引っ越しは6月がおすすめ?梅雨時期だからこそ気をつけたいポイント
引っ越しは、物件探し・引っ越し業者選定・家具の買い替えなどのやるべきことが多く面倒です。
また、引っ越し費用や家具の買い替えには、コストもかかります。
できれば「安く済ませたい」と考える方も多いでしょう。
そんな方におすすめなのが、引っ越し繁忙期の3〜4月が終わり、生活が落ち着き始める6月の引っ越しです。
実は、この時期の引っ越しには意外なメリットがたくさんあります。
そこで本記事では、6月の引っ越しが意外にもおすすめの理由や注意点・料金の相場などを解説します。
記事後半では、引っ越しと合わせてインテリアコーディネートを見直すポイントや便利なサービスをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
引っ越しを機会に、ワンランク上の暮らしを実現してみませんか?
目次
意外?引っ越しするなら6月がおすすめの理由とは
6月といえば、新生活が落ち着き、比較的変化の少ない時期です。
同時に、雨が多くなり、過ごしやすかった5月に比べて外出の機会も減って部屋で過ごす時間も増える頃ともいえます。
実は、そんな6月は、引っ越しにもおすすめのシーズンなのですが、なぜでしょうか。
ここでは、その理由を詳しく解説します。
3〜4月の繁忙期と比較し料金が抑えられる
引っ越し業界の繁忙期といえば、新生活が始まる毎年3月・4月が該当します。
期が変わる、9月・10月も繁忙期ですが、やはり春先のライフスタイル変化に伴う引っ越しの多さが一番といえるでしょう。
6月は、引っ越しラッシュとゴールデンウィークが終わり、落ち着いて引っ越しを考えられる時期です。
「閑散期」にあたる6月は、競合が少ないため引っ越し費用がお値打ちになる傾向がみられます。
また、天候の不安定さや祝日がないために、スケジュールがほかの月に比べて調整しにくい点も6月の引っ越しが少ない理由として挙げられます。
理想の物件をじっくりと探せる
引っ越し業界だけでなく、不動産業界も6月が閑散期です。
物件を探す人が少なくなるため、ゆっくりと物件探しができます。
引っ越しシーズンが落ち着いた時期のため、全体の物件量は少なくなりますが、じっくりと条件に見合う部屋を探せます。
間取りや内装など、理想に近い物件を見つけやすいのではないでしょうか。
家賃や条件交渉もしやすい
空き部屋対策は物件オーナーの悩みの一つです。
3〜4月には引く手あまただったマンションでも、閑散期まで空き部屋になってしまったら、できるだけ早く借り手を探したいと考えるでしょう。
少しでも早く借りてもらうために、家賃・敷金・礼金を引き下げた物件が増えるのもこの時期の特徴の一つです。
また、フリーレント物件も狙い目です。
フリーレント物件とは、その名の通り「フリー=無料」で「レント=賃貸」できる物件のことをいいます。
入居後の一定期間、家賃が無料になる物件を指しており、賃貸借契約書に定められた条件を守ることで得られる特典です。
入居時の家賃負担がない分、引っ越し費用や家具買い替えなどのコスト負担を軽減できます。
引っ越し業者のスケジュールを押さえやすい
引っ越し閑散期の6月は、業者のスケジュールも空きが多いため、調整しやすい点もメリットの一つです。
通常は受けてもらえない時間指定に対応してもらえるプランもあり、予定を立てやすくなります。
しかし、6月は祝日がないので、週末土日に依頼が集中する可能性があります。
いずれにしても、早めの予約がおすすめです。
6月に引っ越しする際の注意点
6月は、新生活による引っ越しの繁忙期が落ち着く季節ではあるものの、梅雨時期であり雨が多いタイミングです。
そのため、雨のなかでの引っ越し作業になる可能性も考えられます。
台風・大雨・突発的な集中豪雨など、災害レベルの雨になるケースもあり、安全面からも引っ越しができなくなるかもしれません。
メリットも多い6月の引っ越しですが、このような天候不順を含めたデメリットもあります。
ここでは、6月の引っ越しにおける注意ポイントと対策を考えてみます。
荷物が濡れないように事前に対策が必要
通常の雨であれば、引っ越しがキャンセルになるケースはほとんどありません。
そのため、荷物が濡れないようにしっかりとした雨対策が必要です。
引っ越し業者も、濡れ対策をしたうえで荷物の出し入れをしますが、大切な荷物は自分でもあらかじめ対策してみてください。
とくに濡れないようにしたい衣類・布団・精密機器・家電などは、あらかじめビニール袋に入れておくといった対策をするとよいでしょう。
スムーズに運び入れができるように、搬入後のダンボールをどこに置けばよいかをはっきりさせておくのもポイントの一つです。
また、引っ越し業者がどの程度の雨対策をしてくれるのかは、あらかじめ確認しておきましょう。
天候によるキャンセルで引っ越しができなくなる
通常の雨では、引っ越しがキャンセル・延期になることはありません。
しかし、台風や豪雨など、トラックの移動や搬出入作業の安全が確保できない場合は、お客様と相談のうえでキャンセル・延期になるケースもあります。
この時期、天候・やむを得ない事情であってもキャンセル料が発生する可能性もあるため、あらかじめ規約を確認しておきましょう。
また、引っ越し先への移動に公共交通機関を利用する場合、天候の影響で遅延や運航休止となり移動できなくなるかもしれません。
引っ越し業者による荷物の移動ができても、受け取りや立ち会いができないことも予想されるため、しっかりと段取りをつけておくことが重要です。
6月は祝日がないため引っ越しスケジュールを調整しづらい
閑散期の6月は引っ越しスケジュールを調整しやすいメリットがありますが、月末や土日に集中して予約が入る可能性も高まります。
とくに午前中は、人気が高く予約が埋まりやすい点は閑散期でも同様です。
日時によっては空きがなく割高になるかもしれないので、早めに引っ越しスケジュールを決めておくことをおすすめします。
また「時間指定なし」「雨天決行」といった条件つきプランにすると予約しやすくなる傾向がみられるので、業者に相談してみるとよいでしょう。
人気物件はすでに空きがない可能性がある
じっくりと希望の物件を探せるものの、3〜4月に条件のよい物件は埋まっているかもしれません。
とくに、駅から近い・築年数が浅いなどの好条件物件は早い段階で借り手が決まりやすい傾向です。
引っ越しのタイミングが少し先の予定でも、物件探しは早めにスタートさせておくとよいでしょう。
条件・交渉によっては、入居日の相談ができる場合もあります。
6月に引っ越しする際の相場
6月の引っ越しは閑散期であることも踏まえて、お値打ちになるとお伝えしました。
では、実際にどれくらいの相場で引っ越しが可能なのでしょうか。
引っ越し料金は、繁忙期・閑散期などの時期だけでなく、距離や荷物量によっても変わってきます。
また、同じ月であっても価格にばらつきがありますが、6月の場合は中旬に割高になる傾向がみられます。
以下に目安をまとめましたので参考にしてみてください。
※上記の料金目安は、複数の引っ越し業者サイトを比較したうえでまとめたものです。
詳しくは検討している引っ越し業者の公式サイトをご覧ください。
6月の引っ越しをスムーズに行うための5つのポイント
6月に引っ越しを行うには、梅雨の長雨や大雨になりやすい不安定な天候を意識して準備をする必要があります。
季節の特徴を踏まえて、スムーズに引っ越しを進めるためには、どのような点に気をつけて行うとよいのでしょうか。
具体的に意識するとよいポイントを5つご紹介します。
相見積もりをお願いする
これは6月に限った話ではありませんが、複数の引っ越し業者に見積りを依頼してみてください。
価格やサービス内容が大きく異なるケースがあるからです。
相見積もりをとると、価格面が一番気になるでしょう。
しかし、安さだけではなく、雨の多い季節に考えられるデメリットに配慮したサービスがあるかどうかも視野に入れて、検討するようにしてみてください。
万が一、引っ越しの日が雨になっても、しっかり水濡れ防止対策をしてくれるかどうか、対策はどのようなものなのかを明確にしておく必要があります。
このように、サービス内容や通常とは異なる状況になった場合の対応範囲を踏まえて価格を検討することが大切です。
雨対策が万全な引っ越し業者に依頼する
雨の多い季節である6月の引っ越しは、雨対策をしてもらえるかどうかがとても重要なポイントです。
荷物の積み込み・搬出入時に雨が降っていた場合、荷物を濡らさずに運んでくれるか心配になるでしょう。
基本的には、撥水性のある梱包材を使い濡れない配慮をしてくれますが、プランによっては雨対策が含まれていないケースがあります。
水濡れ対策はオプションになっていて、初期見積りに含まれていないかもしれません。
引っ越し当日に雨だからといって対応してもらえないこともありますので、見積り時に確認したうえでの依頼がおすすめです。
大雨での日程変更に対応してもらえるか確認しておく
通常の雨であれば、梱包がしっかりされていれば雨による荷物の傷みの心配は少なく、そのまま行うことが多いでしょう。
しかし、注意報や警報が出るような悪天候の場合は、予定していた日の作業ができない可能性があります。
交通網のマヒ、作業者の安全性を考慮して当日キャンセルになるかもしれません。
コントロールができない天候による事情で引っ越しができなくなった場合に日程変更が可能か、また、その場合追加料金がかかるかなどの条件をあらかじめ確認しておきましょう。
雨天中止の場合のスケジュールはあらかじめ確保できるのか、再度調整をしなければいけないのかも打ち合わせておけば、引っ越し前後の予定もスムーズに調整できます。
荷ほどきや新たに家具を購入した場合の納品日の変更なども踏まえて、事前にスケジュール調整をしっかり行うようにするとよいでしょう。
雨天の場合に備えて濡れたら困る家具や家電を保護しておく
雨対策は、引っ越し業者に頼るだけでなく、自分でも行うことが大切です。
布団・衣類・書類・革製品などは、濡れるとシミになりますし、OA機器類・家電などの精密機器や電化製品は、故障する可能性があります。
ビニール袋やエアーキャップでしっかり包んで水濡れ対策をしておきましょう。
布団は圧縮袋に入れれば、水濡れ対策だけでなく、汚れ防止・スペース削減にもつながるのでおすすめです。
また水濡れが心配な物が入っている梱包済みのダンボールには「濡れ厳禁」といった注意書きを目立つように記しておきます。
なお、搬入する引っ越し先の準備も必要です。
雨の日が多い6月は、引っ越し先の部屋も締め切った状態が続いているため、湿気がこもりやすくなります。
引っ越し前に、クローゼットや押し入れの扉を開けて風通しをよくしたり、エアコンで除湿したり、湿気対策をしてみてください。
また、搬入時に濡れた荷物を部屋内にそのまま入れると、床を濡らしてしまいます。
あらかじめ、搬入前に床を乾拭きして水気を拭き取り、ブルーシートを敷いて荷物を置くスペースを作るとよいでしょう。
傘やタオル・雑巾を用意して、搬入待機してみてください。
長期間そのままにしておくと、ダンボールの中の荷物にカビが生えてしまうこともあるので、できるだけ早く荷ほどきをすることもポイントの一つです。
家具の買取サービスを利用し不要な家具は売却しておく
引っ越し時に不要な家具があると、処分や搬出入の手間がかかります。
そもそも、必要のない家具を引っ越し先に持っていくのは、コストも手間もかかる無駄な作業です。
あらかじめ不要な家具を処分しておけば、やることの多い引っ越し作業が楽になります。
MAYSでは、ブランド家具の買取サービスを行っています。
新居での家具買い替えを考えている方には、プロのインテリアコーディネーターによる提案も行っていますので、ぜひご検討ください。
引っ越しをきっかけにMAYSでインテリアコーディネートを見直してみませんか?
MAYSでは、引っ越しのタイミングでワンランク上質な暮らしを実現するためのサービスをご提供しています。
引っ越し時に不要な家具の買い取りだけでなく、理想のインテリアを叶えるためのコーディネートサービスやレンタル/リースサービスなど、魅力的なプランについて詳しくご紹介します。
気軽にご相談できるオンライン相談や、有償プランの特別モニターについてもお伝えしますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
新居を理想のインテリアにコーディネートするサービス
MAYSでは、東京・港区を中心に年間約1,000件のインテリアコーディネート実績があります。
経験・知識が豊富なインテリアコーディネーターが、専属でお客様の希望のインテリアスタイルや予算をしっかり伺い、レイアウトや家具の選定を行っています。
ヒアリング・提案・配送手配・納品立ち会いまで、ワンストップでお任せいただけるので安心です。
引っ越し前に使っていた家具とのコーディネートも可能
引っ越し前に使っていた家具を、新居でも使えるのかどうか心配かもしれません。
新しい家の内装に合うのか、間取りやレイアウトに問題はないかなどの悩みも、プロのコーディネーターがしっかりチェックして提案しますので、お気軽にご相談ください。
新居にマッチしない、サイズが合わない、搬入できないというような場合には、買い取りのご提案をさせていただくこともできます。
国内外100以上のブランドの取り扱いがありテイストに合わせたご提案も可能
MAYSでは、イタリアモダンブランドをはじめとした、国内外100を超えるブランドをラインナップしているので、お好みに合うぴったりの逸品が見つかるでしょう。
また、家具だけでなくカーテンや照明、アートやインテリアグリーンなどの幅広い商品を取り扱っています。
インテリアのトータルコーディネートをお任せください。
内見・採寸で間取りに合わせたプラン提案と搬入経路の確認もできる
インテリアのご提案前には、内見・採寸を行います。
適切な家具のサイズやレイアウトをご提案するだけでなく、コンセントや開口部の位置も確認したうえで生活動線を考えたプランを作成します。
おしゃれなだけでなく、生活しやすい空間を実現できるでしょう。
レンタル/リースサービスも充実
転勤で引っ越しが多い方やセカンドハウスのための家具をお探しの方におすすめなのが、レンタル/リースサービスです。
引っ越し先で使えるかどうかわからない家具を買い、その都度買い替えるのはもったいないのではないでしょうか。
リース/レンタルなら、契約期間が終了したら、電話一本で引き取り可能です。
使っていた家具が気に入った場合は、リース継続やお値打ち価格での買い取りもできます。
初期費用が抑えられるため、引っ越し時の負担軽減にもつながるのではないでしょうか。
高級家具やお気に入りのデザイナーズ家具が欲しいけれど、引っ越しにかかる費用も考えるとあきらめなければいけないと考えている方にもおすすめです。
配送・組み立て設置・廃材引き取りまでまとめて対応
大型家具納品の立ち会いは、想像以上に時間を要するため、できれば1日にまとめてしまいたいと考える方も多いのではないでしょうか。
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文・松田 ともみ(インテリアコーディネーター)