一人暮らしでもセンスよく。カウチソファでモダンなインテリアを実現！
一人暮らしだからこそインテリアにもこだわり、モダンでかっこいい部屋で暮らしたいと考えていませんか？
一人暮らしでは大きなソファを置くスペースがないものの、デザインにもこだわったソファでおしゃれな部屋にしたいですよね。
大きなソファは持て余すうえに、部屋を圧迫するサイズのソファはかえって、部屋を野暮ったく見せてしまいます。
そんなときは、カウチソファやパーソナルチェア・一人掛けソファでコーディネートしてみてはいかがでしょうか。
デザイン性の高いカウチソファやパーソナルチェアなら、リラックスもできて、インテリアを邪魔せずすっきりとコーディネートが可能です。
そこで本記事では、モダンな一人用のカウチソファを選ぶポイントやおすすめブランドをご紹介します。
洗練されたモダンなカウチソファで、快適な暮らしを送りましょう。
目次
一人用のカウチソファの特徴とタイプ
「カウチソファ」という名称には、実際には明確な定義はありません。
日本では、一般的に「カウチソファ＝足を伸ばして横になれるソファ」をイメージする人が多いのではないでしょうか。
本記事では、次のようなスタイルをカウチソファとして考えて解説します。
・1台に背もたれがつき、足を伸ばせるタイプ
・システムソファの「シェーズロング」タイプ
シェーズロングタイプは、二人～三人掛けのソファと組み合わせて、Ｌ型ソファとして使うケースもみられますが、一人暮らしなら1台でも十分くつろげるでしょう。
モダンインテリアにあうカウチソファを選ぶ3つのポイント
カウチソファにもさまざまなデザインのものがあります。
ここではモダンインテリアを彩るカウチソファを選ぶときのポイントを3つお伝えします。
ポイント1.サイズ
まずは部屋に対して、ゆとりのあるレイアウトができるサイズかどうかがポイントです。
カウチソファは横になるシーンを想定しているため、一台あたりのサイズが大きい傾向にあります。
システムソファでL型に複数のパーツを組み合わせるのに比べて、一人暮らしでは一台だけでも使用できるのでサイズが大きくても設置できる可能性は高い傾向です。
しかし、部屋いっぱいにソファを置くと圧迫感が出てしまい、煩雑な印象になります。
モダンな空間は、できるだけすっきりとした印象にするとよいでしょう。
そのため、カウチソファのまわりにサイドテーブルを置いても、人がスムーズに通れるだけのスペースをあける必要があります。
また、背もたれにからだを預けて座るだけでなく、しっかりと横になりたい場合は座面の長さも身長分必要です。
求める使い方をしっかりとイメージして、次に解説するレイアウトも検討しながら、ソファサイズを選んでください。
ポイント2.レイアウト
カウチソファを一台で使用する場合、壁から離して単体で置かれるケースが多くなります。
テレビを見るときに使う場合は、足を伸ばす方向にテレビを設置するか、平行にさせるかを考えます。
完全に寝転んで見る場合は、テレビに対して平行に置きますが、座ったときには足をソファの上に伸ばせなくなります。
また、テレビとの距離も快適に視聴ができるかどうかに関わるので、チェックしてください。
一般的にテレビ画面の約3倍の位置が、視聴によい距離といわれています（4Kテレビは、テレビ画面の約1.5倍の位置推奨）。
なお、カウチまわりの家具も、厳選してください。
大きなリビングテーブルではなく、簡単に飲み物などを取れる位置にサイドテーブルを置くと使い勝手がよくなるでしょう。
ポイント3.デザイン・素材
モダンなインテリアにするには、デザインや素材にこだわってみてください。
直線的でシンプルなデザインが向いており、色数を少なくしてすっきりとしたカラーコーディネートに工夫をします。
部屋全体の色とのバランスもありますが、モノトーンを意識すると選びやすいのではないでしょうか。
またモダンなインテリアアイテムは、シンプルなものが多くなり、素材のよさが目立ちます。
ソファの張り地やつくりのしっかりした、上質なものを選ぶようにしてください。
重厚感のある雰囲気にしたいのであれば革張り、優しい印象を出すなら布張りにするとよいでしょう。
モダンなソファは脚部などがスチール（金属製）のものも多いため、目につきにくい溶接部分や塗装の仕上げ方などにもこだわることをおすすめします。
カウチ以外でもモダンな一人暮らしを叶えるおすすめチェア3選
カウチソファは、足を伸ばしてゆっくりとくつろげます。しかし、それ以外にも一人でのんびりと過ごせるチェアスタイルがあります。
ここでは、そんなパーソナルなひとときをじっくり味わえるチェアを3つご紹介しますので、カウチソファとあわせて検討してみてください。
4 CHAISE LONGUE A REGLAGE CONTINU（シェーズ ロング ア レグラージュ コンティニュ）｜Cassina（カッシーナ）
モダンデザイン好きの方なら、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか？
ル・コルビジェが「休養のための機械」と呼びデザインしたラウンジチェアです。
からだの曲線にあわせて設計された背もたれ部分のカーブと、弓型のパイプをずらして角度を変えられる機構が、快適な座り心地・寝心地を実現しました。
20世紀を代表すると言っても過言ではない名作は、心地よさだけでなくインテリアの雰囲気を高めてくれるアイテムの一つとなります。
幅60.5cm ・奥行き（長さ）1m60cmの寝椅子は、存在感のあるシーンを生み出すでしょう。
395 P22ラウンジチェア／フットレスト｜Cassina（カッシーナ）
1969年フランス生まれのデザイナー「パトリック・ノルゲ」がCassina（カッシーナ）のために手掛けた初めてのチェアです。
・ラウンジチェア：幅77cm・奥行き 84.5cm・高さ1m11cm・座面の高さ 41cm
・フットレスト：幅64cm・奥行き 47cm・高さ42cm
カウチの代わりに利用するなら、フットレストをセットにすることをおすすめします。
座った人が包みこまれるような形は、快適性を考えてつくられました。
クラシックな雰囲気にも溶け込むモダンなデザインは、冷たい印象になりやすいスタイリッシュな空間にやわらかいあたたかさをプラスしてくれます。
Eames Lounge Chair and Ottoman（イームズラウンジチェア&オットマン）｜HermanMiller（ハーマンミラー）
こちらも世界中の人に愛されているマスターピース。
1956年に発表された、チャールズアンドレイ・イームズデザインのラウンジチェアです。
社長室や役員室にも使われる重厚感のある雰囲気は、見た目のかっこよさもさることながら、快適な座り心地にもこだわっています。
同シリーズのオットマンを併用して、極上のリラックスタイムを味わってみてはいかがですか。
ラウンジチェアは、幅85.1cm・奥行き 88.9cm・高さ 80cm・座面高さ 39.4cmです。
外側のフレームは木目の美しい曲げ木合板が使われており、モダンさのなかに穏やかなあたたかみが感じられます。
モダンなカウチソファが見つかるブランド6選
カウチソファだけでなく、モダンなソファやインテリアアイテムをそろえているブランドはたくさんあります。
ここではモダンなカウチソファが見つけられる、高級ブランドを厳選して6つご紹介しますので参考にしてください。
HUKLA（フクラ）
東京・名古屋・大阪・福岡・仙台・岐阜にショールームを構えている「日本フクラ」は、1973年にイノアックコーポレーションとドイツフクラ社の合弁により設立されました。
ソファを中心に、リビング・ダイニング用の家具を多数取りそろえています。
すっきりとしたシンプルなデザインのシステムソファが多く、カウチタイプとして使う際は「片肘ソファ」から選ぶとよいでしょう。
B&B Italia（ビー・アンド・ビーイタリア）
1966年に創立されてから、世界の家具デザインを先導する位置に在り続けるブランド「B&B Italia（ビー・アンド・ビーイタリア）」。
世界中で高品質なデザイン性の高いソファを展開しています。
日本では東京と大阪にショールームを構えており、その世界観を体感できます。
シンプルながら上質なモダン家具から、独創的で部屋のアイコンになるようなソファ、パーソナルチェアまで、魅力的なソファやチェアは洗練された空間を演出してくれるでしょう。
arflex（アルフレックス）
1969年にイタリアのモダンファニチャーの思想を学んだ創業者がはじめた、ソファを中心とした家具ブランドです。
家具一つひとつの品質やデザイン性へのこだわりだけでなく、ライフスタイルそのものを提案する姿勢がうかがえます。
東京・名古屋・大阪にショールームがあり、暮らしのなかで生きる家具の在り方が提案されています。
システムソファを豊富に取りそろえており、シェーズロングタイプや片肘タイプをカウチとして使えます。
Minotti（ミノッティ）
1970年代にモダン家具をつくり始めたMinotti（ミノッティ）は、メイドインイタリーを貫き、今なおすべての家具をイタリアで製作しています。
日本では、東京・青山にショールームを構え、クラフトマンシップの生きた高品質の家具に実際に触れられます。
多様なライフスタイルに寄り添うデザイン性の高いソファだけでなく、特別な自分時間を過ごすためのパーソナルチェアやラウンジチェアも数多く取りそろえられ、選ぶのが楽しくなるでしょう。
またカウチ単体のラインナップもあり、インテリアを彩るアイコニックなカウチを見つけられます。
Cassina（カッシーナ）
伝統と革新を続けるモダンファニチャーのパイオニア的存在のCassina（カッシーナ）。
数々の著名デザイナーとコラボレーションして生み出した家具も多く、モダンインテリア好きなら一度は手にいれたいと感じる名作もたくさんあるのではないでしょうか。
長い歴史のあるブランドですが大きな転換期は、カッシーナ社設立の1927年とモダンファニチャーへシフトチェンジした1950年代です。
常に新しい技術革新を行いながらも、受け継がれてきたアルチザン（職人）による手仕事の技を融合させる力が、今日まで前線を走り続けるトップブランドのゆえんかもしれません。
BoConcept（ボーコンセプト）
北欧家具といえば、木を使ったあたたかみのあるものをイメージする方も多いでしょう。
しかし、スタイリッシュなモダン家具もたくさん生み出しているのをご存じでしょうか。
BoConcept（ボーコンセプト）もそんなモダン北欧家具ブランドの一つです。
1952年にデンマークで創立され、現在では世界60ヵ国以上に展開している、一大ブランドに成長しました。
また今なお店舗数を増やし、最新のデザインにアップグレードしながら、人気を不動のものとしています。
トレンド感があるデザインと普遍性のバランスがよく、北欧の洗練された優しさを感じるモダンなインテリアを叶えられるでしょう。
カウチソファのインテリアコーディネートなら実績多数のMAYSへ
すてきなカウチソファを見つけても、インテリアにあうのかどうか不安に感じる方もいるかもしれません。
そんなときは、プロのインテリアコーディネーターに依頼してみませんか？
MAYSでは、東京・港区を中心に年間約1,000件の高級物件のインテリアコーディネートを手掛けています。
ご要望にあわせた上質な空間をご提案し、わずらわしい採寸や納品まで丁寧に対応いたします。
忙しいビジネスパーソンでも、気軽にご相談いただける「オンライン相談」も行っていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
文・松田 ともみ（インテリアコーディネーター）
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