洗練されたナチュラルインテリア。大人がくつろぐリビング実現のコツ
ナチュラルなインテリアリビングは、優しい雰囲気でゆったりくつろぐことができ、注目度の高いインテリアテイストです。
しかし、ナチュラルだからこそ、家具の色合いや素材をどのように配置すればいいのかお困りの方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、おしゃれで、くつろぐことができるナチュラルインテリアリビングのコーディネートのコツをプロ目線でお伝えします。
どなたでも取り入れられるアイテムの選び方や海外の素敵なコーディネート例、おすすめのブランドも詳しく解説するので、コーディネートのヒントをみつけて、心地よいナチュラルインテリアを実現しましょう。
目次
ナチュラルなインテリアとは?
「ナチュラル:英natural」には、自然の・自然のままのといった意味があります。
ナチュラルなインテリアは、自然素材を用いたあたたかみの感じられる内装です。
大地をイメージした茶やベージュ、植物のグリーンやカーキ、海や空のブルーなどのアースカラーを使った明るい印象のコーディネートで、シンプルな印象を与えるのが特徴です。
洗練されたインテリアでナチュラルなリビングを実現するコツ
ナチュラルなインテリアは、カジュアルな印象になりやすいため、高級感がないと感じる方もいるかもしれません。
自然素材にこだわるだけでは、ナチュラルでも上質な空間を演出できないでしょう。
洗練された大人のためのナチュラルなリビングをコーディネートするときに、おさえておきたいポイントを5つご紹介します。
上質な素材にこだわる
自然体で素朴な素材はナチュラルな雰囲気を作れる一方で、高級な印象を演出しにくい特性があります。
そこで、できるだけ上質な素材を選ぶようにしてください。
床材や室内ドアなどの建具には、木目をプリントしたシート貼りタイプもたくさんありますが、可能なら天然木を仕様した材料にすることをおすすめします。
賃貸住宅では自由にならないこともありますが、天然木と見違えるほど精巧なシートもあるので、できるだけ本物に近い印象の素材が使われている住宅を選びましょう。
リビングで使われるソファやリビングテーブルも、木部や張り地、天板の素材にこだわってみてください。
機能性やメンテナンス性が向上するケースもあるため、化学的な素材すべてがよくないと決めつけず適材適所に取り入れる柔軟性も大切です。
自然そのままの素材を寄せ集めるだけでなく、丁寧に加工されているかどうかも高級感のある空間づくりに重要なポイントになります。
シンプルなデザインを選ぶ
家具やインテリアアイテムは、装飾が少なくシンプルなデザインのものを選び素材のよさを感じられるものを選んでください。
デコラティブなものは、技巧的でナチュラルな印象から離れてしまいます。
またインテリアテイストに問わず、整理整頓された空間であることも、高級感のある洗練された家づくりには重要です。
シンプルで木目の美しさが引き立つ収納家具を使い、部屋をすっきりと整理しましょう。
モダンな要素をプラスする
自然のイメージそのままを取り入れると、あたたかみのあるリビングにはなりますが、雑然とした雰囲気や民芸調の印象が強くなります。
洗練された雰囲気にするには、シャープさが感じられるモダンな要素を加えてください。
ソファのフレームを直線的なものにしたり、脚部をステンレスなどの金属を使ったりすると、ナチュラルでもすっきりとしたかっこよさをプラスできるでしょう。
また、ガラス天板のリビングテーブルを設置する、照明をあえてモダンなデザインを選ぶなどポイントになるアイテムを1〜3つほど加えてみるのもおすすめです。
エッジの効いたアイテムを加える
ハイセンスな大人のリビングを実現したいなら、個性的な要素があるとより面白いのではないでしょうか。
金属・ガラス・石・鏡など、ナチュラルさとは異なる素材をプラスしてみましょう。
家具の一部に使ってもよいですし、アート作品としてオブジェや絵画・写真・版画を飾るのも素敵です。
落ち着いたナチュラル空間を彩るような、デザインの一部に木が使われたスピーカーなど、オーディオ機器にこだわってもいいでしょう。
高級感のあるデザイナーズ家具を生かす
高級感のあるリビングにするには、存在感のあるデザイナーズ家具を使うのもおすすめです。
部屋全体をシンプルにまとめた上で、単体でインパクトがある家具を置き、空間にメリハリをつけてみましょう。
一人掛けソファなどの独立した家具をデザイナーズものにして、引き立つようなレイアウトがおすすめです。
存在感のあるデザイナーズ家具は、モダンな印象のアイテムが多いため、たくさん取り入れるとかえってナチュラルさがなくなってしまう点には注意が必要です。
明るい色調の布張りソファの近くに、革張りの一人掛けソファを1脚だけ置くなど、バランスに気をつけてみてください。
ナチュラルなリビングを彩るアイテムの選び方
リビングはくつろぐために利用することがほとんどでしょう。
ソファやパーソナルチェア、光や風をコントロールするためのカーテン、明かりなどさまざまなインテリアアイテムでリラックスできる空間を作ります。
ナチュラルなリビングでは、どのようなポイントに気をつけてアイテムを選べばよいか、詳しく解説します。
ソファ
テレビや映画鑑賞、音楽を聴きながら読書をするなど、リビングで重要な家具にはソファが挙げられます。
ボリュームも大きいアイテムなので、すっきりとシンプルな形を選んでください。
ナチュラルな印象にするには、張り地は革より布がおすすめです。
革にしたい場合は、やわらかい仕上げで明るめの色にするとよいでしょう。
リビングテーブル
リビングテーブルは、基本的には木製をおすすめします。
しかし、あえてアクセントになるアイテムとして、個性的なものを選ぶのもよいかもしれません。
大理石天板は自然のものなので、ナチュラルさを持ちながらも洗練されたシャープさをプラスできるでしょう。
サイドテーブルに、丸太をそのまま加工したデザインのものを使ってみるのもパンチの効いたナチュラルさを演出できます。
カーテン
光のコントロールをするカーテンは、大きな面積を占めることも多く色柄素材は、インテリアコーディネートをする上で重要なアイテムとなります。
ナチュラルなインテリアに合うカーテンは、無地で織りのざっくりとした素材感が分かるものがぴったりです。
ドレープ(厚地のカーテン)はヒダをたっぷりと取るとゴージャスな雰囲気を作れますが、ナチュラルな印象にこだわるのであれば、あえてフラットな仕上げにするとよいでしょう。
またメカ物と呼ばれる、ウッドブラインドなどもおすすめです。
ラグ
ラグやカーペットも広い面積で、部屋の印象に大きく影響します。
アイボリーやベージュなどのやわらかい色味で、部屋になじむようなものを選べば失敗が少なくなります。
麻の種類であるサイザルを使ったラグも、ナチュラルなインテリアに合わせやすいアイテムです。
あえてペルシャ絨毯やキリムのようなオリエンタルな柄をプラスすると、ナチュラルさのなかに、ほどよいスパイスが効いた演出ができるでしょう。
照明
間接照明を用いた、多灯使いで陰影のある空間を作りましょう。
日本では、部屋の天井中心部から部屋全体を明るくするシーリングライトを使うことが一般的ですが、どうしても無機質な印象になってしまいます。
スタンドライトやペンダント灯などをいくつか組み合わせて、必要な場所に適度に「あかりだまり」を作ると、立体感のある空間になります。
またリラックスできるリビングを実現するには、電球色や温白色と呼ばれるオレンジ味のあるあたたかい電球を使う選択もおすすめです。
インテリアグリーン
ナチュラルインテリアに欠かせないアイテムとして、観葉植物などのインテリアグリーンがあります。
部屋の中に植物があると、目にやさしく空気を清浄化してくれるだけでなく、心理的にもリラックス効果が高まり、くつろぐためのリビングにぴったりでしょう。
ナチュラルでやさしいインテリアには、丸みのある葉っぱのウンベラータや小さな葉が集まったエバーフレッシュなどが向いています。
ツル性植物を棚の上などに置いて、葉っぱをたらすように飾るのも素敵です。
アート
ナチュラルなインテリアはシンプルにするとよいと話しましたが、その分、殺風景に感じられるかもしれません。
部屋になじむような、淡い色合いの抽象画などを飾ると、ワンランク上質な空間を実現できるでしょう。
高級感のある洗練されたリビングにするなら、フレームにもこだわってください。
彫刻の入ったゴージャスな額縁はナチュラルな空間には合わないので、白木やホワイトのすっきりしたフレームにすると、調和をとりやすくなります。
海外事例から見つけるナチュラルリビングのポイント5選
大人がくつろげるような、ハイセンスでナチュラルなリビングの参考になる海外事例をご紹介します。
明るいトーンでまとめられたシンプルナチュラル
ソファ、ラグ、カーテンを無地の明るい色で揃えて、全体のトーンにまとまりがあるナチュラルリビングです。
一人掛けチェアには丁寧に角をとった濃い色味の木製フレームが使われており、丸みのある形状が優しい雰囲気を保ちながらも空間を引き締めます。
色数が少ないと、ぼんやりとした印象になりますが、個性的な木目のリビングテーブルや、彫刻のようなフォルムのスタンド照明がオブジェのようにアクセントとなり活かされています。
個性がぶつかり合うナチュラルリビング
ミース・ファンデル・ローエデザインの「バルセロナチェア」は茶色の革張りを取り入れ、存在感のある切り株を使ったリビングテーブルに、壁面のアートオブジェが特徴のテイストです。
サイザル麻のカーペットなど、自然素材を取り入れることで、ナチュラルな雰囲気を演出できます。
個性的なアイテムが並びながらも全体の色味をブラウンでまとめることで、まとまりのある空間コーディネートになっています。
名作家具が生きる風格あるナチュラルさ
天井まで板張りにした木に包まれながらも、あえて床をタイル貼りにすることで抜け感のあるナチュラルなリビングダイニング。
チャールズ&レイ・イームズデザインの「ラウンジチェア」を主役としたコーディネートが印象的です。
一人暮らしならソファは置かず、一人掛けチェアでゆとりのあるレイアウトにしてもよいでしょう。
植物に囲まれて
ワイルドネイチャーのダイナミックさを、インテリアに取り入れたコーディネート。
優しさを感じるナチュラルさとは対照的な力強い自然感が、インパクトのある景色を作り出しています。
アートにも発色のよいカラーが使われ、自然信仰をイメージさせる飾りと大胆な空間構成は、大人が趣味を楽しみながらくつろぐ部屋にぴったりです。
シャープさをプラスしてスタイリッシュナチュラルに
シンプルなナチュラルインテリアに、シャープさを加えたスタイリッシュなリビングです。
ソファやテーブル、アートフレームに華奢で直線的なブラックをプラスして、モダンな印象になっています。
大きな面積を占めるソファやカーテンは明るくやさしい色味、素材を使っているので、ナチュラルなやわらかい雰囲気を損ねることなくバランスのよいコーディネートが魅力的です。
ナチュラルインテリアを実現するおすすめブランド3選
ナチュラル空間を彩る家具やアイテムが揃った、おすすめのブランドをご紹介します。
飛騨産業
岐阜県・飛騨高山で創業100年を迎えた飛騨産業は、飛騨の匠の技と豊かな森を受け継ぎ、数々の家具を生み出してきました。
木材加工技術に優れており、ナチュラルなインテリアを彩る木製家具のラインナップが豊富です。
arflex Japan(アルフレックスジャパン)
イタリアのモダンデザインを継承しながらも、日本のライフスタイルに合わせた家具を作り続けるarflex Japan(アルフレックスジャパン)。
高級感のあるカジュアルさは、大人のナチュラル空間にぴったりです。
張地布の種類も豊富で、シンプルながら奥行きのあるインテリアコーディネートを実現できるでしょう。
IDEE(イデー)
北欧のナチュラルなテイストを持ちながらも、オリジナリティのあるデザインで幅広い世代に愛されるIDEE(イデー)。
アートにも力をいれており、個性豊かな空間設計を楽しめます。
シンプルなナチュラル空間に、スパイスを効かせたい方におすすめです。
MAYSのインテリアコーディネートサービス
「お客様に一つ上のライフスタイルを提供したい」という想いで、数多くのインテリアコーディネートを手掛けるMAYSでは、お客様に寄り添ったサービスをご提供しています。
MAYSが手掛けるナチュラルインテリア
まずは、MAYSがこれまでに手掛けたナチュラルインテリアの実例をご紹介します。
窓から差し込む光が、やさしくリビング空間を包み込むナチュラルモダンインテリア。
たっぷりとしたライトグレーのソファは、エレガントな雰囲気を醸し出し、ダークカラーの一人掛けチェアが空間を引き締めています。
木部のデザインにもこだわった上質な家具でコーディネートした、ナチュラルなリビングです。
インテリアグリーン、照明、アートをさりげなく配置し、バランスよくコーディネートされています。
プロのインテリアコーディネートとは?
お客様の要望をしっかりとヒアリングし、最適な家具やインテリアアイテムをご提案しています。
ソファ、テーブル、照明など、多岐にわたるアイテムを選ぶのは手間ひまがかかるだけでなく、全体の調和を考えた選択が難しいものです。
年間1,000件以上のコーディネートを手掛けるMAYSが、お客様のご希望にそったトータルコーディネートを納品までしっかりサポートいたします。
ライフスタイルを一つ上へ導くMAYSのインテリア
上質なインテリアは、日々の暮らしそのものを格上げしてくれるでしょう。
忙しい毎日のなかでもほっと安らげる空間は、現代人にとって必要不可欠なものなのではないでしょうか。
生活の質をあげてより豊かな毎日を送るためのお手伝いを通して「顧客価値の創造」を重視してまいります。
ナチュラルなくつろぎのリビングを実現したい方も、ぜひご相談ください。
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