北欧インテリア好き必見!プロが教えるおしゃれな照明器具10選
多くの人から人気を集める北欧インテリア。センスのよい北欧テイストのお部屋を作るためには、照明器具の使い方がポイント。
北欧生まれの照明は種類が豊富にあり、実際に選ぼうとすると、どれを選べばセンスよく見えるのかわからないという人も多いのではないでしょうか。
今回は、インテリアコーディネーター監修のもと、北欧インテリアにおすすめの照明器具10選をご紹介します。
この記事を参考に、ぜひおしゃれなお部屋づくりの参考にしてみてください。
目次
- 北欧インテリアのある暮らしとは
- 北欧インテリアにマッチする照明の選び方
- 北欧インテリアにマッチするおすすめ照明10選
- PH5|Louis Poulsen(ルイスポールセン)
- SINUS LINE(サイナスライン)|LE KLINT(レ・クリント)
- Octo(オクト)4240|Secto DESIGN(セクトデザイン)
- UNFOLD(アンフォールド)|MUUTO(ムート)
- A330Sペンダント ゴールデンベル|artek(アルテック)
- Caravaggio(カラヴァッジオ)|Lightyears(ライトイヤーズ)
- CLASIC(クラシック)|LE KLINT(レ・クリント)
- Toldbod Wall(トルボー155ウォール)|Louis Poulsen(ルイスポールセン)
- AJテーブル|Louis Poulsen(ルイスポールセン)
- CACHÉ(キャシェ)|LE KLINT(レ・クリント)
北欧インテリアのある暮らしとは
北欧インテリアの特徴と聞いて、皆さんが思い浮かべるものはなんでしょうか。
自然素材を取り入れた家具、白やグレーを使った空間、カラフルなデザインの雑貨などが思い浮かぶのではないでしょうか。
北欧インテリアの特徴には「ヒュッゲ」という思想が関係しています。
ヒュッゲとは、デンマークやノルウェーなどの北欧地域で大切にされている考え方で、「幸福な時間」「居心地のよい空間」などの意味を持ちます。
ヒュッゲが大切にされている理由に北欧の気候が挙げられます。
北欧の冬は長く、太陽がほとんど昇らないのが特徴。
太陽が全く昇らない極夜という現象もあり、地域によっては極夜が1〜2ヵ月続くこともあります。
太陽が昇ったとしても日照時間はかなり短く、北欧の人たちは常に薄暗い中で生活をしています。
長く暗い冬を乗り越えるために、北欧の人たちは家での生活を充実させる知恵を身につけてきました。
そこから生まれた思想がヒュッゲで、普段の生活の中にあるちょっとした幸せや心地よさを大切にしようとする考え方です。
暖炉のそばでゆっくり本を読む、窓辺でコーヒーを飲むなどといった、ほっこりするような幸せ時間がヒュッゲです。
北欧インテリアには、自然素材が使われた家具が多くありますが、自然のあたたかみを生活に取り入れようとする考え方も、ヒュッゲからきています。
北欧インテリアを作り上げる重要な要素として照明器具が挙げられるのも、ヒュッゲの考え方が関係しているからです。
北欧では、キャンドルや照明器具をぼんやりとともし、あたたかみの感じられる落ち着いた明るさの中で過ごすという文化があります。
このぼんやりとした明るさの空間こそがヒュッゲであり、北欧インテリアには欠かせないものだと言えるでしょう。
北欧インテリアにマッチする照明の選び方
次に北欧インテリアにマッチする照明の選び方を4つの観点からご紹介します。
明かりに人が集まるという考え方
前述のとおり、北欧にはヒュッゲに基づく明かりへのこだわりがあります。
日本では、人が過ごす部屋全体を均一に明るく照らすという文化が主流ですが、北欧では人が過ごす必要な場所だけを照らします。
ダイニングテーブルの上に吊るすペンダントライト、ゆっくりと過ごすパーソナルチェアの横に置くライト、というように人が過ごす場所を明かりで作り上げているような印象です。
必要な場所をぼんやりと優しく照らし、お部屋の中に光と影のコントラストを作り出すことが、おしゃれな北欧インテリアを作りあげるポイントです。
照明は複数個を組み合わせる
照明器具にはさまざまな形状があります。器具によって明かりの広がり方や、空間の見え方が異なるのも照明の魅力です。
北欧インテリアには、ぜひさまざまな種類の照明器具を複数組み合わせて使ってみてください。
照明器具の種類には以下のものがあります。
- ペンダントライト
- ブラケットライト
- スタンドライト
- テーブルランプ
- シーリングライト
- ダウンライト
北欧インテリアでは、シーリングライトやダウンライトといった、お部屋全体を明るくする照明の使い方はあまりおすすめしません。
例えば、ペンダントライトのように空間の中にぼんやりと浮かび、その周りをあたたかい光で照らしてくれる器具をダイニングテーブルの上に吊るすのもよいでしょう。
ブラケットライトを使えば、壁面を優しく照らし、お部屋に奥行き感を与えてくれます。
本を読むときには、スタンドライトで手元を明るくするのもよいですし、テーブルランプをお部屋のアクセントにしてもよいでしょう。
複数の照明を上手に組み合わせることで、お部屋の中にリズムを生みだし、より北欧らしさの感じられる空間を作り上げることができるのです。
照明光の色を意識する
北欧インテリアには光の色も重要です。
主な照明光の色として、昼光色・昼白色・温白色・電球色が挙げられますが、北欧インテリアにはオレンジ色が強い「電球色」がおすすめです。
電球色は、キャンドルや暖炉といった炎の明かりを連想させてくれるため、リラックスのできるくつろぎの空間を演出してくれます。
青白い色の昼光色や昼白色は、爽やかさを演出するのにはおすすめですが、くつろぎの空間には向きません。
照明器具のデザインで決まるお部屋の印象
明かりを大切にする北欧では、さまざまな照明器具がデザインされてきました。
北欧インテリアといっても、雰囲気の異なるさまざまなコーディネートがありますので、自分が表現したい雰囲気に合わせて照明器具のデザインを選びましょう。
「ナチュラル」「ポップ」「モダン」というように、さまざまなコーディネート方法があります。
ナチュラル系でまとめるなら、自然素材を取り入れた照明器具や、シンプルなデザインのものがおすすめです。
北欧モダンには、スタイリッシュなモノトーンの照明が合いますし、明るくポップな雰囲気の北欧インテリアには、カラフルな照明器具がおすすめ。
まずは、自分が好きな北欧インテリアはどんなコーディネートなのかを考えてみると、照明選びもスムーズになりますよ。
北欧インテリアにマッチするおすすめ照明10選
ここからは、インテリアコーディネーターが選ぶ北欧インテリアにおすすめの照明をご紹介します。
PH5|Louis Poulsen(ルイスポールセン)
出典:https://www.louispoulsen.com/ja-jp/private
北欧好きなら誰もが知るLouis Poulsen(ルイスポールセン)の名品。
円盤のような不思議な形をしているこの照明は、対数螺旋という巻貝のカーブから着想を得ています。
どの方向から見ても光源が目に入らないように設計されており、眩しさを感じさせない優しい光が特徴です。
ダイニングテーブルの上に吊るせば、あたたかみのある食卓を演出できるでしょう。
直径50cmのものと30cmのミニタイプがラインナップをされており、カラーバリエーションも豊富なため、自分のお部屋に合った色を見つけるのも楽しいですね。
SINUS LINE(サイナスライン)|LE KLINT(レ・クリント)
美しいデザインで知られるLE KLINT(レ・クリント)のペンダントライト。
驚くことにレ・クリントの照明は、創業当時から変わらず人の手織りで作られています。
SINUS LINE(サイナスライン)はレ・クリントの中でも珍しい曲線を描くデザイン。その彫刻のような美しい見た目は世界中に知れわたり、今でも多くの人気を集めています。
直径20cmから直径85cmまで5つのサイズ展開があります。小さいサイズはダイニングテーブルの上に、大きなサイズは、吹き抜け空間に多灯使いするのがおすすめです。
Octo(オクト)4240|Secto DESIGN(セクトデザイン)
出典:https://www.sectodesign.fi/
フィンランドの照明ブランドであるSecto DESIGN(セクトデザイン)のOcto(オクト)。
フィンランド産のバーチ材を何層にも重ねてプレスしたプライウッドを使用してつくられています。
セードの間から漏れる光は美しい影を生み出し、お部屋に落ち着きのある優しい明かりを落としてくれます。
北欧ブランドながら、どことなく日本らしさも感じさせるデザインは、最近人気が高まるジャパンディスタイル(北欧と和の混合スタイル)にもピッタリです。
直径58cmと大きめなので、ダイニングテーブルの上に1灯吊るすだけでもお部屋にアクセントをプラスしてくれます。
UNFOLD(アンフォールド)|MUUTO(ムート)
北欧ブランドながら、工業用照明器具のような形状で有名なUNFOLD(アンフォールド)。
スウェーデンのデザインスタジオFrom Us With Loveによってデザインされた斬新な照明です。
工業的でありながら、素材にシリコンを使用し柔らかさのあるユニークな設計となっています。
優しさとあたたかさを感じさせるこのデザインは、シンプルでモダンな雰囲気に遊び心をプラスするなど、多彩なコーディネートに向いています。
住宅のダイニングのほか、店舗などにもおすすめしたい照明です。
A330Sペンダント ゴールデンベル|artek(アルテック)
アルヴァ・アアルトがデザインしたこの美しい照明は、明かりをつけずとも人の目を惹きつける輝きを持ったアイテムです。
明かりをともすと、セード下部に開いた小さな穴から光が分散され、柔らかくあたたかい明かりを落とすような設計になっています。
品のある輝きを放つこのアイテムを寝室のベッド脇に吊るせば、上質な空間を演出してくれるでしょう。ダイニングやキッチンのアクセントにもおすすめです。
Caravaggio(カラヴァッジオ)|Lightyears(ライトイヤーズ)
出典:https://www.fritzhansen.com/ja/
北欧モダンな雰囲気に合わせたいこのペンダントライトは、セシリエ・マンツがデザインしたものです。
シンプルでモダンなシルエットは、さまざまなシーンに合わせやすいデザインとなっています。
マット調とグロス調のバリエーションがあり、カラーもブラック・グレー・ホワイトとシンプルな展開が魅力的です。
セードが深いため照明の下部しか照らせないように見えますが、上部もオープンになっているため、上下を同時に優しく照らしてくれます。
ダイニングの上に1灯吊るすだけでもモダンな雰囲気を演出してくれます。
CLASIC(クラシック)|LE KLINT(レ・クリント)
シンプルであたたかみのあるデザインが魅力のブラケットライト。
美しいプリーツのセードは、LE KLINT(レ・クリント)の職人が一つひとつ手織りで作っています。
レ・クリントは、日本の折り紙にヒントを得た建築家P.V.イェンセン・クリントが、オイルランプの明かりを調節するための手織りのプリーツセードを作ったことから始まりました。
ベッドサイドの明かりにおすすめのほか、かわいい通路灯としても活躍してくれるアイテムです。
Toldbod Wall(トルボー155ウォール)|Louis Poulsen(ルイスポールセン)
出典:https://www.louispoulsen.com/ja-jp/private
Louis Poulsen(ルイスポールセン)のなかでも人気の高い「Toldbod(トルボー)」シリーズ。
ペンダントライトはよく知られていますが、ブラケットライトのラインナップもあります。
シンプルながら丸みを帯びたシルエットはどことなくかわいらしさも感じられます。
空間を邪魔せず、柔らかな明かりで照らしてくれるトルボーは、さまざまなシーンで活躍してくれるでしょう。
外灯として使用できるため、エントランスだけではなく建築物のアクセントとしても使えます。
室内にトルボーペンダントも採用すれば、屋外と室内につながりを持たせることができ、統一感の感じられるコーディネートとなるでしょう。
AJテーブル|Louis Poulsen(ルイスポールセン)
出典:https://www.louispoulsen.com/ja-jp/private
アルネ・ヤコブセンがデザインしたAJランプシリーズ。
1957年にSASロイヤルホテルのために設計された照明です。シンプルでスタイリッシュなフォルムは、さまざまな空間にコーディネートをすることができます。
デスクの手元灯として置けば、おしゃれなアクセントになるでしょう。キャビネットの上にアクセントとしてチョイスするのもおすすめです。
テーブルランプのほかに、ブラケットライトやフロアランプのラインナップもあるため、組み合わせてコーディネートしてみてはいかがでしょうか。
CACHÉ(キャシェ)|LE KLINT(レ・クリント)
フランス語で「かくれんぼ」を意味するCACHÉ(キャシェ)。
アルミセードの中に、樹脂製プリーツが隠れています。
スタイリッシュな佇まいの照明ですが、少しだけ見えるプリーツがあたたかみをプラスしてくれます。
スタンドライトとペンダントライトのバリエーションがあるため、組み合わせて使うことで、統一感の感じられるコーディネートとなるでしょう。
スタンドライトをソファの近くに置けば、ぼんやりとあたたかみのある、ヒュッゲを感じさせる空間に生まれ変わりますよ。
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