おしゃれな北欧インテリアにはソファ選びが重要!おすすめソファ5選
北欧インテリアは、家具や雑貨といった北欧アイテムの選び方で雰囲気が左右されるテイストです。
特にお部屋の主役となるソファは慎重に選びたいアイテムの1つですが、どんなソファが北欧インテリアに合うのか分からないという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、家具提案を専門に行っているMAYSが、おすすめの北欧ソファ5選を紹介します。
ぜひ北欧ソファの魅力を知り、みなさんのソファ選びの参考にしてみてください。
北欧ソファの特徴について
まずは北欧ソファの特徴についてご紹介します。
無駄のないシンプルなデザイン
北欧ソファの特徴の1つとして挙げられるのが、無駄のないシンプルなデザインです。
北欧には、多くの優れた家具デザイナーや家具職人が存在し、シンプルながら美しく機能的な家具を世に送り出してきました。
北欧といえば、長く続く暗い冬が特徴。冬の時期にはほとんど太陽が昇りません。1日を通して全く太陽が昇らない「極夜」という時期もあり、地域によっては1〜2ヵ月ほどその現象が続きます。
そのような気候のため、北欧の人々は「いかに家の中で快適に過ごすか」を模索してきました。
「ヒュッゲ」という思想は北欧から生まれたもので、普段の生活の中にある「ちょっとした幸せ」「満ち足りた幸福な時間」「居心地の良い空間」を大切にしようという考え方です。
その北欧ならではの考え方から生み出されたのが、機能的で飽きのこないシンプルなデザインの北欧家具です。その美しさやこだわり抜かれたデザインは、世界中の人から多くの人気を集めています。
自然素材
先ほど述べた「ヒュッゲ」の思想から、北欧インテリアには家の中に自然を取り込もうとする姿勢があります。
多くの家具に木の素材が取り入れられているほか、チェアの座面にはペーパーコードという紙紐を編んだものが採用されることで知られています。
北欧ソファのフレームにも木材が使われたデザインが多く、自然のあたたかみを感じられるデザインが非常に人気です。
北欧ソファに使われる木材には、「オイルフィニッシュ」や「ソープフィニッシュ」といった、木材の質感をリアルに感じられるような仕上げ方法が多く採用されます。
オイルフィニッシュは、木部にオイルを染み込ませることで木の乾燥を防ぐ方法です。
ウレタン塗装のように、木の表面を塗りつぶしてふさいでしまう方法とは違い、木の素地そのままの手触りを楽しむことができます。
ソープフィニッシュは、石鹸水を木の表面に染み込ませることで木を保湿する方法です。
石鹸のしっとりとした肌触りは北欧家具の優しい雰囲気と相性がよく、北欧家具のよさを最大限に引き出してくれる仕上げ方法です。
あたたかみのある素材
北欧インテリアにはあたたかみの感じられるファブリックが多く取り入れられます。
北欧ソファの張り地にもファブリックを採用したものが多く、ほっこりとあたたかみの感じられる素材感が人気を集めています。
ファブリックのカラーは、自然を連想させるベージュ、アイボリー、グリーンといったアースカラーが人気です。
また、北欧モダンの家具ブランドのなかには、柔らかさの感じられるレザーを採用したソファをラインナップしているものもあります。
ぜひ自分の目指す北欧インテリアの雰囲気に合わせて素材の選定をするようにしましょう。
丸みを帯びた可愛らしいデザイン
北欧ソファのデザインには、丸みを帯びた可愛らしいデザインが多くあります。
北欧インテリアの特徴は、あたたかみの感じられる快適な空間を演出すること。
シャープで無機質なものよりも、シンプルながらあたたかみと親しみを感じられるデザインが人気を集めています。
北欧では長年にわたり培ってきた、高度な木材の加工技術が根付いています。
例えば「曲木」の技術もその一つであり、木材を曲げることで曲線を表現するといった高度な技術です。
北欧家具には、曲木によって曲線を描くデザインが多く、これも北欧家具の特徴の1つといえるでしょう。
カラフルなアイテムでアクセントを
北欧では、暗く厳しい冬を楽しく快適に過ごすための知恵として、カラフルで楽しい見た目のデザインを多く生み出してきたことでも知られます。
「Marimekko(マリメッコ)」や「Lisa Larson(リサ・ラーソン)」は日本でも広く知られる有名な北欧デザインですね。
どちらもカラフルで可愛らしいデザインが特徴ですが、北欧インテリアでは、このような可愛らしいデザインをお部屋のアクセントとして取り入れることが多くあります。
ソファはシンプルなものを選び、アクセントとしてクッションやブランケットに北欧らしいカラフルな柄を取り入れると、ほっこりとあたたかく楽し気な北欧インテリアを作り上げることができますよ。
北欧モダンはモノトーンとウッドの組み合わせ
北欧モダンというと、白やグレーといったカラーリングとウッドで統一されたシンプルな空間を想像する人もいるかと思います。
北欧モダンを採用したインテリアでは、カラフルな色使いではなく、シンプルで色数を抑えたコーディネートにすることがポイント。
モノトーンの組み合わせは、無機質で冷たさが表現されてしまいがちですが、その空間のなかに木材やファブリックを取り入れることで、あたたかみがプラスされた空間を演出できます。
ソファは木のフレームをベースに白や淡いグレーの張り地を採用することで、シンプルで北欧モダンを演出した空間に仕上がります。
気になる北欧ソファの種類
北欧ソファを選ぶにあたって、北欧ソファにはどのような種類があるのか見ていきましょう。
木肘ソファ
北欧インテリアに欠かせない「木」をフレームに採用したソファ。北欧らしさを演出するのにピッタリのアイテムです。
北欧家具は、熟練の家具職人の手作業で丁寧に作られており、その品質の高さが有名です。
北欧には、その職人の作品ともいえる品質の高い家具をメンテナンスしながら長く大切に使うという文化が根付いています。
木肘ソファも定期的にメンテナンスしながら使いこむことで味が増し、使うごとに愛着が増すアイテムの一つ。北欧インテリア好きには外せないマストアイテムです。
ストレートソファ
ソファの形状で一般的なI型のソファ。オットマンと併用することで、足を伸ばして座ることも可能です。
L型形状のソファでは、来客時にお客様との距離が近くなりすぎてしまい、お互いがソファに座ることに違和感を覚えてしまうケースが多くあります。
ストレートソファとオットマンを組み合わせれば、お客様をソファにご案内し、自分がオットマンに座ることができるため、フォーマルな距離感を保ったままおもてなしをすることができます。
カウチソファ
足を伸ばせるようにL型の形状を採用したソファ。ソファに座りながら足を伸ばしてくつろぎたいという人におすすめです。
木肘ソファの場合、寝転がったときに肘に体が当たって痛くなってしまうケースも。そんなときは、クッションやブランケットを併用することで、快適に過ごすことができます。
ローソファ
座面が低い高さに設定されているソファです。
床座文化が根付いた我々日本人にしっくりくる高さで、多くの人から人気を集めています。
最近では、「ジャパンディ」という和風インテリアと北欧インテリアを融合させたインテリアテイストが人気を集めているのをご存じですか?
ジャパンディインテリアが好きな人には、北欧の雰囲気のなかに日本らしさも感じられるローソファがおすすめです。
パーソナルソファ
1人掛け用のソファをパーソナルソファといいます。ストレートソファの横に置いたり、1人で本を読む場所に置いたりと、さまざまな使い方ができるのが魅力。
「心地よい空間」を意味するヒュッゲを表現するのにぴったりのアイテムで、1つあるだけで普段の生活をより快適なものに格上げしてくれること間違いなしです。
北欧インテリアにマッチするソファの選び方
続いて北欧インテリアにマッチするソファの選び方を4つご紹介します。
北欧インテリアにもパターンがある
北欧インテリアに合わせたソファはどのように選べばいいのでしょうか。
北欧インテリアといっても、あたたかみの感じられるシンプルな北欧テイストや、カラフルで明るい北欧テイスト、モノトーンでシンプルな北欧モダンというように、さまざまな雰囲気のコーディネートがあります。
まずは自分がどのような北欧インテリアが好きなのかをはっきりさせるところから始めましょう。
シンプルな北欧テイスト
シンプルであたたかみの感じられる北欧インテリアには、木肘ソファにアースカラーのファブリックがおすすめ。
あまりたくさんの色を使わずにまとめることで、シンプルで清潔感のある北欧テイストのお部屋に仕上げることができます。
明るくポップな北欧テイスト
明るさや楽しさをプラスしたい人は、北欧デザインを用いたクッションやブランケットなどをアクセントに、あたたかみを表現しましょう。
たくさんの色を使うとごちゃごちゃとした印象のお部屋になりがちですが、ベースとなるソファをシンプルなものにすることで、メリハリのあるまとまった空間になりますよ。
洗練された北欧モダンテイスト
北欧モダンが好きな人は、空間に使う色を白、グレーに絞り、木を使用した家具でアクセントをプラスすることで、すっきりとした北欧モダンのお部屋を作ることができます。
無機質な印象にならないよう、あたたかみの感じられる自然素材やファブリックを取り入れることがポイントです。
お部屋に合うサイズ感を知る
ソファにはさまざまな種類があることをお話しました。ソファ形状によって、サイズ感が大きく変わります。
一般的にストレートソファよりも、カウチソファのほうが大きくなる傾向にあります。また、パーソナルソファを置くには、ある程度ゆとりのあるスペースが必要です。
家具を入れてから、お部屋が狭くなってしまったということがないよう、置けるソファのサイズ感を事前に確認するようにしましょう。
ファブリックの色は統一感を持たせる
北欧インテリアをきれいにまとめるポイントとして、面積の大きいファブリックには統一感を持たせるというものがあります。
ソファの張り地も、カーテンやラグといった近くにあるファブリックと統一感を持たせて、同系色や類似色でまとめるといいでしょう。
おすすめはアースカラーのコーディネートです。同じ色でも、色のトーンや明るさを変化させることで色の濃淡をつけるときれいにまとまります。
お部屋のアクセントには、クッションやインテリア小物といった面積が比較的小さなアイテムがおすすめです。カラフルな色を取り入れて北欧らしさを表現しましょう。
メンテナンスを楽しむ
北欧の人は、自然素材の家具をメンテナンスしながら長く大切に使います。ぜひ素材にこだわった家具選びをして、メンテナンスも楽しんでみてはいかがでしょうか。
木肘ソファでは、オイルフィニッシュやソープフィニッシュといった木部の仕上げ方によって木の質感が変わります。
オイルフィニッシュは、木の質感をそのままに保湿する方法ですので、より自然に近い状態の木を楽しむことができます。
ソープフィニッシュは、石鹸のしっとり感がプラスされ、気持ちのよい手触りが特徴です。
ものを大切にしながら丁寧に暮らすことで、北欧らしい「ヒュッゲ」を体感してみてはいかがでしょうか。
北欧インテリアにマッチするおすすめソファ5選
ここからは、MAYSがおすすめする北欧インテリアにマッチするソファをご紹介します。
CH72|CARL HANSEN & SON(カールハンセン&サン)
出典:https://www.carlhansen.com/ja-jp
椅子の巨匠として知られる、ハンスJ.ウェグナーがデザインしたソファ。曲線で構成される美しいフォルムは、1952年にデザインされて以来、多くの人の心を魅了してきました。
CH72の肘に露出する木部とファブリックの境目は、高度な技術によって美しく収められており、ウェグナーの素晴らしいクラフトマンシップが感じられる作品となっています。
木部はオークとウォルナットから選べるほか、ファブリックのバリエーションも多数ご用意があります。お部屋の雰囲気に合わせてコーディネートしてみてはいかがでしょうか。
ファウン|FRITZ HANSEN(フリッツ・ハンセン)
出典:https://www.fritzhansen.com/ja
デンマーク語で「抱擁」を意味するファウン。人を包み込むような曲線を描く薄いフレームに、コロンと丸みを帯びたクッションが印象的です。
クッションに埋め込まれた丸ボタンや、繊細なレッグなど、ディティールにまでこだわり抜かれたデザインとなっており、シンプルながら遊び心の感じられるソファです。
フレーム、座面と背、背中のクッションはそれぞれ異なるファブリックを使用しています。多様なバリエーションのなかから自分好みのコーディネートに仕上げることができます。
710デイベッド|artek(アルテック)
アルヴァ・アアルトが開発した「L-レッグ」という技法を応用したデイベッド。
Lレッグとは、強固な無垢材を直角に曲げる技術のことです。ソファのほか、チェアやテーブルにも使用される構造体として知られています。
デイベッドとしてもソファとしても使える710デイベッドは、必要に応じて脚を外すことも可能です。
ソファとして使用したり、マットレスを敷いてデイベッドとして使用できるほか、脚を外してローソファとして使用したりと使い方はさまざまです。
シンプルなデザインで空間を邪魔しないため、さまざまなシーンで使いやすいでしょう。
Bergamo|BoConcept(ボーコンセプト)
出典:https://www.boconcept.com/ja-jp/
シンプルで上品さを感じさせるこのソファは、モートン・ゲオーセンによってデザインされました。
無駄のない洗練されたシンプルな佇まいでありながら、親しみとあたたかさが感じられるデザインとなっています。脚が細く見えないため、宙に浮いているようなデザインが特徴的です。
北欧モダンテイストのインテリアにおすすめしたいアイテムです。
STREAM LINE(ストリームライン ソファ)|eilersen(アイラーセン)
出典:https://www.actus-interior.com/
北欧モダンの代表的なブランドであるeilersen(アイラーセン)。デンマークの馬車メーカーからスタートしたこのブランドは、座り心地を追及した質の高い家具づくりで知られています。
STREAM LINE(ストリームライン)は、私たち日本人の住空間に合わせやすいサイズ展開となっているのが特徴です。
肘掛けの幅は薄めにデザインされており、座面の有効面積が広めにとれるのが人気のポイント。
カウチタイプやハイバックタイプなどの展開もあり、使う人のニーズに合わせたソファ選びができるのも嬉しいポイントです。
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