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北欧ライフスタイル「ヒュッゲ」とは?取り入れたいインテリア5選

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北欧インテリアの原点ともいえる「ヒュッゲ」は、「居心地がいい空間」「幸福な時間」を意味するデンマークの言葉です。

北欧らしいあたたかみのあるインテリアや、日常にある小さな幸せを大切にするヒュッゲは、近年日本をはじめ多くの国で話題を集める注目のライフスタイルです。

本記事では、北欧のライフスタイルや国民性を表した「ヒュッゲ」について、言葉の意味やヒュッゲな暮らしを体現するポイント、取り入れたいインテリアなどを解説します。

記事の内容を参考にして、北欧インテリアに囲まれた心安らぐ癒しのヒュッゲな暮らしを楽しみましょう。

北欧ライフスタイル「ヒュッゲ」とは

ヒュッゲ インテリア

ヒュッゲとはデンマーク語で「居心地がいい空間」「幸福な時間」など精神的な豊かさを意味する単語のことで、デンマーク人の幸せな心のありようを表現する言葉です。

インテリアから時間の過ごし方、人とのつながりに至るまで、北欧の人々の暮らし全体にちりばめられたアイデンティティのような側面を持つのも特徴です。

そのため、お気に入りのマグカップでコーヒーを味わう、家族や友人とホームパーティーを楽しむなど、居心地のよさに重点を置いた丁寧な暮らしは全て「ヒュッゲ」となります。

世界幸福度ランキングで常に上位に輝くデンマーク発祥のヒュッゲは、日常の小さな幸せを大切にするデンマーク流ライフスタイルとして、欧米や日本など多くの国で人気があります。

ヒュッゲを感じさせるインテリアスタイルとしては、コットンなど素材感のあるナチュラルな雰囲気や、木のぬくもりあふれるあたたかみのあるコーディネートをイメージしましょう。

ヒュッゲを楽しむコツは「心の充足感」を満たすこと

ヒュッゲを再現する上で欠かせない要素が、「心の充足感」を満たす以下のような考え方です。

  • 物を大切にする
  • リラックスできる空間づくりをする
  • 団らんを大切にする
  • 自然素材を取り入れる

例えば、インテリアなら木製家具やファブリックなど素材感のある物を取り入れる、家具や食器など物は長く大切に使うといったことが挙げられます。

居心地のよい空間や時間、人とのつながりや物に対する愛着心など、幸せの感性を磨き、心の充足感を高めることがヒュッゲにつながるポイントとなります。

ヒュッゲとフィーカの違いについて

ヒュッゲ フィーカ カフェ

ヒュッゲと似た意味の単語として挙げられることの多いフィーカですが、両者の意味合いはやや異なります。

ヒュッゲはデンマーク語で「居心地がいい空間」、フィーカはスウェーデン語で「家族や同僚と一緒に甘いものとコーヒーを楽しみながらひと息つく習慣」です。

スウェーデンでは1日のうち数回はフィーカの時間をとる人が多く、暮らしに根付いた文化といえます。

ヒュッゲはインテリアから時間の過ごし方までかなり広い範囲でものごとをとらえているのに対し、フィーカは「15~30分の小休憩」という意味合いが強い言葉です。

ヒュッゲな暮らしを体現するポイント

北欧インテリア

北欧流ヒュッゲな暮らしを体現するポイントを5つご紹介します。

癒しにつながる「照明計画」

ヒュッゲを体現する上で、暮らしをあたたかく彩る「照明計画」は外せません。

長い冬を快適に過ごすためにキャンドルをともし続けてきたデンマークの人々にとって、照明は寒さや緊張感を解きほぐしてくれるアイテムとして欠かせない存在です。

ヒュッゲを感じる空間にするには、ペンダントライトや間接照明など、キャンドルのような暖色系であたたかみのある照明を取り入れるコーディネートがおすすめです。

北欧らしいヒュッゲな暮らしを楽しむために、照明計画を徹底しましょう。

心の休息をもたらす「趣味の時間」

コーヒーを飲んで優雅なひとときを過ごしたり、本や音楽などを楽しんだりなど、心に休息をもたらす「 趣味の時間」を充実させることもヒュッゲな暮らしにつながります。

ヒュッゲは、日常にあるささいな出来事に心地よさや幸せを感じる考え方であるため、穏やかな趣味の時間を過ごすことはヒュッゲな暮らしの原点ともいえる大切な要素です。

ゆったりと趣味の時間を楽しめるように、ソファやコーヒーテーブルを置く、あたたかみのある北欧インテリアで統一するなど、リラックスできる空間づくりをしましょう。

北欧の物を大切にする文化に学ぶ「愛着のあるインテリアに囲まれた生活」

代々受け継がれた家具を大切に使う北欧では、愛着のあるインテリアに囲まれた心地よい暮らしはヒュッゲにつながる基本のライフスタイルです。

気に入った物や価値がある物は捨てずに後世に受け継ぐため、北欧の人々は最初から長く使えるよい物を選びます。

例えば、使い込むほどに艶とアンティーク感が増す本革ソファは、物を大切にする北欧のヒュッゲな暮らしにフィットするアイテムです。

ソファ以外にも木製家具や食器などのインテリアをコーディネートする際は、素材やデザイン、つくりのよさに着目し長く使える上質な物を選びましょう。

フィーカ同様「団らんの時間を大切にする」

フィーカやヒュッゲなど北欧には団らんを意味する言葉が複数あるように、家族や友人との団らんを大切にすることは幸福のありようを示すヒュッゲに欠かせないポイントです。

日本でホームパーティーというとやや敷居が高い印象をもつ方もいるかもしれませんが、北欧流ヒュッゲではもっと気さくで、日本でいう「ちょっとお茶でも」に近いイメージです。

お料理もかしこまったものではなく、コーヒーを片手にシナモンロールを味わう、料理を持ち寄るなど、ざっくばらんに楽しむことも北欧流ヒュッゲの特徴といえます。

心地よく過ごせる空間さえあれば、何を食べても誰と過ごしても楽しく幸せなひとときとなる「ヒュッゲ」。

ふと思い立ったときいつでも自宅にお招きして団らんの時間を持てるよう、シンプルであたたかみがあり、心地く過ごせる北欧スタイルを完成させましょう。

自然素材を取り入れる

北欧では木製家具やファブリック、アイアンなど素材感のあるインテリアを好むため、自然素材を多く取り入れることはヒュッゲを体現するポイントとなります。

自然素材を使用したインテリアはヒュッゲにおすすめのアイテムで、部屋が優しいナチュラルな雰囲気に包まれ、癒しに満ちた心地よいヒュッゲな空間を演出できます。

観葉植物や季節の花などの植物も、インテリアや部屋の広さを選ばずどのような部屋にも取り入れやすいのでおすすめです。

植物のグリーンは目に優しく癒し効果も期待できるため、積極的に取り入れましょう。

ヒュッゲな暮らしを体現するアイテム

ヒュッゲ アイテム

ヒュッゲな暮らしを体現するアイテムを5つ紹介します。

照明

極夜(1日中ずっと太陽が昇らない現象)が続き、冬の日照時間も短い北欧では、暮らしに欠かせない物として照明(明かり)を大切にします。

太陽に恵まれない北欧の人々は、キャンドルの光で暮らしを照らし、太陽が昇らない日の鬱々とした気分を癒してきました。

このような気候条件から、北欧では太陽の代わりとなる照明へのこだわりは強く、デザインや素材にこだわった優れた照明器具が多くあります。

ソファの横や部屋の隅、ベッドサイドなどにキャンドルのような小さな明かりを取り入れ、ヒュッゲな空間を演出しましょう。

ファブリック素材のインテリア

落ち着きのあるおしゃれな色使いや、ぬくもりあふれるコーディネートが魅力のヒュッゲでは、肌触りが優しくあたたかみのあるファブリック素材は欠かせないアイテムです。

ヒュッゲを演出する ファブリック素材としては、以下のアイテムが挙げられます。

  • ラグ
  • カーテン
  • クッション
  • ファブリック製ソファ

素材はコットンやリネンなど自然由来の物を選び、柄は落ち着いたデザインがおすすめです。

一人掛けチェア

自分だけのプライベートスペースでゆったりくつろげる一人掛けチェアは、読書をしたり映画を見たりなど趣味の時間を大切にするヒュッゲに最適なアイテムです。

デンマークでは多くの人が初任給で椅子を買うといわれるほど、北欧の人々の家具に対する愛着は深く、長く大切に使う習慣が根付いています。

北欧の一人掛けチェアの定番は、木製素材でできた丸みを帯びたデザインが挙げられます。

うたた寝をする場合は、「一人掛けソファ+オットマン」などクッション性のあるタイプがおすすめです。

くつろぎ方に合わせて、ヒュッゲに最適な一人掛けチェアを選びましょう。

マグカップ

ヒュッゲやフィーカなどコーヒーを片手に団らんを楽しむ北欧では、お気に入りのマグカップは必ず一つは持っておきたいアイテムです。

北欧スタイルは落ち着いた色合いを基調としているため、差し色としてマグカップはMarimekko(マリメッコ)などポップなデザインを選ぶのもよいでしょう。

一度にたっぷりと入れておきたい場合は、300~400mlの大きめサイズがおすすめです。

素材に関しても陶器や磁器、木製などさまざまな素材があります。

デザイン、容量、素材にこだわり、ヒュッゲな暮らしを叶えるお気に入りのマグカップを見つけましょう。

自然素材

ヒュッゲでは太陽の下を散歩する、住まいに無垢材をふんだんに取り入れるなど、自然を身近に感じられる生活を大切にしています。

ヒュッゲの演出におすすめの自然素材は以下のとおりです。

  • 観葉植物
  • 木製チェアやダイニングテーブル
  • 木製の小物(時計やフラワーベースなど)
  • ファブリック素材(コットンやリネン)
  • 珪藻土

観葉植物はインテリアとしてだけでなく、心を和ませるリラックスアイテムとしても知られています。

癒しをもたらす自然素材は、居心地のよいヒュッゲな空間を演出するマストアイテムとなります。

ヒュッゲな暮らしにおすすめの家具・インテリア5選

ヒュッゲな暮らしにおすすめの家具やインテリアをご紹介します。

CH337 | Dining Table|CARL HANSEN&SON(カールハンセン&サン)

デンマークを代表する高級家具ブランド、CARL HANSEN&SON(カールハンセン&サン)の無垢材を贅沢に使用した伸長式のダイニングテーブルは、自然素材を好むヒュッゲに最適なインテリアです。

素材の風合いが生きるオイル仕上げなので、より素材感が際立つのも魅力といえます。

丸脚と曲線デザインの天板が優しくあたたかみのあるヒュッゲを演出します。

団らんの場となるダイニングには、素材感と北欧らしい曲線美が魅力のダイニングテーブルCH337をぜひ取り入れてみてください。

ブループリント ハイバック ロッキングチェア|MASTERWAL(マスターウォール)

国内高級家具ブランド「MASTERWAL(マスターウォール)」の心地よく前後に揺れるロッキングチェアは、一人の時間を大切にする北欧のヒュッゲにおすすめのインテリアです。

北欧らしい繊細な曲線デザインと、ボリューム感のあるしっとりとした座り心地が魅力です。

オリエント|FRITZ HANSEN(フリッツ・ハンセン)

新進気鋭のデザインを得意とするデンマークの家具ブランド「FRITZ HANSEN(フリッツ・ハンセン)」が手がける照明「オリエント」。

キャンドルを彷彿とさせるデザインが魅力のインテリアです。

その曲線美と柔らかく心地よい光が、明かりを大切にする北欧らしいヒュッゲな暮らしを違和感なく再現します。

3通りのサイズ展開と洗練されたデザインから、レイアウトしやすいのも特徴です。

ダイニングテーブルやカウンターなどには、ぜひヒュッゲを感じさせるキャンドル型のペンダントライト「オリエント」を取り入れてみてください。

Chique(シック)|KASTHALL(カスタール)

卓越した技術を持つスウェーデンのラグメーカー「KASTHALL(カスタール)」の「Chique(シック)」。

繊細で優雅な肌触りがたまらない最高品質の梳毛ウールを使用しており、ヒュッゲにぜひ取り入れてほしいアイテムです。

思わず寝転がりたくなるほど心地よく上質で、足元までリラックスしてくつろげます。

カラーはベージュからブラウン系までアースカラーをベースに6種類あるため、インテリアに合わせやすいのも魅力です。

ファブリックは北欧インテリアを代表する素材なので、特にリビングや寝室などリラックスしたい空間には積極的に取り入れてみましょう。

パラティッシ ティーカップ&ソーサー カラー|ARABIA(アラビア)

フィンランドの陶磁器ブランド「ARABIA(アラビア)」のティーカップ「パラティッシ ティーカップ&ソーサー カラー」は、鮮やかに描かれたデザインが魅力的な北欧らしいアイテムです。

北欧さながらにコーヒータイムを楽しみたい方は、お気に入りのマイカップにぜひアラビアのティーカップを取り入れてみてください。

絵画のごとく繊細に描かれたフルーツや花々は、テーブルを鮮やかに彩りすてきなヒュッゲをもたらしてくれるでしょう。

ヒュッゲの演出に参考にしたい北欧インテリアコーディネート事例

Mays 事例

アースカラーとなるブルーのラウンジチェアと、バランスよく配置された観葉植物がヒュッゲを感じさせるコーディネートです。

ホワイトやベージュ系の落ち着いた色味で統一することで、シンプルであたたかみのある居心地のよい北欧スタイルを再現しました。

「家具は低い位置でそろえる」「色数は抑える」「自然素材を取り入れる」など、北欧スタイルの基本を押さえたレイアウトなのでコーディネートの参考にしてみてください。

>>事例詳細はこちら

北欧スタイルのインテリアコーディネートも実績豊富なMAYSにおまかせ

「居心地がいい空間」「幸福な時間」を意味するヒュッゲを原点とする北欧スタイルは、あたたかみのあるおしゃれで落ち着いたインテリアスタイルとして人気があります。

ヒュッゲを意識した北欧スタイルの演出には、照明や自然素材を用いたインテリアなど北欧にゆかりのあるアイテムを取り入れ、居心地のよい空間にすることがポイントです。

より本格的に北欧スタイルを再現したい場合は、インテリアコーディネートの実績が豊富なMAYSにぜひお任せください。

趣味や団らんを満喫できる心地よい北欧スタイルで、ゆったりくつろげる豊かな暮らしを楽しみましょう。

文・ライチ1214(大手ハウスメーカー元社員)

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