魅力的な社長室に必要な照明とは?導入ポイントやおすすめ商品を紹介
執務・来客対応・会議など、さまざまな業務を行う社長室での最適な照明計画とは、どのようなものでしょうか。
部屋全体を明るくするだけではなく、用途にあわせた切り替えが必要ですが、具体的に何をすればよいか考えるのは難しいのが実情です。
照明の基本を知り、社長室に必要な照明を選択しましょう。
照明計画の基本や社長室への導入ポイント、おすすめの照明器具をご紹介しますので、快適で魅力的な社長室の照明をコーディネートしてみてください。
目次
そもそも照明計画とは?
室内の照明計画とは、適切な場所に用途にあう照明を選択して、快適に活動できるようにすることです。
家庭とオフィスでは、求められる用途も異なるため、必要な照明計画も変わります。
まずは適切な計画に必要な、照明の基本をご紹介します。
照明の種類
室内の照明の種類は、大きく分けると2つです。
作業内容にもよりますが、オフィスでは2種類の照明を組み合わせて、目やからだへの負担を減らし、作業効率を上げられるように計画されます。
全般照明
部屋全体を明るくするための照明を「全般照明」といいます。
天井に取り付けられたシーリングライトなどで、部屋全体を明るくする照明方法です。
局部照明
一方で手元灯など、部分的に明るくする照明は「局部照明」と呼ばれ、デスクライトやスタンドライトなどが該当します。
電球の種類
全般照明・局部照明いずれも、使われる電球によって見え方が変わります。
ここでは電球の違いについて、簡単に解説します。
白熱灯
あたたかみのあるオレンジ色の光で、昔からある「電球」といえば、この白熱灯を指す場合が多いでしょう。
発光体であるフィラメントが、発熱・発光して明るくなります。
消費電力が大きく、省エネ・CO2削減の観点から、世界各国で生産を中止する動きがみられます。
蛍光灯
白熱灯に代わる電球として、大きなシェアを占めているのが蛍光灯です。
環形蛍光管・直管蛍光灯など、一般家庭やオフィスで使われ、効率よく発熱が少ないメリットがあります。
電球型蛍光灯やコンパクト蛍光灯は白熱灯に近い形状で、ダウンライトやスタンドライトなどにも使用可能です。
赤味がかかった「電球色」と青白い「昼白色」があり、部屋の雰囲気や使い方によって選べます。
しかし水銀が使われているために一般ごみとして処分できない不便さと、環境破壊の心配から、生産が減っています。
LED電球
白熱灯・蛍光灯の代替品として、近年主流となっているのがLED電球です。
発光ダイオードを使った明かりで、消費電力が少なく長寿命である点や光の色が豊富で、調光・調色ができるメリットがあります。
スマートフォンなどのモバイルデバイスと連動させて、照明のオンオフや調光ができる「スマート電球」も増えてきました。
電球の色の違い
電球の色の違いは「色温度(K:ケルビン)」であらわされ、数値が小さいほど寒色系・大きいほど暖色系の色味になります。
電球の色には次のようなものがあるので、参考にしてみてください。
・電球色:約3,000K-暖色系(オレンジ)
・温白色:約3,500K
・白色 :約4,200K-白系
・昼白色:約5,000K
・昼光色:約6,500K-寒色系(青)
オフィスや作業をするスペースには昼白色、リラックスする時間には電球色がおすすめです。
社長室に必要な照明とは?
執務だけでなく、来客対応やミーティング、時にはリラックスするシーンもある社長室にはどのような照明が適しているのでしょうか。
さまざまな用途が考えられる場所では、作業内容によって照明を使い分ける必要があります。
執務用の全般照明と手元灯
デスクでの書類確認やパソコン作業などの執務を行う場合は、部屋全体を明るくする全般照明をつけましょう。
手元が暗くなるようであれば、デスクライトなどを併用して影ができないようにしてください。
デスクライトは、光源が目に近い場所にくるため、グレア(まぶしさ)を感じやすくなります。
セードやアームが可動式になっていて、発光部分の角度が調整できるようなものがおすすめです。
またLEDを使ったデスクライトは、フリッカー(ちらつき)や多重影が発生しやすいといわれています。
目に負担がかかると、肩こりや頭痛などを引き起こす可能性もあるので、そういったデメリットに配慮した商品を選ぶとよいでしょう。
リラックスできる照明
重要な決議をおこなったり、一人で考えたりする場面の多い経営者にとって、社長室でリラックスする時間も大切ではないでしょうか。
全般照明で部屋全体が明るい状態は、交感神経が働くので、活発に動きたいときには向いています。
しかし、ゆっくりと脳とからだを休ませたいと考えるのであれば、あたたかみのあるオレンジ系の光で照度を落として過ごすことをおすすめします。
部屋全体の明かりは消して、スタンドライトだけで過ごしてみてはいかがでしょうか。
あるいは調光調色ができる照明にしておいて、部屋全体の光の色や量を自在に変えられるようにしてみてください。
雰囲気を高める間接照明
社長室には、さまざまな人が訪れます。
インテリア性の高いスタンドライトや、コーブ照明やコーニス照明などの建築化照明を用いて演出しましょう。
またアート作品をスポットライトで照らすと、印象的な空間をつくれるでしょう。
社長室の雰囲気をよくするおすすめ照明3選
印象のよい社長室をコーディネートするために、おすすめの照明器具をご紹介します。
ARCO(アルコ)|FROS(フロス)
出典:https://www.cassina-ixc.jp/shop/g/g21000133/
世界中で人気の「ARCO(アルコ)」は、モダンな照明器具として圧倒的な存在感を放っています。
台座部分は重厚な雰囲気を持つ大理石製で、大きくアーチを描くポールは照明をつけていない明るい時間帯でも、一つのオブジェのように美しく感じられるでしょう。
スタイリッシュさのなかに潜むエレガントさが、社長室の雰囲気をさらに上質なものにしてくれます。
Coordinates(コーディネーツ)|FROS(フロス)
出典:https://japan.flos.com/stories/coordinates-cw/
水平と垂直のバー状のライトで構成される照明で、研ぎ澄まされた洗練さを感じられるシャンデリアの一つです。
個性的かつ上品なインパクトを求める社長室におすすめしたいのが、こちらの「Coordinates(コーディネーツ)」になります。
数々の優れた照明を生み出している、マイケル・アナスタシアデスがデザインした照明器具は、上品にインテリアを彩ってくれるでしょう。
TALIESIN-J(タリアセン‐ジェイ)|YAMAGIWA(ヤマギワ)
出典:https://www.yamagiwa.co.jp/products/322s7419/
日本への造詣も深い建築家フランク・ロイド・ライトのデザインによる照明「TALIESIN(タリアセン)」。
シリーズのなかでも、日本の美を感じられる「J」は、会津桐と金沢箔の日本らしさのある素材を採用してつくられました。
奥ゆかしい上品さがある仕上がりは、思わず引きつけられる魅力があります。
社長室を訪れる人にとっても、印象に残るアイテムになるでしょう。
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素敵なインテリアコーディネートをかなえたいと思っても、自分ではなかなかできないと悩む方はたくさんいらっしゃいます。
とくに照明計画は、必要な明るさがわかりにくく、余計に難しく感じるのではないでしょうか。
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文・松田ともみ(インテリアコーディネーター)
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