新しいオフィスの社長室。センスのよいソファ選びのポイントとは?
新しくオフィスを立ち上げるときに、社長室にもセンスよく機能性のあるソファを置きたいと考える方は多いでしょう。
逆に「そもそも社長室に、ソファは必要なのだろうか」と悩むかもしれません。
そこで、上質なインテリアで理想のライフスタイルの実現をサポートし続けるMAYSが、社長室にソファが必要なケースを想定し、どのような点に気をつけて選べばよいか解説します。
また社長室にふさわしい、洗練された上質なソファを厳選してご紹介しますので、センスのよいソファが置かれた快適な社長室を実現してみてください。
社長室にソファが必要なシーンとは?
近年では従業員とのコミュニケーションを円滑にするために、開かれた社長室が増えています。
起業したばかりの会社では、よりオープンな空間としての社長室が求められ、ミーティングスペースと兼ねるケースもあるでしょう。
そもそも社長室は最低限の家具として、デスク・チェア・収納の3要素があれば機能します。
では、オフィスに求められる要素が変化するなかで、社長室にあえてソファが必要なのはどういうタイミングなのでしょうか。
応接室を兼ねるとき
社長室では、場合によっては取引先が滞在し商談などが行われます。
このように応接室としての機能を持つ社長室には、話し合いを円滑に進められるようなソファを用意するとよいでしょう。
会社のエントランスと同じように、社長室は企業理念やイメージを対外的にアピールする場所でもあります。
会社の将来性や信頼性を伝えられるような空間にコーディネートすれば、効果的に企業の魅力を外部の方に伝えられます。
社員との会議スペース
従業員とのミーティングの場を兼ねる場合にも、ソファがあると便利です。
話し合いの場として使うソファなので、座ったときにからだが後傾しすぎないように、奥行きが浅く、座面がかたいソファを選ぶとよいでしょう。
近年、オンラインでの会議も増えています。
カメラやモニターとの位置関係から考えて、あえてソファではなく「テーブル+椅子」でレイアウトするほうがよい場合もあります。
使い勝手のよさを比べて検討してみてください。
社長がくつろぐため
重要な決議や緊張が続く場面も多く、重圧がかかる経営者。
社長室に人の出入りがなくても、社長自身がくつろぐためにソファがほしい場合もあるかもしれません。
そのようなケースでは、からだをしっかりと預けてリラックスできる、オットマン付きのパーソナルソファやリクライニングチェアがおすすめです。
社長室のソファを選ぶときのポイント3つ
社長室は、執務を快適に行い、従業員との関係性を深めるだけでなく、企業価値を高められる会社の顔ともいうべき場所です。
そんな社長室のソファを選ぶ際のポイントを、3つご紹介しましょう。
ポイント1.素材のよいものを選ぶ
企業の顔にもなる社長室だからこそ、品質のよさにこだわってみてください。
素材のよいソファは、空間全体に上質な印象を与えてくれます。
例えば、革張りのソファは重厚感があり、社長室に向いているといえるのではないでしょうか。
しかし、革用のオイルでの定期的なメンテナンスが必要で、手入れが行き届かないと表面のひび割れや汚れがかえって不清潔な印象を与える場合があります。
また安易に「よい素材=高価」と考えるのではなく、エシカル(倫理的)な商品であるかも、これからの時代に必須のチェックポイントです。
商品のつくられた背景を知り、サステナブル(持続可能)なものかどうかも、きちんと見極めて選びましょう。
ポイント2.目的にあわせたデザイン
見た目のよさも、もちろん大切にしたいポイントです。
しかし「デザイン性が高い」「有名なデザイナーの作品だから」という理由で、用途にそぐわないソファを選ぶと、使い勝手がよくない可能性もあります。
社長室でソファを使うときに考えられる場面を想定し、適切な用途にあわせて、快適な座面のかたさやサイズを選んでみてください。
想定されるケースと、用途にあうソファの特徴の例を挙げてみます。
・くつろいで来客対応をする→座面がやわらかい・奥行きが深い
・従業員との会議の場→座面がかたい・奥行きが浅い
・一人でリラックスする場所→大きなサイズ・一人掛け
一方で「快適さ」だけでなく、思わず目を引くものや誰もがよく知る名作ソファなどは、会話の糸口になる場合も考えられます。
来訪者と円滑に話を進めるためのアイテムとして、個性的なデザインやインパクトの強いソファを置いてもよいでしょう。
ポイント3.部屋全体のコーディネートとの調和
上質なインテリア空間にするには、部屋全体に調和する「デザイン・色・素材」を選ぶ必要があります。
統一感のない空間は集中力を保ちにくく、重要な決議をする社長室ではとくに避けたいポイントではないでしょうか。
スタイリッシュな空間にクラシカルで装飾的なソファを置くなど、アンバランスさがかえっておしゃれな印象になるインテリアコーディネートも可能です。
しかし基本的には、部屋全体のテーマ性やテイストはそろえるようにします。
また家具だけでなく、照明やカーテン・ブラインドなどの窓まわり品も重要なポイントになります。
部屋にアクセントをプラスするためのアートや、観葉植物などのインテリアグリーンもバランスよく配置しながら、部屋全体をコーディネートしてください。
社長室におすすめのソファ4選
ここまでご紹介してきたように、社長室は企業理念やイメージを対外的に伝える場所でもあります。
また従業員とのコミュニケーションを図る場、あるいは経営者が一人で考え事をしたり、リラックスしたりする空間にもなるでしょう。
ここでは、さまざまな用途がある社長室にふさわしい、国内外の優れたブランドのソファを厳選してご紹介します。
FAUTEUIL GRAND CONFORT(フォートゥイユ グラン コンフォール)・GRAND MODELE(グランモデル)・DURABLE(デュラーブル)|Cassina (カッシーナ)
世界的に有名な建築家 ル・コルビュジエがデザインしたソファ「LC2」は、インテリア好きに限らず、多くの方が一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
スティールパイプのフレームと背・座・アームのクッションによるシンプルな構成でありながら、快適性にこだわった美しいソファです。
1928年にはニューヨーク近代美術館(MoMA)にコレクションされました。
カッシーナでは新たな仕様として、オリジナル作品から派生した商品を展開しています。
この「GRAND MODELE(グランモデル)」は、一人掛け・二人掛け・三人掛け・一人掛け片アーム(左右各1)の計5モデルのラインナップです。
幅と奥行きを広げ、高さと座高は低めにデザインされ、余裕のある座り心地を実現しています。
世界中で愛されるマスターピースソファはデザイン性が高く、目に留まった瞬間に魅力を感じるアイコンです。
また別ラインの一人掛け「Durable(デュラーブル)」は、環境に配慮した素材が特徴です。
具体的には、バイオ再生可能資源に由来した環境にやさしい素材や、海から回収しPETよりつくられた100%リサイクル繊維などが使われています。
このように製品がつくられる背景が見えるソファは、企業の姿勢を伝えるきっかけになるアイテムになり得るため、社長室にもおすすめです。
DIANA(ダイアナ)|Ritzwell(リッツウェル)
2014年に、RitzwellI(リッツウェル)から発表された「DIANA(ダイアナ)」。
2017年にはシカゴ・アテナイオン グッドデザイン賞を、また2019年にはドイツ・デザイン賞 Special Mentionを受賞した、優れたソファです。
どの角度から見ても美しい洗練されたデザインは魅力の一つといえます。
1992年創業のリッツウェルは、“Made in Japan”の職人の手しごとにこだわり、道具としての役割にプラスして人の心を動かす家具づくりを行っています。
真摯に向き合い、つくられる家具が放つ輝きは、見る者・触れる者を魅了するでしょう。
やわらかく包み込んでくれるようなシートクッションと、滑らかな曲線が美しい木製フレームの絶妙なバランスは、存在感たっぷりにインテリアを彩ります。
後ろ側のデザイン性も高いため、出入口のドアから入ったときに背面が見えるレイアウトでも魅力は損われません。
木部はオイルフィニッシュ仕上げのウォールナットと、ウレタン塗装も選べるナラの2種類から選べます。
座面と背面のクッションは、別々の張り地を選択でき、インテリアスタイルにあわせて幅広いコーディネートを楽しめるでしょう。
QUOD(クォード)|HUKLA(フクラ)
イノアックコーポレーションとドイツフクラ社の合弁で設立された「日本フクラ」。1973年の創業以来、家具だけでなくライフスタイルの提案をしてきました。
「QUOD(クォード)」は背もたれ部分が可動式になっており、用途にあわせて高さを変えられます。
すっきりしたモダン空間にあわせやすいシンプルなフォルムで、圧迫感のないスマートなインテリアを実現できるでしょう。
カウチタイプ・一人掛け・片アームなど、一つひとつを組み合わせるシステムソファなので、社長室の広さやレイアウトにあわせてカスタマイズできます。
また、肩肘(アーム)部分は厚みを持たせているので、テーブルのように使えます。
使い方のバリエーションが多く、使いやすい仕様です。
張り地には、本革・スエード調人工皮革・汚れに強い布地などさまざまなものを用意しています。
色柄も豊富なので、インテリアコーディネートを色鮮やかに楽しんでください。
THE FIRST(ザ・ファースト)|カリモク家具
出典:https://e-karimoku.com/i/800-210501
社長室は人との対話だけでなく、経営者が考えを深めたり重要事項を決めたりと、一人で思考する時間もたくさんあると思います。
また重圧がかかるなか、一息ついてリラックスしたいときにくつろぐためのパーソナルソファはありがたい存在になります。
「THE FIRST(ザ・ファースト)」は、最先端のエルゴノミクス(人間工学)に基づいてつくられたリクライニングチェアです。
カリモク家具は座り心地の研究を続け、ついにこれまでにない機構をつくりあげました。
一般的なリクライニングチェアは、レバー操作で背もたれ部分の角度を変える構造です。
しかし、ザ・ファーストはその煩わしい操作が一切不要で、体重をかけるとヘッドレスト・背面・座面が連動する無段階のリクライニング構造になっています。
からだにフィットした状態でスムーズなリクライニングを実現するため、不快なズレによるストレスを感じることなく、快適にくつろげるでしょう。
社長室のトータルコーディネートならMAYSへ
社長室は企業理念を対外的にアピールできる、会社にとって重要な空間です。
目的にあわせたソファ選びは、部屋全体のバランスを考えたコーディネートが必要なため、ただ好きなものを選べばよいわけではありません。
そこで、働きやすい社長室を実現するために、プロにインテリアコーディネートを依頼してみてはいかがでしょうか。
国内外の高級家具で快適な社長室を実現
MAYSでは、国内外の100以上のブランドを取りそろえており、会社のイメージにあうインテリアテイストの家具を幅広くご提案できます。
また家具だけでなく、照明・カーテン・アートの取り扱いもあるため、さらに快適な社長室のトータルコーディネートが可能です。
リースなら初期費用を抑えてトータルコーディネート可能
MAYSでは、家具リースも行っています。
一度にそろえると費用がかさむ家具類ですが、リースにすれば初期費用を抑えられます。
また、リース品は経費計上できるので、煩わしい経理処理が楽になる点もメリットとなるでしょう。
忙しいビジネスパーソン向けのオンライン相談サービスも
日々忙しい経営者の方は、インテリアコーディネートの打ち合わせに、なかなか時間をとれないかもしれません。
MAYSでは、オンラインでのご相談も承っています。
忙しい業務のあいまに、お好きな場所から気軽にご相談いただけますので、ぜひご利用ください。
文・松田ともみ(インテリアコーディネーター)
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