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暮らしに合わせた快適な照明の明るさ・光の色の選び方

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暮らしに合わせた快適な照明の明るさ・光の色の選び方のアイキャッチ画像

照明器具を選んで部屋に取り付けた時、「思ったより暗かった」「この光の色だと落ち着かない」など、経験されたことがある方も多いと思います。
明るさはカタログではよくわからないし、実際に部屋に取り付けてみないとわからない、ということで難しく感じられることも多い照明選びですが、ポイントをつかんでおくことによって快適な明るさの照明器具を選ぶことができます。

照明の明るさ選びの3つのポイント

照明器具を選ぶ際に、デザインや色だけでなく「空間にとって適切な明るさ」であるかも検討したいですよね。
適切な明るさの照明器具を選ぶ際のポイントは3つあります。
それは
―室内の広さ
―室内の使用用途
―室内を使用する時間帯や使用者の年齢層
です。

室内の広さから適切な明るさを決める
照明器具のカタログや仕様情報には、大抵「何畳(帖)用」かが記載されています。例えば下の表を見ると、LEDシーリングライトの適用畳数の基準が明るさを示す単位lm(ルーメン)で表示されています。(lmの数値が上がるほど照度は明るくなります。)
6畳の部屋であれば、2700lm〜3700lm程度の明るさの照明器具を選ぶと適切な明るさを確保できます。

LEDシーリングライトは、LEDの粒状の光を集合させて明るく照らします。年数が経つにつれて徐々に粒の一つ一つが点灯しなくなり、購入当初の点灯時より若干薄暗くなるため、部屋のサイズに合わせてlmの数値が高めのものを選ぶと良いでしょう。

室内の使用用途から明るさを決める

部屋の使用目的によっても必要な明るさは異なります。
たとえば、リビングでは1日の大半を家族全員の活動スペースとして使用しますので照度の確保は重要ですが、寝室では寝ることがメインであれば、そこまで明るくなくても十分です。上記の適用畳数はあくまで標準の明るさなので、リビングは明るめに、寝室はもう少しlmを落としても問題ない、というように使い方によって照明器具の明るさを分けることができます。

使用する時間帯や使用者の年齢層によって明るさを決める

同様に、1日のうちで部屋の使用時間帯がいつなのかにもよって明るさを決めることができます。
そして大事なことは、使用者の年齢層。特に高齢者の目は何か作業をする際に若年層の住む空間の2〜3倍の明るさが必要とされます。とはいえ、全体的に明るくしすぎると、グレアといってまぶしすぎて不快に感じることもあるので、グレアレスといってまぶしく感じさせない照明器具を選ぶことも快適な明るさづくりのポイントです。

快適な照明空間を決定する色温度

明るさ選びのほかに、もう一つ押さえておきたいのが、照明の光の色。
黄色っぽい光や赤っぽい光、青白い光など、照明器具の光の色はさまざまです。
照明の光の色は、色温度といって色を数値化することで光の色を分類しています。ここではその中でも代表的な「電球色」「温白色」「昼白色」をみてみましょう。

左側の電球色は、暖かいオレンジ色の光で、右に行くほどクールな青白い光になっていきます。太陽光でもオレンジ色の光は、朝焼けや夕焼けの色。この色はリラックス効果があるといわれ、ゆったり落ち着いた雰囲気やムーディーな感覚をもたらします。リビングや寝室にぴったりの光です。

真ん中の温白色は、黄色く白っぽい、温かみのある光の色。あたたかく明るく雰囲気を演出し、食べ物を美味しそうに見せたり、肌の色を綺麗にみせたり、ジュエリーを光り輝かせたりと演出力の強い光の色です。ダイニングやメイクをする洗面化粧室などで使うと良いとされます。

右の昼白色は真昼の太陽のような白っぽい強い光。この光の色は意識を覚醒させると言われ、仕事や勉強などの活動空間でよく使います。明るく作業がしやすいので、キッチン、玄関、勉強部屋などで使います。

配光パターンから見るおすすめの照明計画

光がどのように照明器具から拡散されているかにもよって部屋の明るさが変わります。照明器具選びの参考にしてみてください。

全方向タイプ

光の拡散が全方向に向かうタイプとしては、レ・クリントのようなペンダント照明があります。人の多い部屋や天井が高い吹き抜け空間におすすめです。

直接配光タイプ

光が下向きに拡散するタイプ。直接床や人を照らすため、効率の良いあかりとされます。シーリングライトが代表的で、リビングや子供部屋におすすめです。

間接配光タイプ

壁や天井などの面に光を当てることで周辺を反射光で照らします。光源が見えないため、まぶしさがない落ち着いたあかり空間を演出することができ、リビング、寝室などにおすすめです。

明るい、暗い、まぶしい、落ち着く・・・。明るさの感じ方は、人それぞれです。カタログやショールームで実際に光の色や光の拡散の仕方を確認して、快適な明るさの照明器具を選びましょう。

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