豪邸のリビングで理想のインテリアを実現するために意識すべきポイントは？
豪邸のリビングといえば、広々とした空間が魅力の一つです。
雰囲気がよく居心地のよい部屋にしたいものの、広さがネックとなりインテリアコーディネートをどうすればよいかわからないと悩む方も多いかもしれません。
どのような家具が適していて、どうレイアウトすればよいのか、また家具以外にそろえるべき物は何かなど、さまざまな悩みがあるでしょう。
そこで本記事では、豪邸のリビングコーディネートにこだわるとよい理由や、コーディネートのコツ・気をつけるべきポイントを詳しく解説します。
記事後半では、東京都港区を中心に年間約1,000件のインテリアコーディネートを手がける、MAYSのサービス内容もご紹介します。
数々の豪邸や邸宅のインテリアコーディネート実績もございますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
豪邸のリビングコーディネートが重要な理由
豪邸でひときわ目立つ存在なのが、リビングです。
暮らす人だけでなく、来客が過ごす場所にもなり、その家の印象を左右する影響力のある場所です。
まずはリビングのコーディネートにこだわるべき理由と、意識するべきポイントを考えてみます。
家族が長時間ともに過ごす場所になる
自宅リビングは、家族がリラックスして過ごす場所です。
また、映画・音楽・テレビ鑑賞や読書などの趣味の時間を過ごす場、家族とのコミュニ―ケーションスペースとしても活用します。
家族が長い時間滞在する空間のため、居心地よく感じられる場でなければいけません。
居心地のよさだけでなく、デザイン性が高くおしゃれな空間であることも重要なポイントです。
豪邸のリビングは、広々とした大空間であるケースが多いでしょう。
家具の配置やサイズ選び次第では、煩雑に感じられたり、粗野な印象を与えたりと雰囲気が大きく変化します。
部屋全体に統一感があり、洗練された雰囲気のインテリアコーディネートを意識してみてください。
ソファをはじめ主役になる家具が並ぶ
リビングは、ソファ・リビングテーブル・サイドテーブル・テレビボードなどの主役級の家具がそろう空間です。
リビングとダイニングが一続きの場合は、ダイニングテーブルやチェアも目を引く存在です。
複数の家具を集約する場所では、それぞれの家具の要素がインテリアの良しあしや居心地のよさに大きな影響を与えます。
主役級の家具だからといって、すべて「主役」にしてしまうとバランスが悪く、まとまりのないインテリアになるでしょう。
豪邸の広いリビングでは、一つひとつの家具も大きめの物になります。
家具の色・素材・デザインだけでなく、余白スペースや生活動線を踏まえた配置にもこだわらなければいけません。
お客様を招く空間である
豪邸では、玄関サイドに応接スペースを設ける、あるいは応接室を作ることもあるかもしれません。
しかし、親しい人を招くときは、リビングが最適なのではないでしょうか。
そのため、来客が気持ちよく過ごす場所としても、リビングのインテリアにはこだわる必要があります。
ゆったりと座れるソファなら、リラックスした気持ちで気心の知れた友人との会話を楽しめます。
また、ホームパーティーを開く際にも、メインスペースになるのがリビングです。
大勢の人が集まったときでも、来客に負担がないように座れるスペースを確保し、楽しく過ごせるようにしなければいけません。
家族だけでくつろぐ時間とは異なる使い方を踏まえて、フレキシブルに変化させられる工夫が必要です。
住む人のこだわりを反映しやすい
家具やカーテン・照明などの選び方一つで、人となりを表現できます。
過ごす時間が長いリビングは、住む人の理想の暮らしを実現するためのこだわりを反映しやすい場所です。
- モダンでかっこいい空間にしたい
- エレガントで華やかな雰囲気を楽しみたい
- ナチュラルでリラックスできる部屋がよい
このように、オーナーの好みや想いを形にしていく必要があります。
また、来客が多いのか少ないのか、誰がどのような時間を過ごすのかといったライフスタイルの違いによって、あるとよい家具・インテリアアイテムが変わります。
インテリアテイストの好みだけでなく、リビングを利用する人の過ごし方を具体的にイメージして、家具選び・インテリアコーディネートを行うとよいでしょう。
豪邸で理想のリビングコーディネートを実現する8つのポイント
豪邸のリビングにこだわるべき理由がわかりました。
では、具体的に理想のリビング空間にコーディネートするには、どういった点を意識するとよいのでしょうか。
開放感だけでなくゾーニングにも力を入れる
豪邸は、リビングに広い空間を確保しています。
大きな窓や高い天井など、全体的に広がりを感じられる設計が特徴の一つです。
開放感あふれる空間を、どのように使うと住みやすいかを考える必要があります。
そのためには、テーマや用途によって区分けするゾーニングの考え方が重要です。
リビング・ダイニング・応接スペース・書斎コーナー・収納スペースなど、使用目的別に場所を定めてみてください。
空間の用途が定まったら、出入口や窓からの位置関係や動線計画も視野に入れて、どの場所にどういった家具を置くべきかを検討します。
オーナーのこだわりを反映したフォーカルポイントを取り入れる
広い空間に家具が点在していると、まとまりがないように感じられることがあります。
そこで、フォーカルポイントを取り入れてみてください。
フォーカルポイントとは、部屋のなかで目を引く場所のことを指します。
例えば、入口から見て真っすぐ先が、もっとも視点を誘導しやすい場所になるため、リビング奥の壁に飾られたアート作品はフォーカルポイントにぴったりです。
飾り棚を設けて花や植物・オブジェ・絵画を飾ってもよいでしょう。
デザイン性が高い照明器具もフォーカルポイントになります。
家全体で統一感のあるインテリアテイストにする
リビングはインテリアにこだわるべき部屋ではあるものの、リビングだけにフォーカスしすぎると、ほかの部屋のインテリアテイストとのバランスが取れません。
ダイニングやキッチンが一つの空間にある場合は、同じカラーコーディネートをし、素材やデザインの方向性も統一させるとよいでしょう。
玄関やリビングテラスなど、壁や窓で区切られた場所においても、抜け感がありリビングとのつながりを感じられる場合は、インテリアテイストをそろえると雰囲気がよくまとまります。
また、来客が使用するトイレや洗面などの水回りにおいても、方向性やテイストをリビングと統一したインテリアにするのがおすすめです。
個性を出したい場合は、家族それぞれの個室や寝室など、家族の共有スペース以外の部屋で演出するようにしてみてください。
生活のしやすい動線計画を行う
デザインや見た目のよさにこだわっても、実際に生活すると居心地の悪さを感じることがあるかもしれません。
理由の一つに、生活に即していない動線計画があげられます。
広い空間は通路も十分に取れるものの、余白空間が広すぎてリビング・ダイニングなどの、用途が異なるエリアへの行き来がしにくいデメリットも生まれます。
テレビとソファの距離が離れすぎてしまい見にくい、あるいは音が聞き取りにくいケースも考えられるでしょう。
ライフスタイルや家族構成を踏まえて、生活のしやすさを意識した動線計画が必要です。
高級感のある家具を選ぶ
豪邸は内装材にも高級感のある素材を用いています。
例えば、無垢材フローリングや大理石・タイルの床、木製パネルや天然石をアクセントにした壁面などがあげられます。
そこで、家具も空間全体の雰囲気に合うように高級感のあるデザイン・素材の物を選ぶ必要があるでしょう。
天然皮革の張り地を使ったソファや大理石天板のリビングテーブルなど、洗練された素材の家具を探してみてください。
また、広々とした空間にコンパクトな家具を置くとさみしく感じられます。
ボリューム感のあるサイズの家具を選ぶようにすると、バランスよく空間になじみます。
照明計画にこだわる
豪邸には大きな窓や天窓が用意されていることが多いため、自然光を上手に取り入れた空間演出をしてみてください。
同時に、間接照明を使って空間を豊かに演出することも可能です。
間接照明とは、壁・床・天井などに光を反射させて生じる間接的な光を利用して、空間を照らす方法のことを指します。
光源が直接目に入らないため、まぶしさを抑えたやわらかい明かりになります。
コーブ照明やコーニス照明など、建物の構造を利用した手法だけでなく、スタンドライトやテーブルライトを用いて間接照明にしてもよいでしょう。
アートや植物を取り入れる
広々としたリビングは、生活に必要な家具を収めても壁や床に余白ができ、物足りなさを感じるかもしれません。
フォーカルポイントにもなるアートを取り入れると、リビングをより華やかでリズミカルに演出できます。
どのようなアートが適しているか選ぶのが難しい場合は、抽象画のような絵画やモノクロの写真がおすすめです。
色を取り入れるときは、ソファやクッションなどリビングで使われている色と連動する色味の物を選びます。
家具全体をモノトーンでまとめているときは、あえてアクセントになるカラーを使ってもよいでしょう。
観葉植物も、部屋に癒しを与えてくれる存在です。
葉っぱの形や大きさもさまざまですが、鉢のデザインにもこだわって選んでみてください。
快適な温度・湿度・音・明るさを意識する
家具やカーテン・照明などの目に見えるインテリアアイテムも重要ですが、見えないからこそ大切にしたい要素もあります。
過ごしやすい温度・湿度や、空気清浄などの室内空気環境がそのうちの一つです。
季節ごとに最適な室内温度を設定したり、空気清浄機を利用したり、室内の空気環境にも着目しましょう。
また、心地よい音楽を流したり、ディフーザーやアロマオイルを使ってよい香りにしたり、五感が潤う演出もしてみてください。
好みの音や香りで満たされるだけでなく、騒音対策やにおい対策としても、ストレスを軽減し快適な暮らしを実現できる効果があります。
豪邸のリビングコーディネートを行う際の注意点
豪邸のリビングコーディネートで、気をつけておくべき注意点を解説します。
部屋の広さに対して最適な家具のバランスを検討する
豪邸のリビングは広いため、家族が使用するには十分な大きさの家具でも、部屋の広さに対しては小さすぎることがあります。
例えば、主に三人家族で利用するソファでも、ラウンジチェアをプラスしてリビング全体を使うようにする方法があります。
あるいは、あえてソファとは別にパーソナルチェアやオットマンとコーヒーテーブルを置いて、個人がくつろぐスペースを設けてもよいでしょう。
ゾーニングをしっかり行い、リビング全体と家具のサイズバランスを検討してみてください。
ダイニングとのコーディネートも意識する
リビングダイニングが一続きになっている間取りも多くあります。
ダイニングセットとデザインやテイストが異なると、ちぐはぐな印象を与えてしまいます。
例えば、以下のようにダイニングとリビングに統一感を意識してコーディネートをしてみてください。
- ダイニングテーブルの天板を大理石にしたら、リビングテーブルも同様に大理石にする
- ナチュラルな白木のテーブル・チェアには、やわらかな色味のファブリックソファを選ぶ
デザイン性にこだわりすぎず暮らしやすさを考える
見た目や全体の雰囲気、高級感にこだわりすぎて、生活がしにくいと意味がありません。
リビングの用途や暮らし方は家族それぞれで、求める要素が異なります。
ライフスタイルや目的をはっきりさせてレイアウトや家具選定をしてみてください。
逆に生活のしやすさを意識しすぎると、シンプルすぎて面白味が足りないと感じるかもしれません。
アイキャッチになるようなデザイン性の高いパーソナルチェアや、アート作品などをアクセントとしてプラスするとよいでしょう。
MAYSがお届けするラグジュアリーなインテリアコーディネート事例
MAYSでは、数々のラグジュアリーなコーディネートを手がけています。
ここでは、広々としたリビングダイニングのコーディネート事例を2つ厳選してご紹介します。
メリハリのあるカラーでクラシカルモダンを演出
閑静な佇まいの低層マンションのリビングダイニングです。
部屋全体の明るくやわらかい雰囲気を、ダークトーンの家具や建具が引き締めています。
クラシカルで洗練された印象のインテリアコーディネートです。
やさしい雰囲気にアクセントを加えたナチュラルリビング
天然木の床材が豊かな表情を演出するナチュラルなリビングです。
ファブリックの張り地がやさしく空間になじんでいます。
ナチュラルテイストはややぼんやりとした印象になりやすいですが、ネイビーのパーソナルチェアをプラスして、アクセントのあるインテリアコーディネートになりました。
豪邸のリビングコーディネートでお困りなら年間約1,000件の実績があるMAYS
インテリアコーディネートは、部屋が広ければ広いなりに悩みが増えます。
豪邸のリビングコーディネートで、どのように家具をレイアウトし選定すればよいかわからない場合は、インテリアのプロに任せてみてはいかがでしょうか。
MAYSでは、経験・知識が豊富なインテリアコーディネーターが、お客様のご要望に合わせたインテリアプランのご提案を行っています。
サービス内容を詳しくご紹介しますので、ぜひ一度検討してみてください。
内見や採寸の上で間取りに最適な家具を選定
お客様専属のコーディネーターが、ヒアリングから納品までワンストップで対応します。
内見や採寸を行い、搬入経路の確認や照明・コンセントの計画、内装材とのマッチングまでしっかり確認します。
間取りや広さに合わせて家具レイアウトを検討し選定するので、広々としたリビングにも最適なコーディネートをご提案可能です。
イタリアンモダンをはじめラグジュアリーインテリアの実績が豊富
イタリアンモダンブランドをはじめ、クラシカル・北欧モダン・ジャパンディなど、さまざまなインテリアテイストにマッチするブランドを取り扱っています。
お客様のご要望に合わせた、お好みのインテリア空間を実現できます。
国内外100を超えるハイブランドと提携
取り扱いブランドは、国内外100以上ございます。
家具だけでなく、照明・カーテン・ラグ・アートなど幅広いラインナップで、トータルコーディネートが可能です。
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プロに任せるといっても、何をどう相談すればよいかわからない方もいるかもしれません。
まずは、インテリアに関するもやもやをすっきりさせてみませんか。
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文・松田 ともみ（インテリアコーディネーター）
