模様替えのコツを伝授!季節の変わり目に暮らしをブラッシュアップ
季節の変わり目には、体調や気持ちの変化が生まれます。
気候や温度・湿度の変化に合わせて、模様替えを行い、部屋のイメージを変えて気分を一新させたいと考える方もいるでしょう。
しかし、季節に合わせたインテリアコーディネートがうまくいかないと悩んでいませんか。
そもそも、模様替えとは何をすればよいのか、漠然としていて何から手をつければよいのかわからないかもしれません。
そこで本記事では、模様替えで得られる効果だけでなく手順やコツを具体的に紹介します。
模様替えで気持ちをすっきりさせ、生活の質をあげて心地よい暮らしを実現させてみませんか。
目次
季節の変わり目で模様替えをするメリット
生活リズムやルーティーンの変化は、少なからずストレスがかかります。
そのため、むやみに模様替えを行うと、疲れや居心地の悪さを感じてしまうことがあります。
では、季節の変わり目に模様替えを行うとなぜよいのでしょうか。ここでは、模様替えをするメリットについてご紹介します。
気温や天候に合わせて快適に過ごせる
季節の変わり目は、気候が大きく変化します。
暑さが増す春から夏にかけては、さらりとした肌ざわりの服や涼やかな色の服が増えるように、暮らしにまつわるアイテムにも変化が必要です。
「春夏は涼しく」「秋冬はあたたかく」といったように、気温や天候の変化に合わせて身の回りの物を変えれば、快適に暮らせます。
気分転換ができる
季節や気候の変わり目で模様替えをすれば、快適に過ごせるだけでなく、気分転換にもなります。
例えば猛暑が続く昨今、クッションやアートに爽やかなブルーを取り入れれば、気持ち的にも涼しくなり、夏でも過ごしやすい室内環境を構築できるかもしれません。
気温や天候などの外部環境は自分ではどうすることもできませんが、室内環境であれば模様替えを通して、自由に変えられます。
このように、季節感のあるインテリアで模様替えをして、気分をリフレッシュさせるのもおすすめです。
不要な物を整理できる
模様替えを機に不要な物を処分して、部屋をすっきりさせられます。
季節の変わり目は、季節によって変わる洋服やアイテムを入れ替えるタイミングです。
そのため、クローゼットや物置きの奥にしまい込んでいた物や不要な物を見つけやすくなるでしょう。
季節の変わり目は、スムーズに整理を進められるタイミングです。
何から始める?理想のお部屋を実現する模様替えの進め方
模様替えといっても、何をどのようにすればよいのか取り掛かり方がわからないかもしれません。
ここでは、どのような手順で模様替えを進めるとよいかを詳しく紹介します。
模様替えの目的を明確にする
意味なく模様替えを繰り返しても、「まとまりのないインテリアになる」「生活がしにくいレイアウトになる」などの失敗につながります。
そのため、まずは「なぜ模様替えをする」のかを考えてみてください。
おそらく、現状の生活で何か課題や不満があるなど、模様替えをしたいきっかけがあるのではないでしょうか。
例えば、次のような課題があげられます。
- 家具が生活動線の邪魔になるため、動きやすいレイアウトにしたい
- ライフスタイルの変化(家族構成や来客頻度・働き方の変化など)があるので、家具を変えたい
- 秋に向けてあたたかさを感じられるような、季節に合わせたインテリアを楽しみたい
このように、具体的に模様替えをする理由があると、次のステップに進められます。
完成後のイメージを決定する
模様替えの目的が明確になったら、どんなイメージの部屋にしたいかを決めましょう。
- ダイニングとリビングの行き来がしやすく、家族がストレスなく過ごせる
- 涼しさを感じる麻やコットン素材のファブリックを取り入れて、西海岸風のリビングに仕上げる
- あたたかみのあるオレンジや赤を取り入れて、寒い冬でも快適な北欧スタイルを再現する
このように、完成後のイメージを決める際は、目的を達成したイメージを具体的に洗い出すことが重要です。
例えば、模様替えのきっかけとなった課題を解決した後の暮らし方だけでなく、同時にインテリアスタイルも具体化しておきます。
モダン・ナチュラル・北欧・インダストリアルなど、インテリアテイストを絞ると一部のアイテムを取り換えても、統一感のある空間にコーディネートできます。
増やす物・減らす物を考える
模様替えのメリットの一つに、不要な物の整理があげられます。
今使っている家具や小物が必要か改めて考えて、模様替えを機に不要な物を処分するようにしましょう。
物が出しっぱなしになっていて、散らかった印象になっていると感じる場合は、収納家具の追加を検討する必要があります。
しかし、それでは物は増えるばかりで整理ができません。
既存の収納量に合わせて物を処分して、部屋に余白を作るようにすることも大切です。
前述の通り、季節の変わり目は日常的に使わないアイテムの入れ替えに適したタイミングのため、減らすべき物を見つけやすくなります。
「1年以上使っていない物や汚れが取れない物はこのタイミングで処分する」といったルールを決めて整理するとよいでしょう。
部屋の採寸をする
模様替えで家具の移動や入れ替えを行う場合は、部屋の広さをしっかりと把握しておきましょう。
もともと使っていた家具でも、向きが変わるとほかの家具や建具とのバランスで使いにくくなることもあります。
新たな家具が置けるか、使用に際して不便はないかを検討するために、あらかじめ部屋の採寸をしましょう。
季節のイメージに合わせカーテンや照明を変えるケースも踏まえて、チェックしておくとよいポイントは次の通りです。
- 部屋の幅・奥行き(長さ)・天井の高さ
- 柱・梁の凹凸部分の寸法
- コンセントや照明の位置
- エアコンの設置場所・エアコン用コンセントの位置
- カーテンレールの長さ・取り付け位置
- ドアや窓の開口の位置・サイズ
- ドアの開閉方向と開くときに使えなくなる場所
家具のレイアウトを考える
部屋の広さを調べたら、家具のレイアウトを考えます。
模様替えでは、もともと使っていた家具の向きや位置を変えるだけの場合もあれば、買い替えてこれまでとは異なる家具を使うこともあるでしょう。
思い切って、家具の形状を変える場合は、今までと同じようなサイズでも置けなくなるようなケースもあります。
例えば、長方形のダイニングテーブルを円形に変えると、椅子を出し入れする方向が変わります。
座る人数は変わらなくても、通路を邪魔したり出入りがしにくかったりするかもしれません。
L型ソファの向きを変えると長い部分が出入りの邪魔になる、圧迫感が生まれるなどのデメリットも考えられます。
部屋の広さや周囲の家具・建具との兼ね合いをあらかじめ確認して、動線を邪魔しないレイアウトを検討してみてください。
カラーコーディネートを検討する
必要な家具が決まったら、部屋全体のコーディネートを検討します。
統一感がありバランスのよいインテリアにするには、カラーコーディネートが重要です。
カラーコーディネートで意識するポイントは、「インテリアにおける配色の黄金比率」と、「4色以内に色数を抑える」ことの二つです。
基本となる配色の黄金比率は、ベースカラー(床・壁・建具・天井)70%・メインカラー(家具・カーテン)25%・アクセントカラー(小物・アート・クッション)5%と言われています。
この黄金比率に、4色を当てはめてみてください。
例えば、MAYSの事例を参考に、カラーバランスを見てみましょう。
こちらの事例では、ソファにライトグレー、ラグ・カーテンにホワイト、1人掛けチェアにネイビーの計3色を取り入れています。
壁面に飾られたアートやテレビボードは、床と近い色にしており全体の調和が取れています。
リビングテーブルをテレビボードと同色にしてもバランスよくまとまりますが、今回はあえて引き締め効果を出すためにブラックが加えられました。
もし、3色では物足りなく感じてしまう場合は、上記のようにアクセントカラーを追加して、全体の5%に抑えるようにすると失敗が少なくなります。
理想のお部屋を実現する模様替えのコツ9選
せっかく模様替えをするなら、居心地がよくおしゃれな空間にコーディネートしましょう。
ここでは、模様替えの方法と理想のお部屋にするためのコツを、詳しく紹介します。
家具の配置を変える
家具の買い替えをしなくても、ソファの向きやテーブルの位置などを変えるだけで、印象を変えられます。
もともとの位置では通路がしっかりとれていても、向きを変えることで出っ張っている部分の位置が邪魔になり、通りにくくなるといったケースもあります。
家具の向きやレイアウトを変える際は、動線を邪魔しないように注意が必要です。
家具の張り地や色を変える
ソファやチェアの張り地を変えると部屋の雰囲気も変えられます。
カバーリングタイプなら、メンテナンス工場に引き取ってもらうことなく、自分で取り替えが可能です。
商品によっては、専門の技術を要する場合もあるため購入店に問い合わせてみてください。
家具を買い替える
思い切って家具を新しい物に買い替えて、イメージを一新させてみてもよいでしょう。
しかし、大型家具は廃棄処分が面倒です。
今まで使っていた家具の買い取りや廃棄方法について、事前の調査をおすすめします。
MAYSでは、ご不要になった家具の買取サービスも行っています。
ハイブランド家具の扱いに慣れたスタッフが査定し、高価買取を行いますので、模様替えを機に家具の買い替えを検討される場合は、ぜひお気軽にご相談ください。
照明を変える
模様替えの際は、照明を変えてみるのもおすすめです。
天井につけている照明だけでなく、スタンドライトやテーブルライトを置いてみてもよいでしょう。
間接照明を取り入れると、モデルルームのように雰囲気のよいインテリアコーディネートを実現できます。
カーテンを変える
面積が広く目につきやすいカーテンは、部屋の印象を左右するアイテムです。
カーテンの色や素材を季節に合わせて変化させると、イメージが大きく変わります。
両開きのカーテンだけでなく、メカものと呼ばれるロールスクリーンやブラインドなどカーテンスタイルを変更してもよいでしょう。
カーテンレール・タッセルなどの周辺アイテムにもこだわってみてください。
ラグやクッションを変える
手軽な模様替えとして、ラグやクッションを変えてみるのもおすすめです。
色・素材も豊富で選びやすいので、気軽にトライできます。
小物の変更は、誰でもできる簡単な模様替えなので、あまり気分転換にはつながらないのではないかと心配かもしれません。
そのような場合は、長方形・正方形のラグを円形に変える、無彩色でコーディネートしているソファに彩度の高いクッションを追加するなど、形や色味を少し変更するだけでもダイナミックな変化を楽しめるでしょう。
壁紙・床材を変える
壁紙や床材などの広い面積を占める内装材を変える模様替えもあります。
原状回復が原則の賃貸住宅では、壁紙・床材は変えられない可能性が高くなりますが、その場合は剥がせる壁紙・置くだけの床材なども検討してみてください。
アートで変化をつける
壁紙を変えるような大がかりな工事ができなくても、アート作品でアクセントをつけることも可能です。
自由に色や絵柄を選択できるので、季節や気分によって変化させられます。
観葉植物を取り入れる
観葉植物も、部屋の印象を変えられるアイテムの一つです。
床置きタイプだけでなく、吊るすタイプなどさまざまな物があるので、部屋の雰囲気や広さに合わせて選んでみてください。
植木鉢・カバーにもこだわるとよいでしょう。
理想のお部屋にコーディネートしたいならインテリアコーディネートのMAYSへ
気分転換にもなり、部屋の整理ができる模様替えですが、おしゃれなインテリアコーディネートに自信がないと悩んでいませんか。
そんなときは、インテリアのプロに任せる方法もおすすめです。
MAYSでは、模様替えでの家具の買い替えを検討している方にもおすすめのインテリアサービスをご提供しています。
気軽にご相談可能な「オンライン相談」も紹介しますので、ぜひ検討してみてください。
プロのコーディネーターが内見や採寸を実施しお部屋に合った家具を選定
MAYSは、年間約1,000件のコーディネート実績を保有しています。
経験・知識が豊富なコーディネーターが、お客様の悩みに寄り添って専属でコーディネートをします。
内見・採寸を行いますので、間取りや広さにぴったりの家具選定が可能です。
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MAYSでは、模様替えで不要になった家具の廃棄に悩む方におすすめの家具の買取サービスを行っています。
また、リース/レンタルサービスも充実しています。
高価な家具の買い替えはなかなかできませんが、リース/レンタルなら、契約満了のタイミングで家具を変えて部屋の雰囲気を一新させることが可能です。
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国内外100以上のブランドを取り扱っています。
イタリアンモダン家具をはじめ、幅広いインテリアテイストに対応できます。
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文・松田 ともみ(インテリアコーディネーター)