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経営とアートの深い関係とは。エリートたちがアートスクールに通う理由 

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「経営にはアートが必要だ」と聞いたことはあるでしょうか。

「経営とアートにはどのような関係があるのか」もしくは「経営においてアートはどのような効果をもたらすのか」といった疑問をお持ちの人もいるでしょう。

ここでは、経営がアートに必要とされる理由について解説していきます。

記事の後半では、ハイクラスのインテリアをご提供するMAYSのサービス内容についてもご紹介しますので、「アートについて学びたい」「アートを新たに取り入れたい」人はぜひこの記事を参考にしてください。

経営とアートの関係とは

ゴッホの絵

近年「経営にはアートが必要だ」という思想が広く知られるようになりました。

「経営とアート」と聞くと、「経営者が有名なアート作品を落札したというエピソード」や「商品パッケージのデザインや広告デザイン」を思い浮かべる人も多いかと思います。

確かに、経営とアートは多様な形で密接に結びついていることは間違いありません。

しかし、経営に必要とされているアートの力が正しく知られていない現状があります。

近年、世界のエリートたちが大挙して、アートスクールや美術系大学が主催するエグゼクティブトレーニングを受ける傾向にあるのをご存じでしょうか。

これまでは、ビジネススクールでMBA(経済学修士)を取得することがエリートビジネスマンの常識でしたが、近年ではMBAの出願数が減少傾向にあるそうです。

ニューヨークやロンドンの美術館では、スーツ姿で美術館に足を運び、作品について解説を受けるビジネスマンの姿も増えているそうで、アートに対する関心が増大していることが読み取れます。

世界のビジネススクールにおいては、クリエイティビティを掲げた新しいカリキュラムを取り入れることがトレンドになっており、世界のエリートたちは、直感的でクリエイティブなスキルの習得を求めているのです。

今、世の中にクリエイティブなスキルが求められる理由にはどのようなものがあるのでしょうか。

経営に重要な「アート・サイエンス・クラフト」

経営者

経済学者であるヘンリー・ミンツバーグは、経営は「アート」「サイエンス」「クラフト」の3つが混ざり合ったものだとしました。

それぞれの特徴は以下の通りです。

アート

アートとは、「直感」「美しさ」「楽しさ」を基軸に物事を判断する思想を指します。

自分の美意識に基づいて直感的な判断を行い、クリエイティブでワクワクするようなビジョンを生み出す考え方です。

この思想を持つ典型的な経営者としては、スティーブ・ジョブズが挙げられるでしょう。

彼は、直感的でクリエイティブな意思決定をしてきたことで知られており、不可能だと思われることを可能にしてきました。

結果として世界中から支持される優れたアイテムを世に送り出したのです。

世界のエリートたちが、積極的に美術館やアートスクールへ足を運ぶのは、直感的で柔軟な思想を身につけるためなのでしょう。

サイエンス

数値に基づいた分析や評価を行い、現実的な判断を行う思想を指します。

これまでの日本では、サイエンス型思想を重視した意思決定が行われてきました。

データに基づく論理的な説明を重視する思想のため、前述のアート型思想と相反するものです。

サイエンス型思想は意思決定の経緯を順序だてて説明できる強みがあります。

一方、アート型思想は「楽しそうだったから」「なんとなくよいと思ったから」などの理由のみで意思決定をするため、論理的に説明できないことがほとんどです。

サイエンス型思想を重視する日本人にとっては、プロセスが曖昧なアート型思想の考え方は受け入れにくく、サイエンス型思想のほうが優れていると考えてしまう傾向にあります。

クラフト

過去の経験や知識を生かしながら、ビジョンを現実化する行動力を指します。

過去の成功例から導き出した方法に基づいて意思決定を行うため、信頼できる思想を持つ存在である反面、新しいイノベーションを生み出すことが難しい一面もあります。

意思決定のプロセスを論理的に説明できる思想のため、この思想も私たち日本人になじみがある思想だと言えるでしょう。

経営に必要な思想のバランス

思想バランス

3つの思想タイプを挙げましたが、どの思想が優れているかということはなく、経営においては3つの思想がバランスよく共存していることが重要です。

世界的に見ても、これまでの経営はサイエンス型とクラフト型思想が重視されがちでした。

前述のとおり、アート型思想は意思決定の理由を論理的に説明できないため、優れたアイディアではないと判断されてしまうことが多かったのです。

ところが、これまで革新的なアイディアで成功してきた企業は、アート型思想をトップにおき、サイエンスやクラフト面でビジョンを支える形態をとってきました。

例えば、先述のとおりアート型思想を持つスティーブ・ジョブズは、革新的なアイテムを世に送り出し、Appleを世界的に有名な大企業に育て上げました。

これは、直感的でクリエイティブな思想を持つジョブズと、ジョブズが打ち出したビジョンを冷静に分析し、形にできる存在がいたからこそ成し遂げられた偉業と言えるでしょう。

また、ウォルトディズニーの創業者であるウォルトとロイにおいても、例外ではありません。

夢のつまったアイディアを打ち出す弟のウォルトを、兄のロイが現実的な視点からサポートしたことで知られています。

昨今では、不確実で先の見通しが立たず、論理的な思考をしても答えが出せないケースが増えてきました。

このままサイエンス型思想に基づいた経営を続けていけば、路頭に迷ってしまう可能性が高くなることが予想されます。

これからの時代は、自分の美意識に基づいた直感的思想によるアートと、それを支えるサイエンスやクラフトが求められるのです。

アート型思想が経営に与えるメリットとは

経営者の思想

ここではアート型思想が経営に与えるメリットについて、具体的にご紹介します。

スピード感のある決定ができる

これまで、経営の要であったサイエンス型思想は、現実的なデータから論理的な決定を導いてきました。

ところが、時代の流れが速く変化し続ける昨今では、論理的思考を展開するのに必要なデータがそろわない、またはデータがすぐに役に立たなくなってしまう可能性があります。

論理的思考に偏った経営は、時代の移り変わりについていくことができず、意思決定に遅延が起きる可能性があるのです。

移り変わりの速い現代においては、やはりアート型思想が必要です。

積極的に自分の直感力や美意識を育てておくことで、迷うことなくスピード感のある意思決定が可能となります。

差別化を生み出せる

現在は、商品を求める人より商品を売りたい側が多く、モノやサービスがあふれる時代です。

他社との差別化を目指す企業ばかりですが、サイエンス型思想を重視する社会では差別化は難しいといえます。

そもそも論理的思考とは、データに基づいて正解を導き出す思考のため、ほかの人と同じ答えにたどり着いてしまうのです。

ほかとは異なる商品やサービスを提供したいのであれば、美しいものや優れたものを直感的に感じ取る能力と、ワクワクするようなクリエイティブな発想力が必要となります。

自分の美意識に基づいた判断ができる

変化の激しい現代では、ルールが世の中の変化に対応していないケースが多々あります。

自分たちの意思決定を、既存のルールに当てはめて検討することは、ときとして時代に合わない判断を導き出してしまうリスクがあるわけです。

また、基準にしたいルールが存在しないケースも見られます。

そのため、自分の美意識に基づいて「なにが美しいのか」「なにが優れているのか」という判断をしていくことが、これからの時代に求められているのです。

アート型思想を身につける方法とは

アート型思想を身につける方法

「アート型思想」は、これからの時代に重要な思想であり、世界中のビジネスマンに求められているスキルだとわかりました。

それでは、アート型思想を身につけるにはどうすればよいのでしょうか。

『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?(光文社)』の著者である山口周氏は、アート型思想を身につけるための方法として、以下の4つを挙げています。

・アートを見る

・哲学に親しむ

・文学を読む

・詩を読む

最初の章でも挙げたように、アートの知識を習得するビジネスマンが世界中で増えています。

イェール大学の研究者グループは、「アートを見ることによって観察力が向上する」ことを証明しました。

近年では、アートスクールやグローバル企業において、観察力を鍛えるためのVTS(Visual Thinking Strategy)というワークショップが多く取り入れられているそうです。

VTSでは、お題となるアート作品を見て、感じて、言葉にすることが徹底的に行われます。

・作品になにが描かれているのか

・作品のなかで起きていることと、これから起きることはなにか

・作品を見てどのような感情になったか

このようなことを言語化し、ほかのメンバーと意見交換することで、意識的に対象物を観察する力を養うことができるそうです。

これからの経営にアート型思想を取り入れたい人は、まずはアートをふかんして意識的に見る習慣を身につけることから始めてみてはいかがでしょうか。

アートを取り入れたインテリアコーディネートならMAYSへ

アートを取り入れたインテリアコーディネート

ここまで、経営とアートの関係についてお話してきました。

アート型思想を育てるために「自宅やオフィスにもアートを取り入れたい」と感じた人もいるのではないでしょうか。

ここからは、ワンランク上のインテリアコーディネートをご提供するMAYSのサービス内容についてご紹介します。

アートのご提案も可能ですので、ぜひMAYSまでご相談ください。

インテリアコーディネートサービス

MAYSは、「お客様に上質なライフスタイルをご提供したい」との想いから、お客様のご予算、お好み、ライフスタイルに合わせた上質なインテリアコーディネートをご提案しております。

担当するのはインテリアの知識にたけたコーディネーターたち。

東京港区を中心としたハイグレード物件を担当するインテリアのスペシャリストです。

家具、アート、カーテン、家電、リネン、インテリアグリーンといった、インテリアアイテム全般のコーディネートをご提案しております。

「おすすめのアートをコーディネートしてほしい」「オフィスをワンランク上のインテリアにリニューアルしたい」人は、ぜひお気軽にMAYSまでご相談ください。

お客様のご要望に寄り添った、ワンランク上のインテリア空間をご提供します。

上質な家具のご提案

MAYSでは、ワンランク上の上質な家具をご提供しております。

国内外のハイブランドを中心とした100社のブランドから、お客様のライフスタイルに合わせたえりすぐりのアイテムをご提案いたします。

またMAYSでは、家具配送のご負担を最小限に抑えるため、物件の内見と採寸からアイテムの選定、配送までの工程全てをMAYSスタッフが担当可能です。

「家具の購入に時間をかけたくない」「負担なくお部屋をリニューアルしたい」人にご好評いただいているサービスです。

「ワンランク上の高級家具を使ってみたい」「会社のブランディングに合わせたコーディネートをしてほしい」人は、ぜひMAYSまでご相談ください。

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「コストを抑えて高級家具を使ってみたい」「定期的にコーディネートをリニューアルしたい」という人におすすめのサービスです。

参考文献・世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」 著者:山口周 光文社

文・kaneko mika(インテリアコーディネーター・カラーコーディネーター1級・整理収納アドバイザー準1級)

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