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上質なインテリアを彩るおしゃれで実用的なリビング本棚の選び方

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おしゃれな本棚で、リビングをより素敵なインテリア空間にするにはどうすればよいのでしょうか。

上質なインテリアでお客様に一つ上のライフスタイルを提供するMAYSが、リビングを快適で素敵な空間にするための本棚の選び方を解説します。

リビングに本棚を設置するときに注意するとよいポイントや、レイアウト方法のほか、海外事例やおすすめの本棚もご紹介します。

インテリア性の高い実用的なリビング本棚があれば、毎日の生活がより楽しく感じられること間違いありません。

こだわりの空間で、ワンランク上の豊かな暮らしを送ってみませんか?

上質なリビング空間にあう本棚の5つのポイント

上質なインテリアの本棚

上質な空間を演出できるような本棚を選ぶときに、大切なポイントをご紹介します。

ポイント1.リビングのインテリアにマッチしている

リビング全体のバランスがとれる色や素材を選びましょう。

高級で質がよい素材の本棚でも、まわりの内装や家具と調和していないと違和感が生まれます。

インテリアコーディネートは、空間全体の調和がとれているかどうかが重要です。

インテリアテイストにあわせた家具を選ぶのが難しいと感じるときは、ソファやテレビボードなどと同じブランド・シリーズの本棚を探してみてください。

もし異なるブランドで探すときは、リビング内の家具と共通項を見つけるようにします。

例えば、木製の本棚とテレビボードを同じ素材・色にするなどです。

このとき、同じ名称の材料や塗装色でもメーカーによって異なる場合があるので、サンプルを取り寄せて、見比べてみましょう。

ポイント2.適切な収納量とサイズである

収納したい物の量やサイズを把握して、適切なサイズの収納を検討してください。

部屋のなかに置けるかどうかを確認するために、収納家具のサイズをはかっても、収納内はチェックしなかったというケースはないでしょうか。

収納内を確認しないと、次のような失敗をすることがあります。

・奥行きや高さが足りず、入れるはずだった物が収納できない

・外箱のサイズだけで判断してしまい、いざ物を入れたら扉が閉まらない

・扉がなくても収納物が飛び出してしまった

収納家具の大きさだけでなく、内側の構造やサイズの確認が大切です。

開き扉や引き出し収納は、開いたとき・引き出したときに物を出し入れするスペースが十分にとれるかどうかもチェックしてください。

可動棚などを組み合わせて、フレキシブルに収納スペースを調整してもよいでしょう。

また、元々の空間にあわせてぴったりサイズでつくる造作家具やサイズ・機能性の異なる複数の収納を組み合わせるカスタム収納も、無駄なく計画できる収納としておすすめです。

ポイント3.見せる収納・見せない収納のバランスがよい

本や小物をあえて見えるように収納すると、ギャラリーのようにおしゃれな空間をつくれるでしょう。

またすべて本を詰め込まずに、ポスターやオブジェ・植物などを飾る余白をつくると、インテリアの雰囲気が高まります。

「本棚」といっても、普段使わないコード類や書類などの目につかない場所に片付けたい物があるかもしれません。

見せたくない物は、扉付きの引き出しやカゴに入れて収納します。

ポイント4.上質な素材が使われている

本棚は日常的に使用するソファやテレビボードとは異なり、多くの場合、毎日触れる物ではありません。

また「収納する」という目的を果たせば、見た目にこだわらないと考える方もいるかもしれません。

しかし本棚は面積も広く、部屋のなかで存在感のある家具の一つです。

上質な木製収納家具は、扉面の木目がそろっている、角がきれいに面取りされているなど、こまかなこだわりが行き届いています。

金属製であれば、メッキや塗装の丁寧さや溶接部分の仕上がりをチェックすると、よい物とそうでない物の違いがわかります。

リビングを洗練された空間にするためには、実用面だけでなく、上質な素材を使い丁寧につくられた物を選びましょう。

ポイント5.機構が優れた物を選ぶ

優れた収納家具は、目に見えない構造体や機構にも配慮されており、使いやすさがよいつくりになっています。

開き扉や引き出しのスライドなど、できれば実際に動きを確認してみましょう。

具体的には、次のようなポイントをチェックしてみてください。

開き扉・引き戸

・引き手の形状はどのようになっているか(ボタンつまみ・手掛け・プッシュ)

・扉がゆっくり閉まり指をはさまないような配慮がされているか(ソフトクローズ)

引き出し

・スライドレールが収納の容量や用途に適しているか

・引き出し内に物を入れてもがたつきがないか

また、地震対策をきちんと考える必要もあります。

本棚自体を壁に固定するだけでなく、ガラスには飛散防止フィルムが貼られているか、扉には耐震ラッチがつけられているかなども確認しておくとよいでしょう。

リビングの本棚レイアウト方法

本棚のレイアウト方法

リビングの本棚は配置によって、部屋の印象が変わります。

ここでは、リビングの本棚の置き方を解説します。

空いている壁面に設置する

もっとも一般的なレイアウトが、本棚の背面を壁につける方法です。

生活動線の邪魔になりにくく、700~900mmの腰高サイズから天井に届くような高さのあるハイタイプまで置ける安定したレイアウトといえます。

壁面や天井面との固定がしやすいので、地震対策もしっかりとできるでしょう。

また壁一面を収納とするダイナミックなインテリアを楽しめます。

テレビボードと兼用する

リビングには大型のテレビを置いている方も、多いのではないでしょうか。

近年では、テレビを壁に設置して、すっきりとしたインテリアにするケースも増えていますが、一般的にはテレビボードを併用するでしょう。

テレビボードの横に新たに本棚を置いたり、テレビを置く場所の左右上下に本棚をつくったりする配置も可能です。

この場合も、壁面につけるレイアウトになる場合が多いため、安定した状態になります。

間仕切りにする

リビングとダイニングが同じ空間にある場合、あえて境界とするために本棚を置くレイアウトも考えられます。

近年では、在宅ワークも定着してきました。

リビング内にワークスペースを設けるときに、本棚をリビングスペースとの間仕切りにするケースもあるでしょう。

またソファの背面が見えるレイアウトになっているなら、隠すために本棚を活用するとよいかもしれません。

キッチンカウンター下を利用する

リビングではありませんが、キッチンカウンターのダイニング側が空いていることがあります。

このフリースペースを利用して、本棚を置いたりつくったりしてみてはいかがでしょうか。

カウンター下の奥行きが浅い場合は、マガジンラックのように本の表紙が見えるような棚を設置してみましょう。

海外のレシピ本やインテリア雑誌などを置いておくと、おしゃれなカフェのような雰囲気を演出できます。

デスクコーナーに併設する

リビングやダイニングにデスクコーナーがある場合は、デスクのまわりや机上に本棚を設置すると便利です。

パソコン作業が多い方は、プリンターなどの周辺機器を置けるような棚を選んでください。

キャスター付きで使用するときだけ出し入れできる物や、配線穴がついている物などが使いやすいでしょう。

壁に棚を取り付ける

大きな収納家具ではなく、壁に棚板やボックスを取り付けるだけの本棚もインテリアのアクセントになります。

棚板をL型金具や棚受けに乗せて固定する方法や、壁にビスを打ってとめるやり方があります。

建物自体に影響を及ぼす工事になり、原状復帰が必要な賃貸住宅では取り付けできない可能性もあるので、事前に確認してください。

載せる物の重量が大きいと棚が傾いたり、壁がはがれたりする事例もあるので注意しましょう。

造作家具の本棚も視野に入れてみよう

造作家具本棚

壁一面が本棚になっているインテリアに、憧れている方もいるかもしれません。

既製品で背の高い本棚を設置してもよいですが、天井までの高さがあるぴったりサイズの本棚をオーダーしてつくってみてはいかがでしょうか。

また壁一面の本棚ではなくても、設置したいスペースにちょうどいい大きさにおさまる収納は、見た目にもすっきりとして印象がよいでしょう。

ここでは「造作家具」の魅力について、ご紹介します。

造作家具とは?

造作家具とは、部屋のサイズや用途にあわせてオーダーメイドでつくる家具・収納スペースのことです。

それに対して「置き家具」とは、テーブルやチェア・ソファ・既製の収納家具など、原則として固定せずに使う家具のことです。

造作家具は住宅を新築あるいはリフォームする際、壁に直接固定してつくられるため、地震発生時に倒れてくる危険性が減ります。

また床までの高さや壁から壁の間など、住まいごとに異なる寸法でもぴったりサイズで家具をつくれる点がメリットといえるでしょう。

逆に引っ越しのときには持ち出せないため、転勤や引っ越しが多い方には不向きかもしれません。

賃貸マンションでもできるのか?

賃貸マンションは原状回復が原則のため、固定しなければいけない造作家具はつくれないケースがほとんどです。

大家さんや管理会社に確認して、承諾を得てからつくるようにしてください。

壁に家具を固定するには、壁にビスを打ち込むための補強下地が必要です。

マンションの場合は構造にもよりますが、基本的には下地が用意されていないことが多いので注意が必要です。

なお固定しなくても、ぴったりとおさまる家具のオーダーメイドをすれば、無駄なく空間を利用できるので検討してみましょう。

その場合、家具が倒れる危険性は置き家具と同様ですので、家具固定を別途行うなど耐震対策をしっかりとしてください。

カスタムオーダー

既製品とオーダー品の中間である、カスタムオーダーという方法もあります。

「システムファニチャー」「セミオーダー」などと呼ばれることもあるでしょう。

これはある程度決められたサイズ・仕様の収納パーツを組み合わせて、必要に応じた収納家具をつくる方法です。

幅・高さ・奥行きの違いや、素材・色を設定されたなかから選んでつくります。

完全オーダー品に比べると安価なことが多く、扱いやすいかもしれません。

造作家具の依頼方法

造作家具をつくりたいと思ったら、新築住宅・リフォームであれば、工務店やハウスメーカー・リフォーム業者など施工を請け負う会社に相談してみてください。

あるいは、置き家具を扱っているメーカーに問い合わせてみるとよいでしょう。

木製家具を取り扱うメーカーでは、収納家具のオーダー・カスタムオーダーを受けている可能性が高い傾向です。

本棚はシンプルな構造になることが多い収納家具なので、素材のよさが際立ちます。

木材の取り扱いに慣れているメーカーの造作家具は、品質のよい材料を多種用意している可能性が高く、上質なリビングにふさわしい本棚に向いているかもしれません。

また、収納家具を得意としているメーカーであれば、内部機構に詳しく、引き出しや扉などのパーツを組み合わせたい方にとって最適な本棚を計画してくれるでしょう。

また建材メーカーでも、システム収納を取り扱っている場合があります。

海外のおしゃれなリビング本棚の事例3選

実際におしゃれなリビング本棚を計画する際に、参考になる海外事例を厳選しました。

ぜひ参考にしてみてください。

空いている壁面を有効に利用した例

空いている壁面を有効活用

ソファ横の壁一面にオープンな棚をつくり、本棚にしています。

この事例のポイントは、棚の一部に扉を付けアクセントにしている点です。

本の背表紙がカラフルなため、一見ごちゃごちゃして見えそうなつくりですが、アクセントになる扉とソファに置かれたクッションを同色にして共通項をつくっています。

このように部屋全体で関連性を持たせることで、本棚がリビングと調和します。

また棚の下段にカラー扉を設け、視覚的な「重さ」を下へ集中させることで、安定感を生み出しています。

なおオープンタイプの収納は目に入るアイテム数が増え、煩雑に見えやすいのでコーディネートをするときには、注意が必要です。

部屋全体を見渡して、バランスを調整するようにしてください。

テレビボードと一体化した造り付けシェルフ

テレビボードと一体型シェルフ

テレビボードとオープンラックが一体化したシェルフです。

ナチュラルな雰囲気にぴったりの木製棚板が、リビングの壁面をリズミカルで印象的な空間にしています。

本だけでなく小物やアート作品・植物を置き、何も置かない空白の棚をつくることで、抜け感が生まれます。

本がところせましと並んだ状態ではテレビを見るときに圧迫感があり、リラックスした気持ちになれません。

このように「テレビを見る」というような目的がある場合には、余白をつくってみてください。

あるいは扉をつけて、細かい物が視界に入らないようにするとよいでしょう。

ソファの後ろ側のスペースをいかした本棚

ソファーの後ろ 本棚

ソファの背面に本棚を設けたレイアウトです。

向かって右側には、テーブルと同じくらいの高さのあるカウンターが続いています。

カウンターと奥行きをそろえれば、高さに違いがあってもすっきりとした印象になります。

ソファ背面に窓がある間取りのときなど、窓下や横に収納カウンターをつくると場所を有効に活用できるでしょう。

その一部を本棚にして、本だけでなくアート作品などを飾ると雰囲気のよいコーナーをつくれます。

またソファ背面が壁ではない場合は、あえて間仕切りとして本棚を使うとメリハリのある空間になります。

リビングにあうおしゃれな本棚5選

実際に上質なリビングをおしゃれに演出してくれるような、素敵な本棚を厳選しましたので、ぜひ参考にしてみてください。

505 UP(505アップ)|Molteni(モルテーニ)

505 UP(505アップ)|Molteni(モルテーニ)

出典:https://www.molteni.it/jp

イタリアのシックモダンファニチャーをけん引するMolteni(モルテーニ)。

落ち着いたカラーと繊細なデザインで、洗練された空間を演出するブランドです。

ソファやテーブル・チェアなどの置き家具のほか、非常に優れたシステム収納家具のラインナップをしていることでも知られています。

今回ご紹介する「505 UP(505 アップ)システム」は、リビングエリア用のシステム収納家具です。

オープンラックだけでなく、引き出しやバーカウンター用のパーツなど、収納スペースとして幅広い展開ができるようになっています。

棚板や扉のカラー・素材のバリエーションも豊富に用意され、あらゆるテイストのインテリア空間にマッチした収納を提供できるでしょう。

526 NUAGE(ニュアージュ) ブックシェルフ|Cassina(カッシーナ)

526 NUAGE(ニュアージュ) ブックシェルフ|Cassina(カッシーナ)

出典:https://www.cassina-ixc.jp

モダンなイタリア家具で多彩なコーディネートが実現できるCassina(カッシーナ)には、空間のアクセントになる本棚をいくつか取りそろえています。

才能豊かなデザイナーであるシャルロット・ペリアンによってデザインされた「526 NUAGE(ニュアージュ)」もその一つです。

日本の伝統的な暮らしや美意識に感銘を受けたといわれるシャルロットの作品には、日本の美しさが反映されています。

「526 NUAGE」は、京都・桂離宮の違い棚にインスパイアされたデザインで、見る人の目を引く特徴的な形状が魅力を放っています。

扉はグレー・黒のほか5色のカラーで塗装ができ、インテリアイメージにあわせてカスタマイズ可能です。

リビングとダイニングの境に間仕切りとして設置してもよいでしょう。

HC(エイチシー)3010モデル|カリモク

HC(エイチシー)3010モデル|カリモク

出典:https://products.karimoku.co.jp

日本の木工家具を支える大手国産家具メーカー、カリモク。

クラシカル、モダン、ナチュラルさまざまなインテリアテイストにも対応できる、懐の深いラインナップが魅力の一つといえます。

シンプルモダンインテリアが人気のなかでも、装飾的でクラシックな雰囲気の家具も多数用意されています。

「コロニアルシリーズ HC3010モデル」は、アンティーク調の落ち着きがあるデザインで、高級感のあるリビングを彩ることでしょう。

クラシカルなデザインは、あえて無機質な空間に置くとエレガントさが強調され、アンバランスな美しさが際立つコーディネートになります。

L.Form(エル・フォーム)|柏木工

L.Form(エル・フォーム)|柏木工

出典:https://www.kashiwa.gr.jp

飛騨高山を拠点とする「柏木工」は、木製品の扱いにたけています。

飛騨の匠の技は代々受け継がれ、明治時代後期になると豊かな森の資源をいかした林業・製材業が発展します。

そのなかで、飛騨の広葉樹をいかした曲木椅子が盛んにつくられるようになりました。

柏木工では厳選した木材で「脚物」と呼ばれる椅子だけでなく、「箱物」である収納家具も数多く生み出しています。

「L.Form(エル・フォーム)」は、そんな柏木工がつくる「システム収納」です。

リビングだけでなく、キッチンやダイニングに求められる収納家具を、暮らす人の生活にあわせてカスタマイズできます。

木のぬくもりを感じる、洗練された暮らしの実現におすすめのブランドです。

Arashiyama(嵐山)|Time& Style(タイムアンドスタイル)

Arashiyama(嵐山)|Time& Style(タイムアンドスタイル)

出典:https://www.timeandstyle.com

日本から世界へ、美しい家具を届け続ける「Time & Style(タイムアンドスタイル)」。

北海道・旭川の森に囲まれた工場では、丸太の仕入れ・製材・木工・組み立て・仕上げといった、家具製造を一貫して行っています。

洗練されたデザインの「Arashiyama(嵐山)」は、名前の通り、京都・嵐山の竹林にインスパイアされています。

リズミカルなラインは、空間にほどよいスパイスを与えるアクセントとなるでしょう。

存在感のある見た目は、一つのアート作品のように上質な空間をおしゃれに彩ってくれます。

リビング本棚のインテリアコーディネートでお悩みならMAYSへ

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リビングには、ソファやテレビボードなどさまざまな家具が置かれます。

そのなかで、本棚をおしゃれにまた適切なレイアウトで選ぶのは難しいと感じられるかもしれません。

そのようなときは、トータルコーディネートをプロに依頼してみてはいかがでしょうか?

年間約1,000件以上の高級物件のインテリアコーディネートを手掛けるMAYSなら、部屋全体にバランスのよいコーディネートが可能です。

ワンランク上の上質な暮らしをかなえるために、ぜひお気軽にご相談ください。

文・松田ともみ(インテリアコーディネーター)

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