人気の北欧スタイル！インテリアコーディネートのポイントは？実例もご紹介

2023.03.24
2023.04.09

北欧インテリアは、長い間人気の高いスタイルです。

自宅にも取り入れて、おしゃれなインテリアコーディネートを楽しみたいと考える方も多いでしょう。

北欧インテリアと言えばナチュラルな印象なのはわかりますが、具体的にはどのようにコーディネートすればよいのかと聞かれると迷いませんか。

そこで本記事では、北欧インテリアの特徴とコーディネートのコツを具体的に解説します。

実例も紹介しますので、視覚的にポイントを理解しながら、ぜひおしゃれな北欧インテリアコーディネートのヒントを見つけてみてください。

北欧インテリアのコーディネートとは
北欧インテリアを叶えるコーディネート3つのコツ
テイスト別の北欧インテリアコーディネート事例
MAYSが手がけた北欧テイストのインテリアコーディネート実例
- 和モダン×北欧ナチュラル
- シンプルナチュラルな北欧インテリア
北欧テイストのインテリアコーディネートなら実績豊富なMAYSへ

北欧インテリアのコーディネートとは

はじめに、北欧インテリアとはどのようなスタイルなのか、その特徴を詳しく解説します。

北欧インテリアとは？

そもそも「北欧」とは、ヨーロッパ北部にある、スカンジナビア半島周辺の国々のことをいいます。

インテリアデザインにおいては、スウェーデン・ノルウェー・フィンランド・デンマークをメインとした地域で発展した家具やファブリック（テキスタイル）が有名です。

日本でも、人気が高い北欧インテリアブランドの一部をご紹介します。

FRITZ HANSEN（フリッツ・ハンセン）
CARL HANSEN ＆ SON（カール・ハンセン＆サン）
IKEA（イケア）
BoConcept（ボーコンセプト）
HAY（ヘイ）

長い歴史のある老舗ブランドだけでなく、新進気鋭のデザイナーが、いまなお数多く輩出され世界中から注目を浴びています。

日本のブランドとのコラボレーション家具などもあり、目が離せません。

例えば、北欧家具ブランドメーカーのデザイナーズチェアに日本の老舗織物メーカーの生地を採用したり、日本人デザイナーがデザインしたりといった動きがあります。

1950～70代のヴィンテージ北欧家具も人気が高く、日本家屋との相性もよい点も特徴と言えるでしょう。

大自然にインスパイアされたデザイン

フィンランドやスウェーデンは世界的にみても森林が多く、木材を使った優れた家具がたくさんあります。

家具の形状やファブリックの色・柄などには、自然からヒントを得たデザインが取り入れられています。

植物や動物などをデフォルメ（対象を変形させて表現する方法）して表現され、ナチュラルでシンプルな印象のデザインが特徴です。

また、北欧諸国は冬が長く日照時間も短いことから、家の中で過ごす時間が多くなります。

居心地のよい暮らしを大切にしてきた北欧で育まれた家具やインテリアアイテムは、あたたかみがあり優しい暮らしに寄り添ってくれるでしょう。

森林が多く、木を使った暮らしになじみの深い日本のインテリアともよく合うのではないでしょうか。

くすみ感のあるカラーコーディネート

北欧スタイルのインテリアコーディネートを意識するときには、色使いも重要です。

おすすめは、彩度の低い「くすみカラー」。

色は「色相」「明度」「彩度」によって見え方が変わります。

くすみカラーとは、色の鮮やかさを表す「彩度」が低い色のことで、白の割合が多いパステルカラーや黒の割合が多いグレイッシュな色を指します。

ニュアンスカラー・スモーキーカラーなどとも呼ばれ、落ち着いた印象を与える色味です。

優しいラインが美しい木製家具

森林が多く、木製家具をメインとしていた北欧では、曲木（まげき）をはじめとする木材加工技術が発展してきました。

曲木とは、木材に水分を含ませた状態で熱・圧力を加えて曲げ、型にはめて乾燥させることで曲線的な形状にする技法・技術です。

近代の曲木技術は、ドイツのトーネットが19世紀半ばに完成させたと言われ、ヨーロッパを中心に北欧でも土地の特性に合わせて進化してきました。

北欧フィンランドのデザイナーアルヴァ・アアルトは、新たな曲木技術を開発しています。

現在でも世界中で愛されている名作、artek（アルテック）社・スツール60の脚部に使われている「L-レッグ」は、この開発により生み出されました。

このような曲木技術だけでなく、下に向かうにつれて細くなるテーパード加工など、やわらかな曲線美をともなう木製家具が北欧にはたくさんあります。

北欧インテリアを叶えるコーディネート3つのコツ

北欧インテリアの特徴がわかりましたが、実際にコーディネートをするときにはどのようなポイントに気をつけるとよいのでしょうか。

ここでは、北欧インテリアのコーディネートのコツを3つご紹介します。

カラーコーディネート

印象を大きく左右するカラーコーディネートで、北欧らしさを演出します。

前述したように、ソファやチェアの張り地、カーテン・クッションなどのファブリックに、くすみカラーを取り入れます。

ナチュラルで明るい北欧テイストなら「パステルカラー」、落ち着いたヴィンテージ感のある北欧テイストなら「グレイッシュ」「ダルトーン（鈍い色）」を木製家具に組み合わせるのがおすすめです。

また、ナチュラルな印象の北欧インテリアでは、床などの内装材にも木など自然素材を取り入れるとよいでしょう。

家具や木製フローリングは、樹種や塗装色によって色味も変わります。

白木の家具を使うような明るいイメージなら、メイプルやナチュラル塗装のオークなど、ビンテージ系の赤味がかった濃い茶色を組み合わせてみてください。

北欧家具を使う

北欧家具ブランドの家具をコーディネートに取り入れれば、北欧らしさを演出できます。

とくに、曲木やテーパード脚などの木製家具といった、北欧家具の特徴をそなえているものがおすすめです。

象徴的なデザインのデザイナーズチェアは、より北欧らしいインテリアを実現できるでしょう。

例えば、次にご紹介するチェアは北欧家具に興味のある方は、目にしたことがあるのではないでしょうか。

Yチェア（ブランド：CARL HANSEN & SON／デザイナー：ハンス・J・ウェグナー）
セブンチェア・アントチェア（ブランド：FRITZ HANSEN／デザイナー：アルネ・ヤコブセン）
スツール60（ブランド：artek／デザイナー：アルヴァ・アアルト）

また、フィンランド出身の建築家エーロ・サーリネンの「チューリップチェア」なども有名です。

背もたれ・座面のシェル部はプラスチックで作られ、北欧家具の雰囲気とは異なり、アメリカ・ミッドセンチュリー期の近未来的なデザインとなっています。

サーリネンは13歳でアメリカに渡った経歴があり、伝統的な北欧家具とは違うアプローチでプロダクトデザインに携わった経験が、今に生かされています。

どちらかと言えば、アメリカのミッドセンチュリースタイルにふさわしい家具と言えるでしょう。

しかし、近年人気の高いデンマークのインテリアブランド「HAY（ヘイ）」などでも、ポップなデザインやモダンなアイテムを数多く取り扱っています。

これまでの王道北欧スタイルでは物足りない方は、このようなモダンなアイテムをミックスさせてコーディネートしてみてもよいかもしれません。

北欧柄のファブリックを取り入れる

北欧デザインの魅力の一つに、テキスタイルデザインが挙げられます。

テキスタイルデザインとは、インテリアや衣服などに使われる「布」のデザインのことです。

染め方・織り方の違いのほか、描かれる柄・色によってさまざまな布が生み出されています。

北欧のテキスタイルデザインは、自然をモチーフにした柄や鮮やかな色が特徴です。

Marimekko（マリメッコ）：フィンランド
KLIPPAN（クリッパン）：フィンランド
Kvadrat（クヴァドラ）：デンマーク
Finlayson（フィンレイソン）：フィンランド

日本では、主にフィンランドやデンマークのテキスタイルブランドの商品が流通しています。

また、アパレルブランド「mina perhonen（ミナペルホネン）」など、日本のデザイナーが手がける北欧テイストの生地も根強い人気があります。

家具ブランドとのコラボレーションも多く、北欧インテリアのコーディネートにもぴったりです。

テイスト別の北欧インテリアコーディネート事例

北欧インテリアのイメージはつかめてきましたでしょうか？

ここでは、より理解を深めていただくために、テイスト別の北欧インテリアコーディネートの事例をご紹介します。

コーディネートポイントも簡単に解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

アイコニックな北欧デザイナーズチェアのあるインテリア

モダンな北欧家具として世界中で愛されている「セブンチェア」をダイニングに取り入れた、ナチュラルなインテリアコーディネートです。

全体的に白を基調としたシンプルな空間に、特徴的なデザインで目を引くチェアを配置しています。

セブンチェアは、ブラック・ホワイトのカラーが有名ですが、素材や塗装方法の異なる数多くのカラーを展開しているため、幅広いコーディネートも可能です。

こちらの事例では、イエローに塗装されたチェアを使い、空間を引き締めるアクセントとしています。

北欧らしい柄を大胆に生かしたインテリア

北欧らしい大胆なテキスタイルデザインを生かしたコーディネートです。幾何学模様のラグや、クッションカバーがスタイリッシュな空間に彩りを添えています。

ブルー・イエローをアクセントカラーとしており、部屋全体にバランスよく調和するアイテムです。

インパクトのある色・柄を取り入れるときは、このように目を引く色は2色程度に抑えるとよいでしょう。

また「ラグだけ」「ソファだけ」と、単体に色を加えるのではなく、部屋全体を見渡したときに共通する色があるようにすると、統一感のあるコーディネートができます。

北欧ヴィンテージ調の家具を取り入れたインテリア

白木に近い明るい木製家具の多い印象の北欧インテリアですが、ヴィンテージテイストでは、赤味がかった木製家具が特徴的です。

使い込まれたツヤ感のある家具をコーディネートしましょう。

グレー・からし色・深緑など、彩度・明度の低いファブリックは相性がよく、落ち着いた空間演出ができます。

MAYSが手がけた北欧テイストのインテリアコーディネート実例

最後に、年間約1,000件のインテリアコーディネートを手がけるMAYSによる、北欧テイストのインテリアコーディネート実例をご紹介します。

和モダン×北欧ナチュラル

日本のインテリアにもマッチするのが、北欧スタイルの魅力です。

へりなし畳が敷かれた和室があるナチュラルな和モダンインテリアに、違和感なく溶け込む北欧テイストの家具をコーディネートしました。

明るいオークの床材や畳の雰囲気に合わせた、明るい木製フレームのラウンジチェアやダイニングテーブルが特徴的です。

モダンな雰囲気をプラスするために、ブラック・ダークブラウンを照明器具・リビングテーブル・クッション・ダイニングチェアに取り入れました。

バルコニーに面した掃き出し窓のフレームと共鳴し、バランスが取れています。

＞＞事例詳細はこちら

シンプルナチュラルな北欧インテリア

北欧らしいチェアをメインにした、ナチュラルなお部屋です。

一人暮らし向けの1Rで、ベッド・デスク・収納のほか、リビング・ダイニングとして利用できる空間を設けました。

ソファは置かず、ラウンジチェアでくつろげるようになっています。

パステルカラーの青いチェアは、丸みのあるデザインで北欧インテリアらしい優しさを演出してくれるでしょう。

ベッドスローやクッションにもブルーを加え、部屋全体に統一感を与えています。

＞＞事例詳細はこちら

北欧テイストのインテリアコーディネートなら実績豊富なMAYSへ

憧れのインテリア空間があっても、自分ではどのようにコーディネートすればよいかわからない、あるいはゆっくり考える時間がとれないといった悩みを抱えていませんか。

そのようなときには、インテリアのプロにコーディネートを依頼してみてはいかがでしょうか？

MAYSでは、北欧テイストをはじめとしたさまざまなインテリア空間のコーディネートを手がけています。

インテリアプランのご提案だけでなく、配送・納品手配などの煩わしい手配もすべて行うMAYSのインテリアプレミアムサービスについてご紹介します。

テーラーメイドのインテリアプラン

インテリアコーディネートと言っても、お客様のご要望はさまざまです。

MAYSでは、ご予算・ライフスタイル・お好みに合わせたインテリアプランを作成し、お客様に寄り添ったご提案をしています。

数多くのブランドからぴったりの家具が選べる

国内外100近くのブランドのなかから、ご希望に合う家具やインテリアアイテムを組み合わせてお選びいただけます。

単一ブランドのプランでは表現できない、幅広いインテリアコーディネートを実現できるでしょう。

配送・納品手配まできっちり対応

複数ブランドの商品も、原則として一回にまとめてご納品可能です。

通常、複数メーカーの商品を購入される場合には、メーカーごとの配送を待たなければなりません。

しかし、MAYSであれば複数商品を一度倉庫に集約してから、お客様のご指定日時に配送することが可能です。

配送日の調整は想像以上に時間がかかり、面倒な工程の一つですが、MAYSが一括でとりまとめます。

また、午前・午後などアバウトな時間設定ではなく、〇月〇日〇時と細かく指定ができるため、お客様の貴重な時間を無駄にすることがありません。

まずは、お気軽にお問い合わせください。

文・松田ともみ（インテリアコーディネーター）