センスの良いデザイナーズキッズチェア
お部屋のインテリアにこだわる人は、キッズ用アイテムにもこだわりたいですよね。
特にキッズチェアは、空間のインテリアとしても重要な役割を果たすため、デザインや色にもこだわりたいという人も多いかと思います。
ここでは、maysおすすめのデザイナーズキッズチェアをご紹介します。
デザイナーズキッズチェア7選
ピーターズチェア CH410
出典:https://www.carlhansen.com/ja-jp
ピーターズチェアは、椅子の巨匠として知られるハンスJ.ウェグナーがデザインしたキッズチェアです。
これは、ウェグナーの親友である、ボーエ・モーエンセンの長男ピーターへのプレゼントとしてデザインされました。
当時、第二次世界大戦中のデンマーク。思うようにプレゼントを手に入れることが難しかったウェグナーは自分でプレゼントを作ることを考え、完成したのがこのピーターズチェアでした。
このチェアは、金具を使用せず自分で組み立てたり分解したりできるため、おもちゃとしても使えるというユニークな特徴があります。
鋭利な箇所ができないよう、職人が1つ1つ丁寧にやすりがけしながら作られており、ウェグナーの細やかな気遣いが受け継がれている名作キッズチェアです。
パントンジュニア
出典:https://www.vitra.com/ja-jp/homeHome
名作家具と呼ばれるパントンチェアをご存じでしょうか。ヴァーナー・パントンが生み出したこのチェアは、世界初のプラスチック製一体成形型キャンチレバーのチェアです。
キャンチレバーとは、片側のみで支持する構造。プラスチックでキャンチレバーを実現したこのチェアは世界的に有名になり、数々の国際的なデザイン賞を受賞し、今や20世紀を代表するチェアとして知られています。
パントンジュニアは、この名作家具を25%小さくした、キッズ向けのチェアです。
カラフルで特徴のある見た目は、インテリアのアクセントとしても活躍してくれそうですね。
イームズエレファント
出典:https://www.vitra.com/ja-jp/homeHome
この可愛らしいゾウのチェアは、ミッドセンチュリーを代表するチャールズ&レイ・イームズ夫妻によってデザインされました。
もっと身近に子どもたちが遊べるおもちゃを作りたいとの想いからデザインされたキッズチェアです。
当時は、プライウッド(合板)製で考案されていましたが、当時の技術ではゾウの曲線を再現することが難しく、試作のみに留まりました。
その後、チャールズ&イームズ夫妻の生誕100周年を記念して、素材をポリプロピレンに替えたものが復刻され、現在に至るまで絶大な人気を誇っています。
ポリプロピレンを使用することで、カラフルなカラーバリエーションが楽しめ、屋外でも使用することができます。
チェアとしてもオブジェとしても使えるかわいらしいアイテムですね。
チルドレンズチェア N65
出典:https://www.artek.fi/jp/
近代建築の巨匠、アルヴァ・アアルトによりデザインされたキッズチェアです。
優しい曲線でデザインされたこのチェアは、フィンランドでは定番のキッズチェアとして知られています。優しい座り心地やシンプルな見た目から、一般家庭だけでなく、公共施設や教育機関にも採用され、何世代にも渡って多くの人に親しまれています。
シンプルな見た目ですが、アアルトが開発した「Lレッグ」という構造が使用されている点が特徴的です。
Lレッグとは、アアルトが合理的な家具部品のスタンダード化を考えていた際に生み出された技法。
強固な無垢材を直角に曲げて家具の構造体とするこの技法は、アアルトの作品に多く使われています。
フィンランドの雰囲気が感じられる、かわいらしい1脚です。
SANNA
出典:https://www.maruni.com/jp/
日本を代表する建築家の妹島和世氏と西沢立衛氏のユニット「SANNA(サナア)」によってデザインされたチェアです。
「日本の思想から生まれた世界の椅子」を目指した、マルニ木工のnextmaruniプロジェクトの一環として生み出され、多くの人に知られるようになりました。
背の部分は、うさぎの耳のような形をしていますが、フリーハンドで書いたような左右非対称なデザインとなっているのがポイント。
こだわり抜かれた8色から選ぶことができ、ポップな色味やナチュラルなもの、そしてダーク系と、お部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。
小さいながらも存在感があり、1脚あるだけでも楽しさを感じさせてくれるキッズチェアですね。
マルチバランス
出典:https://varierchair.jp/
この特徴的な見た目のチェアは、ノルウェー人デザイナーのピーター・オプスヴィックがデザインしました。彼は、エルゴノミクス(人間工学)をもとに数々のチェアを生み出してきたデザイナーです。
このマルチバランスは、成長期の子どもが正しい姿勢を身に着けられるようにと考えられました。
座るだけで自然と背筋が伸び、肩や首まわりに負担のかからないような構造になっています。
座面と膝あて部の角度が調節できるようになっていて、子どもから大人まで、様々な体格の人が快適に使用することができるのも魅力の1つ。
在宅ワークが増えた今、大人にもおすすめしたい1脚です。
トリップトラップ
出典:https://www.stokke.com/JPN/ja-jp/home
トリップトラップは、ピーター・オプスヴィックがエルゴノミクスに基づいて設計したチェアの1つです。
正しい姿勢を保ったまま座ることができるよう、身長や体格に合わせて座面と足のせ板の高さや奥行きを調整することができるのが特徴。
専用のパーツを使用すれば、生まれた直後から家族と一緒に食卓を囲むことができるため、ダイニングチェアとして人気があります。
座面と足のせ板の奥行きが異なるのですが、奥行きの深い足のせ板を座面として使用すれば大人になるまで使い続けることができるという画期的なデザインで、世界中の人に親しまれているチェアです。
スタイリッシュなデザインかつ、たくさんのカラーバリエーションがあるため、どんなお部屋にも合わせやすいキッズチェアといえるでしょう。