので、配色比としてはベースカラーに当てはまるのも特徴です。
壁やカーテンの色と合わせたり、白系のなじみやすい色味にしたりするとセンスよく見えます。
ただし、3畳未満の小さなサイズがラグと呼ばれることが多いので、敷き詰めの場合はラグ以上のサイズであるカーペットに該当します。
中敷き(センター敷き)
部屋より少し小さいサイズのラグを敷く方法。
敷き詰めほどの面積は必要ないので、床が適度に見えて抜け感があり、オーダーメイドでなくても既製品で実現しやすい傾向があります。
美しく仕上がった床表面を見せたり、ラグと床のコントラストを楽しんだりできるのも特徴です。
ただし、ラグは部屋全体のインテリアに対して面積が大きいほうなので、目にとまりやすく、面積の大きい床や壁との絶妙なバランスが求められます。
重ね敷き
敷き詰めや中敷きで敷いたラグやカーペットの上に、さらにラグを重ねて敷く方法。
複数のラグを使うので、贅沢で豪華な印象を与えます。
ラグの合せ方によって部屋の印象も変わるので、インテリアコーディネートをより楽しめるでしょう。
同系色や同テイストのラグを重ねたり、色やサイズ違いの同じラグを重ねたり、あえて斜めにずらして重ねたり、さまざまな敷き方ができます。
ランナー敷き
通路部分に細長いラグを敷く方法。
廊下に使われることが多いですが、室内の通り道にも適しています。
細長いラグは視覚的に通路だとわかりやすくなるので、メリハリがついて生活しやすくなるでしょう。
ラグの上を歩くことが多いので、滑り止めを使ってずれないように注意が必要です。
ラグの使用目的別の取り入れ方
ラグを使用する場面や目的によって、ラグの取り入れ方は異なります。
6畳程度の部屋を想定して、各シーンによるラグの取り入れ方をご紹介します。
リビングのソファ前に敷く
リビングでは、ソファの前にあるリビングテーブルより大きいサイズのラグを敷きます。
ソファに座ることが多くラグの上に直接座ることが少ない場合は、ソファの横幅より左右に10cmずつ大きいサイズが適しています。
また、ソファだけでなくリビングテーブルの周りでラグの上にも座る場合は、テーブルより四方に60cmずつ余白があると快適です。
ラグの奥行きは、ソファとの重ね方で変えられるので見た目の印象や使い勝手に合わせて、調節しましょう。
ダイニングテーブルの下に敷く
ダイニングでは、ラグの上で椅子を出し入れするために80cm程度、ダイニングテーブルより大きいサイズを敷くことが好ましいでしょう。
ラグがあると、食べこぼしや飲みこぼしをキャッチしたり、カトラリーの落下や椅子の出し入れによるフローリングの傷や騒音を防ぐ効果があります。
汚れてしまうことが多いので、ウォッシャブルで掃除がしやすいラグや、撥水などの加工がされていて、汚れが染み込みにくいラグがおすすめです。
寝室のベッド周りに敷く
好みや生活スタイルに合わせて、ベッドより少し小さいサイズのラグを敷きます。
朝起きてベッドから出るときの足元にラグがあると、冬はあたたかく、夏はべたつかないので、心地よく一日を始められます。
ベッドの側面に敷く場合、少なくてもベッドに出入りする際に足を置く範囲のサイズがあるとよいでしょう。
ベッドの足元側に敷く場合、ベッドの真ん中あたりからベッドの足元方向に重ねて敷きます。
ベッド周りのラグの上に直接座ったり寝転がったりする場合は、その分大きめのラグを用いるか、ベッドとあまり重ねないような敷き方をします。
また、ベッドの下は暗くて湿気やホコリがたまりやすく、カビの繁殖が気になることもあるので、通気性や掃除のしやすさを考慮してラグを配置できると安心です。
ワンルームで使用する
さまざまな用途があるワンルームでは、ラグでのゾーニング効果が大きくなります。
寝室部分とダイニング部分にそれぞれラグを配置したり、部屋の中で重要な部分にだけラグを使用したりして、部屋の中に強弱をつけられます。
比較的小さめのピース敷きができるラグが活躍するでしょう。
部屋全体を統一した空間にしたい場合は、敷き詰めや中敷きで全体を覆う大きさのラグが最適です。
ラグの基本的なサイズ感
既成のラグにもさまざまなサイズがあるので、各サイズでの敷き方や使われ方をご紹介します。
基本的にラグは1畳から3畳程度のサイズの敷物を指すことが多く、1畳以下の場合はマット、3畳以上の場合はカーペットと呼ばれます。
以下は形状別の一般的なラグのサイズ一覧です。
なお、円形ラグの主なサイズ展開は以下の通りです。
- 直径約100cm
- 直径約150cm
- 直径約200cm
四角いラグのサイズと使われ方
よく見かけるラグは、部屋・ソファ・テーブルの形状と同様に長方形をしていることが多く、どの状況にも使いやすい傾向があります。
一方、正方形のラグは、長方形と比較して奥行きを感じられるため、広く見せたいリビングにもおすすめです。
四角形は、角や直線を部屋や家具とそろえながらレイアウトしていきます。
それぞれの大きさごとに、ラグの使い方をご紹介します。
約1畳(100×140cm)のラグ
比較的小さめなので、ピース敷きをして使われることが多いサイズです。
一人掛けソファの下にぴったりで、100×140cmならソファ周りの床にも座れる広さがあります。
また、書斎のデスクとチェアの下にもおすすめなサイズ感です。
2畳前後(140×200cm、200×200cm)のラグ
2人掛けソファの前に敷くとちょうどよい大きさです。
ソファに合わせて配置する場合、ソファやリビングテーブルより少し大きくなるサイズのラグが適しています。
小さめの個室なら、ベッドやデスク周りの床を広く覆うように中敷きすることもできるでしょう。
また、2人掛けの小ぶりなダイニングテーブルの下でもフィットするでしょう。
3畳前後(200×250cm、200×300cmなど)のラグ
3人掛け以上の大きめのソファに適したサイズ感です。
L字ソファなら必要な奥行きやソファとの重ね方を検討してラグを敷くことになります。
4人掛け程度のダイニングテーブルの下にも適しているでしょう。
円形ラグのサイズと使われ方
円形ラグは丸くて角がないのでやわらかいイメージになり、壁や家具のラインとずれても気にならず自由なレイアウトがしやすいです。
四角いラグよりもすっきり見えるでしょう。
ただ、同じ横幅の四角形より小さく見えるので、サイズ感を見誤らないように注意が必要です。
また、四角いテーブルの下に敷く場合、人が座るスペースを確保できないと、使いにくいと感じることもあるかもしれません。
直径約100cmのラグ
一人掛けソファやチェアの下に最適なサイズです。
ソファやチェアの下に敷く場合は、サイズ的にも2人以上で座るにはやや手狭に感じるため、あくまでも1〜2人用だと考えてください。
ベッドの横にさりげなく敷いたり、お部屋のアクセントとして飾るようにピース敷きでレイアウトしたりできます。
直径約150cmのラグ
1人掛けやコンパクトな2人掛けソファにおすすめなサイズです。
2人掛けソファの正面に敷いたり、ベッドの下に重ねるように敷いたり、書斎の休憩スペースに敷いたりと、さまざまな用途で使えます。
直径約200cmのラグ
コンパクトなお部屋なら部屋全体を覆えるようなサイズ感です。
リビングスペースに敷くことで、ダイニングスペースとのゾーニング効果も高まります。
なお、3人掛け以上の大きめなソファとも相性はよいですが、3人掛けソファの横幅目安が170〜200cmですので、ラグがソファよりも大きいか同等のサイズ感になります。
場合によってはバランスが悪くなりがちですので、レイアウトには注意が必要です。
ソファとラグの重ね方を工夫して最適なバランスでレイアウトしましょう。
そもそも6畳サイズに適したラグサイズとは
畳のサイズにも種類があるので、地域や物件によって異なりますが、東京でよく使われる江戸間で計算すると、おおよそ6畳のサイズ感は264×352cmです。
以下の表は、畳の種類別に見た6畳のサイズ感です。
各サイズのラグが6畳のお部屋でどのように使用できるか、ご紹介します。
140×200cm(約1.8畳分)の長方形のラグ
小ぶりのラグは使い勝手がよく、どのお部屋のどのエリアでも活躍しますが、6畳の広さならソファやベッド周りに敷きやすい大きさです。
特に一人暮らしのお部屋でソファやベッドが大きくないなら相性がよく、ピース敷きでコーディネートしましょう。
200×200cm(約2.5畳分)の正方形のラグ
6畳のお部屋の広い範囲を覆えるので、お部屋の形状にもよりますが中敷きに近いイメージで使用できます。
横幅だけでなく奥行きもあるので、ソファ前面のラグの上でゆったりくつろいだり、ベッドの下まで敷いたりできます。
また、6人掛けの大きなダイニングテーブルの下でも十分に使用できるでしょう。
250×350cm(約5.7畳分)の長方形のラグ
カーペットと呼ばれそうな大きなラグは、敷き詰めに近い中敷きのような使い方ができます。
6畳のお部屋全体をまとまった印象に仕上げられるでしょう。
ただ、お部屋の形状や柱の位置などによっては、ラグがぴったりはまらないこともあるので、注意してください。
直径約150cmの円形のラグ
コンパクトな空間にも合わせやすい円形ラグは6畳にぴったりで、直径150cmならピース敷きのアクセントラグとしてレイアウトしやすいのが特徴です。
椅子や小ぶりなソファの下などに敷いても雰囲気がよくなるでしょう。
お部屋の中心部分でも角に近い部分でも向きを問わずレイアウトできるので、6畳の限られた空間に置く家具の大きさや位置に合わせて使用できます。
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