賃貸でも大丈夫!おしゃれなアートの飾り方をインテリアのプロが解説します
おしゃれでセンスのよい空間を演出してくれるアート。
アートに憧れがあるものの、「賃貸だから飾れない」「おしゃれな飾り方がわからない」という理由で諦めている人はいませんか?
アートはポイントを押さえるだけで、誰でもおしゃれに飾ることができます。
ここでは、プロのインテリアコーディネーターがおしゃれにアートを飾るためのポイントを五つご紹介します。
この記事を参考に、ぜひおしゃれなアートの飾り方をマスターしてみてください。
目次
賃貸でも安心なアートの飾り方
「賃貸は壁に穴を開けられないからアートを飾れない」と思っている人はいませんか。
適切なアイテムを選べば、アートを壁に固定することが可能です。
また、アートの飾り方はさまざまで、壁に掛けるだけではありません。
ここからは、賃貸でアートを飾る方法をご紹介します。
賃貸でアートを壁掛けにする方法
剥がせる粘着シート
壁に穴を開けたくない人は、剥がせるタイプの粘着シートを利用しましょう。
両面テープタイプや、練りけしのようなソフト粘着剤タイプなど、さまざまな種類があり、いずれもホームセンターで購入が可能です。
両面テープタイプは、ソフト粘着剤よりも耐荷重が大きいことが強みです。
大きめのアートを飾りたい人は、剥がせる両面テープで固定したフックにアートを掛けて楽しみましょう。
ソフト粘着剤は、直接アートの後ろに貼りつけて使用します。
重いものの固定はできませんが、気軽に張り替えられるため、気分に合わせてアートの位置を移動したい人におすすめです。
ソフト粘着剤を利用して、お気に入りのポストカードや写真を壁に直接貼りつけてみる方法もよいでしょう。
マスキングテープと両面テープを活用する
ポスターや写真をマスキングテープで壁に貼りつける方法もありますが、マスキングテープが目立ってしまうのが難点です。
マスキングテープを目立たせたくない人は、壁にマスキングテープを貼り、その上から両面テープを貼って、直接アートを壁に貼り付ける方法はいかがでしょうか。
剥がす際には、マスキングテープごと両面テープを剥がすので、壁を傷める心配がありません。
ただし、長い時間貼ったままにしておくと、両面テープでアートを傷めてしまう可能性があるため注意が必要です。
ピクチャーレール
賃貸には、アートや時計を気軽に飾れるように、天井付近にピクチャーレールが取りつけられている物件があります。
ピクチャーレールとは、天井に取りつけるレールで、レールに通したフックからコードを吊り下げてアートを飾ることができるアイテムです。
「簡単にアートの入れ替えができる」「左右の位置を調整できる」といったメリットがあるため、賃貸でも気軽にアートを飾れます。
インパクトのある大きなアートを一つだけ飾ってみたり、小さなアートをたくさん飾ったりと、さまざまな楽しみ方ができる点も魅力です。
穴が目立たないピンを使う
最近では、ピンを刺した穴が目立たなくなる特殊なピンが人気を集めています。
通常の針より細いものや、針の断面が薄いV字型になっているもの、針を抜くときに壁の中に押し込まれたクロスを押し返してくれるものなど、工夫が凝らされたアイテムがたくさん存在します。
壁に穴を開けることにはなりますが、粘着剤よりもピンのほうがアートをしっかりと固定できるため、重さのあるアートを飾りたい人は取り入れてみてください。
イーゼルに立て掛ける
絵を描く際にキャンバスを立て掛けるアイテムを「イーゼル」といいます。
壁に余白がない人や、粘着剤では固定できないような大きなアートを取り入れたい人は、イーゼルを利用してアートを飾るとよいでしょう。
一般的なアートの飾り方とは異なる方法のため、一つ取り入れるだけでもハイセンスでおしゃれな印象を与えます。
インテリア性を兼ね備えた小さなイーゼルは、ポストカードや写真をアートとして際立たせてくれるアイテムです。
玄関収納やシェルフにイーゼルを置いて、気軽にアートを楽しんでみてはいかがでしょうか。
フォトフレームを利用する
イーゼルと同じように、「フォトフレーム」を利用したアートの飾り方もあります。
小さなアート作品やポストカードに限られますが、気軽にアートを飾れるため、初心者でも取り入れやすい方法です。
フォトフレームを利用する際には、フレームのデザインを選ぶ楽しさもあります。
明るいウッドのフレームは、あたたかみのあるナチュラルな雰囲気を演出し、ブラックや光沢のある金属はモダンでスタイリッシュな印象になります。
アートの雰囲気やお部屋のインテリアに合わせたフレームデザインを選ぶことで、完成度の高いおしゃれなお部屋を演出できるでしょう。
壁に立て掛ける
「壁に余白がなくて大きなアートが飾れない」「持っているアートが重すぎて、粘着剤では支えきれない」場合は、壁に立て掛ける飾り方がおすすめです。
大きなアートは床に置いて壁に立て掛けるだけで、ハイセンスな印象を与えます。
家具の上に置けるサイズのアートであれば、チェストの上やチェアの上に置いて、壁に立て掛けてもよいでしょう。
センスに自信のない人でも簡単におしゃれな空間を生み出せるため、アート初心者にもおすすめです。
お部屋の中にアートを散りばめて、自分だけのお気に入りの空間を作ってみてください。
アートをおしゃれに飾るための五つのポイント
ここからは、アートのおしゃれな飾り方について解説します。
誰でも簡単にできるポイントを五つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
アートのテイストをお部屋に合わせる
お部屋にアートを飾りたいけれど、どのようなアートを選べばいいのかわからない人もいるはずです。
自分が気に入ったアートを飾ることが大前提ですが、お部屋のインテリアテイストに合わせたアートを選ぶようにすると、まとまった印象のお部屋に仕上がります。
ナチュラルテイストのお部屋には、自然をモチーフにした作品や、自然を彷彿させるグリーン、ベージュ、ブラウンなどのアースカラーを使用したアートがおすすめです。
スタイリッシュでクールな空間には、モノトーンで描かれた抽象画がマッチします。
アクセントにビビットカラーで描かれた作品を取り入れてもよいでしょう。
色の選び方が難しい場合は、お部屋の中で使われているインテリアアイテムの色に合わせた作品を選んでみてください。
お部屋の中の色とアートの色が一つでも揃っていると、お部屋とアートにつながりが生まれ、統一感のある印象を与えてくれます。
フレームにこだわる
アート作品と同様、おしゃれな空間を作るためにはアートフレームの選び方も重要です。
フレームには、「ウッド」「金属」「シェル」のように、さまざまな素材が使われます。
明るい色味のウッドフレームは、ナチュラルであたたかい空間を演出してくれるため、カジュアルなナチュラルインテリアや北欧インテリアにおすすめです。
ダーク調のウッドフレームは、あたたかみのなかにも格式高い印象を与えるため、オーセンティックな雰囲気や、ホテルライクインテリアに合わせやすいでしょう。
クールでスタイリッシュな演出をしたい人には無機質な金属フレームがおすすめです。
細いフレームほど洗練された印象を与えてくれますので、ミニマルなお部屋に合わせてみてください。
シェルは華やかで上品な印象を与えます。
リゾートインテリアのように、海をテーマにしたインテリアに合わせたいアイテムです。
そのほかにも、アートフレームにはさまざまな素材が使われています。
空間の雰囲気にマッチする素材や、お部屋に使われているインテリアアイテムに合わせた色のフレームを選んでみてください。
お部屋の対角に飾る
アートを取り入れる際には、フォーカルポイントを意識した飾り方を取り入れましょう。
フォーカルポイントとは、「お部屋の中で人の視線が集まる場所」のことです。
インテリアコーディネートを考える際、人の視線が自然と向かう場所にアクセントとなるアイテムを置いて、意識的にフォーカルポイントを生み出すことが多くあります。
フォーカルポイントを設けると、空間にメリハリが生まれるため、センスのよい上質なお部屋を生み出すことができるのです。
アートもフォーカルポイントを生み出すのにぴったりのアイテムです。
お部屋に入って最初に視界に入る「対角の壁」にアートを飾れば、入室した人の視線が自然とアートに集まり、効果的なフォーカルポイントになってくれます。
お部屋の対角につくるフォーカルポイントは、その人のセンスを効果的に印象づけることができますので、ぜひお気に入りの一点を飾ってみてください。
壁の形状に合わせたアートを選ぶ
アートを飾る予定の壁はどのような形状でしょうか。
縦長や横長など、場所によって余白の形状はさまざまかと思いますが、アートの形状も飾る場所に合わせて縦長や横長の物を選ぶとバランスよく見せられます。
複数のアートを組み合わせたい場合は、余白の形状に合わせて、縦長または横長に並べる飾り方がおすすめです。
また、アートのサイズも重要です。
壁の面積に対して小さすぎるアートは、バランスの悪い印象を与えてしまい、せっかくのアートが悪目立ちしてしまいます。
大きすぎるアートはインパクトを与えてくれますが、空間に圧迫感を与えてしまう可能性があるため注意が必要です。
アートのサイズを検討する際に目安となるのが、アートの近くにある家具やインテリアアイテムです。
ソファやシェルフの上にアートを飾る場合、アートの横幅を家具の70%程度にするとバランスよく見えます。
また、近くに飾るインテリアアイテムとアートのバランスも重要です。
近くに飾るアイテムは、強弱をつけるイメージで、どちらかを少し大きめまたは小さめにするとバランスが整います。
目線の高さに飾る
効果的にアートを見せるためには、アートを飾る高さも重要です。
一般的に、アートの中央が「140〜150センチメートル」になる位置が一番アートが見やすい高さと言われています。
この数値は、平均的な成人の目線から割り出されたもので、美術館でもこの高さにアートを設置することが多いそうです。
お部屋のフォーカルポイントにしたいアートや、特に気に入っているアートは、人の目線に入りやすくなるように、目線の高さを意識した飾り方を取り入れてみましょう。
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