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インテリアをおしゃれにするアートの選び方。プロ厳選のアートをテイスト別にご紹介

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インテリアをグレードアップするアイテムの一つに「アート」があります。

「アートを飾っておしゃれなインテリアを作りたい」

「おしゃれなアートを飾ってみたいけれど、コーディネートの仕方がわからない」

と感じている人のために、ワンランク上のおしゃれなインテリアを生み出すアートの飾り方を解説します。

また、プロのインテリアコーディネーターがおすすめのアート作品を厳選しました。

インテリアテイストごとにまとめてありますので、おしゃれなインテリアづくりの参考にしてください。

インテリアをおしゃれにするアートの選び方

リビングインテリア

おしゃれなインテリアを作るためには、どのようなアートを選ぶべきなのでしょうか。

お部屋に合わせた上手なアートの選び方について解説します。

インテリアとアートのテイストを合わせる

みなさんがアートを取り入れたいお部屋は、どのようなインテリアテイストでしょうか。

アートを上手に取り入れるためには、インテリアとアートのテイストを合わせることから始めましょう。

アートは、お部屋の中でもアクセント的要素が強く、ひときわ目立つ存在です。

インテリアの雰囲気と異なるアートを飾ってしまうと、空間全体の雰囲気を壊すだけでなく、全体的にアンバランスな印象を与えてしまいます。

確かに、インテリアコーディネートの手法には、異なるテイスト同士を組み合わせる「ミックスコーディネート」がありますが、ごちゃごちゃとした印象になりやすい難しい手法のため、無計画に取り入れるのはやめたほうが無難です。

インテリアと同じテイストのアートを探すには、すでにインテリアに取り入れているアイテムと似たようなものを探すとわかりやすいでしょう。

例えば、植物をモチーフにした雑貨を飾っているお部屋には、植物をデザインしたアートを飾ってみると、アイテム同士につながりが生まれ、まとまった印象に仕上がります。

また、そのインテリアテイストならではの素材を選ぶ方法もおすすめです。

例えば、和モダンテイストに、日本ならではの「和紙」を使用したアートを取り入れれば、和の雰囲気がより強調された空間になるでしょう。

まずは自分の目指すインテリアテイストをはっきりとさせ、お部屋に合わせたアートを選ぶようにしてください。

インテリアと色を合わせる

空間に使われている色とアートの色を揃えることも、インテリアをおしゃれに見せるための重要なポイントです。

空間にたくさんの色を取り入れてしまうと、まとまりのない印象になるだけでなく、圧迫感が生まれてしまいます。

インテリアをおしゃれに見せるためには、色のカラーバランスを考えることが重要なのですが、インテリアコーディネーターが実際に目安にしているカラーバランスは以下のとおりです。

・ベースカラー75パーセント

・メインカラー25パーセント

・アクセントカラー5パーセント

ベースカラーは、一番広い面積に使われる色のことで、壁や床などの色を指します。

メインカラーは、ベースカラーの次に広い面積の色のことで、ソファやカーテンなどの色になることがほとんどです。

アクセントカラーは、空間に彩りをプラスする小物の色で、アートはこれに当てはまります。

インテリアのアクセントカラーに合わせたアートを選ぶとよいのですが、そうは言っても、

「色の割合を意識してアートを選ぶのは難しい」

「すでにたくさんの色の雑貨があり、どれがアクセントカラーかわからない」

と感じる人もいるでしょう。

その場合は、すでにお部屋に使われている色のなかから、テーマカラーを一色に絞り、その色を使用しているアートを選ぶようにしてください。

カラーバランスはあくまで目安です。

「クッションと同じ色のアートを選ぶ」「お気に入りのオブジェと同じ色のアートを選ぶ」という感覚で大丈夫なので、気軽に選んでみてください。

「すでに使っている小物やインテリア雑貨の色とアートの色を揃える」ことを意識しましょう。

飾る場所を決める

これからアートを取り入れたい人は、事前にアートを飾る場所を決めておくと、のちのアート選びがスムーズになります。

次に詳しく解説しますが、アートを飾る場所によって、選ぶべきアートの形状も変わるためです。

アートを飾るのに最適な場所として、人の視線が自然と集まる「フォーカルポイント」が挙げられます。

フォーカルポイントは、お部屋に入って最初に視界に入る対面の壁や、チェアに座ったときに正面に見える壁など、自然と人の目線に入る場所のことです。

お部屋のなかのアートは、その空間がどのようなテーマのお部屋なのかを説明し、お部屋全体の印象を左右する重要な役割を果たします。

そのため、効果的にアートを目立たせるためにも、フォーカルポイントを意識して飾ることが重要なのです。

まずは、実際にお部屋のなかを歩きながらフォーカルポイントとなり得る場所を探してみましょう。

また、アートを飾る高さも重要です。

アートの位置が目線に合っていないと、見づらさを感じるだけでなく、せっかくのアートが目立たない存在となってしまいます。

美術館では、アート作品の中心が床から140〜150cmになるように飾ることが多いようです。

シェルフなどの家具があると、思うような高さに飾れないこともあるかもしれませんが、できるだけアートの中心が目線の高さにくる位置に飾ることを意識してください。

ソファやチェアに座ると目線が低くなりますので、高すぎる位置にアートを飾るのは避けたほうがよいでしょう。

飾る場所に合わせてアートの形状を選ぶ

飾る場所が決まった後は、飾る壁面の形状を確認します。

アートを飾る予定の壁面は横長に余白があるでしょうか。

それとも縦長でしょうか。

アートをおしゃれにバランスよく飾るためには、壁面の余白と同じ形状のアートを選ぶことがポイントです。

例えば、ソファの背面は横長の余白になることがほとんどです。

横に広い壁面に縦長のアートを飾ると、アートの両脇に壁が余り過ぎてしまい、バランスの悪い印象です。

この場合は、横長のアートを飾るか、横一列に複数のアートを並べて、バランスよく仕上げましょう。

反対に、トイレ背面の壁は縦長になることが多いのですが、そこに横長のアートを飾ってしまうと、横幅に余裕のない印象になってしまいます。

壁面が縦長の場合は、縦向きのアートをチョイスするか、正方形の小さなアートを飾り、横幅に余裕を作ります。

縦長の壁面に縦長のアートを飾ると、天井を高く見せる効果も期待できるので、ぜひ試してみてください。

また、家具とアートのバランスも重要です。

特にソファやシェルフなど、家具の背面にアートを飾る場合、アートと家具の対比が生まれるため、位置や大きさに気をつける必要があります。

アートと家具をバランスよく見せるためには、以下のポイントを意識してください。

・家具とアートの中心を揃え、左右均等に飾る

・アートの横幅は、家具の横幅より少し狭くする

家具に対して小さすぎるアートを飾ると不格好な印象になってしまいますので、事前に家具の寸法を確認するとよいでしょう。

おしゃれなアートの飾り方とは?

おしゃれなアートのあるリビング

アートは、飾り方によってもお部屋に与える印象が変わります。

大きなアートを一枚だけ飾る場合と、たくさんの小さなアートを組み合わせてランダムに飾る場合を思い浮かべると、受ける印象が全く異なることがわかるのではないでしょうか。

ここからは、アートの飾り方についてご紹介します。

大きなアートを1枚で飾る

大きなアートは存在感抜群のアイテムです。

その存在や、アートが伝えるメッセージを強調するためにも、大きな作品は一枚で飾るとよいでしょう。

大きなアートは、お部屋の主役となるアイテムです。

前述のとおり、お部屋に入って対面にある壁にアートを飾ることで、フォーカルポイントを効果的に生み出し、空間のテイストを印象づけましょう。

広い壁面に堂々と飾られたアートは、迫力や強さを感じさせ、お部屋の主役としてインテリアをおしゃれな空間にグレードアップしてくれます。

大きなアートを飾る際に注意したいこととして、アートのサイズが挙げられます。

大きな作品ほど、空間に圧迫感を与えてしまう可能性がありますので、お部屋にあったサイズを選ぶことが重要です。

ポイントは、「アートの上下左右の壁に余白を持たせること」です。

ソファなど家具の背面に設置する場合は、家具の横幅から飛び出さない程度のサイズを選ぶことで、バランスよく見えます。

並べて飾る

複数のアートを並べて飾る方法もおすすめです。

同じテイストのアートや、同じ大きさのアートを横に並べて飾れば、整った印象のお部屋を演出できます。

また、大きさの不揃いなアートや、小さなアートを横や縦方向に並べて飾れば、壁面に楽しげなリズムが生まれ、カジュアルな印象に仕上がります。

大きさの異なるアートを並べる場合、ルールを決めずに飾るとバランスの悪い印象になりやすいので注意が必要です。

アートの上か下、または中心を揃えて飾るようにするときれいにまとまります。

また、アート同士は同じ間隔になるように調整しましょう。

ソファなどの後ろに飾る場合は、ソファの横幅に収まる幅で飾るとバランスよく見えます。

また、並べる枚数はお好みでもよいのですが、簡単にバランスよく見せたい場合には「三枚」にアートを絞ることをおすすめします。

アートに限らず、インテリアにおいて「三」という数字はバランスよく見える数と言われており、初心者でも簡単にきれいに見せることができます。

たくさんのアートを組み合わせる

「お気に入りのアートがたくさんある」

「壁を個性的に飾りたい」

と考えている人は、たくさんのアートを組み合わせて飾るとよいでしょう。

海外風の雰囲気や、楽しげでカジュアルな印象を演出できます。

たくさんのアートを組み合わせて飾る場合には、いくつかの手法があります。

代表的な飾り方は以下のとおりです。

・ランダム型

・アート型

・住宅街型

・田の字型

「ランダム型」は、ルールを決めず自由にアートを飾る方法です。

バランスが難しい方法ではありますが、にぎやかで楽しげな演出ができます。

いきなり壁に飾るとバランスの調整がうまくいかない場合があるので、一度床に並べて間隔や位置を確認するとよいでしょう。

「アート型」は、ランダム型と似ていますが、たくさんのアートを並べてハート形や丸型など、自分の好きな形に配置する手法です。

カジュアルで個性的な印象に仕上がります。

「住宅街型」は、大小さまざまなアートを住宅街のように並べて飾る方法で、カジュアルながらも整った印象が特徴です。

アート同士の間隔を、道路のように揃えるときれいに仕上がります。

「田の字型」は、同じ大きさのアートを漢字の「田」のように、上下左右に並べて飾る方法です。

簡単にバランスよく見せることができるため、初心者にもおすすめの手法です。

インテリアテイストごとにおすすめのおしゃれアートをご紹介

ここからは、インテリアテイストごとにおすすめのアート作品をご紹介します。

お気に入りの作品を見つけてみてください。

モダンインテリア

モダンインテリアには、モノクロのアートがおすすめです。

色を入れる場合は、アクセントになるようなビビッドな色を入れるとよいですよ。

シンプルなデザインや、スタイリッシュな作品を選びましょう。

collage 2021-182(コラージュ2021-182)|井上陽子

collage 2021-182(コラージュ2021-182)|井上陽子

出典:https://www.idee-online.com/shop/

古紙のペイントを切ったり破いたりして色を重ねたコラージュ作品です。

ホワイトを基調としたモノクロをベースに、アクセントとなるゴールド、ピンク、ネイビーが引き立ちます。

静かななかに凛とした美しさを感じる作品です。

LEHTI (レヘテ)|ヨップス・ラム

LEHTI (レヘテ)|ヨップス・ラム

出典:https://www.idee-online.com/shop/

モダンインテリアにマッチする、ブラックを基調としたシンプルな作品です。

ブラックのなかに糸のように白く細いラインが重ねられ、繊細で柔らかい表情も持ちます。

同じシリーズで異なるデザインもあるため、何枚か同じシリーズの作品を並べて飾ると、整った印象に仕上がります。

Touches-89(タッチイズ-89)|黒木周

Touches-89(タッチイズ-89)|黒木周

出典:https://www.idee-online.com/shop/

版画で表現された風合いが、独特の雰囲気を感じさせる作品です。

ブラックの枠と、ダークトーンの作品がモダンな雰囲気にマッチします。

横に長いデザインのため、ソファの後ろや通路のアクセントにおすすめです。

北欧インテリア

ナチュラルさと優しい雰囲気が特徴の北欧インテリアには、自然を感じさせる植物モチーフの作品や、淡い色合いのアートがおすすめです。

summer of or. wine(サマー オブ オア ワイン)|マジャ ドルゴレッキ

summer of or. wine(サマー オブ オア ワイン)|マジャ ドルゴレッキ

出典:https://online.actus-interior.com/

独特なカラーリングが特徴的なアート作品です。

アースカラーのキャンバスと、淡く穏やかな色で描かれたモチーフが、ナチュラルな北欧テイストの空間にさりげなくアクセントをプラスします。

アートで使われているブルー、イエロー、ピンクに合わせたインテリア雑貨を取り入れて、おしゃれにコーディネートしましょう。

緑道|ほりはたまお

緑道|ほりはたまお

出典:https://www.idee-online.com/shop/

明るくナチュラルな北欧空間におすすめのアート作品です。

ナチュラルさをプラスする木のフレームと、淡いブルーの植物柄が優しい雰囲気を演出します。

クッションやチェアの張り地にブルーを取り入れると、統一感のある空間にまとまります。

SILENT ART(サイレントアート)|Boconcept(ボーコンセプト)

SILENT ART(サイレントアート)|Boconcept(ボーコンセプト)

出典:https://www.boconcept.com/ja-jp/

リネンの素材感がナチュラルな雰囲気を演出してくれる作品です。

シンプルなデザインで、ナチュラルな雰囲気と同時に静けさと緊張感を感じさせます。

スタイリッシュな北欧モダンインテリアにおすすめの作品です。

ナチュラルインテリア

自然の優しい風合いを演出するナチュラルインテリアには、植物モチーフのアートがおすすめです。

自然を彷彿させるアースカラーの作品がマッチします。

アンリ・マティス「低木」|IDEE(イデー)

アンリ・マティス「低木」|IDEE(イデー)

出典:https://www.idee-online.com/shop/

20世紀を代表する画家の一人である「アンリ・マティス」の作品をモチーフにしたポスターです。

淡いベージュの上に力強く描かれた低木のデザインは、シンプルな色合いから、どのような空間にも合わせやすく、特にナチュラルインテリアのアクセントとして人気を集めています。

botanical ヤドリギ|コリッチ

botanical ヤドリギ|コリッチ

出典:https://www.idee-online.com/shop/

エレガントな雰囲気とナチュラルなテイストを併せ持った作品です。

中世ヨーロッパの図案を思わせるようなデザインが、おしゃれな雰囲気を演出します。

海外風のコーディネートにもおすすめです。

和モダンインテリア

和モダンインテリアには、日本ならではの画法を用いた作品や、素材を使用したアイテムがおすすめです。

HANA NO MA(はなのま) |Boconcept(ボーコンセプト)

HANA NO MA(はなのま) |Boconcept(ボーコンセプト)

出典:https://www.boconcept.com/ja-jp/

洗練された和の雰囲気が魅力的な、存在感のある大きな作品です。

白を基調にアヤメの紫が映え、お部屋に品のあるアクセントをプラスします。

菊もみ|龍村美術織物

菊もみ|龍村美術織物

出典:https://www.tatsumura.co.jp/

1894年の創業以来、質の高い織物を作り続けている龍村美術織物がラインナップするアートパネルです。

上質な素材を使ったアイテムは、ワンランク上のインテリア空間を演出します。

ブラックの織物に、ゴールドの和紙を組み合わせたという異素材のコントラストが美しい作品は、空間に品のあるアクセントをプラスします。

竹入アートパネル|アワガミファクトリー

竹入アートパネル|アワガミファクトリー

出典:http://www.awagami.or.jp/interior/

1300年もの歴史を持つ阿波和紙と、日本の文化に深く根付いている竹を組み合わせたアートパネルです。

藍染のブルーが美しく、和モダンの空間に洗練された印象をプラスします。

職人技が織りなす独特の質感が魅力のアイテムです。

おしゃれなアートを取り入れるならインテリアコーディネートのMAYSへ

アートパネル

MAYSでは、インテリアのスペシャリスト達が、お客様のご要望に合わせたインテリアのトータルコーディネートをご提供しております。

ここからは、MAYSがご提供するサービスについてご紹介します。

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担当するのはインテリアの知識に長けたコーディネーターたち。

東京港区を中心としたハイグレード物件を担当するインテリアのスペシャリストです。

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文・kaneko mika(インテリアコーディネーター・カラーコーディネーター1級・整理収納アドバイザー準1級)

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