おすすめしたいスタンディングデスクの魅力とは
最近注目を集めている「スタンディングデスク」。海外では、スタンディングデスクの導入が進み、ポピュラーな働き方になりつつあるようです。立ったまま仕事をすることは、私たち日本人にとってはまだまだ馴染みがないかもしれませんが、実はおすすめしたいメリットがたくさんあります。
今の仕事環境に満足していない人にぜひおすすめしたいスタンディングデスク。ここでは、その魅力についてお話します。
目次
スタンディングデスクをおすすめしたい理由とは
姿勢が崩れない
座ったままの仕事は血流が滞り、猫背や腰痛、肩こりの原因となります。筆者もストレートネックと肩こりに悩まされていますが、原因はすべて長時間座ったままのデスクワーク。
スタンディングデスクを使用し、適度に立ち仕事を取り入れることで自然と姿勢が正され、猫背や肩こりの改善が期待されると言われています。
集中力が増す
立って仕事をしたほうが、適度な緊張感が生まれ集中力が増すと言われています。眠くなりがちな午後の時間や、デスクワークの集中力が途切れたタイミングにスタンディングデスクを利用することで、仕事の生産性を高める効果が期待され、企業で導入する例も増えています。
ただし、長時間立ちっぱなしの状態は足が疲れてしまい逆効果。スタンディングデスクとチェアの併用で、適度に立ったり座ったりと切り替えることが大切です。
運動不足解消
オフィスワークをする人にとっては、意識的に運動する機会を作らない限り体を動かす機会がほとんどありません。長時間座りっぱなしの姿勢は、筋力の低下や肥満の原因にもなり、将来的な健康リスクの増加に繋がっています。
スタンディングデスクでの作業を取り入れることで、足腰の筋力低下を防ぎ、軽い運動効果が期待できます。仕事中に軽いストレッチを取り入れるとその効果はより高まります。
健康維持の観点からも、導入する企業が増えているのでしょう。
社内でのコミュニケーションの増加
職場に導入した場合ですが、立ったままの姿勢で仕事をしていると、歩いている社員の人と目線が合いやすく、お互いに話しかけやすくなる効果があります。座ったままのデスクワークよりもオープンな姿勢で仕事に望めるため、社員同士のコミュニケーションが活発になり、風通しの良い雰囲気を生み出すことが期待されます。
スタンディングデスクを導入するデメリット
配線がごちゃつく
スタンディングデスクは通常のデスクよりも高さがあるため、PCの配線が長く垂れ下がってしまいます。機器が多い場合はごちゃごちゃした見た目になってしまいますので、コンセントの近くに配置する、壁側に設置するなどの工夫が必要です。
複数の機器を使用する必要がある場合には、卓上に置くタイプのスタンディングデスクを導入すればデスク周りの機器はそのままに、PCの高さを変更できるためおすすめです。
疲れる
長時間立ちっぱなしの姿勢は、足腰に負担がかかり疲れてしまいます。適度な運動には効果的なのですが、疲れるほど続けるのはおすすめできません。
スタンディングデスクを上手に使うためには、通常のデスクと併用して、座ったり立ったりを切り替えることが大切。適度に姿勢を切り替えることで、足腰に負担がかかりすぎるのを防ぐことができますし、集中力の増加を期待することもできます。立ちっぱなしの時間は適度な軽い運動程度に留め、疲れすぎを防ぐ工夫をしましょう。
昇降式は整理整頓が必須
スタンディングデスクには高さが固定されているものと、昇降できるものがあります。昇降タイプの場合、デスクの高さを上げ下げして座ったり立ったりを繰り返すため、デスク周りに物が多いと不快に感じてしまいます。
導入当初は頻繁に昇降をするかもしれませんが、毎日何回も続く動作ですから、物が多いと不快に感じ、昇降をしなくなってしまう可能性があります。せっかく新しいデスクを導入しても使わなくなってしまうのでは意味がありません。
デスク周りをきれいに保てるというメリットにも繋がりますが、物をあまり多く置かないように気を付ける必要があります。
スタンディングデスクの種類とは
高さ固定
高さが固定されているデスクです。比較的安価な価格設定が多く、気軽に取り入れることができるのが魅力です。ただし、人の身長によって使いやすい高さが異なりますので、購入前にサイズの確認が必須となります。
昇降タイプ
デスクの高さを上下できるタイプです。レバーを使用して上下させたり、電動で操作したりと、簡単に昇降できるものが多くあります。
固定タイプよりも価格設定が高めに設定されているものがほとんどですが、昇降タイプが1台あれば、立ったり座ったりの切り替えが1か所で行えるため、新たにデスクの購入を検討している人におすすめです。
卓上タイプ
既存のデスクやカウンターの上に置いて使用する卓上タイプも人気を集めています。既存のデスクを利用して立ったままの仕事をすることができるため、今のデスクを片付ける必要もなく、簡単に導入できる点が魅力です。持ち運びもできるため、自由に好きな場所で自分の身長に合わせた高さで仕事をすることもできます。
今の自宅に新たに大きなデスクを置くスペースがない、今のデスクを有効活用したいといった人におすすめのアイテムです。