1LDKをシンプルにレイアウト!ポイントや家具の選び方を解説
1LDKは、部屋数が少なく空間に限りがあるので、レイアウト次第では生活がしづらくなります。
物が増えるとごちゃごちゃして見えたり、家具が大きすぎて窮屈に感じたりしていませんか。
本記事では、1LDKのレイアウトをシンプルにまとめる方法について解説します。
レイアウトのポイントや事例、家具の選び方にも触れていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
1LDKのレイアウトを工夫して、自宅をすっきり暮らしやすい空間にしましょう。
記事後半では、東京都港区を中心に年間1,000件のインテリアコーディネート実績がある弊社「インテリアコーディネートサービス」も併せてご紹介いたします。
目次
1LDKの特徴
1LDKは、8畳以上のキッチンのある部屋ともう一つの部屋からなる間取りのことを指します。
キッチンのある部屋はLDK(リビングダイニングキッチン)として、もう一つの部屋は寝室として使われることが一般的です。
また、LDKと寝室は完全に独立している場合もありますが、2部屋をつなげて一つの広い空間にできるタイプもあります。
生活にメリハリがつけやすい
LDKでは、食事をするダイニングとリラックスするリビングのそれぞれの空間が確保できます。
LDKと寝室は別の部屋になっているので、昼間に活動するLDKと夜間に就寝する寝室で過ごす部屋を変えられます。
そのため、1LDKという比較的コンパクトな自宅内でも、それぞれの空間が分けられているので、生活にメリハリをつけやすいのが特徴です。
1人暮らしや2人暮らしなどの少人数に適している
1LDKは、部屋数が少ないので少人数での生活に向いています。
1人ならゆったり暮らせて、2人なら仲良く共同生活が送れるでしょう。
ワンルームや1DKよりも広くなりますが、寝室が1部屋しかないので、収納スペースは限られます。
また、2人以上で生活する場合は、自分専用の空間をある程度作れても、自室を持つことは難しいのが特徴です。
そのため、一緒にいる時間を長く取りたい仲良しの人同士で生活するのに最適です。
寝室をプライベートな空間にできる
1LDKは、LDKと寝室が分かれているので、寝室を完全にプライベートな部屋にできます。
ワンルームや1DKでは、寝室とリビングが曖昧なので、自宅に人を呼びづらいものです。
しかし1LDKなら、寝室を完全にプライベートな部屋にしたまま、来客対応はLDKの1部屋だけで行えるので、友人を招いてのホームパーティーも簡単に開けます。
手料理を作りながらダイニングやリビングでおもてなしをしていても目が行き届き、寝室に人が出入りすることはないので安心です。
1LDKをシンプルにレイアウトするポイント
1LDKは、リビング・ダイニング・キッチン・寝室があるので、さまざまなレイアウトを実現できます。
バリエーションが多い分、暮らしやすいシンプルなレイアウトができるようにポイントを押さえておきましょう。
四角い間取りを選ぶ
部屋の形として、長方形やL字型などの四角い間取りを選びましょう。
円形や三角形などの珍しい間取りは、レイアウトの難易度が高くなるので避けた方が無難です。
1LDKという限られた範囲内に家具をうまくレイアウトするなら、比較的簡単な四角い間取りがおすすめです。
デッドスペースができにくく、家具がすんなり収まります。
デッドスペースができてしまうとすっきり見えない上、空間を有効利用できないのはもったいないですよね。
部屋の形が長方形やL字型などの四角い間取りを選ぶのが、1LDKをシンプルにレイアウトする最初のポイントです。
生活スタイルや生活動線を考慮する
生活スタイルを考慮し、生活動線を確保しましょう。
シンプルにレイアウトができても、「使いづらい」「暮らしにくい」と感じることはあります。
その場合、住む人の生活スタイルが考慮されていなかったり、生活動線が確保できていなかったりします。
シンプルに見えることと生活しやすいことは必ずしも同じではありません。
使用する家具が使いやすく、無駄のないレイアウトができると、シンプルで暮らしやすい1LDKが仕上がります。
また、2人以上で生活する場合は、お互いにじゃまにならないようにレイアウトを検討できるといいですね。
それぞれが使用する空間と時間帯を整理して、レイアウトを作りましょう。
人に触れられたくないものは寝室に置く
趣味のものやプライベートなものは、なるべく寝室に置いて、自分だけの空間で楽しみましょう。
こだわりのある趣味のもの・思い出の詰まったもの・毎日使って生活感があふれる日用品などは、部屋をごちゃごちゃした印象にしてしまうことがあります。
また、人に触れられたくない大切なものでもあるので、寝室に配置したり、LDKでも上手に隠してレイアウトしたりしましょう。
来客を寝室に通すことはあまりないので、どちらかというとLDKを重点的にシンプルに見えるように心がけるのがポイントです。
1LDKをレイアウトする際の注意点
1LDKでシンプルに暮らす際に、気を付けておくべきことがあります。
定番の家具をレイアウトするだけでなく、少し工夫してみましょう。
不要な家具を増やさない・置かない
LDKと寝室という形にこだわらず、不要な家具や家電はできるだけレイアウトしないようにしましょう。
例えば、リビングにはソファやローテーブルを置きたくなりますが、床に座って生活する場合は案外使いません。
ソファやテーブルを配置しなくなると、部屋が各段にすっきりします。
また、寝室の例では、テレビやパソコンが必要かよく検討してから導入することをおすすめします。
「あったらいいな」と思ってレイアウトしても「結局必要なかった」と後悔する結果にならないように気を付けましょう。
さらに、自宅で食事をあまりしないなら、ダイニングテーブルを小さくしたり、キッチンカウンターで食事をしたりすると、家具に取られるスペースが減ります。
家具を置かないことやサイズダウンすることで、シンプルな1LDKに近づけます。
ドア・窓・収納の周りをふさがない
ドアや収納の扉の周辺をふさがないように少し余裕を持たせましょう。
ドア・窓・収納にぴったりくっつけて家具をレイアウトすると、窮屈な見た目になると同時に生活もしづらくなります。
扉の開閉や椅子の出し入れを考慮してレイアウトすると、空間に余白ができてすっきり見えます。
特に窓の周りは、日差しや風の入り方によっても部屋の印象が大きく変わるので注意しましょう。
また、大きな窓やベランダへの掃き出し窓は、窓の向こう側が部屋とつながった空間に見えるようにすると部屋を一層広く感じられます。
ソファの高さ、ラグやカーテンの色味などに着目してみてください。
暮らしやすい1LDKレイアウトの参考になる弊社コーディネート事例
1LDKのシンプルなレイアウトに参考になる弊社のコーディネート事例を見ていきましょう。
自分の生活に合っていそうな例があれば、ぜひ参考にしてみてください。暮らしやすい1LDKを作るヒントになるはずです。
白・アイボリー・グレーなどシンプルな色味のレイアウト
こちらは4LDKの間取りではありますが、色味を抑えてすっきりとコーディネートした事例です。
リビングのなかで、視界に入りやすく大きな割合を占めるソファやカーペットをアイボリー系で統一しているので、広々と見えます。
テーブルやテレビ台などは色味が濃く、シンプルな形状で存在感をあまり主張していないので、コーディネートのほどよいアクセントになっています。
また、壁一面に広がる窓に白いブラインドが使われていて、部屋が明るい印象です。
アイボリーや白は、レイアウトに取り入れやすいのでおすすめです。
窓のサイズも大きく開放感があり、すっきりとした室内を演出しています。
集中する空間を壁際に作ったレイアウト
寝室の隅にデスクを置いたレイアウトの事例です。
壁に囲まれていると集中しやすいので、仕事や作業に没頭できます。
必要な道具や材料もデスクの近くに一緒に配置すると、無駄もなく作業がはかどります。
自宅で仕事をする機会の増えた昨今では、専用の作業エリアがあると部屋が散らかることなく、シンプルなレイアウトが作りやすい傾向です。
また、LDKにデスクを置いたり、ダイニングテーブルで作業をしたり、自分のスタイルに合った作業エリアを作る場合も、あらかじめスペースや照明、電源プラグなど必要な備品を考慮しておきましょう。
シンプルかつナチュラルモダンが特徴のレイアウト
こちらはカフェスタイルのお部屋をイメージしたシンプルかつ、ナチュラルモダンな1LDKのレイアウト事例です。
普段はリビングと寝室をあえてオープンにしておくことで、リビング全体に奥行きが生まれ、広々としたレイアウトを実現できます。
また、ホワイトを基調にした壁や床に対して、ファブリックのソファやアートを配置することで北欧モダンを思わせる落ち着きのある空間に仕上がっています。
「脚付きソファを壁面と平行に設置する」「用途を絞った脚の細いガラステーブルを配置する」この2つの工夫により、1LDKという限られたスペースでも抜け感が生まれ、シンプルな印象が特徴です。
モノトーンを意識した1LDKのシンプルなお部屋
1LDKの間取りでホワイト・シルバー・ガラスを多用したモノトーンの空間が特徴的な事例です。
リビングと寝室はスライド式の間仕切りドアで区分けできるのがポイントです。
普段は間仕切りをオープンにしておくことで開放的ですし、来客時にはプライベート空間を干渉される心配もありません。
光の演出を加えることで、シンプルながらもきらびやかな空間に仕上げています。一人暮らしはもちろん、大切なパートナーとの二人暮らしにもおすすめです。
空間を仕切ったメリハリのあるレイアウト
こちらの間取りは、3LDKですがソファでダイニングとリビングを仕切ったレイアウトが特徴で1LDKの縦長間取りでも非常に参考になるでしょう。
部屋や空間の用途を決めて間仕切りになるものを配置すると、生活がしやすくなります。
食事・仕事・趣味などカテゴリーごとに室内を分けると、ごちゃごちゃせずシンプルなレイアウトを実現可能です。
ダイニングで食事をしたり作業をしたりする人と、リビングのソファでまったりする人がそれぞれの時間を集中して有意義に過ごせます。
ダイニングとリビングでコミュニケーションを取るなど、LDKを一つなぎにして広く使いたい場合は、ソファの配置を変えましょう。
人が集まるホームパーティーの際は、ソファを動かすだけでそのシーンに合ったレイアウトを作れます。
1LDKがすっきり見える家具の選び方
レイアウトに必要な家具の選び方も部屋の見た目や暮らしやすさに大きく影響します。
1LDKをすっきりレイアウトするための家具選びについて、理解しておきましょう。
部屋のテーマを決める
1LDKの場合、LDKと寝室の2部屋がありますが、それぞれの部屋の使い方によってテーマを決めましょう。
寝室は寝るだけの部屋にしたいなら落ち着いた印象を演出したり、寝室が書斎も兼ねているならその作業に合ったイメージにしたりします。
テーマは用いる家具の色・素材・テイストはもちろん、照明や観葉植物なども合わせて検討しましょう。
ただ、シンプルな1LDKにしたいからと言って、全て白一色にするというような極端な発想は家具選びをかえって難しくします。
「白系のなかにブルー系のアクセントカラーを加える」「淡い色味の木目調とアイボリー系にそろえる」というような無理のないテーマ設定がおすすめです。
また、LDKと寝室をつなげられるタイプの間取りなら、2部屋を同じテーマでまとめたり関連のある雰囲気を作ったりするとすっきりします。
メインとなる家具を決める
部屋のテーマを決めたら、メインとなる家具を決めましょう。
部屋の使い方や生活パターンを考えると、主役にすべき家具がわかってきます。
LDKならダイニングとリビングのどちらがメインの空間になるのか、まず考えてみましょう。
大きなソファでリラックスするよりも、大きなダイニングテーブルでゆっくり食事をとることを想定するなら、ダイニングテーブルがメインの家具になるでしょう。
メインの家具で気に入ったものが見つかったら、その家具のサイズやテイストを基準にして、ほかの家具を順番に選んでいきます。
部屋のテーマに沿ってメインの家具を合わせて選ぶので、家具選びが楽になります。
サイズを正確に測る
家具のサイズは正確に測りましょう。
縦・横・高さのほか、カーブしている形状なら一番長い部分、扉が付いているなら開けた状態の長さもそれぞれ計測します。
大きすぎると窮屈に感じ、小さすぎると使いづらいことがあります。
部屋に置けるサイズと使用する人にとって必要なサイズは異なることがよくあるので、バランスのいい家具を見つけましょう。
また生活動線を確保するために、家具の大きさは、レイアウトした際の家具同士や壁との距離も必ず考慮してください。
目安として一般的に、1人が通るなら60cm程度、2人がすれ違うなら90cm程度と言われています。
1LDKのシンプルなインテリアコーディネートならハイグレード物件の実績豊富なMAYSへ
1LDKのコーディネートに悩んだら、ぜひ弊社のサービスをご利用ください。
弊社は年間約1,000件の実績があり、ハイグレードな家具選びから細部のレイアウトまでトータルなご提案を行います。
「1LDKをシンプルにレイアウトしたい」「すっきりと暮らしやすい部屋を作りたい」というようなお客様特有の悩みを解決できるように、丁寧に対応いたします。
まずは、お気軽にお電話やメールフォームでお問い合わせください。
MAYSのサービスの特徴
- ・インテリアをトータルにコーディネート
- ・複数ブランドの商品も同時に納入
- ・養生・搬入・設置までプロが担当
- ・ブランドショールームへ同行(一定額以上をお買い上げのお客様のみ)
- ・家具の一時貸し出し(オーダーした商品が到着するまでの期間)
- ・アートワークなどの小物のコーディネート
- ・家具のリース
お客様のご要望・ご予算・ご自宅の状況に合わせて、専任のコーディネーターが「一つ上のライフスタイル」へ導きます。
文・Kanako
【関連記事はこちら】
>>1LDK・一人暮らしの部屋でおしゃれで快適なレイアウト例をご紹介
>>1LDK・一人暮らしの部屋で縦長間取りを活かしたレイアウトのポイント!