高級マンションのインテリアコーディネート!上質で洗練された空間づくりとは
憧れの高級マンションを購入したら、インテリアコーディネートにもこだわって、より上質で洗練された空間に仕上げたいですよね。
この記事では、インテリアコーディネートのルールから高級感を演出するためのポイントなど、事例を交えながら解説します。
なかなか自分ではイメージがつかみにくい方には、年間約1,000件の高級物件をコーディネートしているMAYSのサービス内容もご紹介します。
高級マンションならではの空間の魅力を活かし、特別感のある憧れの暮らしを手に入れましょう。
目次
高級感のあるお部屋づくりをかなえるコーディネートのポイントやコツ
高級感のあるお部屋づくりをするためには、まずはインテリアコーディネートの基本的なルールを守ることが大切です。
押さえておきたい基本的なルールは以下の4点です。
- インテリアスタイルを決める
- 色の黄金比率
- 家具の占有率
- フォーカルポイントを作る
インテリアスタイルを決める
インテリアスタイルは、モダンスタイル・ナチュラルスタイル・北欧風スタイルなどさまざまなスタイルがあり、高級マンションにおすすめのインテリアスタイルは次の3つです。
- モダンスタイル
- エレガントスタイル
- リゾートスタイル
モダンスタイル
モダンスタイルの「モダン」とは「現代的・近代的」という意味で、直線的でスタイリッシュなインテリアスタイルのことです。
モダンスタイルと一言で言っても、使う色やアイテムによって、シンプルモダン・ナチュラルモダン・和モダン・ラグジュアリーモダンなどに展開されています。
高級感のあるモダンスタイルは、トーンを抑えたシンプルモダンやラグジュアリーモダン・和モダンがおすすめです。
デザインは華美ではないのに、一つひとつがシンプルで上質な高級ホテルのようなイメージです。
なかでもホワイト・ブラック・グレーの無彩色で作られるシンプルモダンスタイルは、アイテムも豊富にあり、作りやすいインテリアスタイル。
ポイントでガラス製品やステンレス、光沢のある石目のアイテムなどを使ってキラキラとした華やかさをプラスしましょう。
エレガントスタイル
エレガントスタイルは、優美で華やかなインテリアスタイルを指しています。
曲線的な家具や、ピンク・ボルドー・ゴールドなど華やかな色合いを組み合わせるのが特徴です。
カーテンなどのファブリック(布地)にも、たっぷりとボリュームを持たせ、華やかさを演出します。
照明器具はシャンデリアやデザイン性の高いシェードを使い、高級マンションだからこそ実現するゆとりのある空間を彩ります。
一つひとつに存在感のあるエレガントスタイルの家具やファブリックは、高級マンションの広い空間だからこそ映えるディテール。
光沢・ボリューム感・曲線美など、ゴージャスで優美な空間を作り上げましょう。
リゾートスタイル
リゾートスタイルは、その名の通りリゾート地にあるホテルをイメージしたインテリアスタイルです。
高級感のあるリゾートスタイルは、一般的なリゾートスタイルよりも色のトーンを落とす(暗めの色で構成する)と作りやすくなります。
家具類は籐製のアイテムがリゾート感を高めてくれますが、なかでもダークブラウンの籐や籠を使うことで高級感もアップします。
照明は昼光色(白っぽく青みがかった色)や昼白色(昼間の太陽光に近い色)ではなく、オレンジ味がかった電球色が、ムードを盛り上げてくれるのでおすすめです。
色の黄金比率
色の黄金比率とは、部屋のカラーコーディネートをするときに「空間全体に対してその色をどれだけ使うか」という配色比率のことです。
配色で最も大きい色を「ベースカラー」、次に面積を占めるメインの色を「アソートカラー」、アクセントとなる色を「アクセントカラー」と呼びます。
具体的には、以下の通りです。
- ベースカラー:壁・床・天井などの色
- アソートカラー:カーテン・ラグ・ソファなどの色
- アクセントカラー:クッションカバー・小物などの色
また、色の黄金比率は、以下を目安に配色することを心がけましょう。
ベースカラー:アソートカラー:アクセントカラー=70:25:5
色の種類も3色に絞るとバランスがよく、統一感のある空間に仕上がります。
インテリアスタイルを決める段階で、事前に部屋に合う色を決められるので、インテリアアイテムを購入するときには、ぜひ色を意識して商品を選んでみてください。
家具の占有率
「家具の占有率」とは、部屋の床面積に対する家具が占める割合のことです。
基本的には、占有率を3分の1に設定するとバランスよく見えます。
3分の1を超えるとごちゃごちゃとした手狭な印象につながり、反対に3分の1を大きく下回るとものが少なすぎて殺風景な印象につながります。
高級マンションの広い空間では、手狭な印象になることは少ないですが、空間に対して家具が小さすぎるあまり殺風景になる可能性があるでしょう。
ゆったりとしたソファセットを置いたり、ダイニングテーブルを大きめのものにしたりと工夫をこらし、家具の占有率を3分の1に近づけましょう。
フォーカルポイントを作る
センスのいいコーディネートをする場合には、部屋に入った瞬間に目を惹くポイント「フォーカルポイント」を作ることも大切です。
花や観葉植物、こだわりのアートやオブジェなど、空間の雰囲気を邪魔せず、よりすてきな空間になるようなアイテムは必須です。
欲張って複数飾るとごちゃごちゃとした印象になるので、見せる収納も上手に使って、少数をバランスよく飾ることを心がけてみてください。
眺望のいいマンションであればあえて何も飾らず、自然や夜景などをフォーカルポイントとして楽しむのもおすすめです。
高級感のあるお部屋づくりに取り入れたいインテリアアイテム
ここからは高級感のあるお部屋づくりに取り入れたいインテリアアイテムを3つご紹介します。
- 生活感を隠せる収納スペース
- 高級感を演出するやわらかい光
- ゆったりとくつろげるソファ
生活感を隠せる収納スペース
高級感のあるお部屋づくりをする上で欠かせないのは、高級感のある家具やインテリアアイテムはもちろんのこと、生活感を与えないすっきりとした空間も大切です。
せっかく高級なアイテムをそろえていても、ものが多過ぎて目移りするような空間では台無しです。
すっきりとした空間をかなえるためには、生活用品を見せない隠せる収納スペースも準備しなければなりません。
リビング空間は、家族みんなが使うため、暮らしの上で必要となる細々としたものが集まりやすい場所です。
家族それぞれの持ち物は各自の部屋に収納し、家族みんながリビングで使うものだけがきちんと収まる収納スペースを確保しましょう。
高級感を演出するやわらかい光
高級感のあるお部屋づくりをする上で、天井にあるシーリングライトやダウンライトなどのほか、部屋に陰影を付けられる間接照明も欠かせません。
壁や床を照らすフロアランプ、天井を照らすアッパーライト、縦長で直線の光がスタイリッシュなスティック型のフロアライトなど、さまざまな間接照明があります。
光の色は昼光色(青白い光)や昼白色(昼間の太陽に近い光)よりも、電球色(オレンジ味がかったあたたかみのある光)がおすすめです。
照明の近くに光沢のあるガラス製品やステンレスなどを置けば、光を反射してより高級感のある空間になるでしょう。
ゆったりとくつろげるソファ
空間の広さを存分に活かした、ゆったりとしたソファも高級感のあるお部屋づくりに欠かせません。
広い空間の場合は、空間に対して小さすぎるソファを置いてしまうと殺風景で寂しい印象につながります。
ソファだけでなく、ほかの家具も空間の広さに合わせて選ぶことで、バランスのいい空間に仕上がります。
「ソファはゆったりしているのに、テレビ台が小さすぎてバランスが悪い」
「天井が高いのに低めの家具ばかりで上部の空間に何もない」
このように、立体的な空間にバランスよくインテリアをコーディネートすることは難しいものです。
家具の占有率をもとに空間のサイズに合わせた、ゆったりとしたソファや家具を選びましょう。
高級マンションのインテリアコーディネートに取り入れたいおすすめ商品
ここからは高級マンションにおすすめのインテリアアイテムを3点ご紹介します。
241 PRIVE(プリヴェ ソファ)|Cassina(カッシーナ)
フィリップ・スタルクがデザインしたこちらのソファは、最高の素材を、伝統技術と最新技術を用いて、芸術的な感性で仕立てたオートクチュールのような作品。
直線的で重厚感のある本革ソファは、モダンスタイルにおすすめです。
シリーズでさまざまな形状が販売されているので、組み合わせてゆったりとしたソファ空間を作り上げられます。
ゆったりとしたアーム付きの一人掛けロングシートはまさにラグジュアリーの象徴です。
忙しい毎日をゆったりと包み込んでくれる、そんなゆとりを感じさせるアイテムです。
PH 3½-2½ フロア|Louis Poulsen(ルイスポールセン)
Louis Poulsen(ルイスポールセン)の「PH 3½-2½ フロアランプ」は、1920年代のクラシックなPHランプを2002年に復刻したものです。
対数螺旋と呼ばれる曲線が美しいガラスシェードを3枚組み合わせることで、リビングの一角を華やかに演出しています。
やわらかい光が特徴的で、ソファサイドの照明として、またはアートパネルを照らす照明として取り入れても高級感を演出できるでしょう。
支柱はスタイリッシュなので、空間の邪魔をせず、やさしい光がアクセントとなって室内空間に花を添えてくれます。
LUGANO サイドボード|BoConcept(ボーコンセプト)
洗練された優雅な魅力と収納力を兼ね備えたサイドボードがあれば、リビングやダイニングをよりすっきりと演出し、高級マンションにふさわしいコーディネートが可能です。
「LUGANO」は、マットブラックの脚と74cmと低めに設定された高さがあいまって空間の引き締め効果が期待でき、圧迫感を与えません。
また、脚自体は細めの設計なので、抜け感があり空間を広く演出しています。
シリーズで異なる形状の収納も販売されているので、収納するものの量に合わせてセレクトできます。
お部屋にラグジュアリーな雰囲気を演出するスタイリッシュなサイドボードです。
高級マンションのインテリアコーディネート事例
ここからは実際にMAYSが手掛けた高級マンションのコーディネート事例を3パターンご紹介します。
空で表情が変わる部屋
先端を行く街に佇む、風格あるタワーマンションの一室。
落ち着いたモダンスタイルをベースに、クラシックな要素を加えたコーディネート事例です。
窓からの光や空の色で、お部屋の見え方が大きく変化する住まいはタワーマンションならではの演出でしょう。
風景をフォーカルポイントに、無彩色で作られた空間はスタイリッシュでありながらもやわらかい光であたたかみをプラスしてくれます。
景色を邪魔しない低めのゆったりとしたソファが、空間にゆとりを感じさせます。
音楽の聞こえてくる緑に囲まれた邸宅
周辺に音楽館がある、閑静な佇まいの低層マンション。
クラシックとシンプルモダンの家具を組み合わせ、エレガントな空間を作りあげたインテリアコーディネート事例です。
直線的なシンプルモダンスタイルに、ダイニングテーブルの上のフラワーアレンジメント、曲線を描くフロアランプ、大きな観葉植物の曲線がフォーカルポイントになっています。
広々としたリビングに6~7人は座れるダークブラウンのローバックソファをレイアウトし、ホワイトとのコントラストでメリハリのある空間に仕上げているのが特徴です。
マダムたちの集まるサロン
光がたっぷりと入る明るい空間を、ホワイトとライトウッドを使ってフレンチスタイルにコーディネートした事例です。
カラーは同系色でまとめ、上品で洗練された印象に仕上げています。
二面の大きな窓に合わせたL字ソファには、アクセサリーとして大小のクッションで華やかさを演出しています。
高級マンションのインテリアコーディネートなら実績豊富なMAYSへ!
「高級マンションの広い空間をどのようにコーディネートすれば、より上質で洗練された空間になるのか」
「頭ではだいたいイメージできているけれど、実際にどこから決めていけばバランスよくコーディネートできるのか」
頭のなかのイメージを形にしていく作業は案外難しいものですよね。
そのような方におすすめのサービスが、MAYSのインテリアコーディネートです。
MAYSのインテリアコーディネートとは
MAYSは東京都港区を中心にして、年間約1,000件の高級物件のインテリアコーディネートを行っています。
お客様の要望をヒアリングし、予算に合わせた最適な家具・インテリアアイテムをご提案いたします。
国内外100社以上の高級家具ブランドにおいてカーテン・照明からインテリアグリーンに至るまで、幅広い商品を取り扱っているのが特徴です。
インテリアコーディネートの流れ
物件にお伺いして内見・採寸をしたうえで、好みや要望に合わせた照明、家具を厳選します。
お客様よりいただいた間取り図と採寸データをもとに、家具レイアウト図も含めたインテリアプランを作成します。
またソファのファブリックやカーテン生地のサンプルをお見せしますので、イメージを膨らませながらコーディネートできるのもポイントです。
打ち合わせは完全予約制のショールームで行うので、人目を気にせずゆっくりとご検討いただけます。
提案商品を直接メーカーで確認したいお客様には、コーディネーターが同行するサービスも行っています。(所定額以上の商品をお求めのお客様向けのサービスです。)
配送手配まできっちりと
複数メーカーの商品を購入すると、支払いや配送手配が複雑で面倒です。
MAYSでは、まとめて購入手続きを行えるため、そのような煩雑さから解放されて気軽にお買い物をしていただけます。
また商品はまとめて同日に、家具の配送・組み立て設置に慣れた業者が伺いますので、忙しいビジネスパーソンでも何日も家具の受け取りに時間を割く必要がありません。
インテリアコーディネートのプロに依頼して、ぜひ高級マンションを上質で洗練された空間に作り上げてください。
文・Sayaka i.(インテリアコーディネーター・カラーコーディネーター・福祉住環境コーディネーター)