高級オフィスチェア特集。エグゼクティブにふさわしいおすすめチェア厳選10点
オンラインで打ち合わせしていると気になるのが、打ち合わせ相手の椅子。
機能性と美しいデザインを兼ね備えたオフィスチェアであれば、オンライン上の打ち合わせでも、エグゼクティブな印象を与えられます。
しかし、機能性に優れ、なおかつ企業イメージとマッチするオフィスチェア選びは、労力がかかり、エグゼクティブの悩みの一つでもあります。
そこで今回は、オフィスのインテリアコーディネ-ト実績が豊富なMAYSが、エグゼクティブ向けの高級オフィスチェアを10点ご紹介します。
高級オフィスチェアの選び方から深掘りして解説しますので、ワンランク上のオフィスチェア選びに役立ててください。
目次
- 高級オフィスチェアの選び方
- 海外の高級オフィスチェアおすすめ7選
- Cosm Chair(コズムチェア)|HermanMiller(ハーマンミラー)
- Aeron Chair Remastered(アーロンチェアリマスタード)|HermanMiller(ハーマンミラー)
- Gesture (ジェスチャー)|Steelcase(スチールケース)
- PP502 Swivel Chair(スイヴェルチェア)|PP Mobler(PPモブラー)
- Metro Office(メトロオフィス)|EKORNES(エコーネス)
- SILVER(シルバー キャスタースウィベルチェア)|Cassina ixc(カッシーナ・イクスシー)
- WASHINGTON(ワシントン)|Gunlocke(ガンロック)
- 国内の高級オフィスチェアおすすめ3選
- 高級オフィスチェア選びはMAYSにおまかせください
高級オフィスチェアの選び方
今回は、企業経営者やエグゼクティブクラスのお客様のオフィスチェア選びを進める際の、選び方のポイントをご紹介します。
選び方の基準はとてもシンプルです。
・自分のワークスタイルに合ったタイプを選ぶ
・座り心地がしっくりくる椅子を選ぶ
・機能性と美しさを兼ね備え、インテリアにマッチした椅子を選ぶ
三つの観点を軸にして、お客様のご要望やオフィスの状況を伺いながら、まずはカタログ上で数点のオフィスチェアを御覧いただきます。
自分のワークスタイルに合ったタイプを選ぶ
近年、エグゼクティブ層のワークスタイルやオフィス環境は大きく変化しました。
一昔前まで、デスクワークといえば、書類を読む、書く・決済する・署名押印することを主としてきました。
しかし、企業のDX化が進む現在では、各部署から集まる情報の分析、メールのやり取りやオンライン会議など、多様なワークスタイルが広がりつつあります。
DX化を積極的に推進する企業もあれば、紙ベース主体で仕事をする企業もあるため、オフィスチェアも、それぞれのワークスタイルに合ったタイプを選ぶ必要があります。
オフィスチェアは、背もたれの高さに応じて以下の三つに分類可能です。
・ハイバックタイプ
・ミドルバックタイプ
・ローバックタイプ
ワークスタイルにマッチした、疲れにくいタイプを選びましょう。
ハイバックタイプ
腰椎から後頭部までを支える背もたれ、またはヘッドレストがついたタイプです。
「肩がこる」「目が疲れる」「腰に負担がかかる」要因の一つとして、体に負担のかかる姿勢で長時間椅子に座り続けることが挙げられます。
ハイバックタイプは、後頭部から座面まで広い面積で背面をホールドするため、腰椎に負担がかかりにくいのが特徴です。
オフィスで毎日、数時間以上デバイスを操作する場合は、ハイバックタイプが疲れにくくおすすめできるでしょう。
なお、ノートパソコンやタブレットなど複数の小型デバイスを同時並行で使う場合は、アームレストや、デバイス専用スタンドを設置するのも便利です。
それぞれのデバイスに合わせて、頚椎や腰椎に負担の少ない姿勢をキープしやすいのがハイバックタイプのメリットです。
ハイバックタイプのもう一つの魅力は、エグゼクティブにふさわしい存在感ではないでしょうか。
要人の会談や会見の際に使われる椅子は、ハイバックタイプが多いのもうなずけます。
かつて、「社長椅子」「プレジデントチェア」と呼ばれていた椅子も、ハイバックでアームレストがついたものでした。
このように、ステータスシンボルとして意識的にハイバックタイプを使う場合もあります。
ミドルバックタイプ
ミドルバックタイプは、背もたれが肩甲骨までをサポートするタイプです。
ハイバックチェアに比べて圧迫感が少ないため、一般的なオフィスチェアとして使われています。
ハイバックタイプのホールド感のある座り心地や、圧迫感に抵抗がある場合や、デバイスを使うよりも、手書きで書類を作成することが多い方、デスクワークの割合が少ない場合におすすめします。
ローバックタイプ
ローバックタイプは、腰椎部分を中心に支えるミニマムタイプの椅子のことです。
従来、オフィスに効率よく椅子を配置する際には、ローバックタイプの椅子がよく使われていました。
外回りの業務が多く、デスクワークが短時間で終了する場合や、体幹が強く、椅子の力を借りなくても自立して、よい作業姿勢を長時間キープできる場合は、ローバックタイプで問題ありません。
ホームオフィスで空間に馴染むデザインを重視したい場合や木の味わい、無垢材の手触りなど空間との調和を大切にしたい場合に、おすすめします。
座り心地がしっくりくる椅子を選ぶ
カタログなどで、オフィスチェア候補がいくつか絞られた段階で、椅子の「試座」を行います。
靴や洋服を選ぶときに試着をするように、実際にご自分で座ってみて、座り心地を確認します。
普段愛用している携帯やタブレットを実際に使ってみて、ヘッドレストやアームの位置を動かせるかなど、フィット感や使い方、操作のしやすさを確認するとよいでしょう。
椅子の座り心地は、サイズや角度という形態的な要素に加えて、「肌ざわり・皮膚で感じる材質感」も大切です。
座り心地というのは主観的なものですので、自分で座ってみて、よいと感じるものを選ぶのが一番だと思いますが、快適な座り心地を実現するための代表的な機能やキーワードを以下の項目でまとめました。
骨盤を前傾してS字カーブを整えるアップライト姿勢
身体への負担が少ない着座姿勢は、下図のように、骨盤を前傾させて背骨の S 字を整えた「アップライト姿勢」だと言われています。
出典:https://www.jos-japan.jp/activity/pdf/humanengineering_2021.pdf
上の図は、「日本オフィス学会 オフィス人間工学研究部会」の発表した「在宅ワークにおける人間工学的ガイドライン」内から引用をさせていただいたものです。
例えば、以下のように「アップライト姿勢」を維持するために、オフイスチェアにはさまざまな機能がついています。
・作業内容や机の高さに合わせて、座面の高さ・角度が調整可能
・背骨のS字カーブを適切な位置でサポートするランバーサポート機能
・前傾姿勢をとりやすい前傾チルト機能
・ヘッドレスト
・アームレスト
・ロッキング機能
・リクライニング機能
メーカーやブランドごとに名称が異なり、機能にも特色があるので、実際に座ってみて、自分に合ったものを選びましょう。
腰椎を守るランバーサポート機能
ランバーサポートとは、背骨のS字カーブが反曲する腰椎部分をサポートするもので、さまざまな種類があります。
長時間の作業で疲れてきたときにS字カーブをサポートする頼もしい機能ですが、腰痛持ちの場合、タイプによっては合わない場合もあるため、自分に合うかどうかを実際に座って確認しましょう。
なお、体格差に配慮してランバーサポートの位置を調整できるタイプもあります。
名称や機能は各社各様ですので、試してみてください。
腰椎の反曲点をきちんとサポートする椅子に深く腰掛けると、長時間のデスクワーク後のダメージが少ないので、おすすめしたい機能です。
タブレット愛好者に好評なアームレスト・ヘッドレスト
長時間にわたり集中してノートパソコンやタブレットの資料を読み込む場合は、アームレスト・ヘッドレストが役立ちます。
ヘッドレストに後頭部をつけておくと、姿勢がよくなり、アームレストは特に小型のタブレットで作業をするときに、アップライト姿勢を維持できます。
また、アームレストは肘をついてタブレットを持つことができるので非常に便利です。
休息・リフレッシュに役立つロッキング機能・リクライニング機能
背中を揺らすと、その動きに追従して背もたれ部分がスイングする機能をロッキング機能といいます。
近年はロッキング機能が進化して、倒れる角度を自動調整できるタイプや、背もたれと座面が連動して動くタイプもあります。
ノートパソコンやタブレットで集中して仕事をした後で、背伸びをして気分転換をするときに重宝する機能です。
リクライニング機能は、あらかじめ好みの角度に背もたれを倒して固定する機能です。
デスクワークで集中しているうちに、知らず知らずのうちに、前のめりの姿勢になり椅子に浅く腰掛けるようになると、ハムストリング部分や腰の部分に負担がかかります。
そのような状況では、シートをリクライニングさせて休息することで筋肉をリラックスさせる効果が期待できるのでおすすめです。
疲れを蓄積しないためにも、1時間に1回程度、背伸びやストレッチをしたり、コーヒーブレイクを入れたりと、意識的にリフレッシュできる姿勢を取りましょう。
視線の上端とディスプレイの上端が同じくらいの高さだと疲れにくい
デスクワークでは、オフィスチェア・デスク・各デバイスと人間との間に適正距離を確保することが重要です。
日本オフィス家具協会では、適正距離の目安を次のようにまとめています。
・椅子座面高さ=身長×1/4 (身長170センチの場合42.5センチ)
・座面高さと机の高さの差(差尺)=身長×1/6(身長170センチの場合28.3センチ)
・デスクの高さ目安=座面高+差尺
・キーボードで作業するときに手首から肘がほぼ水平
・視線の延長線上にディスプレイの上端が見える高さ
オフィスで使うデスクの高さは、72センチの固定式が主流のため、適正距離を確保するためには、まず、座面高さを調整し、さらに、姿勢や身長など個別条件により、背もたれ角度・ヘッドレストの位置・アームレストなどを調整します。
参考:安全・安心なイスの選び方|一般社団法人 日本オフィス家具協会
簡単に操作できるもの
近年のオフィスチェアは、無操作あるいは人間が操作する部分を極力単純化した高機能チェアが主流となっています。
デバイスごとに、あちこちダイヤルを調整するのではなくて、姿勢の変化を感じとってくれる賢いチェアが登場していますので、試座の際には、座り心地と同時に操作性もチェックしましょう。
機能性と美しさを兼ね備え、インテリアにマッチした椅子を選ぶ
座り心地・耐久性・操作性などの機能性と家具としての美しさを兼ね備え、さらにオフィスのインテリアにマッチしているかを確認します。
おすすめの張り地は、メッシュ素材またはレザー
エグゼクティブクラスにおすすめしたいオフィスチェアの張り地は、メッシュ素材またはレザーです。
オフィスチェアに最初にメッシュ素材を採用したのは、1994年に販売されたHermanMiller(ハーマンミラー)社のAeron Chair(アーロンチェア)だといわれています。
同社では、滑りにくく弾力性に優れ、通気性のよいメッシュ素材「ペリクル」を独自に開発して座面や背もたれに使い、大きな反響を呼びました。
アーロンチェアの登場以降、オフィスチェアの張り地は、メッシュ素材が主流となっています。
一方で、高級家具メーカーでは、レザーを使った名作も人気を集めています。
また、SDGsに取り組んでいる企業では、植物由来の樹脂で作ったヴィーガンレザーを使用しているところもあり、近年注目を浴びているのが特徴です。
用と美を兼ね備えた、たたずまいの美しい椅子を
オフィスチェアに求められる機能性は、快適な座り心地・耐久性・可変性に集約できます。
座り心地については、デスクワークの変化や、使用者の体格などの条件によって調整できる可変性や、人間工学に基づいた設計、素材の開発などで各社が時代のニーズにマッチした商品の開発を進めています。
これらのビジネスチェアに求められる機能と並行して、エグゼクティブのためのオフィスチェアには、以下の要素を検討するとよいでしょう。
・実際に椅子に座ったときの印象
・アームや背もたれに触れたときの感覚
・空間に置かれた椅子のたたずまい
このように、直感で感じるデザインの魅力も大切です。
エグゼクティブクラスにふさわしいオフィスチェアは、事務用品ではありません。
その人らしさを体現する「用と美」を兼ね備えた、仕事場のパートナーなのです。
インテリアになじむ椅子を選ぶ
実際のオフィスチェア選びでは、最初に、計画中のオフィスのインテリアテイストや図面を確認させていただき、ご希望のインテリアテイストになじみのよい、オフィスチェアを何点か選んで、提案する場合もあります。
弊社のインテリアコーディネートサービスのように、プロのインテリアコーディネーター目線でご提案をさせていただければ、よりオフィスにマッチしたエグゼクティブチェアを選択可能です。
弊社のインテリアコーディネートについては、記事末で改めてご紹介をさせていただきます。
海外の高級オフィスチェアおすすめ7選
Cosm Chair(コズムチェア)|HermanMiller(ハーマンミラー)
出典:https://hermanmiller.co.jp/
HermanMiller(ハーマンミラー)社から2018年に発売されたCosm Chair(コズムチェア)は、座る人の姿勢に合わせて、リクライニングを自動調整する「オートハーモニックチルト」機能が搭載されています。
自分で操作するのは昇降レバーだけ、というすっきりシンプルな椅子です。
実際にこの椅子に座ってみると、まるでハンモックに乗っているような、浮揚感と安心感のある座り心地です。
座面と背もたれが一体化して、要所要所でフレームに取り付けられているため、腰へのストレスがなく、なんとも快適なのが魅力でしょう。
視覚的には、サスペンションの素材が空気や光を通すため、ヴェールのような透明感があります。
また、金属・樹脂・サスペンションのことなる素材のカラーが揃えられていて、まさに、座り心地と美しさを兼ねそろえた次世代のオフィスチェアといえます。
エグゼクティブにおすすめできる点は、次の通りです。
・座面と背もたれがシームレスにデザインされており、ハンモックに乗っているような快適な座り心地と美しいフォルム
・金属・樹脂・サスペンションにさまざまな素材のパーツが使われているが、カラーも形態も一つのオブジェとしてまとまっている美しさ
・タブレット・携帯・ノートパソコンなどマルチデバイスで仕事をする際に、自動調整できるリクライニング機能と角度のついたリーフアーム
座面と背もたれをシームレスにつなぐ、サスペンション(張り地)の質感が美しく、透明性の高い企業風土や、オープンな社風をイメージさせるオフィスチェアです。
コズモチェアの魅力を実感するためには、座面から腰椎、頸椎までを流れるようにサポートしてくれるハイバックタイプをおすすめします。
Aeron Chair Remastered(アーロンチェアリマスタード)|HermanMiller(ハーマンミラー)
出典:https://hermanmiller.co.jp/
Aeron Chair(アーロンチェア)は、オフィスチェアの概念を一新した、エポックメイキングな名作です。
発売がはじまった1994年は、オフィスや家庭にインターネットが普及して、パソコンを使ったデスクワークが急速に浸透した時代であり、まさにオフィスチェアが必要不可欠でした。
そこに登場したのがアーロンチェアだったのです。
デザインを担当したビル・スタンフとドン・チャドウィック氏は、人間工学をベースにした深く腰かけてリクライニングできる仕組みと、チェアに触れたときの皮膚温度の快適さ(サーマルコンフォート)を追究して試作を重ねたといいます。
オフィスチェアにメッシュ素材を導入したのは、HermanMiller(ハーマンミラー)社のアーロンチェアが初めてです。
8Zぺリクルと名づけられたこの素材は、丈夫で、気密性・伸縮性に優れ、長時間座っても疲れにくいため、他社でもメッシュ素材のオフィスチェアが製造されるようになりました。
エグゼクティブクラスにふさわしい椅子として、アーロンチェアをおすすめするのは、ものづくりの企業に不可欠な伝統を踏まえつつ、常に新しい技術や課題に挑戦する、チャレンジスピリットを体現した椅子である点です。
アーロンチェアは、オフィスチェアの設計に人間工学の視点を本格的に導入した最初の椅子であると言われています。
Gesture (ジェスチャー)|Steelcase(スチールケース)
出典:https://www.steelcase.com/asia-ja/products/office-chairs/gesture/
2014年に販売開始したSteelcase(スチールケース)社のGesture(ジェスチャー)は、ノートパソコン、タブレットなど複数デバイスを並行して操作するワークスタイルを意識してデザインされたオフィスチェアです。
開発に先立ち実施された世界11ヵ国2,000人を対象とした調査を踏まえ、マルチデバイスを操作する際の姿勢変化に追従して、座面・背もたれ・アームレスト・ヘッドボードが連動します。
ノートパソコンなどの作業でキーボードを打つ際には前傾姿勢、タブレットや携帯を見るときには肘をアームにあてて後傾気味の姿勢をとり、体の動きに合わせて椅子が連動します。
操作するデバイスを変える際に、連動して動くオフィスチェアです。
デバイスによって、自由に姿勢を変えられるのはデスクワークの疲労軽減にも役立ちます。
マルチデバイスで仕事をする方におすすめのオフィスチェアではないでしょうか。
PP502 Swivel Chair(スイヴェルチェア)|PP Mobler(PPモブラー)
出典:https://pp.dk/product/pp502/
椅子の巨匠ハンス・J・ウェグナーが1955年にデザインしたSwivel Chair(スイヴェルチェア)は、生涯に500点以上の椅子をデザインしたなかでも希少な、木・皮・クロームで構成されたオフィスチェアです。
オーク無垢材で造形された、笠木からアームへの彫刻のような優美な量感と、シャープで無駄のないクロームの描くラインのコントラストが完璧で、強い印象を与えています。
背もたれ部分の美しいフィンガージョイントや、木部とクローム部分の接合箇所には家具職人の丁寧な手仕事が施されています。
ウェグナーは、スイヴェルチェアに対して座ることを大切にした、エグゼクティブのためのデザインだと主張しており、決して妥協を許すことはありません。
上質なデニッシュモダンスタイルのオフィスをお考えのエグゼクティブにご提案したいアーティスティックなオフィスチェアです。
Metro Office(メトロオフィス)|EKORNES(エコーネス)
出典:https://shop.stressless.com/ja-jp/
Mertro Office(メトロオフィス)は、ノルウェーに本拠を置くEKORNES(エコーネス)社(1934年創業)のオフィスチェアです。
同社は、1971年に背もたれに体重をかけるだけで、自動的にリクライニングするStressless(ストレスレス)チェアを発売、50年間で1,000万台を販売した実績を誇ります。
現在は、ホームシアターやソファまで、さまざまなリクライニングチェアを提供しています。
北欧デザインの本場だけあり「ストレスレス」という名前どおりのくつろぎが得られる座り心地が魅力です。
同社の製品は一つのモデルにつき、3サイズ展開をしており、自分の身長に合ったタイプを選ぶことができます。
また、ヘッドレスト部分にクッションピローが付属しており、使う人に合わせて高さ調整可能です。
椅子をあたためる暇もないほどアクティブに行動される方、集中して仕事をした後で、短時間姿勢を変えてリラックスしたいとお考えのエグゼクティブにおすすめします。
SILVER(シルバー キャスタースウィベルチェア)|Cassina ixc(カッシーナ・イクスシー)
出典:https://www.cassina-ixc.jp/shop/g/gsilver/
Cassina ixc(カッシーナ・イクスシー)ブランドとしてセレクトしたドイツのInterstuhl(インタースツール)社が製作したオフィスチェアです。
ヘアライン仕上げのアルミニウムの背もたれとレザーのコントラストがスタイリッシュな印象を与えます。
参考画像のように、チェア・デスク・ミーティングスペース・照明・アート類を含めて一分の隙もない空間構成が可能です。
思わず見惚れてしまう、完璧なインテリアですね。
特に、テーブルとチェア、ミーティングスペースのチェアの脚のデザインが印象的で、クールモダンなインテリアのオフィスをお考えのエグゼクティブにご検討いただきたいチェアの一つです。
WASHINGTON(ワシントン)|Gunlocke(ガンロック)
出典:https://www.gunlocke.com/products/washington#group-series-tabs-node-series-default1
WASHINGTON(ワシントン)は、アメリカの歴代大統領のうち8人が執務室で使用したと伝えられています。
真鍮の装飾が施された木製の脚部・スプリングコイルの座面など重厚で、クラシカルな佇まいです。
製作したのは、Gunlocke(ガンロック)社というアメリカ合衆国の家具メーカーです。
アメリカ合衆国では大統領が変わるたびに、大統領執務室(オーヴァルオフィス)のインテリアも模様替えを行います。
国民に向けての重要な演説を大統領執務室から発信する機会も多いので、大統領の椅子選びにも、戦略が感じられます。
オーセンティックなオフィスチェア、重厚な存在感のある椅子をお探しの方に、おすすめしたいオフィスチェアです。
国内の高級オフィスチェアおすすめ3選
Finora(フィノラ)|OKAMURA(岡村製作所)
出典:https://www.okamura.co.jp/product/seating/finora/sp/
2020年に発表され、同年Gマークを取得した、イタリアのITALDESIGN(イタルデザイン)との協業で生まれたオフィスチェアです。
さまざまな姿勢や体格に合わせられる、スマートアジャストメント機能、アンクルチルトリクライニングなどの充実した機能性に加えて、背面のカスタムパネルや流線型の輪郭が見事です。
アルファロメオやブガッティなどのカーデザインを手がけてきたイタルデザインならではの美しいフォルムに魅了されます。
ハイバックタイプの場合、1,200ミリほどの高さになりますが、優美な輪郭と光や風を適度に通すメッシュ素材の効果で圧迫感のないスタイリッシュなオフィスチェアを実現しています。
2020年のIFデザインアワードなど多くのデザインアワードで受賞実績のある、次世代型オフィスチェアです。
FLIP FLAP Chair(フリップフラップチェア)|ITOKI(イトーキ)
出典:https://www.itoki.jp/products/chair/flipflap/
株式会社イトーキのFLIP FLAP Chair(フリップフラップチェア)は、背もたれの両サイドの折り返し用フラップが、折り紙のように座る人の姿勢に合わせて3次元で動くユニークな椅子です。
硬質樹脂と軟質樹脂を組み合わせた各面がパタパタと屈曲・展開して、背中・肩の部分を包み込みます。
この仕組みで、集中・リラックス・リフレッシュの三つのモードに無操作で切り替えできるオフィスチェアです。
2016年2月に販売され大きな反響をよび、2017年の「iFデザイン賞」「レッドドット・デザイン賞」など7つの賞を受賞しました。
海外のクライアントとのオンラインミーティングでも、注目を集めそうな、クールジャパンを体現したスタイリッシュなチェアです。
オフィスにクールジャパンや和モダンのテイストを取り入れたいエグゼクティブにおすすめです。
FOUR(フォー) チェアー|CondeHouse(カンディハウス)×ACTUS(アクタス)×倉本仁×コクヨ
出典:https://mag.tecture.jp/product/20220307-54142/
FOUR(フォー)チェアーは、CondeHouse(カンディハウス)×ACTUS(アクタス)×倉本仁×コクヨの4チームの協業によって、2022年4月に販売された、ホームオフィスにも対応するオフィスチェアです。
背もたれの笠木部分には、北海道タモの無垢材を使い、家庭のインテリアにもマッチするよう配慮されています。
座面はレザーまたはファブリックから、脚部はクロームメッキ(シルバー)、粉体塗装(ブラック)から選べます。
また、全高を780ミリに抑えて、ダイニングチェアとしても使えるようにデザインされているのが特徴です。
笠木部分からアームまでの無垢のタモ材の優雅なカーブが美しいたたずまいの椅子です。
人間工学では、座っているときに姿勢を少しずつ変えられるほうがよいため、シート幅よりもアーム幅を多少広げて、ゆとりを持たせています。
ローバックチェアでは、笠木部分やアームの手触り、皮膚で感じる温度感覚が大切です。
FOURは、まさにそれを満たすチェアであり、木のナチュラルな質感を求めている方、樹脂を使わない自然素材を使ったチェアを好む方におすすめします。
写真のように、ヘリンボーンのヴィンテージ感のある床にしっくり似合う、素材美あふれる魅力的なオフィスチェアです。
高級オフィスチェア選びはMAYSにおまかせください
ビジネスパーソンにとって、オフィスチェアは靴や時計のように身近な存在です。
「社長の椅子」「重役の椅子」「大臣の椅子」という言葉があるように、かつてはステイタスシンボルとして豪華で威圧感のあるタイプが主流でした。
しかし、ワークスタイルやオフィス環境が変わるなかで、エグゼクティブがオフィスチェアに求める要素も変化しています。
オンラインミーティングの際に映り込むオフィスチェアに「トップが率先して仕事をする組織」「明るくオープンなワークスタイル」「DX化が進んでいる企業」など、さまざまなメッセージを伝えることができるのです。
だからこそ、エグゼクティブのための高級オフイスチェアは、椅子としての機能面に加えて、美しく風格のあるたたずまいでありたいものです。
椅子の主が不在のときにも、存在感のある椅子。
それを実現するためには、オフィスのインテリアイメージ、広さやデスクとのバランス、そこに座る人との親和性がポイントになります。
座りやすさだけでしたら、ご自分で試座すればよいのですが、これだけの要素を加味したオフィスチェア選びには、エグゼクティブクラスに特化したインテリアコーディネートの実績豊富な専門家のアドバイスが必要ではないでしょうか。
MAYSのインテリアコーディネーターは、海外からのエグゼクティブを含め、港区を中心に数多くのオフィスインテリアコーディネートを手がけています。
エグゼクティブにふさわしい、高級オフィスチェアをお考えの際は、経験豊富なプロの知見とアドバイスが役立ちます。
ぜひMAYSにご相談ください。
文・藤江 薫(2級建築士・インテリアコーディネーター・宅地建物取引士)