アートパネルの魅力とは? ワンランク上のお部屋づくりにおすすめです!
空間のアクセントとして人気を集める「アートパネル」。
「今のお部屋に物足りなさを感じる」「センスの良いお部屋を作りたい」と感じている人には、気軽に取り入れることができる「アートパネル」がおすすめです。
今回は、プロのインテリアコーディネーターが「アートパネル」の魅力についてご紹介します。
また、アートパネルを飾る場所のおすすめや選び方についても解説するので、センスの良いお部屋づくりの参考にしてみてください。
目次
アートパネルとは
「アートパネル」とは、ファブリックや壁紙、和紙などを、木製や発泡スチロールなどの土台に張り込んで作ったインテリアアイテムのこと。
通常アートというと、フレームに入っている作品を思い浮かべるかと思いますが、「アートパネル」はフレームがないのが特徴。
すっきりとしたフォルムのため、どんな空間にも馴染みやすく、気軽に取り入れることができる点が魅力のアイテムです。
アートパネルの中でも、木製パネルに布を張りこんだ「ファブリックパネル」は北欧発祥のインテリアアイテム。
北欧生まれのファブリックには、カラフルで楽しげなデザインが多く存在するため、アートパネルとして取り入れることで、お部屋をガラリと明るい雰囲気に変えることができます。
シンプルな構造も、アートパネルが人気を集める理由のひとつ。
作品として出来上がっているものを飾るのも良いですが、自分が好きな素材を使ってオリジナルのアートパネルを作ってみるのも良いでしょう。
アートパネルを飾る場所とは
実際に自宅にアートパネルを取り入れる場合、どのような場所に飾るのが良いでしょうか。
アートパネルを飾るべき場所についてご紹介します。
玄関ホール
「家の顔」とも言われる玄関は、家主のセンスが表れる場所。
家の雰囲気にマッチしたアートパネルを取り入れて、センスの良さを感じさせる空間にコーディネートしてみましょう。
アートパネルを取り入れる場合、人の視界に入る場所に飾るのがポイント。
玄関を入った正面に壁がある間取りであれば、ぜひ正面の壁にアクセントとなるアートパネルを取り入れましょう。
正面に壁がない間取りの場合は、玄関を入って左右にある壁に飾るのも良いでしょう。
また、カウンタータイプの玄関収納がある場合は、アートパネルをカウンターに置き、壁に立て掛けて飾るのもおすすめです。
玄関ホールのように空間が限られている場所にアートパネルを採用する場合、大きすぎるものや、主張の強すぎるデザインを取り入れると、空間を狭く感じさせてしまう可能性があるため注意が必要です。
リビング
家のメインともいえるリビングは、家族が長い時間を過ごす空間だからこそ、居心地の良い雰囲気を演出したいものです。
自分が目指すインテリアテイストに合わせたデザインや、自分のお気に入りのデザインを取り入れて、長く過ごしたくなるような空間づくりを目指しましょう。
広い空間のリビングには、壁の余白に合わせて大きなサイズのアートパネルを取り入れるのがおすすめ。
壁の余白が横長の場合は、余白の形に合わせて横長のアートパネルを取り入れると、統一感とセンスの良さを感じさせることできます。
大きなアートパネルを取り入れる際に注意したいのが「色の割合」。
広い面積に使われている色は、お部屋全体の印象を左右します。
例えば、ブルーは心を静める色と言われていますが、寒さを感じさせる色でもあるため、ブルーを広い面積に使いすぎると、寒々しい印象のお部屋になってしまう可能性があるのです。
お部屋のカラーバランスについては後半で詳しく述べますので、コーディネートの参考にしてみてくださいね。
ダイニング
食事の場であるダイニングは、家族団らんの空間でもあります。
余白のある壁に小ぶりなアートパネルを取り入れることで、毎日の食事の場を上質な空間にランクアップさせてみるのはいかがでしょうか。
ダイニングにおすすめのアートパネルは、食欲を増進させたり、くつろぎや親しみを感じさせたりするデザイン。
「フルーツ」や「料理」をモチーフにしたデザインは、ダイニングにピッタリのアイテム。
色としては「オレンジ」がおすすめ。
「食事をおいしく見せる色」や「親しみを感じさせる色」として知られており、ダイニング空間に取り入れたいカラーです。
また、リラックスやくつろぎを演出したい場合には「植物」をモチーフとしたアイテムもおすすめです。
観葉植物など、本物の植物を育てる自信がないという人は、アートパネルでグリーンを取り入れてみるのも良いでしょう。
寝室
一日の疲れを癒す寝室は、落ち着いた雰囲気の空間にしたいものです。
心が鎮まるような色合いや、穏やかなデザインのアートパネルを取り入れることで、ホテルライクな空間を演出してみるのはいかがでしょうか。
寝室に取り入れるカラーは、心を静める「ブルー」や、リラックス効果のある「グリーン」、安心感を感じさせる「ブラウン」などがおすすめ。
植物モチーフのデザインも、くつろぎの空間を演出するのに最適でしょう。
「興奮色」として知られる「レッド」や「イエロー」は、気持ちを興奮させてしまう効果があるため、体を休める寝室には不向きです。
照明計画も検討できる場合は、間接照明と組み合わせることで、ホテルライクでリッチな空間を演出することできますよ。
トイレ
トイレは、限られた空間だからこそ、なにかアクセントを取り入れて、おしゃれにコーディネートしたいと悩む人が多い場所でもあります。
小ぶりなアートパネルであれば、場所も取らずすっきりとした印象のため、トイレのアクセントとして気軽に取り入れやすいアイテムです。
トイレは他の部屋とは区切られた空間だからこそ、自由なコーディネートを楽しめる場所でもあります。
もちろん他の部屋と関連性を持たせたデザインで、家全体をまとまりのあるコーディネートにしても良いのですが、トイレだけは遊び心をプラスしたいと感じる人も多いようです。
他のお部屋にも影響を与えないため、思い切ってインパクトのあるデザインのアートパネルを取り入れてみても面白いかもしれませんね。
アートパネルの選び方とは
アートパネルを選ぶ際のポイントとはどんなものがあるのでしょうか。
ここからは、センスの良さを感じさせるアートパネルの選び方について解説します。
お部屋のテイストに合わせたデザインを選ぶ
お部屋のテイストにマッチしたデザインを選ぶことが、センスの良いコーディネートをするための近道。
まずは自分が目指すお部屋のテイストをはっきりさせるところから始めましょう。
ナチュラル
植物柄やアースカラーのデザインを取り入れて、自然を感じさせるようなコーディネートを目指しましょう。
はっきりとした植物モチーフは、ボタニカルな雰囲気を演出してくれます。
小ぶりなアートパネルを連続して並べると、軽やかさの演出にも繋がります。
モダン
モダンでスタイリッシュな空間には、幾何学模様や直線でデザインされたものがおすすめ。
色合いはモノトーンをメインとし、シルバーやゴールドといったメタリックカラーや、ビビットカラーをアクセントに取り入れると良いでしょう。
小ぶりなアートパネルをたくさん取り入れると、カジュアルさを感じさせてしまうため、シンプルなコーディネートを目指しましょう。
北欧
北欧ならではのカラフルなデザインを思い切って取り入れて、明るく楽しげな雰囲気を演出しましょう。
北欧テイストのポイントは、毎日を楽しくハッピーに過ごせる空間を作ること。
自分のお気に入りのデザインを見つけて、お部屋のあちこちに飾ってみてはいかがでしょうか。
ホテルライク
安定感を感じさせるブラウンや、高貴な印象を与えるパープルなどを取り入れることで、上質な空間を演出することができます。
サイズは、重厚感を感じさせる大きなものがおすすめ。
玄関正面の壁やリビングの一面に、存在感のある大きなアートパネルを取り入れてみてはいかがでしょうか。
お部屋のカラーバランスを検討する
インテリアコーディネートを検討する際には、お部屋のカラーバランスを計画する必要があります。
まとまりのあるコーディネートを作るためには、以下の比率を目安にアイテムを選ぶようにしましょう。
- ベースカラー75%
- メインカラー25%
- アクセントカラー5%
ベースカラーは、壁や天井、床といった一番広い面積を占める色を指します。
メインカラーは、ソファやカーテンなどベースカラーの次に広い面積を占める色のこと。
アクセントカラーは、アートパネルやクッションといった面積の小さなアイテムに取り入れる色のことを指します。
アクセントカラーは、メインカラーで使用している色の補色(色相環上で反対に位置する色)を選んだり、メインカラーと同系色でもトーンを変えて目立つ色を選んだりすると良いでしょう。
テイストによっては、ブラックやメタリックカラーなどのはっきりと目立つ色もおすすめです。
アクセントカラーの面積が広くなりすぎてしまうと、はっきりとした色ほど空間に圧迫感を与えたり、お部屋の雰囲気を変えてしまったりするため、取り入れる面積には注意が必要です。
サイズを検討する
アートパネルには、さまざまなサイズがあります。
大きさによっても印象が変わるため、お部屋のテイストや広さに合わせてサイズを選ぶようにしましょう。
基本的に、小さなサイズほどカジュアルさを感じさせ、大きなサイズほど重厚感が感じられる仕上がりとなります。
小さなサイズのものは、1つだけで飾るのではなく、いくつか同じサイズのものを組み合わせて飾るのがおすすめです。
特に「3」という数は、何事もバランスよく見せるのに最適な数だと言われていますので、同じサイズのアートパネルを3つ横に並べて飾るだけでもセンスの良さを感じさせることができますよ。
リビングなどの広い空間には、小さすぎるアートパネルは不向きです。
家具や空間とのバランスが悪く見えないよう、壁が広く空いている場所には大きなサイズのアートパネルを取り入れたり、ある程度大きさのあるアートパネルを数枚組み合わせて飾るようにしましょう。
アートパネルと取り入れる際の注意点
アートパネルを取り入れる場合、注意するべきポイントとはどんなものがあるのでしょうか。
設置方法
アートパネルは、基本的に壁に固定して飾る方法が一般的です。
賃貸の場合は、壁にフックの穴を開けられないというケースもありますので、はがせるタイプのフックなどを検討しましょう。
また、アートパネルの重さによっては、しっかりと重さを支えるための壁補強が必要な場合もあります。
小ぶりなものであれば、下地不要の石膏ボード用フックで十分かと思いますが、サイズが大きい物や使用している素材が重いものは、下地がある位置にフックを取り付ける必要があります。
高さ
アートパネルを設置する際には、人の目線に入る1メートル50センチ前後の高さに設置するようにしましょう。
低すぎたり、高すぎたりすると、バランスの悪い印象を与えてしまいます。
壁面には、スイッチやリモコンといった機器が取り付けられていますが、操作のしやすい1メートル20センチ〜1メートル50センチ程度の高さについていることが一般的です。
アートパネルを取り入れる際には、スイッチやリモコンなどに干渉しないような場所を検討する必要もあります。
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