【一人暮らし】2DKの間取りは広すぎるのか?間取りのメリットやおすすめの使い方を解説!
一人暮らしで引っ越しを考えるとき、1Rや1K、少しゆとりを持って1LDKを考えている方が多いでしょう。
しかし選択肢に挙がりにくい「2DK」の間取りも、一人暮らしにとっては住みやすい間取りと言われています。
この記事では、一人暮らしの方が2DKの間取りを選択したときのメリットやデメリット、引っ越し後の暮らしがイメージしやすいレイアウトや使い方のポイントなどを解説します。
ぜひ一読して、素敵な一人暮らしを手に入れてください。
目次
そもそも2DKの間取りとは?
公益社団法人 首都圏不動産公正取引協議会の「特定用語の使用基準」によると、2DKは、6畳以上10畳に満たないDK+二部屋の居室がある間取りのことを指します。
最近では2DKという間取りが建てられることは少なく、聞きなれない間取りという方も多いでしょう。
1980年代にファミリー層をターゲットに作られたものが多く、築年数が古い物件が多いというのも特徴です。
築年数が40年近いため、1LDKと同等の面積の物件と比較すると割安な物件も多くなります。
リフォームやリノベーションがされている物件も多いので、一人暮らしの方も選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。
一人暮らしに2DKの間取りは広すぎるのか?
2DKの間取りは、個室が二部屋あるため一人暮らしには一見広すぎると感じますが、DKの面積がそれほど広くないため、広すぎるといった印象ではありません。
二つの個室をどのように使うかによって、フレキシブルな暮らし方ができるのも部屋数が多いメリット。
2DKは、ゆとりのある暮らしを希望する方におすすめの間取りです。
2DKの間取りを選ぶメリット
一人暮らしの方が2DKの間取りを選ぶメリットは、以下の5点です。
- 個室が二部屋ある
- 収納が多い
- リフォームやリノベーション物件が多く家賃が比較的安い
- 壁が多いので家具を置きやすい
- 料理好きには嬉しい間取り
個室が二部屋ある
一人暮らしの方に人気の1LDKに比べると、同じ面積でも2DKは個室が二つあるため、寝室のほかに別の目的で使う部屋(仕事部屋・趣味部屋・クローゼットなど)を設けられます。
持ち物が多い方は、1部屋をクローゼットとして利用することでほかの部屋がすっきりします。
またテレワーク中心で働いている方にとっては、仕事部屋を作ることで背景などを気にせず、オンとオフを切り替えられ、仕事の業務効率がアップするかもしれません。
間取りによっては、ダイニングキッチンの隣にある個室をリビングとして、LDK一続きの空間のように使うことも可能です。
そのほか友人がよくくる場合や、先々の同棲やルームシェアを考えている方にもおすすめの間取りです。
収納が多い
各個室に押し入れやクローゼットなど収納スペースを設けていることが多いため、全体的に収納スペースが多くなるのも2DKの間取りのメリットです。
賃貸物件で最も多い悩みは、「収納の少なさ」。
入居時には気づかなかったけれど、実際に住んでみると収納スペースが少ないということは思いのほか、ストレスになります。
備えつけのクローゼットがない場合には、収納家具や収納ケースなどを購入しなければならないため、居室スペースが狭くなってしまいます。
物の出しっ放しを防ぎ、すっきりと暮らしたい方には収納の多さは嬉しいポイントです。
リフォームやリノベーション物件が多く家賃が比較的安い
1980年代に建てられた物件であれば40年近くの築年数なので、リフォームやリノベーションが行われていることも多いでしょう。
リフォームやリノベーションをする場合でも、間取りを大きく変えず、2DKの間取りのままに貸し出ししている物件は、比較的家賃相場も安くなります。
特に衛生面が気になるキッチンやトイレ・浴室などの水回りがリフォームされていれば、築浅の物件と遜色なく快適に過ごせるのではないでしょうか。
壁が多いので家具を置きやすい
個室が二部屋になることによって壁が増えるので、家具を配置しやすいのも嬉しいメリットです。
壁がなく広々とした空間は開放感があり、すっきりとした印象で好まれる傾向にありますが、実際に住んでみた場合のデメリットは壁が少ないことです。
1LDKのような仕切りの少ない広い空間は壁の面積も少なくなるので、家具の配置が難しくなります。
このような現象は収納スペースにもよく起こる難題です。
例えば、押し入れをうまく使いこなせないという方は多くいます。
広い空間になってしまうと物をどのように収納すればいいかわからず、デッドスペースができてしまったり、使いにくい場所に収納してしまったりと、悩まれる方も多いでしょう。
一方、細かく仕切られた引き出しやタンスを埋めていく作業は比較的簡単です。
このような現象は、家の空間のなかでも起こります。
暮らしてみなければわからない欠点ですが、細かく仕切られた空間は家具のレイアウトもしやすく、目的別に空間を分けられる点も2DKおすすめのメリットです。
料理好きには嬉しい間取り
2DKの場合は、キッチン・ダイニングが一つの空間で、食事作りと食事をするだけの場所となります。
そのため、個室を閉めれば寝室などへの料理の臭いなどももれにくく、料理好きの方にとっては快適に暮らせます。
またキッチンは油汚れや水ハネなど、こまめな掃除を行っていても生活感が出やすいスペースです。
2DKの間取りなら、来客時には生活感の出やすいキッチン、ダイニングを隠すことができるのも大きなメリットではないでしょうか。
2DKの間取りを選ぶデメリット
一人暮らしの方にとっても、さまざまなメリットがある2DKの間取りですが、当然デメリットもあります。
- 築年数が古い物件が多い
- 光熱費が高くなりやすい
- 物が増えやすくなる
築年数が古い物件が多い
先ほども解説しましたが、1980年代に作られた物件が多いため、築年数が古い物件が多いということはデメリットの一つでしょう。
しかし、リフォームやリノベーションが行われている物件を選ぶと快適に住みやすくなります。
ただし、構造上取り外せない壁や柱などがあり、リフォームされていても変更できない箇所もあるので、物件選びのときには注意が必要です。
また新しい物件では設置されているような宅配ボックスや、エントランスのオートロックなどの設備がない物件も多いでしょう。
このような便利な設備はあるに越したことはないですが、自分の暮らしを想像しながら、あらかじめ絶対に必要かどうかを決めておくといいでしょう。
以前は、ファミリータイプの間取りに必ずと言っていいほど設けられていた和室。
リノベーション物件では、洋室に変更されているケースも多いですが、家賃が抑えられている場合は和室のままであることも。
昔ながらの和室だとなかなかおしゃれな雰囲気作りが難しいということも、築年数が古い物件にはありがちな悩みです。
最近では、畳の上にジョイントマットを敷き詰めて洋室化したり、賃貸物件でも使える貼ってはがせる壁紙などを使ったり、おしゃれな空間作りをされている方も多く見られます。
家賃を抑えられる代わりに、初期投資としてDIYに挑戦してみるのも楽しいかもしれませんね。
光熱費が高くなりやすい
1Kや1Rなどに比べると、2DKの間取りは面積が広くなるので、当然光熱費が高くなります。
電気・ガス・水道などは、一人暮らしを想定した1Kなどの間取りに比べ、ファミリータイプの間取りでは基本使用料が高く設定されているケースがあります。
特に光熱費の高騰が続く昨今、ランニングコストの値上がりはできるだけ抑えたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
また新しい物件に比べると古い物件は断熱性や気密性が劣ることもあります。
一般的な間取りのデータを利用して、夏の冷房代、冬の暖房代などをシミュレーションしてみるといいでしょう。
物が増えやすくなる
収納の多さがメリットになる2DKですが、個室が2部屋あり、収納スペースも増えるため、かえって物を増やしてしまう傾向もデメリットと言えるかもしれません。
時代の変化とともに、断捨離やミニマリストという言葉が浸透し、必要な物、好きな物だけに囲まれて暮らすミニマルな暮らしが好まれてきました。
断捨離の定義では、その空間に合わせた物の量に収めるということが基本となりますが、収納スペースが多いとどうしても物が増えてしまいがちです。
いらない物をためておくのは、空間の無駄だけでなく、埃やカビの発生源にもなり兼ねません。
新居に引っ越すときこそ、断捨離のチャンスだと思って、物の総量を規制することが大切かもしれませんね。
2DKの一人暮らしでおすすめのレイアウトは?
2DKのレイアウトでは、個室の一つは寝室がマスト、もう一つの個室をどのように使うかがレイアウトのポイントになります。
リビングにする
一番に想定しやすいレイアウトは、DKの隣にある個室をリビングにするレイアウトです。
このような配置にすると、ダイニングキッチンと個室の間の扉を開け放ち、1LDKのように使うことができます。
このレイアウトであれば、食事をしながらリビングにあるテレビを見たり、友人を招いて一緒に食事を作ったり、広い空間として利用できます。
仕事部屋にする
テレワークが主流の場合、個室の一つを仕事部屋にするのもおすすめです。
一人暮らしであれば、ダイニングテーブルで仕事をしている方も多いでしょう。
しかし食事のたびに、パソコンを片付けたり、ミーティングのときに背景を気にしたりと併用する手間もかかります。
また同じ空間で仕事をするよりも、空間を分けることでオンとオフを切り替えられます。
仕事部屋をあらかじめ設けておけば、仕事のたびに片付ける心配もなくなり、スムーズに仕事ができるので、テレワーク中心の方にはおすすめのレイアウトです。
趣味部屋にする
コレクションをしている場合や趣味に必要な物が多い場合には、趣味部屋を作るのもおすすめです。
最近では若い方を中心に推し活が流行り、今では全体の3割の方がアイドルやアニメなどの推し活をしているとも言われています。
そのような方は推しグッズを飾ったり、メンバーカラーを取り入れた空間を作ったり、自分だけの癒しの空間作りをすることもできます。
リビングに飾るのは来客時に恥ずかしいという方でも、個室を一部屋作ってしまえば思う存分楽しめますね。
また、洋裁が趣味で作りかけの状態をそのままにしておけるスペースが欲しい方や、フィギュアなどのコレクションが多い方なども個室があると便利でしょう。
寝室が物であふれてしまうと、地震対策の面では危険ですので、寝室と分けることで安全性を保つことができます。
クローゼットにする
衣類や持ち物が多い方は、一部屋を思い切ってクローゼットにする方法もおすすめです。
リビングや寝室にはすっきりと物を置かず、暮らしに必要な物だけを置き、基本的にはクローゼット部屋に収納します。
この方法は、地震対策にもおすすめです。
日当たりの悪い部屋をクローゼット部屋にする場合は、カビや埃などの衛生面にも気をつけなければなりません。
こまめな換気や除湿対策なども怠らないようにしましょう。
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文・Sayaka i.(インテリアコーディネーター・カラーコーディネーター・福祉住環境コーディネーター)