寝室を快適にするレイアウト!部屋やベッドのサイズに合わせて解説
寝室はぐっすり眠れてすっきり目覚められる空間にしたいですよね。
ただ、寝室のレイアウトがうまくいかないと落ち着かなかったり、過ごしにくかったりします。
ぜひレイアウトのコツを理解することで、寝室にもおしゃれなインテリアをそろえて、快適な空間を演出しましょう。
弊社MAYSでは、インテリアコーディネートの実績が年間約1,000件あり、お客様の生活やご要望に適した寝室のコーディネートが可能です。
快適でおしゃれな寝室のレイアウトを実現し、心身ともに癒される暮らしを実現しましょう。
目次
快適に過ごせる寝室をレイアウトする際のポイント
寝室は、体を休めて眠ったり、勉強や仕事をしたり、出かける身支度をしたりする部屋です。
寝室の使い方に合わせて、快適に過ごせるような家具のレイアウトができるといいですね。
寝室の大きさごとにレイアウトのポイントをご紹介します。
6畳の寝室
6畳の寝室は、長方形など細長いことが多く、幅260cm×長さ350cm前後のサイズです。
家具の大きさによっては、ベッドを複数置くことも、ベッドのほかにデスクやシェルフを置くこともできます。
ただ、家具を多くレイアウトすると部屋が窮屈に感じられ、眠りにつきづらくなることもあるので注意しましょう。
ベッドや家具のサイズを意識する
6畳の寝室には、シングルサイズのコンパクトなベッドや低めのベッドで空間に余裕を持たせましょう。
ベッドは横幅のサイズだけでなく、ベッドフレームの高さやマットレスの厚みが異なると、6畳の寝室の印象が大きく変わってきます。
また、ベッド以外の家具もコンパクトサイズでそろえたり、高さをベッドと合わせたりするとすっきり見えます。
ベッドを壁付けに配置する
ベッドは壁から離して部屋の中央に配置したほうが、寝ているときに解放感があります。
ただ、6畳とあまり大きくない寝室の場合は、ベッドを壁に付けて配置し、ゆとりを持たせましょう。
6畳の寝室にゆとりができると、生活動線やほかの家具を置くスペースが十分確保できるようになります。
特に部屋の奥のコーナーにベッドを置くと前面に余裕ができるので、部屋が広く感じられます。
また、キングサイズの大きなベッドも6畳の寝室に置けますが、部屋の中央にレイアウトすると両サイドのスペースが80cm程度になり、一緒に設置できる家具の大きさが限られてしまうでしょう。
部屋全体のカラーを決める
6畳の寝室はカーテンとベッドリネンの色をそろえたり、ベッドとキャビネットの色を合わせたりして部屋全体でカラーをまとめましょう。
カーテンやベッドリネンは、面積が広いので、白系や淡いトーンの明るいカラーがすっきり見えるのでおすすめです。
インテリアを好きな色ばかりにしたい方もいるかもしれませんが、好きな色よりも心と体がリラックスできる落ち着く色のほうが寝室には適しています。
グレー・ベージュ・ブラウンなどのおとなしい色や、ブルーやグリーンなどの落ち着く心理作用がある色などを試してみてください。
8畳の寝室
8畳の寝室は、正方形に近い形状をしていることもあり、サイズは幅360cm×長さ360cm前後です。
6畳の寝室よりもベッドを大きくしたり、家具の数を増やしたりできます。
書斎空間を作るならベッドを小さめにする
ダブルサイズ以下のベッドなら、部屋の中央に設置しても余裕があり、仕事や勉強に集中できる書斎空間を作れます。
クイーンサイズ以上の大きめのベッドならレイアウトによって狭く感じることもあるので、ベッドやデスクのサイズは適宜調整しましょう。
書斎空間はデスクだけでなく本棚なども合わせて配置すると充実します。
デスク・チェア・本棚などと家具が増えてくるとインテリアのまとまりが気になりますが、ナチュラル系の木目やダークカラーの脚など、部分的にマッチしているだけでも違和感がなくなります。
また、ベッド周りに置く照明はあたたかくやさしいもの、デスク上を照らす作業用の照明は白っぽく明るいもの、というように同じ寝室内でも用途に合わせて照明を変えましょう。
ベッドを大きめにするなら抜け感を演出する
8畳の寝室なら大きなベッドもゆったりレイアウトできます。
寝ることがメインの寝室にする場合、ベッド以外の家具はできるだけ置かず、広々としていてゆったりくつろげるレイアウトにしましょう。
また、窓やバルコニーの前に空間を作って、見た目の開放感や風の通り道を作ると気持ちのいい寝室になります。
ベッドを複数配置する
8畳の寝室には、シングルサイズなどの小さめのベッドなら2台置けます。
2台のベッドを離して配置しても通路スペースは確保できるので、必要な生活動線を邪魔しないようにレイアウトしましょう。
また、ベッドを複数置いて家族と一緒に寝室を使う場合は、お互いの眠りを妨げないような配慮が必要です。
寝室の出入り口や窓、クローゼットの扉近くは音や光の影響を受けやすいので、ベッドの向きをよく検討してみてください。
10畳の寝室
10畳の寝室サイズは幅450cm×長さ360cm前後で、ベッド以外にもさまざまな家具をレイアウトできます。
逆に、ベッドだけしか置かない10畳の寝室は、少し物足りないような、もったいないような感覚になります。
ラグをレイアウトする
10畳の寝室が寂しい空間に見えないように、ラグを敷きましょう。
ラグがあると、部屋全体をまとまった印象にしたり、室内にメリハリをつけてゾーニングしたりできます。
ラグのカラーやテイストによっては、ベッドリネン・カーテン・壁や天井などの内装がチグハグな寝室でも、ラグをプラスすることでうまくコーディネートできます。
また、朝起きてベッドから出る際にも足をあたたかく守ってくれるので、寝起きの体にもやさしくおすすめです。
ソファなどでリラックス空間を作る
10畳の広い寝室なら、ホテルのようにリラックスチェアを置いて、ゆったり座れる空間を作れます。
読書やスマホ操作など、座ってリラックスしたい場合は、ベッドと別にくつろげる空間が寝室内にあると便利です。
12畳の寝室
12畳以上になると、寝室としては非常に広い印象になり、幅450cm×長さ450cmや幅360cm×長さ550cmのサイズです。
寝室をワンルームのようにレイアウトする
12畳の寝室には大きな家具も複数置けるので、ソファやテーブル、テレビなどをレイアウトして、リビングのような空間を作れます。
寝室だけで十分生活できるワンルームのような部屋です。
就寝前のリラックスする時間も、家に持ち帰った仕事や勉強に集中する時間も、朝の慌ただしく出かける準備をする時間も寝室内で完結します。
必要に応じて、各エリアをパーティションで区切っても使いやすいでしょう。
大きなベッドを複数配置する
12畳という広さの部屋なら、ダブルサイズ以上の大きなベッドを2台置くなど、贅沢な寝室を実現できます。
家族みんなで同じ寝室を使っても、自分好みのベッドをそれぞれ用意できるので、眠りの質が落ちません。
安眠に欠かせない寝室の大きさとベッドサイズの関係
寝室やベッドの大きさは安眠できる寝室作りに大切ですが、ベッドの上に寝転がっている状態から感じる部屋の広さや、寝室内の通路幅によっても暮らしやすさが変わってきます。
具体的には、室内で一人が歩く通路幅は50cm程度、横歩きする通路幅は30cm程度必要です。
ベッドから壁までは最低でも10cm、できれば30cm程度離れていると、のびのびと感じられると言われています。
寝室の大きさとベッドのサイズや設置場所によって、寝室内に残された空間がどれくらいになるのか計算してレイアウトしましょう。
また、ベッドの高さが低ければ、通路が狭くても歩きにくさが軽減されてストレスになりません。
寝室の入り口からベッドやクローゼットなどの収納前へ、人がスムーズに通れるようなスペースが必要です。
また、寝室がベランダや庭につながっていてよく出入りする場合は、掃き出し窓への通路も確保しましょう。
さらに、寝室を使う人の生活リズムや生活音に考慮することも大切です。
シングルサイズのベッド
シングルサイズのベッドは、幅100cm×長さ200cm前後です。
一人で寝るベッドですが、体が大きい人は窮屈に感じることもあるでしょう。
6畳の部屋にも2台置くことはできますが、通路幅も狭くなり圧迫感が出やすいので生活しにくくなるかもしれません。
セミダブルサイズのベッド
セミダブルサイズのベッドは、幅120cm×長さ200cm前後です。
2人でも使えるベッドですが、1人でゆったり眠りたい人によく使われます。
ゆっくり眠りたい家庭ではセミダブルを寝室に2台設置することもありますが、その場合は8畳以上などベッド周りの空間を確保できる寝室がおすすめです。
ダブルサイズのベッド
ダブルサイズのベッドは、幅140cm×長さ200cm前後です。
カップルで使われることも多いですが、2人で使うとどうしても寝返りがしにくくよく眠れない方もいるでしょう。
カップルやご夫婦でゆったり使うなら、クイーンサイズも検討してみてください。
クイーンサイズのベッド
クイーンサイズのベッドは、幅170cm×長さ200cm前後です。
2人でもゆっくり眠れますが、部屋の大きさや間取りとの関係によっては、居心地の悪い寝室になってしまいます。
特に、8畳以下の寝室なら生活動線やほかの家具の大きさを考慮してから導入しましょう。
また、日本ではクイーンサイズ以上のベッドは種類が限られているので、寝室のインテリアとマッチするベッドを見つけることが難しいかもしれません。
キングサイズのベッド
一番大きいキングサイズのベッドは、幅200cm×長さ200cm前後です。
カップルでも子どもと一緒でも使いやすく、シングルベッド2台分と同じサイズ。
6畳の寝室にも置けますが、ベッドの高さやマットレスの厚みによる圧迫感もあるので、比較的大きな寝室に好まれます。
例えば、6畳寝室の真ん中に配置した場合、ベッド周りのスペースは70cm程度の幅を確保できます。
通路としては十分ですが、家族がすれ違うことを踏まえると、クローゼットや窓の前にはもう少し余裕が欲しいでしょう。
一方、12畳寝室の真ん中に配置した場合、部屋の形状によりますが少なくとも120cmはスペースを確保でき、大きな家具を置いても問題ありません。
なお、キングサイズのマットレスは、「階段の踊り場を通過できるか」など寝室までの搬入経路に注意が必要です。
心も体も落ち着ける寝室のインテリア選びのポイント
寝室は、殺風景だと生活しにくく寂しい印象になりますが、にぎやかだと落ち着かないこともあるので、適度なインテリアをコーディネートしましょう。
寝室が使いやすくストレスなく過ごせて、心身ともにくつろげるインテリアのポイントをご紹介します。
サイドテーブルを設置する
ベッドの横には必ずと言っていいほどレイアウトされるサイドテーブル。
携帯電話や目覚まし時計、照明など就寝前後に必要なものが手に取りやすい場所に置けると大変便利です。
マットレスの高さと同じ高さにすれば、使いやすく見た目にも統一感がでます。
寝室用のサイドテーブルは、小さくても十分ですので、あまり大きすぎないスリムなものを選びましょう。
2人以上で一つのベッドを使う場合は、ベッドの両脇にサイドテーブルを設置して、別々にものを置けると快適です。
配色を工夫して落ち着いた部屋にする
寝室のカラーコーディネートは、華やかさよりもやすらぎをイメージしましょう。
さわやかで部屋が広く見える白系や心が落ち着くブルーやグリーンなどは、快眠できて朝の目覚めも気持ちよくなります。
かわいらしい色を使いたい場合は淡いトーンが最適で、グレーやベージュもおしゃれで安心感があるので寝室に合わせやすいでしょう。
差し色を入れるなら控えめにしてみてください。
植物や絵画などの装飾を追加する
観葉植物はリラックス効果があり、空気も浄化してくれるので寝室に取り入れたいインテリアアイテムです。
部屋の大きさに合ったサイズの植物をレイアウトしましょう。
日当たりのいい寝室なら窓際に日光を好む植物を、あまり日差しが入らない寝室なら日陰でも育つ植物を選びます。
また、絵画を飾る場合は、人物や動物の描かれた絵よりも風景画のほうが寝室になじみます。
ベッドから横になっている状態で眺められる位置に設置しましょう。
寝室のインテリア選びの注意点
寝室のインテリア選びで押さえておきたい注意点を解説します。
掃き出し窓や収納の扉周りをふさがない
寝室は、就寝準備や朝の身支度などで行き来することも多いため、人が通るスペースや物を出し入れする生活動線もよく検討しておく必要があります。
特に動かしにくいベッドなどのインテリアは、あらかじめ窓やクローゼットからゆとりを持ってレイアウトしましょう。
また、寝具や衣類の大敵となる湿気が寝室にこもると困るので、風通しが悪くならないように窓やドア、空調機器の位置を確認しておいてください。
そして、ベッドの向きは頭が窓やドア側にこないようにしたほうが、落ち着いてよく眠れるでしょう。
照明の強さやスイッチの位置
寝室のインテリアのなかでも、快適な環境作りのために照明は重要な役割を担っています。
あたたかくやわらかい光で癒されるような照明を設置したり、ベッドから照明のスイッチが手に届きやすいようにしたりしましょう。
また、2人以上で寝室を使う場合は、お互いを配慮しながら個別で照明を使えるようにベッドの両脇にテーブルランプを置くなど、検討してみてください。
テレビや鏡などを置かない
就寝前にテレビを視聴したり、パソコンを長時間使用したりすると寝つきが悪くなります。
安眠を優先するために、寝室にはテレビもパソコンも置かないことをおすすめします。
また、ベッドに横になっている状態から鏡を見ると、寝返りを打つたびに鏡のなかの自分が見えるので気持ち的にも落ちつきません。
鏡はクローゼットのなかやベッドから見えない角度にレイアウトしましょう。
おしゃれで居心地のいい寝室のレイアウト事例
弊社MAYSでは、イタリアンモダンをベースにインテリアコーディネートを手掛けております。
年間約1,000件の実績のなかから、寝室のレイアウト事例を3件ご紹介します。
時を重ねた部屋
こちらの事例は、シンプルで落ち着いた雰囲気の寝室です。
ホテルのような無駄のない暮らしやすさと、旅館のようなあたたかさのあるインテリアで居心地のいい空間に仕上がりました。
部屋全体のカラーは、壁や天井、絨毯とマッチしたベッドリネンを選び、さわやかな清潔感を演出しています。
植物、絵画、照明なども寝室に合ったやわらかい印象のものをレイアウトしました。
静謐な暮らし
こちらの事例は、ナチュラルなぬくもりのある寝室です。
ベッドのほかにソファやテーブルも配置していますが、すっきりと広々とした印象は変わっていません。
それぞれの家具が存在感を主張していないので、使いやすく、くつろぎやすい寝室になっています。
大きな窓からの明るさとやわらかい光の照明で、一日中居たくなる雰囲気の寝室に仕上がりました。
眺めのよい部屋
こちらの事例は、かっこよくまとまっていながら生活しやすい寝室です。
落ち着いて作業に没頭できるようなデスクや、見える収納としてシェルフやハンガーラックをレイアウトして、快適に生活できるお部屋を演出いたしました。
やさしく広がる照明を複数置いているので、必要に合わせて寝室のムードを調整できます。
寝室のトータルコーディネートなら年間約1,000件のコーディネート実績が豊富なMAYSへ!
忙しく過ごす現代人にとって、一日の最後に心からリラックスして休める寝室は必要不可欠ですよね。
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