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グレーを基調とした北欧インテリア。高級感のあるコーディネート術

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北欧インテリアが好きだけど、ナチュラルなテイストになりすぎてしまい、高級感のある雰囲気が出せないのではないかと感じていませんか。

たしかに、北欧インテリアはカジュアルな親しみやすさが魅力ではありますが、できればラグジュアリーな印象をプラスしたいと考える方もいるでしょう。

そのようなケースでは、同じ北欧のインテリアアイテムでも、グレーを基調にすると落ち着いた上質さを演出できます。

そこで本記事では、年間約1,000件の高級物件をコーディネートしているMAYSの視点でインテリアコーディネートのコツを解説します。

グレーを取り入れて、上品で心地よい、高級感のある北欧インテリア空間を実現しましょう。

北欧インテリアとは?

北欧インテリアとは?

北欧とはヨーロッパ北部にある、スカンジナビア半島周辺の国々のことです。

おもに、スウェーデン・ノルウェー・フィンランド・デンマークの4国を指し、豊かな森林資源を背景に木材加工技術に優れている家具が有名です。

有名な巨匠デザイナーは数多く、次のような名前を耳にした方も多いのではないでしょうか。

ハンス・J・ウェグナー
デンマークの家具デザイナー。世界でもっとも売れた椅子の一つといわれる「Yチェア」をはじめとした、500種類以上の椅子をデザインしました。

ニューヨーク近代美術館(MOMA)など、多くのミュージアムでコレクションされています。

アルヴァ・アアルト
フィンランド生まれの建築家。生涯で200以上の建物を設計し、それらの建築物にあわせた家具デザインも手がけました。

すぐれた曲木(まげき)技術をいかした脚部が美しい「スツール60」は、時代をこえて愛され続けている名作です。

アルネ・ヤコブセン
デンマーク・コペンハーゲンの建築家・デザイナー。「セブンチェア」「Ant Chair(アントチェア)」「エッグチェア」など数々のマスターピースを生み出してきました。

使い勝手のよさだけでなく、存在感のある秀逸なデザインはインテリアを彩る主役級のアイテムとなるでしょう。

また北欧のデザイン界は、名立たる巨匠の功績にあぐらをかくことなく、現代に至るまで多くのデザイナーを輩出し続けています。

北欧インテリアの特徴

北欧インテリアの特徴

北欧でも古くから、家具づくりは盛んだったようです。

時を経て20世紀に入るとドイツのモダニズム運動の影響もあり、これまでの装飾的な家具とは一線を画すデザインの家具が数多く生み出されました。

この頃から、現在よく知られているようなシンプルで洗練された家具が、北欧家具の代名詞となったのです。

では家具だけでなく、ファブリック(布製品)などを含めた北欧インテリアには、どのような特徴がみられるのでしょうか。

北欧家具の特徴

森林資源が豊かな北欧では、木材を使った家具の製作を得意としています。

確かな木工技術によって、やわらかいカーブの心地よい背もたれや、テーパー(先細りした)形状の脚部など、滑らかな質感が作り出されました。

飽きることのないシンプルなデザインで、実用的でありながら洗練された美しさが魅力です。

北欧テキスタイルの特徴

テキスタイルとは「織物・布」を指す言葉で、糸・織り方・染色・図柄などがデザインされます。

北欧のテキスタイルは、自然をモチーフにした大胆な図柄が多く、パステルカラー・くすんだ色など、色バランスがよい点も特徴です。

シンプルで色柄の少ないイメージもある北欧デザインですが、テキスタイルは種類も豊富で、ソファや椅子の張り地・カーテン・ラグなど、幅広く使われています。

北欧インテリアデザインの「今」

伝統的な木製家具だけが、北欧インテリアデザインの魅力ではありません。

数々の名作家具をつくり出した巨匠の作品は、今なお世界中で愛されていますが、同時に新しいデザインを生み出す新進気鋭のデザイナーもたくさんいます。

なかでも、近年その実力で北欧インテリア界で話題になっているHAY(ヘイ)などは、従来の北欧イズムを受け継ぎながら、現代の暮らしにマッチする家具を発表しています。

北欧インテリアにグレーを取り入れる方法

北欧インテリアにグレーを取り入れる方法

北欧インテリアといえば、白木の家具に明るい内装、パステルカラーを基調としたカラーコディネートのナチュラルな印象、あるいは赤味がかったヴィンテージ家具をイメージする方が多いかもしれません。

北欧インテリアのナチュラルさをいかしたまま、効果的にグレーをプラスしてあか抜けた雰囲気を演出する方法を4つご紹介します。

床をグレーにする

まずは大胆に、部屋のなかの大きな面積を占める床を、グレーにする方法です。

ライトグレーの明るめの床にすれば、北欧のやさしい雰囲気とマッチして、バランスのよいインテリアコーディネートになります。

グレーの床材には次のような素材があり、それぞれで印象が変わります。

・グレー塗装の木製フローリング
・タイル
・天然石
・カーペット敷き

柄の少ない艶のあるタイルはスタイリッシュな空間に、エンペラドールなどのグレー系大理石はラグジュアリーさを引き出せるでしょう。

やわらかい雰囲気にするなら、カーペットがおすすめです。

壁をグレーにする

壁も視覚的に大きなインパクトがある場所になるため、一面あるいは全面をグレーにする方法も有効です。

北欧インテリアとあわせるなら、淡いグレーやブルーグレーまたはグレージュがよいでしょう。

グレージュとはグレーとベージュが混ざったような色調で、くすんだ雰囲気が落ち着いた印象を与えてくれます。

グレーは白木の明るい木製家具との相性もよいですが、カジュアルでかわいらしい雰囲気になってしまうかもしれません。

あえて黒やダークブラウン塗装の家具を選び、メリハリのあるかっこいいインテリア空間にしてみてはいかがでしょうか。

北欧家具特有の曲木やテーパー形状の家具を選択すれば、北欧らしさを残しながらもモダンな空間にできるでしょう。

家具をグレーにする

北欧インテリアでは、ベージュやアイボリーなどの明るくやわらかい色を使うケースが多く見られますが、ソファの張り地や木製家具の塗装を、グレーにしてもよいでしょう。

ダークブラウンの床にグレーの家具を組み合わせると、重厚感のある印象になります。

しかし、すべての家具がグレーだけになると、ただのモダンな空間になってしまうので注意が必要です。

クッションなどに北欧テキスタイルの大胆な柄をプラスしたり、曲線が美しい北欧の木製家具を配置したり、北欧らしさを感じるアイテムを組み合わせましょう。

ラグやカーテンをグレーにする

ラグやカーテンなどのファブリックにも、グレーを取り入れてみましょう。

ソファの張り地とは表情や色の異なる素材を選ぶと、空間が単調にならず奥行き感があるインテリアコーディネートができます。

例えば、ソファをツルっとした見た目の革張りにするのであれば、ラグは毛足の長いシャギータイプにしてメリハリをつけるとよいでしょう。

あるいは、ダークグレーのソファに対して、ライトグレーのカーテンやラグを組み合わせると、色の強弱が生まれて立体感が出てきます。

グレーを基調にした北欧インテリアのお手本4選

グレーを基調にした北欧インテリアのつくり方をご説明してきました。

ここでは、実際にグレーを用いたインテリアのお手本になる事例をご紹介したいと思います。

床をグレーにした北欧モダン

床をグレーにした北欧モダン

床に光沢感のあるグレーを採用したインテリアです。

モダンな空間に、ヴィンテージのような、古びた印象を感じるダイニングセットが置かれています。

テーブル上のペンダントライトのシェードが、グレーとベージュがまざったグレージュ色であり、質感の違うダイニングセットと空間をつなぐ役割を果たしています。

そのおかげで一見ミスマッチに感じる組み合わせでも、バランスのよいコーディネートです。

壁をグレーにしたスタイリッシュナチュラルな北欧インテリア

壁をグレーにしたスタイリッシュナチュラルな北欧インテリア

壁と天井を明るいグレーにした、ダイニング空間が特徴です。

部屋全体のトーンを落とすことで、北欧インテリアのくすんだ雰囲気になっています。

また床に敷かれたダークグレーのラグが明るい床色を隠すように覆ってあるため、適度に引き締まった印象です。

ボリューム感のあるパーソナルチェアとダイニングテーブルですが、素材感の異なる照明器具などと組み合わせてモダンさがプラスされています。

ソファやダイニングセットをダークグレーで引き締める

ボーコンセプト公式ページ

出典:https://www.boconcept.com/ja-jp/

ダークグレーのソファーが、空間をきっちりと引き締めたモダンなインテリアです。

奥に見えるダイニングチェアもダークグレーで、テーブルとペンダントライトの黒が重厚感のある雰囲気を作り出しています。

ややモダンに偏っている印象がありますが、より北欧らしさを出したいようであれば、リビングテーブルやキャビネットを木製にするとよいでしょう。

北欧家具のなめらかな曲線が特徴的

北欧家具のなめらかな曲線が特徴的

ベランダに置かれた、明るいグレーの張り地のソファ。

木部の個性的な形状がアクセントになり、シンプルながらも強い存在感を放っています。

なめらかな木部の形状とボリュームがあるクッションのソファは、やわらかさがあり北欧家具の包みこんでくれるような優しさを感じられるでしょう。

シンプルなカラーコーディネートでも、木部の繊細なデザインが空間をゆたかに演出してくれます。

グレー基調の北欧インテリアにおすすめのブランド

グレー基調で高級感のある北欧インテリアのコーディネートに向いた、おすすめブランドをご紹介します。

BoConcept(ボーコンセプト)

BoConcept(ボーコンセプト)

出典:https://www.boconcept.com/ja-jp/

1952年にデンマークで創立されたBoConcept(ボーコンセプト)は、60をこえる国々で300店舗以上が展開され、今なお増えています。

伝統的なクラフトマンシップを継承しながらも、トレンドや社会現象を引き起こすようなきっかけになるデザインで多くの人を魅了しています。

木製家具中心の北欧家具のイメージを進化させた、モダンな商品の豊富なラインナップは、インテリアコーディネートの幅を広げてくれるでしょう。

グレ―調の家具も多数取り揃えており、洗練された空間を実現するアイテムが見つかります。

IDEE(イデー)

IDEE(イデー)

出典:https://www.idee-online.com/shop/

IDEE(イデー)は1975年に、日本で創設されました。

ロンドンから西洋アンティークを輸入販売する事業からスタートしましたが、「生活の探求、美意識のある暮らし」をコンセプトにライフスタイル全般を提案するようになりました。

現在では国内外の多くのデザイナーやアーティストとともに、暮らしや生き方に関わるプロジェクトをおこなっています。

日本のブランドではありますが、北欧インテリアとなじみのよいデザインのソファや椅子、テーブルなどを数多く生産しています。

遊び心を感じるデザインは、シンプルになりやすいグレー基調の北欧インテリアにポップなスパイスを加えてくれるでしょう。

maruni(マルニ)

maruni(マルニ)

出典:https://www.maruni.com/jp/

maruni(マルニ)の前身である「昭和曲木工場」が、1928年に広島に設立されました。

その後、日本の家具工場の近代化を担う企業として、発展を続けています。

装飾的でクラシックなデザインの応接セットと並行して、北欧イズムを感じる木工家具を作ってきました。

現在では、アメリカやオーストラリアのみならず、フィンランドやスウェーデンなど北欧の国々にも納品しています。

日本の繊細さが加わった家具は、洗練された北欧インテリアに寄り添うような彩りを与えてくれるでしょう。

高級家具のインテリアコーディネートならMAYSへ

2LDKのインテリアコーディネートにお困りならMAYSへ

ひとことで北欧インテリアといっても、その見せ方はさまざまです。

グレーを基調にすればシックで落ち着いた雰囲気を作れますが、自分でコーディネートするとなると、うまくバランスが取れなくて悩むかもしれません。

そのような場合は、思い切ってインテリアコーディネーターに依頼してみてはいかがでしょうか。

部屋全体を見渡して、調和のとれたコーディネートが実現できますよ。

例えばMAYSでは、次のようなサービスをご提供しています。

MAYSのインテリアコーディネートとは

MAYSは東京港区を中心にして、年間約1,000件の高級物件のインテリアコーディネートを行っています。

お客様のご要望をヒアリングし、ご予算にあわせた最適な家具・インテリアアイテムをご提案いたします。

国内外の100社以上の高級家具ブランド、カーテン・照明からインテリアグリーンに至るまで、幅広い商品を取り扱っています。

そのため、北欧インテリアをはじめとした、さまざまなインテリアテイストにぴったりのコーディネートプランをご提供できます。

インテリアコーディネートの流れ

物件にお伺いして内見・採寸をしたうえで、お好みやご要望にあわせた家具を厳選します。

お客様よりいただいた間取り図と採寸データをもとに、家具レイアウト図を含めたインテリアプランを作成します。

またソファのファブリックやカーテン生地のサンプルをお見せしますので、よりイメージしていただきやすいでしょう。

お打ち合わせは完全予約制のショールームで行うので、人目を気にせずゆっくりとご検討いただけます。

とくにインテリアについては、プライバシーに関わるお話をすることもあるため、ご安心いただけるのではないでしょうか。

ご提案商品を直接メーカーで確認したいお客様には、コーディネーターが同行するサービスも行っています。

(所定額以上の商品をお求めのお客様向けのサービスです。)

ご納品まできっちりと

複数メーカーの商品を購入すると、支払いや配送手配が複雑で面倒です。

MAYSでは、まとめてご購入手続きを行えるため、そのような煩雑さから開放されて気軽にお買い物をしていただけます。

また商品はまとめて同日に、家具の配送・組み立て設置に慣れた業者が伺いますので、忙しいビジネスパーソンでも何日も家具の受け取りに時間を割く必要がありません。

インテリアコーディネートをプロに依頼して、グレーを取り入れた理想の北欧インテリア空間を実現してはいかがですか。

文・松田ともみ(インテリアコーディネーター)

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