リビング続きの和室におすすめのインテリア&レイアウトのコツをご紹介!
なんとなく空き部屋になりがちなリビング続きの和室。
「なんとか有効活用したい」「おしゃれにレイアウトをして自慢のリビングにしたい」と感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、リビング続きの和室を有効利用する活用術のほか、レイアウトの実例や和室におすすめのインテリアをご紹介します。
和室をうまく使いこなしてハイセンスで素敵な暮らしを実現しましょう。
目次
リビング続きの和室の活用法5選
リビング横の和室は実用性が高く、子ども部屋にしたり、リビングの続き間として使ったりと活躍のシーンが幅広くあります。
活用法の具体例5つを見ていきましょう。
子ども部屋
リビング続きの和室は、以下のように子どもの成長にあわせて長く活用できます。
・赤ちゃん期は「お昼寝スペース」
・幼児期は「プレイルーム」
・小学生時代は「スタディコーナー」
このように長い期間にわたり親の目の届く範囲で子どもの成長を見守れるのは、リビング続きの和室ならではの魅力です。
畳は自然素材なので温度・湿度の調整に優れており、お昼寝やオムツ替えに重宝します。
クッション性もあるので、動き回る幼児期には「プレイルーム」として活躍するでしょう。
ジャングルジムを置いて本格的な遊び場にするのもおすすめです。
小学生の頃には、読書や宿題をする「スタディコーナー」として役立ちます。
リビングに学習机や本棚を置くスペースがない場合は、和室を活用してリビング学習の環境を整えるのも方法の一つです。
リモートワーク用の仕事部屋
汎用性が高い4.5~6畳のこじんまりとした和室は、リモートワークの仕事部屋にも適しています。
リフォームなど手を加えなくても、デスク・椅子・パソコンを運び込めばすぐにでも作業を開始できます。
リビング続きの和室を仕事部屋として活用する際のポイントは以下の2点です。
・デスクの高さ
・間仕切りの有無
畳はじかに座ることもできるため、「座卓+座椅子」というコンパクトなスタイルも可能です。
畳コーナーのように間仕切りがない場合は、ロールスクリーンなどを設置すれば簡単にプライベート空間が完成します。
リモートワークの期間や1日の作業時間などと照らし合わせて、自分にあったレイアウトにしましょう。
客間
和室本来の役割である「客間」として活用するのも趣深くおすすめです。
客間としての活用をおすすめする理由をまとめました。
・高級感がおもてなしに最適
・い草の香りによるリラックス効果がある
・落ち着いた空間で話ができる
ちょっとした掛け軸や花瓶などのインテリアを置くだけで高級感とあたたかみのある雰囲気になるため、大切な来客のおもてなしに最適です。
い草は香りがよくリラックス効果があるので、心地よいと感じる方は多いでしょう。
リビング続きの和室はふすまを閉めれば簡単に個室になるので、リビングにいる家族とは別の部屋でゆっくり話をしたいときの客間として重宝します。
寝室
和室は押入れがあるため、寝室としても活躍します。
畳に直接布団を敷く従来のスタイルはもちろんのこと、現代では和室にベッドを置く和モダンスタイルも人気があります。
畳に布団を敷く従来型の場合、日中は布団を片付けて部屋を広々と自由に使えるのがメリットです。
和室を寝室としてのみ活用する場合は、ベッドを置くとよいでしょう。
和室には日本建築ならではの旅館のような落ち着いた趣深い雰囲気があります。
旅先で見つけたお気に入りのインテリアやモダン家具などを置いて、1日の疲れを癒やす自分好みの寝室にアレンジしましょう。
リビングの続き間
リビング横という絶好の配置を生かして、リビングの続き間として使うのもおすすめの活用法です。
和室をリビングの続き間として活用すると、以下のようなメリットがあります。
・リビングに開放感が生まれる
・リビングでの過ごし方が変わる
・リビングのレイアウトの幅が広がる
ふすまを全開にしてリビングスペースを拡大できるのは、リビング横にある和室最大のメリットです。
例えばLDKが約13畳の場合、6畳の和室をリビングとして解放すると20畳近い大空間となります。
このようにリビングの続き間としてスペースを拡大できれば、リビングに置けなかったソファを和室に置くなどレイアウトの幅が広がります。
リビング横の和室をうまく活用し、自分好みのレイアウトでより快適な暮らしを実現しましょう。
【場所別】リビング続きの和室のレイアウト術とおすすめのインテリア
ご紹介した5つの活用法ごとに、リビング続きの和室のレイアウト術とおすすめのインテリアを解説します。
子ども部屋
赤ちゃん期・幼児期・小学生時代と3つの成長期ごとにおすすめのレイアウトおよび、インテリアをご紹介します。
赤ちゃん期「お昼寝スペース」
赤ちゃん期のお昼寝スペースとして活用する場合は、以下のものを準備します。
・コンパクトベッドやベビー布団
・オムツ
・収納家具
レイアウトはシンプルで、お昼寝用の寝具やオムツ、着替えなどをしまう収納家具を配置するだけで快適なお昼寝スペースとなります。
寝具を直置きできる、畳を敷いた和室ならではのレイアウトです。
幼児期「プレイルーム」
幼児期に「プレイルーム」として活用する場合は、以下のものを準備するとよいでしょう。
・ジャングルジム
・おもちゃ収納
・ボールプール
畳はクッション性があるので、ジャングルジムのような体を動かす玩具を置くのもおすすめのレイアウトです。
おもちゃ収納は、部屋が片付くのと同時にお片付けの習慣も身につくので、ぜひ取り入れたいアイテムといえます。
コロナ禍で思うように外遊びができない昨今、第二の公園として和室を活用してみてはいかがでしょうか。
小学生時代「スタディコーナー」
小学生の「スタディコーナー」として活用する場合は、以下のものを準備します。
・勉強机
・椅子
・本棚
・マット(ラグ)
・収納家具(ランドセル収納)
親の目の届くリビング横の和室は、スタディコーナーに最適な部屋です。
わからない問題をその場で教えてあげられるので、宿題や勉強がはかどります。
勉強机や椅子はもちろんのこと、畳を保護するためのマットを敷くレイアウトがおすすめです。
ランドセルや絵の具などを収納できる収納家具(ランドセル収納)を配置すると、部屋がきれいに片付きます。
リモートワーク用の仕事部屋
リモートワーク用の仕事部屋として活用する場合におすすめのアイテムは以下のとおりです。
・デスク
・椅子
・パソコン
・デスクライト
和室で仕事をする場合は、デスク・椅子・パソコンなど仕事に必要なアイテムを準備します。
手元が暗い場合は、デスクライトを設置するとよいでしょう。
和室の場合、レイアウトは「デスク+椅子」または「座卓+座布団(座椅子)」の2通りがあります。
長時間作業をする場合は、「デスク+椅子」がおすすめです。
一時的、もしくは短時間のリモートワークというケースでは、コンパクトにおさまる「座卓+座布団(座椅子)」というレイアウトもよいでしょう。
客間
和室を客間として活用する場合は、以下のインテリアがおすすめです。
・間接照明
・観葉植物
・掛け軸
・花瓶
・座卓と座椅子
和室を客間としてレイアウトする場合は、来客に心地よいと感じてもらえる空間づくりを心がけましょう。
具体的には、木製の格子状デザインの間接照明や花瓶、掛け軸など和の趣が感じられるインテリアを座卓の周りに飾るレイアウトがおすすめです。
高級旅館をイメージして、好みのインテリアをセンスよく飾りましょう。
寝室
リビング続きの和室を寝室として活用する場合は、以下のインテリアを準備します。
・ベッド
・洋服タンス
和室を寝室とする場合は、「布団」または「ベッド」という2通りのレイアウトがあります。
ベッドの場合は、和室になじむ「木製ベッド」を置くとホテルライクな雰囲気を演出できるのでおすすめです。
ベッドのデザインにあわせるように、洋服タンスも桐たんすなど和の趣が感じられるインテリアを選ぶとよいでしょう。
リビングの続き間
リビング横の和室をリビングの続き間として活用する場合は、以下のインテリア(家具)を準備しましょう。
・ローソファ
・ブックシェルフ
扉を全開にして和室をリビングとして活用する場合、和室にソファを置くのもおすすめのレイアウトです。
和室は6畳程度の広さが多いため、ローソファ(座面高さ40cm以下)などの圧迫感の少ないソファを選びましょう。
モダンなブックシェルフを置くと、リビングとの一体感がさらに高まります。
和モダンを意識したレイアウトにしたい場合は、スタイリッシュなイメージのある琉球畳を敷くとおしゃれな雰囲気に仕上がります。
リビング続きの和室のおしゃれなレイアウト術お手本5選
5つの活用法ごとに、リビング続きの和室レイアウトの実例をご紹介します。
子ども部屋
学習机・椅子・ランドセル収納を置いて和室を子どものスタディコーナーとしてうまく活用しています。
デスク上の本棚、デスクワゴン、ランドセル収納と収納場所が多くあるので整理整頓しやすく、勉強もはかどるでしょう。
木のナチュラルなデザインに統一された家具は和室の雰囲気に調和していておしゃれです。
家具の下には畳を保護するためのマットが敷かれており、和室を子どもの勉強部屋として活用する理想のレイアウトに仕上がっています。
リモートワーク用の仕事部屋
和室にデスク・椅子・パソコン・プリンターなどを配置し、仕事部屋として活用した例です。
ふすまで仕切れるので、仕事用の個室として集中して作業できるでしょう。
デスクの周りのアイテムをホワイトで統一しているのもポイントです。
明るくモダンなレイアウトに仕上がっているため、ふすまを開けたままにしてもリビングとの違和感はありません。
リビング続きの和室をリモートワークの仕事部屋にしたい方は、ぜひ参考にしましょう。
客間
和の趣が感じられる絵画や間接照明、古風な飾り棚などをあしらった和室を客間にレイアウトする参考例です。
琉球畳とアクセントクロスを用いることで、モダンで洗練された雰囲気を見事に演出しています。
やすらぎのある空間にするために、グリーンを取り入れるのもポイントです。
和室を客間として使用する場合は、添付画像のようにアースカラーをベースとした空間に和テイストの小物を配置しましょう。
寝室
和室本来の使い方でもある、寝室として活用するレイアウトです。
ベッドが普及した現代にあっても、畳に布団を敷いて就寝するほうが好きな方もいるのではないでしょうか。
1階と2階の往復が負担の場合は、リビング横の和室を寝室にしましょう。
近年では、和室に木製のロータイプのベッドを置くスタイルもあります。
ベッドを置くと、和室が一気にモダンな雰囲気になります。
リビングの続き間
和室をリビングの続き間として開放する場合に参考にしてほしいのが、上記のような和洋折衷タイプの和室です。
琉球畳はソファと同じグレーをあしらっているので、リビングとの統一感があるおしゃれな仕上がりになっています。
押入れも従来のような観音開きではなく、洋風のクローゼットスタイルになっているのもポイントです。
洋間に近いデザインなので、ソファを置いてもブックシェルフを置いても様になります。
和室をリビングの続き間として日常的に使う場合は、リビングとの一体感を意識したレイアウトにしましょう。
【場所別】リビング続きの和室におすすめのインテリア
和室の活用法ごとに、リビング続きの和室におすすめのインテリアをご紹介します。
子ども部屋
リビング続きの和室を子ども部屋として使用する場合におすすめのインテリアは以下の2点です。
【学習机】ボナ シェルタ|カリモク
出典:https://www.karimoku.co.jp/gakusyu/popular.html
ボナシェルタは、日本の大手家具メーカー・カリモクが手がける、2007年の発売以来人気No.1の学習机です。
やさしい木目調のシンプルなデザインなので、和室の雰囲気になじみます。
サイズ展開と組み合わせアイテムが充実しており、成長にあわせて買い足せるのも魅力です。
デザイン性が高く、インテリアとしても映える学習机をお探しの方は、ぜひ検討してみてください。
【本棚】マルチシェルフ QS3087|カリモク
出典:https://www.karimoku.co.jp/gakusyu/related/multishelf.html
上記の学習机「ボナシェルタ」と組み合わせて使用できるマルチシェルフも、和室のインテリアにおすすめです。
ランドセルや教科書、学用品を一箇所に収納できるので部屋がスッキリ片付きます。
和室が散らかっているとリビングの雰囲気が台無しになりかねません。
リビングの洗練されたイメージを保つために、和室は学習机と合わせてマルチシェルフをレイアウトするとよいでしょう。
寝室
和室をモダンな寝室として活用したい場合は、ベッドを配置するのがおすすめです。
【ベッド】MORELESS BED(モアレス ベッド)|MASTERWAL(マスターウォール)
出典:https://www.masterwal.jp/shop/g/gMLBD-S?gclid
和室のベッドにおすすめなのが、日本発の高級家具ブランド「MASTERWAL(マスターウォール)」が発売するMORELESS BED(モアレス ベッド)です。
ロータイプなので、6畳程度の和室においても開放感が損なわれることはありません。
上質な木製フレームのベッドは、和モダンスタイルに最適です。
和室に置くおしゃれなベッドをお探しの方は、「MASTERWALのMORELESS BED」を検討してみてください。
リビングの続き間
和室をリビングの続き間として活用する場合は、ローソファとモダンなブックシェルフがおすすめです。
【ローソファ】s.low(エス・ロウ)ソファ|モリタインテリア
出典:http://www.moritanet.com/product/sofa/s.low.html
s.low(エス・ロウ)ソファは、1950年創業の家具の老舗「モリタインテリア」が販売する、座面高さ21cmのローソファです。
日本人になじみのある「低座の暮らし」をコンセプトにしているため、畳を敷いた和室に最適なデザインをしています。
座面の奥行きは広々と61cmほどあり、座布団に座るようにあぐらをかいてくつろぐこともできます。
洋間にも和室にも合う洗練されたデザインなので、リビングの続き間として活用する和室におすすめです。
【収納家具】526 NUAGE(ニュアージュ)|Cassina(カッシーナ)
出典:https://www.cassina-ixc.jp/shop/g/g526nuage/
オーク材にカラーパネルを合わせたハイセンスなブックシェルフ「526 NUAGE(ニュアージュ)」も、第二のリビングとして使うリビング横の和室におすすめのインテリアです。
発売元は世界に名だたる高級家具ブランド「Cassina(カッシーナ)」で、伝統を引き継ぎつつも革新的なデザインが一際存在感を放ちます。
デザイナー「シャルロット・ペリアン」が京都の桂離宮でヒントを得て考案しただけあり、斬新ながらも和室の雰囲気に自然となじむ逸品です。
琉球畳にs.lowソファ、526 NUAGEをレイアウトすれば、ハイセンスな和モダンスタイルに仕上がります。
和室リビングのインテリアコーディネートでお悩みならMAYSへご相談ください
リビング横にある和室は、リビングをこれまで以上にグッとおしゃれにできるキーポイントです。
子ども部屋や客間、リビングの続き間など活用法を明確にして、イメージにあったインテリアを取り入れましょう。
いまいちよいレイアウトが思い浮かばない方は、インテリアコーディネートの実績が豊富なMAYSにご相談ください。
インテリアのプロと二人三脚で、理想の和室を実現しましょう。
文・ライチ1214(大手ハウスメーカー元社員)
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