アフターコロナにも継続するライフスタイル習慣
我が国のパンデミックは未だかつてないほど勢いを増しており、終息する気配を見せていません。
現在東京都は4回目の緊急事態宣言下に突入し、その期間を延長しています。このパンデミック社会は当面繰り返しながら続くと可能性が高く、2021年以降も引き続きニューノーマルスタイルやテレワークが推奨されると見て良いでしょう。
「一時しのぎ」として見られていたニューノーマルも、今後はスタンダード、必要なライフスタイルとして暮らしの中に取り入れていく必要があります。
ニューノーマル生活のポイントを今一度確認しておきましょう。
働き方と住み方が変わったニューノーマル
新しい生活様式、ニューノーマル時代に大きく変わったことは、行動様式。一番のポイントは飛沫感染と接触感染を避けることです。
飛沫や接触からの感染を避けるべくソーシャルディスタンスが推奨され、多くの人が通勤や通学をしない自宅でのテレワークに移行することになりました。
テレワークに伴い、住居のホームオフィス化、ホームスクール化に現在多くの人々が取り組んでいます。
働き方や学び方が変わったことで、住み方も確実に変化しています。
上の表は、東京都、特別区と言われる23区、市町村の人口動態を表していますが、令和2年4月(2020年4月)を境目に、いずれのグラフもそれまでの増加率が落ち込んでいるのがわかります。特に青ラインの23区の人口増減率は、2021年に入ってから明らかに減少へと転じています。
つまり緊急事態宣言に突入し、世の中がテレワークに移行したことで、従来の東京の一極集中化に大きな変化が起きています。
家庭でのテレワーク化に伴い、より人口密度が低く、より家賃が安く、より広い家、より豊かな自然環境を求めて、都心からより郊外へ転居する人が増えています。
新しい生活様式以降も注目される住まいのポイント
今後ニューノーマルの長期戦を覚悟する上で、住まいをどのように整えていけばよいでしょうか。今後も注目される住まい方のポイントをご紹介します。
・家庭にウイルスを持ち込まない動線づくり
コロナ対策でもっとも大事なことは、家庭内に外からのウイルスを持ち込まないということです。帰宅時の手洗いやうがいはウイルス予防の基本ですね。
これからリフォームや家を建てるという方は、玄関や玄関土間に手洗いの設置を検討してみてください。
帰宅してすぐ手を洗う、うがいができるスペースがあると、外からのウイルスの持ち込みを防ぐことができます。玄関スペースに設置することで家族だけでなくお客様にも気兼ねなく使っていただけます。
また、玄関からすぐに洗面所やお風呂にアクセスできる動線があると、仕事や部活、外遊びで汚れた服や体をすぐに洗うことができます。
・トランスフォーム家具を使ったテレワーク空間づくり
テレワークの長期化にともなって、作業効率をあげるためにデスクを新調したり、家具のレイアウトを変えて模様替えをしたりする方も多いです。
ただ、もともと限られた室内のスペースに新たにホームオフィススペースを用意するのは至難の業。ダイニングテーブルやソファテーブルを使ってテレワークに取り組む方もいますが、中には家族との時間や場所の共有でスペース作りに苦心されている方も。
このような方にお勧めしたいのが、テレワーク空間で注目を集めているトランスフォーム家具。
トランスフォームとは「変形させる」という意味で、家具の一部が変形し別の用途の家具としても利用できる家具です。
今、注目されているトランスフォーム家具をいくつかご紹介します。
驚きの軽さでデスクにトランスフォームするベッド
ハーフェレでは、片手で楽にベッドを跳ね上げるとワーキングデスクに早変わりするというトランスフォーム家具が人気です。
デスクの上はそのままで、あっという間にベッドとデスクにトランスフォームすることができる秘密は、ドイツ生まれの強靭な金物にあります。
パソコンテーブルにトランスフォームするソファテーブル
スタイリッシュなスチールの脚を持つ、木目が美しいソファテーブル。一見シンプルなソファテーブルですが、一部テーブルがリフトアップすると、ノートパソコン台に早変わり。リフトアップした高さは67.5cm程度、通常のオフィスデスクの高さに近い環境でノートパソコンを使えます。リフトした部分は収納スペースになっており、ノートパソコンや仕事道具、資料を収納することができます。リビングを手軽にテレワーク空間にトランスフォームしたい方にはおすすめです。
壁面収納と同化させるテーブル
壁面収納の一部に天板を差し込むことによって固定させるテーブルを使うことで、リビングダイニング家具をすっきりコンパクトにまとめることもできます。
テーブルの天板と壁面収納を同じ面材で仕上げると、収納とテーブルの一体感が生まれ、スペースを有効に利用することができます。
今後もしばらくは続くニューノーマルスタイル。住まい方や働き方も含めて、ライフスタイルの見直しを検討している方は参考にしてみてくださいね。