ホテルライクなインテリア
photo credits : DePasquale + Maffini ACUTE bed designed by Rodolfo Dordoni
高級リゾートホテルやデザイナーが手がけるブティックホテルのような、センスあふれる上質な空間を自宅にしつらえたい。こんなご要望をお客様からいただくことがあります。
ホテルライク、という言葉があるように、上質なホテルを思わせる美しい住まいを実現させるにはどのようなことに注意したら良いでしょうか。
ホテルライクを構成するインテリア
ホテルライクを目指す前に、何がホテルらしさなのかを知る必要があります。まずはホテルを演出している空間の構成について考えてみましょう。
・ゆったりとした間取り構成
ホテルは休むことがメインの目的であるため、高品質なベッドを中心とした広々とした間取り構成となっています。そしてくつろぎのためのソファや品の良いコーヒーテーブル、といったような家具は、空間に溶け込むような調和を見せています。
足音を吸収するような厚いカーペットも、ホテル空間の落ち着きを演出しています。
・家電や生活雑貨などを収納し、生活感を排除する
ホテルの客室がゆったりと広々、非日常的な空間と感じるのは、作り付けの家具に家電や生活雑貨などを収納でき、徹底して生活感を排除しているからでもあります。
もののアドレスが全て決まっていてしかも隠せるように収納できるため、室内がごちゃごちゃせず全体的にすっきりとした印象を与えてくれています。
・間接照明で雰囲気の良いあかり
ホテルの室内はダウンライトや間接照明などであかりがコントロールされていることも特徴です。直接目に飛び込んでくる強烈なあかりが少なく、あかりの強弱を自分でコントロールすることもできるため、自分にとって居心地が良く雰囲気の良いあかり空間を楽しめます。
・シックなインテリアコーディネート
多くの方が、ホテルライクというとシックで高級感を感じさせるインテリアコーディネート空間を思い浮かべるでしょう。
使う色数を抑えたモノトーンカラーやグレイッシュトーン、ウッドカラーを基軸にカラーコーディネートされた室内空間は、上品で美しいコントラストを見せてくれます。使用する色数が多くない分、素材の質感やデザインにこだわりが感じられます。
また、絵画やオブジェなどの品の良い印象的なアートの存在が、無機質になりがちな部屋に奥行きや潤いをもたらしてくれます。
・上質なアメニティや小物
統一されたアメニティのデザインやインテリア小物の存在もホテルインテリアならでは。統一された水回りのディスペンサーの素材やデザイン、個性が光るインテリア小物やトレイは、自宅でも取り入れることができそうです。
ホテルライクなインテリアを実現させる、おすすめインテリアブランド
ホテルライクな空間づくりにかかせない、おすすめのインテリアブランドをご紹介します。
・Simmons
国内外のラグジュアリーホテルで採用されているシモンズのベッド。
一流ホテルが愛する極上の眠りと目覚めの秘密は、オリジナルのポケットコイルマットレスにあります。
シモンズのサイトには、数々の高級ホテル室内の写真が掲載されています。ホテルライクのインテリアを学びたい人にもおすすめ。
・Cassina ixc.
ホテルライクなインテリアには美しい印象的なデザインの家具は欠かせません。Cassina ixc.には傑出した優れたデザイナー達が長年培ってきた名作チェアやテーブル、照明、雑貨が揃っており、それらのプロダクトは数多くの高級ホテルやラウンジ空間を印象的に彩っています。
・Time & Style
美しくシンプルなフォルムに心地よい緊張感を漂わせる、Time & Styleの家具。ソファ、ベッドといった大型家具から生活雑貨まで一貫したコンセプトのプロダクトに出会えます。繊細で丁寧な確かなものづくりから生まれる美術品のような佇まいは、ホテルライクな空間にぴったりです。
・エーディコア・ディバイズ
どのような時代にも、どのような空間にも、どのような人にも喜ばれる普遍的なものづくりを目指すエーディコア・ディバイズ。ホテルライクの上質な景観を壊すことなく、落ち着いたクオリティの高い空間を演出します。
憧れのホテルライクで洗練されたインテリア空間。コツをおさえて取り入れると、欲しい空間にアップデートすることができます。ぜひ参考にしてみてください。