新居のインテリアの悩みを解決!理想の暮らしを実現するコーディネート術
新居での生活を始めるときにインテリアにこだわりましょう!
しかし、理想のインテリア空間で新生活を始めたいと思っていても、何から始めればよいかわからないかもしれません。
そこで、本記事では、インテリアコーディネートをするときのステップを、一つひとつ解説していきます。
数多くのインテリアコーディネートを手がけるプロが、実際にコーディネートするときに気をつけているポイントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ポイントをおさえてインテリアコーディネートをすれば、新居での新生活をすてきな空間で快適にスタートできますよ。
目次
新居のインテリアを考えるときに失敗しがちなこと
新居のインテリアを考えるときに、まず家具のショールームやインテリアショップへ行く方もいるでしょう。
店舗に並ぶすてきな家具を見ながらイメージを膨らませるのもよい方法ですが、その場で購入すると失敗につながる可能性があるため、注意が必要です。
まずは、家具やインテリアアイテムを購入するときに失敗しやすいケースをご紹介します。
部屋のサイズに合わなかった
ショールームやショップは、実際の家よりも広く、天井が高い場合がほとんどです。
その場では「ちょうどいいサイズ」だと感じても、いざ搬入してみたら思っている以上に大きく圧迫感が生まれるかもしれません。
また、ソファなどのサイズに「一人掛け」「二人掛け」など、使用に適した人数が書かれていることがあります。
この目安のサイズにはとくに決まりがなく、メーカーによってバラバラです。
実際のサイズを確認せず、使用人数に合わせて購入したら、大きすぎて部屋に置けない、あるいは逆に小さすぎてくつろげないなどの失敗につながります。
統一感のない印象になってしまった
ショールームやショップには、さまざまなデザインの家具やアイテムが展示されています。
なかには、インテリア空間全体をイメージできるような展示になっている店舗もありますが、どうしても一つひとつのアイテムに目がいきやすいのも特徴です。
それぞれのアイテムがすてきでも、集めてみるとバラバラな印象になる可能性があります。
不要な家具まで買ってしまった
ショールームやショップには、すてきな家具やアイテムがたくさんあるので、目移りしてしまいます。
一般的にそろえておくとよいとされている家具でも、ライフスタイルによっては不要な場合もあります。
生活に必要な家具やレイアウトを検討していかないと、いらないものまで買ってしまうかもしれません。
家具を購入する前に準備すべき「5つのステップ」
先ほどご紹介した通り、事前に準備をしないまま家具のショールームやショップを訪れても、さまざまな失敗につながります。
ここでは、具体的にインテリアコーディネートを進めるステップをご紹介します。
しっかりと準備をして、適切な家具やインテリアアイテムを探しましょう。
ステップ1.間取りと寸法を確認する
間取りの確認は、次にご紹介する「ゾーニング」に関係しますが、はじめにコーディネートをする空間の全体像を認識するために必要です。
間取り図が用意できるようであれば、それを利用しながら実際の部屋と比べて確認していきます。
間取り図が手元にない場合は、簡易的なものでよいので自分で書くことをおすすめします。
具体的にチェックする項目例は次のとおりです。
- キッチンとダイニングは隣り合っているのか
- ダイニングはリビングと一続きになっているのか
- バルコニーの出入りはどこでするのか
- 玄関通路からリビング・ダイニング、あるいは寝室の出入口はどこにあるか
- コンセントやエアコンの設置位置
- 梁やPS(配管スペース)の出っ張り部分
続いて、部屋の寸法を測定し、間取り図内にメモしていきましょう。
部屋の広さは、床面を基準として部屋の角から角までの寸法を測ります。
天井までの高さ・出入口や窓の高さなども細かく計測してみてください。
食器棚や本棚などの大きな収納家具を置こうとしたときに、天井の高さを基準にしていても実際には梁の分下がっていたために設置できないといった失敗があります。
ステップ2.ゾーニングを考える
「ゾーニング」とは、空間を用途に合わせて区分けすることを言います。
具体的には、リビング・ダイニングはキッチンに対して一直線にする、トイレやお風呂などの水回りは寝室の近くにするなどの区分け・動線の計画です。
マンションなどはすでに間取りが決まっているため、もう少し狭い範囲・条件で、ゾーニングを意識してみてください。
例えば、ソファやダイニングセットのレイアウトを考える場合は次のようなポイントをチェックします。
- 出入り口や窓との位置関係
- テレビ用のコンセント
- エアコンの場所
- 照明の取り付け位置
バルコニーへの出入口になる場所は通路分を確保する必要がありますし、テレビボードを置く位置はテレビ用のコンセントがある場所付近に限定されます。
条件を絞っていくと適切な家具や配置が見えてくるでしょう。
また、照明の取り付け位置を確認して、適切にあかりが届くかも検討してみてください。
ダイニングテーブルの真ん中にペンダントライトを吊るしたい場合などは、その位置にテーブルを置けるかどうか考えなければいけません。
ステップ3.必要な家具を考える
部屋のゾーニングがある程度決まったら、生活に必要な家具を厳選していきます。
基本的には、リビングダイニングには次の家具が必要です。
- リビング:ソファ・リビングテーブル・テレビボード・収納
- ダイニング:テーブル・チェア・収納
しかし、ライフスタイルによって、必要な家具は変わってきます。
リビングでは大きなソファでくつろぎたい方もいれば、ダイニングで過ごすことが多くソファは必要ない方もいるでしょう。
また、ダイニングでは食事だけでなく、パソコンで仕事をする場所として活用するケースもあるかもしれません。
家族構成やライフスタイルに合わせて、必要な家具を書き出してみましょう。
ステップ4.適切な家具サイズを検討する
ゾーニング計画に合わせて、必要な家具をどのようにレイアウトするか考えると適切なサイズがわかります。
出入口や窓と干渉しないように、通路もしっかり確保できる配置を考えてみてください。
ちなみに、大人が横向きに歩くには幅60cm以上が必要です。
また、ソファ・テーブル・チェアなどは、一人当たりに必要な寸法の目安があります。
使う人の体格や家具の素材などの条件によって、快適さは変りますがおおよその目安として参考にしてみてください。
【一人当たりに必要な寸法】
- ソファ:幅60cm以上・奥行き50cm以上
- テーブル:幅60cm以上・奥行き40cm以上
- チェア:幅45cm・奥行き50cm程度
ソファは座面がやわらかいと沈み込みが深くなり、奥行きも感じやすいでしょう。
ダイニングで人が横に並ぶときには、チェアとチェアの間は少なくとも5〜10cm空けるようにします。
また、ダイニングテーブルの脚の形状によっては必要な数のチェアを設置できないこともあります。
ダイニングテーブルを選ぶときには、脚間(きゃっかん:脚と脚の間)寸法もチェックしてみてください。
ダイニングテーブルとチェアは、同じメーカー・シリーズである必要はありません。
しかし、テーブルの天板とチェアの座面高さの差である「差尺」が、27〜30cm確保できる家具を組み合わせるようにしましょう。
ステップ5.好きなインテリアテイストを決める
サイズやレイアウトが把握できたら、好きなインテリアテイストを考えます。
もちろん、はじめに好みのインテリアテイストを考えても問題ありません。
インテリアテイストといっても、モダン・ナチュラル・北欧・エレガントなど、その雰囲気やスタイルはさまざまです。
視覚的に認識するとより具体的なイメージを描けるようになるので、SNSや雑誌などで参考になる画像を探してみてください。
動画サイトの「ルームツアー」なども参考になるでしょう。
インテリアテイスト別のおすすめブランドショップ
好みのインテリアテイストの候補を絞れたとしても、どのブランドがマッチしているのかまではわからないかもしれません。
そこで、東京都内にショールームのあるテイスト別のインテリアブランドを紹介します。
実際に商品を探すときの参考にしてみてください。
※記載しているショールームの情報は、記事掲載時点のものです。
モダン|B&B Italia(ビー・アンド・ビー・イタリア)
イタリアンモダンファニチャーの世界を牽引するブランドの一つ「B&B Italia(ビー・アンド・ビー・イタリア)」。
ミラノ北部に本社を置き、優れたデザインのモダン家具を発表し続けています。
日本でも人気の「Camaleonda(カマレオンダ)」やユニークなフォルムが特徴的な「Eda-Mame(エダマメ)」などのソファを数多く取り扱っています。
また、テーブル・チェアのほかにもベッドやシステム収納家具など、幅広い商品を取りそろえており、一つのブランドで統一感のある空間演出が可能です。
近年、ますます人気が高まっているアウトドアリビング向けの家具も種類が豊富で、別荘やセカンドハウスなどの家具をお探しの方にもおすすめです。
ショールーム情報
東京都港区北青山2-5-8
青山OM-SQUARE1,3F
11:00-18:00
水曜定休(祝日は除く)
ナチュラルポップ|MAGIS(マジス)
「MAGIS(マジス)」は、1976年イタリア北東部に設立されました。
世界を代表するデザイナーが手掛けた、数多くの製品を70ヵ国に送り出しています。
チェア・スツールを中心に、名作として語り継がれるものから新進気鋭のデザイナーによる最新のものまで、数えきれないほどの優れたデザインの製品があります。
2004年に発表された「Chair One(チェアワン)」(デザイナー:コンスタンチン・グルチッチ)は、見た目のインパクトもあり、インテリアに彩りを添えてくれるでしょう。
ショールーム情報
東京都港区北青山1-2-3
青山ビル1F
10:30-19:00
日曜・祝日定休
ナチュラル|CondeHouse(カンディハウス)
北海道・旭川で1968年に創業した「CondeHouse(カンディハウス)」は、優れた木工技術によって作られる家具を数多く生み出しています。
北海道の自然、日本の文化に育まれた美意識を軸にしたものづくりを行い、地元産の木材の積極的な活用も特徴の一つです。
ダイニングテーブルやチェアなどの「脚もの家具」を中心にしながら、美しい木製フレームのソファや収納家具を取りそろえています。
ショールーム情報
東京都港区南青山5-4-46
内田ビル1・2F
11:00-18:00
水曜定休(祝日を除く)・年末年始定休
北欧ナチュラル|CARL HANSEN & SON(カールハンセン&サン)
デンマークで3世代にわたる家族経営企業である「CARL HANSEN & SON(カールハンセン&サン)」。
デンマークを代表するデザイナー「ハンス J. ウェグナー」や「アルネ・ヤコブセン」など、名だたるデザイナーや建築家が、デザインを手掛けています。
「CH24(通称:Yチェア)」など、北欧インテリア好きな方なら一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
洗練された空間を彩る、シンプルで美しさの際立つ家具は、世界中で愛され続けています。
ショールーム情報
東京都渋谷区神宮前2-5-10
青山アートワークス1/2F
平日 12:00-19:00
土日祝日 11:00-19:00
エレガントモダン|ligne roset(リーン・ロゼ)
フランスリヨン郊外で創業した「ligne roset(リーン・ロゼ)」。
木工所としてスタートしたのち、コンテンポラリー家具を作り、現在では世界67ヵ国で展開する一大ブランドとなりました。
アイコンともいえるソファ「ROSETTogo(ロゼトーゴ)」など、エレガントな印象を持つモダン家具がラインナップされています。
ショールーム情報
東京都港区六本木3丁目17-10
六本木デュープレックスタワー1階
11:00-19:00
水・木曜定休
ほか、銀座・新宿にもショールームがあります。
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文・松田 ともみ(インテリアコーディネーター)