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2LDKの間取りを解説!2DKとの違いや選び方のポイントとは

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趣味を充実させたい「一人暮らしの方」から「新婚の二人暮らし」「ファミリー世帯」まで、幅広い方に人気の2LDK。

選択肢が多いぶん、自分たちのライフスタイルに合う最適な間取りは何か、悩む方は多いでしょう。

そこでこの記事では、2LDKの魅力や間取りのタイプ、2DKとの違い、2LDKを選ぶ際に知っておきたいポイントや注意点などを解説します。

2LDKへの理解を深めて、すてきなインテリアに囲まれた理想の暮らしを満喫しましょう。

2LDKの間取りとは?

2ldk 間取り

2LDKの間取りとは、「居室2部屋と10畳以上のLDK(リビングダイニングキッチン)」からなる間取りのことです。

※参照:公益社団法人 首都圏不動産公正取引協議会「DK及びLDKの最低必要な広さの目安となる基準」

2LDKの平均的な専有面積は55~60平米(約37畳)ですが、50平米以下の物件もあれば、90平米を超える物件もあるなど幅があります。 

一方で2DKは、「居室2部屋と6畳以上かつ10畳に満たないDK(ダイニングキッチン)」の間取りをさしています。

2DKの平均的な専有面積は30~50平米未満(19~30畳)となっており、50平米を超える物件は2DK全体の1割もありません。 

2LDKは、賃貸アパートから分譲マンションまでさまざまな集合住宅に採用されている、住み心地のよいメジャーな間取りです。

2LDKの特徴をまとめました。

  • ・広さの平均は55~60平米
  • ・間取りのパターンは4種類
  • ・幅広いライフスタイルに対応可能

2LDKは間取りのパターンが豊富で、広さ的にも余裕があり、幅広いライフスタイルに対応しやすく長く住めるという特徴があります。 

住み心地のよさから、2LDKは一人暮らしからファミリー世帯まで幅広い方に人気があります。

2LDKと2DKの違い

「居室2部屋と10畳以上のLDK」は2LDK、「居室2部屋と6畳以上かつ10畳に満たないDK」は2DKという建築上の定義はお伝えしたとおりです。

つまり2LDKと2DKでは、リビングスペースがあるかどうかという広さに違いがあります。

また、2LDKと2DKの違いは、建築上定められた広さの違いだけにおさまりません。

リビングの有無に加えて、2LDKと2DKで以下のような違いが生じることも押さえておきましょう。

  • ・2LDKのほうが物件数が多い
  • ・2LDKのほうが築浅物件が多い
  • ・2LDKのほうが家賃が高い
  • ・2LDKのほうがライフスタイルの変化に対応しやすい

例えば東京都港区の物件数で比較すると、2LDKが702件、2DKは62件と2LDKの物件数は2DKの約11倍もあります。(執筆時点でのLIFULL HOME’S調べ)

リビングにワークスペースを設けるなど、ライフスタイルの変化に対応しやすいのも2LDK の魅力です。 

このように2LDKと2DKでは、リビングスペースの広さから物件の見つけやすさ、家賃までさまざまな面で違いがあることを知っておきましょう。

2LDKの魅力

リビングが広い2LDKには、以下のように暮らしを豊かにする魅力があります。

  • ・リビングが広い
  • ・ライフスタイルの変化に対応しやすい
  • ・物件数が多い

公益社団法人が定める建築上の定義では、2LDKは2DKよりリビングスペースが約4畳広く、リビングで過ごす時間が充実します。

例えば、幅240cm×奥行き152cmのカウチソファを部屋の角に置く場合、人が通る通路を考慮した設置に必要なスペースは「幅300cm×奥行き212cm(約3.8畳)」です。

つまり2LDKであれば、3人掛けのカウチソファがすっぽりおさまるくらい広さに余裕があります。

家族が増えても住み続けられるなど、ライフスタイルの変化に対応しやすいのも2LDKの魅力でしょう。

空間に余裕がある2LDKは、「2DKに比べインテリアにこだわった豊かな暮らしを実現しやすい」「多様なライフスタイルに対応できる」などの魅力があります。

2LDKの間取りを選ぶ際のポイント&注意点

2ldk 間取り

2LDKは間取りの選択肢が多いため、選ぶ際には以下のポイントを知っておくことが大切です。

  • ・リビングと部屋の配置の関係
  • ・広さ(専有面積)
  • ・水回りの生活動線

注意点とあわせて、2LDKの間取りの選び方を解説します。 

リビングと部屋の配置(間取り)で選ぶ

リビングと部屋の配置は、暮らしやすさに関わる大切な要素です。

詳しくは後述しますが、2LDKには玄関からリビングまでを廊下で一直線につないだ「田の字型」をはじめ、バルコニーの横幅が広い「ワイドスパン型」など、主に4パターンほど間取りがあります。

田の字型は風通しや採光が優れている、ワイドスパン型は開放感があってラグジュアリーな雰囲気があるなど特徴はさまざまです。

部屋数は同じでも、このようにリビングと部屋の配置によって暮らしやすさは変わってきます。

配置ごとの特徴を知らずに選んでしまうと、「家族間のコミュニケーションが減る」「プライバシーを保ちにくい」など、あとから不満を抱きかねません。 

快適な住み心地を満喫するために、2LDKの間取りを選ぶ際は暮らしやすさに直結する「リビングと部屋の配置」を重視しましょう。 

広さで選ぶ

専有面積の広さは、長く住み続けられるかどうかに関わってくるポイントです。

2LDKは一人暮らしからファミリー世帯まで幅広い世帯に適していますが、家族構成によっては後々手狭に感じるケースもあります。

自分に適した広さを知る目安として、国土交通省が発表する、良好な住環境の確保を目的とした指針「住居環境水準」を押さえておきましょう。

一人暮らしから4人家族までそれぞれ必要な専有面積の目安は以下のとおりです。

参照:国土交通省【住生活基本計画における「水準」について】

※()内は未就学児童が1名いる場合の面積

2LDKの平均的な専有面積は55~60平米なので、ゆとりのある広さを求める場合、2LDKは「一人暮らし」から「3人家族」に適した間取りといえます。 

さらに、「収納が十分にあるか」「リビングの広さにゆとりがあるか」などもポイントです。

リビングの広さに余裕があれば、リビングに在宅勤務のワークスペースを設ける、リビング学習にあてるなど暮らしが広がります。

2LDKの間取りは、ライフスタイルに対応できるか(=長く住み続けられるか)、何人家族であるかなど、広さが十分足りているかどうかを考えて選びましょう。

水回りの生活動線で選ぶ

家事をスムーズにこなし、住まいをキレイに保つためには水回りの生活動線で選ぶこともポイントです。 

洗面やお風呂などの水回りがリビングと行き来しやすい位置にあると、家事をスピーディにこなすことができ、家事がはかどります。

一方で生活動線が悪い間取りの場合、家事効率が悪くなることはもちろんですが、家の中での移動距離が長い住みにくい家になってしまいます。

間取りを選ぶ際は、家事のしやすさを意識して水回りの生活動線にも注目しましょう。 

2LDKおよび2DKの家賃相場

2ldk 2dk

東京都港区を例に、2LDKおよび2DKの家賃相場を見ていきましょう。(執筆時点でのLIFULL HOME’S調べ)

  • ・2LDKの家賃相場:38.54万円
  • ・2DKの家賃相場:24.86万円

東京都港区の場合、2LDKは2DKより約14万円家賃相場が高くなっています。

ほかのエリアでも、1.5倍以上家賃の差が出るケースが多く見られます。

家賃相場に差があるのは、2LDKのほうが2DKより広い物件が多いこと、2LDKのほうが築年数の浅い物件が多いことなどが理由です。

2LDKの間取りを選ぶ際は、広さや駅からの距離、収入と生活費のバランスなどと家賃を照らしあわせて物件を選びましょう。 

タイプ別の2LDKの間取り4パターン

2ldk タイプ別

2LDKの間取り4パターンをタイプ別に解説します。 

田の字型

マンションの間取りで多いタイプとなるのが、玄関からリビングまでを廊下で一直線につないだ「田の字型」です。

田の字型には以下のメリットがあります。

  • ・物件数が多いので選択肢が幅広い
  • ・風通しがよい
  • ・採光性がよい
  • ・部屋の独立性を保ちやすい

また、田の字型にはリビングとダイニングが横向きに広がる「横長リビング型」と、バルコニー面に対してリビングと居室を垂直に並べた「縦長リビング型」があります。

|横長リビング型と縦長リビング型のメリット・デメリット

横長リビング型は「明るく開放感がある」というメリットがある一方、「リビング奥の部屋に窓がない」「壁が少ないので家具を配置しにくい」などのデメリットがあります。

横長リビング型の場合、窓のないリビング奥の部屋にエアコンを設置できないケースも珍しくありません。

縦長リビング型は「壁が多く家具の配置が容易」「全室に窓があるのでリビング横の部屋を個室として活用しやすい」などのメリットがあります。

ただし、「奥側のキッチンに光が届きにくい」点は縦長リビング型のデメリットです。 

リビングで1日を過ごす時間が長い方や、明るい開放感を重視する場合は光がよく届く「横長リビング」がおすすめです。

全ての部屋に窓がほしい方や、リビングと隣接する部屋を開けたり閉めたりして状況に応じて使い分けたい場合は、「縦長リビング」を選ぶとよいでしょう。

センターイン型

センターイン型とは、玄関を中央に配置し、LDKと各居室が分かれるように配置された間取りです。

センターイン型のメリットは以下のものが挙げられます。

  • ・廊下が短いため居住性に優れている
  • ・採光性が高い
  • ・風通しがよい

一方で、「物件価格が高い」「物件数が少ない」といったデメリットもあります。

センターイン型は高級マンションで多く採用される間取りなので、少々割高でもインテリアの映えるおしゃれな住まいを好む方に最適です。 

ワイドスパン型

ワイドスパン型とは、バルコニーの間口が7~8mある横幅が広い間取りのことです。

一般的な田の字型のバルコニー側の間口は6m前後なので、ワイドスパン型は採光性が高い居住性のよい住戸といえます。

横長の間取りとなるため、ソファやダイニングテーブルをはじめインテリアを配置しやすいのも魅力です。

デメリットとしては「物件数が少ない」「物件価格が割高」といったことが挙げられます。

ワイドスパン型は広いバルコニーでガーデニングを楽しみたい方、日当たりや風通しのよい部屋に住みたい方におすすめの間取りです。

リビングを中心に家族が顔を合わせやすい間取りが多いため、家族のコミュニケーションを大切にするファミリー世帯にも向いています。 

角住戸型

角住戸とは、建物の端にある住戸のことです。

角住戸最大の魅力は、フロアの端という立地ならではの開放感です。

角住戸型であれば横長リビングでもリビング奥の居室に窓がつくため、部屋が明るくなり、使い勝手も向上します。

角住戸は「窓が多く開放感がある」「プライバシーを守りやすい」などのメリットから、いつの時代も人気です。

デメリットは「中住戸より価格が高いこと」「光熱費がかさみがちなこと」などが挙げられます。

ワンフロアで2邸のみというプレミアムな住戸でハイセンスな暮らしを満喫したい方は、角住戸を選ぶとよいでしょう。 

2LDKの間取りがおすすめの人

2ldk おすすめの人

リビングが広くゆったりした暮らしを満喫できる2LDKは、一人暮らしからファミリー世帯まで幅広い方におすすめです。

一方で、以下に当てはまる方は2DKのほうが向いています。

  • ・家賃を抑えたい人
  • ・荷物が少ない人
  • ・広さや築年数より立地のよさを重視したい人 

2LDKの間取りがおすすめの人を見ていきましょう。

寝室と趣味の部屋を持ちたい「一人暮らしの人」

2LDKは2部屋あるため、寝室のほかに独立した趣味の部屋を持ちたい一人暮らしの方におすすめです。

実際に1部屋を寝室、もう1部屋を仕事部屋や書斎、音楽など趣味の部屋として活用し、日常生活を楽しんでいる一人暮らしの方も珍しくありません。

それぞれの部屋を印象の異なるインテリアにするのもよいでしょう。 

結婚することになっても、引っ越しをせずにそのまま住み続けられるのも魅力です。

ゆとりをもって暮らしたい「二人暮らしのカップル」

2LDKは、ゆとりをもって暮らしたい二人暮らしのカップルにも最適です。

リビングを共用スペースとして、それぞれ1部屋ずつ使うのもよいですし、1部屋を寝室、もう1部屋を来客用もしくは趣味の部屋として活用することもできます。

2LDKであれば収納力もあるので、手狭に感じる場面は少なくゆとりのある二人暮らしを満喫できるでしょう。

子どもが1~2人いる「ファミリー世帯」

2LDKは55~60平米と広さに余裕があるので、ファミリー世帯にもおすすめです。

1部屋を夫婦の寝室、もう1部屋を子ども部屋に活用できます。

ただし、将来的に手狭になるケースも見据えておいたほうがよいでしょう。 

子どもが生まれてある程度落ち着いてから新築したい方、当面子ども部屋は1部屋でよい方は2LDKが向いています。

2LDKのインテリアコーディネートならハイグレード物件の実績豊富なMAYSへ

2LDKは、趣味を充実させたい一人暮らしから二人暮らしの新婚カップル、ファミリー世帯と幅広い方に人気のある間取りです。

リビングが広く空間にゆとりがあるため、インテリアにこだわったすてきな暮らしも夢ではありません。

ソファやテーブルをはじめ、壁のアートやオブジェなど好みのインテリアを取りそろえて、ハイセンスかつラグジュアリーな2LDKの暮らしを満喫しましょう。

2LDKのインテリアコーディネートをご検討中の方は、トータルコーディネートを得意とし、ハイグレード物件の実績豊富なMAYSへぜひご相談ください。

文・ライチ1214(大手ハウスメーカー元社員) 

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