ラグの洗い方をマスターしてすっきりと気持ちのいい空間にしよう!
「ラグを購入してから、一度も洗ったことがなくなんだか汚れが目立ってきた」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ラグの洗い方や洗うときのコツについてご紹介します。
ラグを洗う前の準備やラグに付いている洗濯表示の見方、干し方など網羅的に解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
天気のいい日にラグを洗って、すっきりと気持ちのいい空間にしましょう。
記事の後半では、ラグの買い替え時にも便利な弊社のインテリアコーディネートサービスもご紹介しています。
ラグと一緒にすてきなトータルコーディネートを検討してみませんか。
目次
まずは洗えるラグかどうかを洗濯タグで確認しよう
敷きっぱなしにしているラグがなんとなく薄汚れてきたり、購入時のフワフワ感がなくなったりしていませんか。
夏に素足で歩いて汗が付いていたり、食べこぼしや飲みこぼしの跡が付いてしまったり、部分的に汚れているのを見て見ぬふりしている方も多いのではないでしょうか。
そんなときはラグを丸ごと洗って、すっきりと気持ちのいい空間にしてみましょう。
最初にすることは、お手持ちのラグが洗えるタイプかどうかの確認です。
ラグの種類には以下の3種類があります。
- 洗濯機で洗えるラグ
- 手洗いで洗えるラグ
- 洗えないラグ
残念ながら多くのラグは洗えないのですが、最近では、簡単に清潔を保てるウォッシャブルタイプのラグも多く販売されています。
小さなお子様がいる場合やペットを飼っている場合は、ウォッシャブルタイプを購入するのがおすすめです。
洗えないラグは、クリーニング店で対応しているケースもあるので、その場合は洗濯表示を確認の上、お店に問い合わせてみましょう。
洗濯機で洗えるラグ
洗濯機で洗えるラグには、以下のような洗濯表示が付いています。
素材や加工によって、温度表記や注意事項が異なりますので、洗濯の失敗を防ぐために事前に洗濯表示を確認しましょう。
また洗濯機で洗える場合でも、ラグのサイズが洗濯機の容量に対応しているかを確認する必要があります。
以下は、ラグのサイズに対する洗濯機の容量目安です。
- 130×190cm 以下のラグ:8kg以上の洗濯機
- 190×190cm以下のラグ:10kg以上の洗濯機
- 190×240cm以下のラグ:14kg以上の洗濯機
ラグによっては、厚みがあり、洗濯機に入りにくい場合もあるでしょう。
ラグは水を含むと非常に重くなるため、洗濯機の故障につながるケースもあります。
そのような場合や、自宅の洗濯機の容量が小さい場合は、無理に詰め込まず手洗いかコインランドリーまたはクリーニング店を利用しましょう。
さらに洗濯を始める前には天気の確認も必要です。
厚みのあるラグは完全に乾くのに2~3日かかることもあります。
完全に乾燥しないまま使用するとダニやカビの発生源となるため、晴れが数日続く日を選んで洗濯を始めましょう。
手洗いでしか対応できないラグ
洗濯機では洗えませんが、手洗いであれば洗えるタイプのラグには、以下のような洗濯表示が付いています。
サイズの大きなラグであれば、浴槽の中で手で押し洗いするか、足で踏み洗いするのが最も洗いやすいでしょう。
ラグの洗い方については、記事の後半で詳しく解説します。
自宅で洗えないラグの表示
洗えないタイプのラグは自宅での洗濯が不可能です。
クリーニング店で対応している場合もあるため、洗濯表示を確認の上、お店に聞いてみましょう。
洗えないラグのお手入れ方法は、丁寧な掃除機に加え、年に1〜2回、天気のいい日に陰干しするだけでも耐久性が変わってきます。
ラグを敷きっぱなしにすると湿気を含み、カビやダニの発生につながるので、乾燥した日を狙って陰干し、毛足の中に絡んでいるほこりやゴミを払いましょう。
毛足の長いものであればやわらかいスケルトンブラシを使って、やさしく表面をなでるとほこりやゴミを取り除くことができます。
干した後は、ラグの裏表にもう一度掃除機をかけるとよりすっきりとします。
花粉や黄砂の飛散が多い時期は、大気中の汚れが付着する恐れがあるので、天気予報を確認の上、干す日を決めてください。
ラグを洗濯する前にしておきたい下準備とは
ラグを洗濯する前に準備することは以下の3点です。
- 掃除機でラグのほこりや汚れを取っておく
- 目立つ汚れは下処理をしておく
- 洗濯用ネットを活用する
掃除機でラグのほこりや汚れを取っておく
繊維はほこりやゴミが付着しやすいため、ラグ全体にほこりが付いたまま洗濯してしまうと、ほこりが移動するだけで取り切れない場合があります。
洗濯前には普段の掃除機よりも丁寧に、ラグ全体のほこりやゴミをあらかじめ取っておきましょう。
特に毛足の長いラグは、間にゴミがたまっていることも多いので、縦横斜めの3方向から丁寧に掃除機をかけ、きれいに取り除きます。
繊維の間にほこりが絡んでなかなか取れない場合は、清潔なゴム手袋をしてやさしくなでるとゴムの摩擦によってほこりが集まって取り出しやすくなります。
目立つ汚れは下処理をしておく
食べこぼしや飲みこぼしなどの目立つ汚れがある場合は、洗濯前におしゃれ着用の中性洗剤を薄めて、水に濡らしたタオルに少量染み込ませ、汚れを拭き取りましょう。
完全に取り切れない場合でも汚れがやわらかくなり、洗濯したときに汚れが落ちやすくなります。
洗濯用ネットを活用する
洗濯機で洗う場合は、洗濯用ネットを使います。
大型のものが入る洗濯用ネットがない場合は、これを機に購入してください。
カーテンや毛布などの大型アイテムの洗濯にも使えるため、自宅での洗濯の幅が広がるでしょう。
洗濯用ネットは、型崩れ防止や毛玉防止に役立ち、衣類同士のぶつかりが少なくなるためデリケートな繊維をやさしく洗えるメリットがあります。
特に滑り止めが付いているラグの場合、洗濯用ネットに入れないと洗濯機の内側に張り付き、中で上手に回転しないこともあります。
さらに、ラグは水を吸うと非常に重くなるため、ネットに入れて洗濯しないと脱水中に激しく揺れる場合もあるでしょう。
洗濯機の故障につながる恐れもあるため、必ず洗濯用ネットを使って洗ってください。
洗濯用ネットに入れる場合は、洗濯機の高さよりも低くなる幅に合わせ、畳んでネットに入れます。
畳むときには、じゃばら折りにすると汚れが外へ出やすく全体的にきれいに洗えます。
【洗濯機編】ラグの洗い方
ラグの洗濯表示と洗濯機の容量を確認し洗濯機で洗えることがわかったら、前述の下準備をし、洗濯処理記号に沿って、最適なコースで洗濯しましょう。
洗い
ラグを洗う場合は、大物洗いコース・毛布洗いコースなど使用している洗濯機の説明書に沿ってコースを選択します。
洗濯表示に書かれている点に注意し、必要であれば水量や水温などを変更してください。
汚れがひどい場合は、水量を増やす・洗濯表示範囲内で水温を上げることで、より汚れが落ちやすくなります。
また洗剤の種類は、おしゃれ着洗いやデリケート素材の洗濯に向いている中性洗剤を使うのがおすすめです。
中性洗剤はアルカリ性や酸性洗剤のような強い洗浄力はありませんが、繊維を傷めにくく、手垢や皮脂汚れ落としに向いています。
さらに、フワフワの仕上がりにしたい場合は柔軟剤を使うと仕上がりの肌触りが変わります。
香りや肌触りのよさ・消臭だけでなく、柔軟剤を使うことで静電気防止につながり、洗った後に汚れが付きにくくなる効果も期待できるでしょう。
ラグの重量に合わせて、適量の洗剤・柔軟剤を投入し、洗濯後のさっぱりとフワフワとした仕上がりを目指しましょう。
すすぎ
洗濯機ですすぎに使用する水量を変更できる場合は「最大」、回数を増やせる場合は「2回」でしっかりとすすぎを行いましょう。
洗剤残りは繊維を傷めたり、色落ちの原因となります。
頻繁に洗わないアイテムの場合は、洗剤残りのないように丁寧に洗うことも大切です。
脱水
ラグが水を含むと非常に重くなるため、脱水時間を長くし、干す前にできるだけ水分を取ってしまいたいと思いますよね。
しかし、しわや型崩れの原因になるので、脱水時間は30秒~1分程度にしておきましょう。
また乾燥機を使い干さずに乾燥できれば楽ですが、しわや変形、繊維の素材によっては縮むこともあるので、乾燥機の使用はおすすめしません。
ラグの場合は、乾燥機の高い温度によって滑り止めや表面の糊付けが取れてしまう可能性があります。
また素材によっては縮んだり、毛並みが変わってしまうこともあるため、デリケートな素材で大切なラグであれば、外干しで乾燥させるのがおすすめです。
【手洗い編】ラグの洗い方
洗濯機では洗えないけれど、手洗いマークが付いているラグの洗い方は以下の通りです。
洗い
手洗いでラグを洗う場合は、浴槽を使って洗う方法が効率的です。
浴槽にラグ全体が浸かるくらいの水を張り、おしゃれ着用の中性洗剤を溶かし、ラグを入れ、1~2時間水に浸けたまま放置します。
洗剤を溶かした水にしばらく浸けることで、汚れが浮き上がってくるので、時間を置いたら押し洗いか踏み洗いをして汚れをさらに出します。
汚れがひどい場合や毛足が長く中まで汚れが入っている場合は、やわらかいスケルトンブラシを使って、丁寧に汚れを掻き出しましょう。
すすぎ
汚れがある程度出たら、すすぎ洗いをします。
水が透明になるまで3回ほどすすぎを繰り返し、洗剤残りがないようにしっかりと泡を落とします。
柔軟剤を使う場合は、この段階でもう一度水を張り、柔軟剤を入れて20〜30分浸け置きし、その後すすぎ洗いをしましょう。
脱水
十分にすすぎを終えたら、丸めたり、踏んだりしながらできるだけラグの水気を切ります。
この段階ではまだ水を多く含んでいるため、浴槽のふちにかけて水滴が垂れなくなるまで水気を切ります。
ある程度水が切れたら、外で陰干ししましょう。
ラグの正しい干し方とは
洗濯表示に干し方の表示が付いている場合は、その表記に従って干しましょう。
乾燥機を使う場合は、上記マークのうち上の2つ、一番下のマークはタンブル乾燥が使えません。
また商品のなかには記号が付いていないケースも存在します。その場合は、「タンブラー乾燥はお避けください」「タンブラー乾燥禁止」と記載されていることもあります。
また洗濯容量と乾燥容量に違いがあることも多いため、乾燥機を使う場合は乾燥容量がラグの重量に合っているかも確認してください。
乾燥機が使えない場合は、洗濯物干しにかけて乾かします。
表記が付いていないものや表記が見えないものについては、色落ちや繊維のダメージを減らすために日陰で干すのをおすすめします。
お天気のいい日に、2本の洗濯竿にM字になるよう干すと、間に風が通り、早く乾くでしょう。
洗濯竿が1本しかない場合は、対角線を竿に乗せるように干す三角干しをすると角に水が集まるため、乾きが早くなります。
三角干しは素材によっては斜めに伸びてしまうものもあるため、軽く斜めに引っ張ってみて、伸縮性の有無を確認してみてください。
分厚いラグの場合は、完全に乾き切るのに2〜3日かかることもあります。
晴れの天気が続く日を狙って十分に乾かすことが、カビやダニ対策にもおすすめです。
定期的なラグのメンテナンス方法
ラグの洗濯は年に数回のメンテナンスですが、定期的なお手入れは掃除機がけで十分です。
できれば毎日、少なくとも週1〜2回は掃除機をかけましょう。
ダニ対策の面では、1平方メートルあたり20秒を目安にゆっくりとかけ、汚れが付いたときには、すぐに対処することが最も大切です。
ラグの買い替え時にインテリアコーディネートも見直してみませんか?
「ラグを洗ってみたものの、汚れが思うように取れなかった」
「ラグの表面がへたって劣化している」
このような状況では、ラグを買い替えようか迷っている方も多いでしょう。
ラグの買い替えを検討される際は、弊社のインテリアコーディネートサービスも検討してみてください。
ラグとインテリアコーディネートサービスを同時に検討するメリット
ラグはリビングの中でも大きな面積を占め、空間にラグジュアリー感やスタイリッシュな印象をもたらす重要なアイテムです。
そんなラグを選ぶときに、インテリアコーディネートサービスを利用すると以下のようなメリットが生まれます。
- ラグと室内が調和する
- インテリアテイストに合わせたラグを選んでもらえる
- ラグ購入後の失敗が少ない
お客様の好みに合わせ、プロならではの視点を加えたセレクトで、購入後の満足度が上がります。
東京都港区を中心に年間約1,000件の実績を保有
MAYSでは、東京港区を中心としたハイグレード物件へのインテリアコーディネート実績が豊富であり、テーラーメイド・インテリアプランを提案しています。
お客様の予算・お好み・ライフスタイルに合わせ、さまざまなブランドからお気に入りの家具もセレクト可能です。
お手持ちの家具やインテリアアイテムに合わせたコーディネートにもフレキシブルに対応します。
【実例】ラグも含めてインテリアのトータルコーディネートが可能
ここからはMAYSで実際にコーディネートした実例を3つご紹介します。
空と川を臨むレジデンス
無彩色で作られたラグジュアリーモダンスタイルのリビング。
変形型リビングに、ライトグレーのソファ、ライトグレーの直線的なラグを敷き、緩くゾーニングしています。
明るいフローリングのイメージを損なわない同系色のラグを敷くことで、空間全体に明るさと広がりを感じさせます。
遊び心と共に
こちらはリビング全体にベージュの大きなラグを敷き詰めたスタイル。
ベージュの毛足の長いシャギーラグを敷くことで、やわらかさとあたたかみがプラスされ、居心地のよさそうな雰囲気に仕上がっています。
眺めのよい部屋
日当たりがよく開放感のあるLDK。
白い床×グレーの塗装壁面の無機質な空間に、グリーンの円形ラグやファブリックソファがやわらかさをプラスしています。
昼間はカフェで過ごすようにソファでゆったりと、夜は窓辺のカウンターで夜景と共にお酒や料理を楽しむ生活がイメージできます。
ソファの空間をラグでゾーニングすることで、目的に合わせた異なる空間を生み出せるのも特徴です。
お客様の負担を軽減するまとめて配送・日時指定配送
複数メーカーの商品を購入した場合、弊社倉庫に一度集約し、ご指定の日時にお客様宅にまとめて配送することが可能です。
お客様の待ち時間を極力短縮し、ストレスなく新生活の始まりをサポートします。
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文・Sayaka i.(インテリアコーディネーター・カラーコーディネーター・福祉住環境コーディネーター)
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