おしゃれなテレワーク用の机の選び方!機能性も大切なポイント
部屋のイメージや自分に合った机の選び方が分からず、悩んでいませんか?洗練された雰囲気を実現するには、ハイブランドの商品を取り入れればよいのではなく、目指すインテリアスタイルであったり、机のサイズや機能性も考慮したりと、非常に難しいでしょう。年間約1,000件、東京港区を中心としたハイグレード物件へのインテリアコーディネートを手がけるMAYSが、プロの目線で解説するので、ぜひ参考にしてください。この記事を通して、洗練されたおしゃれで快適なテレワーク環境を構築していただければ幸いです。
目次
自宅におけるテレワーク環境の悩み!なぜ机選びが重要なのか
テレワークの経験者はコロナ禍をきっかけに増えました。
テレワークとは、自宅やサテライトオフィスなどで、ICT(情報通信技術)を使って仕事をすることですが、なかでも自宅での勤務を経験している人が多い傾向です。
通勤時間の削減や、自分自身や家族との時間を取りやすくなるなどのメリットから、今後もテレワークを続けたいという声が聞かれます。
一方で、自宅での勤務で健康面の悩みを抱える人も増加傾向です。
理由としては「長時間座っているために疲れる」「使っている机がワークデスクではないため、長時間使用すると肩や腰が痛くなる」などが挙げられます。
もちろん定期的な運動やストレッチで体を動かすことも大切ですが、仕事に向いた机やチェアを選び、テレワーク環境を整えることも解決策の一つとなります。
さらに、洗練されたインテリア環境下で働くことができれば、モチベーションもあがるのではないでしょうか。
仕事用の机やチェアは無機質なデザインが多く、部屋のインテリアにそぐわないと考える方もいるかもしれません。
オフィス家具専門店だけでなく、インテリアブランドやショップには、おしゃれで機能性も備えた机がたくさん揃っています。
部屋全体のイメージを意識しながら、機能性や適切なサイズの机を選ぶことで、おしゃれと快適を両立できるテレワーク環境を整えられるでしょう。
おしゃれで機能性も両立したテレワーク用机の選び方のポイント
ここでは、テレワークに必要な机を選ぶときのポイントをご紹介します。
優先順位を考えて、おしゃれと機能性の両面を兼ね備えた机を選ぶヒントを見つけてください。
自分に合ったインテリアテイストや暮らし方を考える
まずは自分好みのインテリアを知ることで、机やアイテムを選びやすくなります。
「モダンスタイル」「北欧スタイル」などのインテリアテイスト、あるいは理想の働き方やどんな暮らしをしたいかという方針を定めてみましょう。
場所やニーズに合わせた机を検討する
おしゃれで機能的な机といっても、設置する場所によって適切なサイズや形は変わります。
テレワーク用の個室が用意できるか、ダイニングやリビングにワークスペースを設けるのか。またその広さはどれくらいかなどです。
小型のノートパソコン一つあればよい場合もあれば、大きなディスプレイを複数台必要とすることもあるでしょう。
場所や業務内容を整理して、ご自身のテレワークスタイルにフィットする机を検討してください。
好きなデザインやブランドで選ぶ
シンプルに「これが好き」と感じるデザインで選んでみるのもよいでしょう。
落ち着きのあるクラシカルなデザインは、重厚感のある書斎をイメージした空間を彩り、個性的なパンチがあるデザインなら、机を中心としたインテリアスタイリングを楽しめます。
また好きな家具メーカーやインテリアブランドがあるなら、そのブランドが提案しているラインナップから選ぶのもおすすめです。
適切なサイズを確かめましょう
おしゃれな机だったとしても、使用環境や用途に合わせたサイズでなければ、快適なワークスペースにはなりません。
また体格もひとそれぞれのため、体への負担を軽減するためにも「自分に合う」サイズであることも大切です。
ここでは適切な机のサイズの選び方を、幅・奥行き・高さの3つのポイントから、詳しくみていきます。
ポイント1.幅(W:Wide)
机のサイズは、まず横方向の距離である「幅」を検討しましょう。
一般的なオフィス用の机は、4サイズで展開されています。
- ~1メートル
- 1メートル20センチ
- 1メートル40センチ
- 1メートル50センチ~
役員クラスの大きな机は1メートル50センチ以上のものが多く、重厚感のある雰囲気を演出するインテリアアイテムとなります。
その分、部屋にもゆとりあるスペースが必要となりますが、小型のノートパソコン一つで業務が進められるのであれば、1メートル以下のコンパクトな机でも十分でしょう。
デスクトップパソコンを使用したり、A4書類を広げる必要があったりする場合は、1メートル20センチ以上あると、ゆとりを持った広さで仕事ができます。
複数のディスプレイを使う、プリンタを机上に置くなど、OA機器が増えるようであれば、1メートル40センチほどの十分な広さを用意してください。
ポイント2.奥行き(D:Depth)
机の広さを確保するためには、幅だけでなく奥行きの確認も必須です。
こちらも一般的な机では、主に4パターンが主流となっています。
- 60センチメートル
- 65センチメートル
- 70センチメートル
- 75センチメートル
今までは、60・65センチメートルはやや小さめのデスクとされていましたが、パソコンの小型化、ノートパソコンの普及に伴い、十分な作業スペースが確保できるようになりました。
ダイニングなどに予備的にカウンターデスクを設ける際などは、さらに奥行きの浅い45センチメートルほどの場合もよくあります。
逆に、モニターアームでいくつかのディスプレイを使用したり、たくさんの書類や図面を広げて作業したりとさまざまな使い道を想定する場合は、70センチメートル以上の奥行きがあるとよいでしょう。
ポイント3.高さ(H:High)
机の天板高さは、70・72センチメートルに設定されていることが多い傾向です。
長らく70センチメートルが主流でしたが、平均身長が伸びたことや書類サイズがA4になり引き出しの収納が深くなったことから、現在では72センチメートルが推奨されています。
また障がい者雇用の拡大に伴い、車いすの肘が天板に当たらず利用しやすい高さであることも理由の一つです。
正しい姿勢で取り組めば、テレワークでも、体への負担を軽減でき集中力を高められます。
そのためには、足裏全体が床についていることや「机の天板とチェアの座面との距離=差尺(さじゃく)」が体に合う距離であることが重要です。
デスクワークの適切な差尺は「身長×1/6(0.166)」 で計算するとよいとされています。
例えば、身長170センチメートルであれば、およそ28.3センチメートルが適切な差尺となります。
オフィス用のチェアは「昇降機能」が備わっているものが多いため、適正差尺を参考にしながら体に合わせて調節するとよいでしょう。
ダイニングチェアの代用や昇降機能がないチェアを利用する場合は、クッションやフットレストを活用して調整してください。
よりフィットする高さを求める方は、天板高さを調整できる「昇降デスク」も、検討してみてはいかがでしょうか。
天板の形状で選ぶ
テレワーク用の机には、さまざまな形状の天板があります。
代表的な形状とどのような業務・作業に向いているのかをご紹介しますので、働き方にあう天板を選びましょう。
スタンダードな平型天板
もっともシンプルな長方形または正方形の机。
一般的に使い慣れた形状で、片側あるいは両側に収納がついているタイプも多く、複数のモニターを使う、または広く書類を広げる必要のない仕事に向いているでしょう。
比較的小スペースから、大きなものまで揃っているため、環境にあわせて選びやすいです。
作業スペースの確保を優先するならL字型天板
長方形天板を直角に2台つないだ形の机。
作業スペースを広く取りたいときに便利ですが、設置場所にも広さが必要です。
部屋のコーナーに壁を向いた形で設置すると、スペースを無駄なく活用できます。
パソコン作業中心ならラウンド型天板
長方形天板の手前側の左右どちらか、あるいは中央部分がくぼんだ形状の机。
L字型天板の角部分が丸くくぼんでいる場合もあります。
広がった部分をマウス操作をする際に肘を置いたり、資料を広げられたりと、パソコン操作におすすめです。
同時に必要な場所だけが広くなっているため、圧迫感を与えにくいでしょう。
チームで作業するならブーメラン型天板
L字型は直角に曲がった形状ですが、ブーメラン型は曲がり部分が120度ほど開いた形状です。
テレワークで自宅用に使用するケースは少ないですが、自在なレイアウトでチームでの柔軟な働き方に広く対応できます。
スタンディングを想定するなら電動昇降型も視野に
座った姿勢による体への負荷を減らすために、中座あるいは立った状態でのスタンディングデスクを取り入れる方も徐々に増えています。
昇降デスクは机の天板高さを上げ下げする機能がついており、座る以外の働き方にも柔軟に対応できると同時に、体格に合わせて天板高さを調整できます。
手動で高さ調節できるものもありますが、重量のある天板は上げ下げに苦労するので、電動昇降型も検討してみてください。
インテリアテイストとマッチする素材を選ぶ
木製・金属製・ガラス製など机の素材はさまざまですが「仕事に向いた素材であるか」だけでなく「インテリアテイストに合うか」どうかも重要です。
木製の天板は、樹種やカラーによってナチュラルにもクラシックにも合わせられますし、モダンな雰囲気なら、鏡面仕上げのメラミン化粧板などがぴったりです。
このように、インテリアテイストとのバランスも考慮し検討してみてください。
安全性を踏まえて耐荷重もチェックしよう
机の天板にはパソコンや書類、OA機器を置くことによる重みが加わり、手をついて立ち上がることで力がかかります。
天板の垂直力に対する安定性や、一定期間ものを置いた状態でどの程度たわむか、横方向からの揺れに対する強度も確認しておきましょう。
机の寿命だけでなく、ケガにつながる可能性もあるため、業務に必要な強度があるかどうかも重要なチェックポイントです。
機能性で利便性の向上を図れるかどうか
パソコンを使うことが多いテレワークで問題になることの一つに、配線の露出があります。
見た目だけでなく、足をひっかけて転倒するなどの危険性もあるため、配線を誘導する収納機能や天板に配線があるかなどもポイントです。
書類や周辺機器が多いときは、適切な量の収納がついていると便利です。
テレワークをより快適にするために、利便性の高い機能が備わっている机を選ぶとよいでしょう。
テレワーク空間をさらにおしゃれに!ワンポイントアドバイス
テレワークのための机を用意し、インテリア空間が整ったら、さらに快適でおしゃれに過ごせる工夫をしてみませんか?
自宅での仕事は、オンオフの切り替えが難しく、ストレスが溜まりやすいこともあるでしょう。
テレワークの時間も健やかに過ごすことで、ライフスタイル全体の質も向上します。
照明に工夫を加える
自宅の照明はリラックス用に、オレンジ色の光や間接照明を使っている方もいるでしょう。
仕事をするには、やや暗く作業効率があがらない可能性もあります。
そんなときは、パソコンのディスプレイにモニターライトを付けたり、デスクライトを併用して適切な照度で補助したりと工夫しましょう。
また光の色や光量の調整ができる照明器具を利用して、自分のタイミングで切り替えができるようにするのもおすすめです。
デジタルガジェットなどのアイテムを追加する
気軽に持ち運べるため便利なノートパソコンですが、画面が小さく作業がしにくいという場面もよくあります。
ディスプレイを追加したり、タブレットで2画面にしたりと、サポートアイテムを増やすと効率がよくなります。
また正しい姿勢を維持するために、スタンドにパソコンを載せて画面の高さを調整するのも、肩こりや首の痛みを軽減させるきっかけになるかもしれません。
無線で接続できるものもたくさんあるため、すっきりと快適に作業を進められるアイテムをプラスしましょう。
好きな香りで空間を快適に
自分だけの仕事場であるテレワークスペースなら、好きな香りに包まれてみるのはいかがでしょうか?
アロマディフューザーやお香など、手軽に香りを楽しみましょう。
集中力アップに効果があるとされる、ペパーミントやヒノキの香りなどすっきりしたものや、柑橘系の香りでリフレッシュするのもおすすめです。
贅沢な空間に身を置いて仕事に取り組み、モチベーションをあげましょう。
アートを飾りワンポイントに!
仕事のための部屋や場所だからといって、殺風景になっていませんか?
さりげなくアートやインドアグリーンを飾ると、インテリアの雰囲気がぐっとよくなり、心地よく感じられるでしょう。
素敵なインテリア空間で仕事をすれば、暮らしの質もあがり、心と体も今まで以上に健やかに過ごすことができるのではないでしょうか。
高級家具のインテリアコーディネート、家具リースならMAYSへ
快適でおしゃれなテレワークスペースにしたいと思っても、机だけを選べばよいわけではありません。
部屋全体のバランスや雰囲気を整えて、心地よい空間にコーディネートする必要があります。
しかし、毎日忙しくインテリアに詳しくない方にとっては、何を選べばよいか分からないと悩まれる方もいるでしょう。
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