増えた本はおしゃれに収納!おしゃれリビングを実現する本棚の選び方とおすすめ商品
本が好きな人のなかには、「気が付いたら本が増えていた」「本の収納が足りない」と感じている人が多いもの。
「本をおしゃれに収納したい」「本を身近に置いておきたい」という人におすすめなのが、リビングに本棚を取り入れるというアイデアです。
この記事では、インテリアコーディネーターがおしゃれな本棚の選び方を解説するとともに、リビングにおすすめのおしゃれな本棚をご紹介します。
本を身近に感じられるおしゃれなリビングづくりの参考にしてみてください。
目次
リビングに本棚を置くべき理由とは
本の量が多い人ほど、本棚は人目につかない書斎や寝室などに置きたくなるものです。
あえてリビングに本棚を置くべき理由にはどのようなものがあるのでしょうか。
本を身近に置くことができる
リビングは家族全員が長い時間を過ごす場所です。
リビングに本棚があれば、いつでも気軽に本を手に取ることができるため、本と触れ合う時間を増やすことができます。
例えば、くつろぎたい夜の時間に、読もうと思っていた本を手に取ったり、休日にコーヒーを飲みながら本を読んだりと、気が向いたときに読書を楽しめるのがリビング本棚の魅力です。
お子さんがいるご家庭にもリビング本棚はおすすめ。
近年、お子さんが勉強する場は、親の目が届くリビングが主流となっており、「リビング学習」という言葉も浸透しているほどです。
小さなうちから本に触れ合うきっかけを作ってあげるという意味でも、子どもたちが長い時間を過ごすリビング本棚はおすすめと言えるでしょう。
本を見せながらおしゃれに収納できる
本の量が多い人ほど、「本棚をリビングに置くと散らかって見える」「ごちゃごちゃした印象にならないか心配」と感じるかもしれません。
確かに、空間と色が合わない本棚や、空間を圧迫するほど大きな本棚を選んでしまうと、お部屋の雰囲気を壊してしまう可能性があります。
一方で、お部屋に合った本棚を選べば、本棚をおしゃれなインテリアとして楽しむことも可能です。
本には、文章を読む楽しさだけでなく、お気に入りの装丁を見つけるという楽しみ方もあるかと思います。
本屋さんに行くと、内容の面白さよりも、装丁の美しさで本を手に取ることが多いのではないでしょうか。
美しい本は、インテリアアイテムとしてお部屋にアクセントをプラスしてくれる存在にもなってくれます。
リビングの人目につく位置に飾ることで、お客様と本の話題で会話が弾むこともあるかもしれませんよ。
インテリアアイテムを飾ることができる
本棚は、本を飾るだけでなくインテリアアイテムを飾ることもできる万能アイテムです。
例えば、お気に入りのオブジェや旅行先で見つけた海外のアイテム、インテリアグリーンなどを本の間に置くだけで、その人の好みやセンスを反映した、ストーリーのある素敵な本棚を演出できます。
本の量が多いと、棚いっぱいに本を詰め込みたくなってしまうのですが、お部屋に圧迫感を与える原因にもなるため、抜け感を作るという意味でも、インテリアアイテムを加えると良いでしょう。
「インテリアアイテムの飾り方が分からない」「おしゃれに飾れる自信がない」という人も、難しく考えずに自分の好きなものを置いてみるだけでも雰囲気が変わりますよ。
「あまりインテリアアイテムを置きたくない」という人は、本の置き方を変える方法もおすすめです。
一部の本を平積みにして置いたり、表紙が見えるようにディスプレイするだけで、本棚の中に変化をつけ、抜け感を漂わせるおしゃれな本棚を演出できます。
リビングをおしゃれにする本棚の選び方
おしゃれなリビングを演出する本棚はどのように選ぶべきなのでしょうか。ここからは、具体的な本棚の選び方を解説します。
置く場所を検討する
本棚はリビングのさまざまな場所に取り入れることができます。
おすすめの場所を解説しますので、まずは自分の部屋に合わせた置き場所を検討することから始めましょう。
壁面
本棚と聞くと、壁面の収納をイメージすることが多いかと思います。
壁面収納には、以下のメリットがあり、最も気軽にリビングに取り入れることが可能です。
・空間を有効に使うことができる
・壁面にアクセントをプラスできる
のちほど本棚の形状について解説しますが、本棚にも腰高タイプのものや壁面に浮かせるフロートタイプなどさまざまな種類があります。
壁面に設置する場合、高さがあるものほど、本棚の存在感が強まりますので、本棚の色味やお部屋の広さによっては圧迫感を与えてしまうのがデメリットです。
お部屋を広く見せたいのであれば、腰高タイプのように、高さを抑えたアイテムがおすすめでしょう。
ソファ周辺
低めのシェルフを利用して、ソファの横や背面に本棚を設置する方法もおすすめです。
お部屋を圧迫することなく、殺風景になりがちなソファの背面におしゃれなアクセントをプラスすることができますよ。
ソファ周りに本棚を置く場合、人の通り道である「動線」を邪魔しないか注意するようにしましょう。
人が不自由なく歩くことができるスペースは「50〜60センチ」です。
毎日、人が通る場所に本棚があると、不自由さを感じる原因にもなりますので、最低限人が歩けるスペースは確保するように気をつけましょう。
ソファに座りながら、すぐにお気に入りの本に手を伸ばすことができるため、夜のくつろぎタイムや休日の空き時間を充実させることができそうですね。
間仕切り
思い切って空間の中心に本棚を置いて、間仕切りとして利用する方法はいかがでしょうか。
ダイニングとリビングの間に本棚を置けば、本棚で空間を緩やかに仕切ることができ、どこにいても本が目に入るようなおしゃれなお部屋を実現できます。
間仕切りとして本棚を利用する場合、背の高いアイテムはお部屋に圧迫感を与えてしまうため、両面から使えるようなオープンタイプの本棚を利用して、目線の抜けを作るようにすると良いでしょう。
オープンタイプの本棚は、ダイニング側とリビング側の両方から本を手に取ることができるため、気軽に本と触れ合うきっかけも生み出してくれます。
お部屋に広さを感じさせたい場合には、目線を遮らない腰高タイプの本棚を間仕切りとして利用する方法も有効です。
サイズを確認する
背の高い本棚にするか、腰高タイプの本棚にするかによって、使い勝手やお部屋の印象が左右されるため、事前に本棚のサイズもイメージしてみてください。
背が高い本棚ほど収納量が多いというメリットがあります。
本棚自体の存在感も強まるため、落ち着いた雰囲気や重厚感を演出するのにおすすめです。
腰高タイプの本棚は、背の高い本棚に比べて収納量は劣りますが、低い位置に本を置くことで、小さなお子さんが本を取りやすいメリットがあります。
また、腰高タイプの方が空間に圧迫感を与えずに取り入れることができるため、リビングに広さを感じさせたいという人は、腰高タイプの本棚を選ぶようにしましょう。
本棚のサイズは、本棚を搬入する際にも重要です。
分解して運ぶことができるアイテムであれば問題ありませんが、分解できない大きな本棚は、搬入可能かどうか事前に搬入経路を確認してみてください。
特にマンションなどのエレベーターや階段は、大きな家具の搬入が難しいケースがあるため、事前に購入する家具屋さんに相談すると良いでしょう。
インテリアと色を合わせる
本棚の色もおしゃれなリビングを作るうえで重要です。
本棚は、カラフルな本がアクセントとして活躍してくれますので、本棚自体は「お部屋の中に使われている色と合わせる」ということを意識すると良いでしょう。
どの色に合わせたら良いのか分からない人は、本棚も家具の一部として捉え、すでに使用している家具に合わせた色味にすると、統一感のあるお部屋に仕上げることができます。
ただし、黒やダークブラウンといった濃い色は、お部屋に圧迫感を与えてしまう可能性もあるため、背の高い本棚を選ぶ際には、壁に合わせた白やグレーなどの色味もおすすめです。
形状を選ぶ
本棚にもさまざまな形状があります。
自分の好みや置く場所に合わせた物を選ぶようにしましょう。
壁面収納
壁面に置く一般的な本棚です。
高さは背の高いものから低いものまでさまざま。
扉や背面の仕切り板である背板(せいた)の有無など、種類によって仕様が異なります。
余白のある壁面を有効活用できるため、簡単に取り入れやすいアイテムと言えるでしょう。
フロート収納
壁面に浮かせて収納する本棚のことです。
間接照明を組み合わせれば、高級感のあるホテルライクな空間を演出でき、インテリア性の高い収納と言えるでしょう。
設置工事が必要になるため、事前に専門業者に相談が必要です。
新築を計画している人でフロート収納を希望する場合は、事前に壁内に補強を入れておくと良いでしょう。
オープンシェルフ
背板がなく、両面から本を取り出せる本棚のこと。
目線が遮られることがないため、空間に広さと抜け感を演出できます。
デザイン性も高いため、本棚自体をインテリアアイテムとして使用することも可能です。
背の高い本棚を取り入れたり、間仕切りとして使用したりする場合におすすめのアイテムです。
ディスプレイ収納
本の表紙を見せるようにディスプレイのできる本棚のことです。
収納量は劣りますが、本を飾る感覚で収納できるため、おしゃれなアクセントとして活躍してくれます。
ディスプレイする面が扉になっており、内部にも本を収納できるため、気分や季節に合わせてディスプレイする本を変えるのも面白いですね。
リビングにおすすめのおしゃれ本棚を形状ごとにご紹介
ここからはリビングにおすすめのおしゃれな本棚を形状ごとにご紹介します。
自分に合ったアイテムを見つけてみてください。
壁面収納
WALL SYSTEM(ウォールシステム)|Poliform(ポリフォーム)
出典:https://www.actus-interior.com/
壁面全面を美しく彩ることができるオーダー収納です。
飾る物に合わせて、さまざまな棚の高さや幅を組み合わせることが可能です。
本だけでなくアートや工芸品を飾ることもでき、自分だけのお気に入りを詰め込んだ壁面収納を作り出すことができます。
間接照明と組み合わせれば、高級感のある落ち着いたお部屋を演出してくれるでしょう。
USMハラー|USM
スイス生まれのモジュラーファニチャーブランドであるUSMのシェルフ。
さまざまなサイズのパーツを自由な形状で組み合わせることができるため、自分の使い勝手に合わせた本棚を作り出せるでしょう。
カラフルな扉のパーツもあるため、お部屋のアクセントに思い切ったカラーをプラスしてみるのもおすすめです。
フロート収納
MONTANA SYSTEM SHELF(モンタナ システムシェルフ)|MONTANA(モンタナ)
出典:https://www.actus-interior.com/
デンマークを代表する収納ブランドであるモンタナ。
置き型だけでなく、壁面に固定するフロート収納としても使用することができます。
モンタナならではのカラフルなシェルフは、明るくポップなお部屋を作るのにおすすめです。
お気に入りのカラーで壁面を飾って、「好き」を詰め込んだお部屋を演出してみてはいかがでしょうか。
GRADO° BOOKSHELF(グラードブックシェルフ)|Molteni&C(モルテーニ)
イタリアを代表するブランド「モルテーニ」のフロート収納です。
シャープで無機質な表情のデザインは、シンプルモダンな空間を生み出します。
シンプルなデザインのため、他の家具との相性も良く使い勝手が良いのも魅力的です。
余白のある壁面にアクセントとしてプラスしてみてはいかがでしょうか。
腰高タイプ
STRATA shelf(ストレイタ シェルフ)|moda en casa ( モーダ・エン・カーサ)
金属の仕切りとウッドの組み合わせが、軽やかさとあたたかみを感じさせる腰高タイプのブックシェルフ。
ところどころ背板がないデザインのため、空間に抜け感を生み出し、間仕切りとして使用しても、お部屋を圧迫することがありません。
本だけでなく、お気に入りのオブジェなどを飾って、おしゃれなお部屋を演出できます。
Solid Home Library(ソリッドホームライブラリー)|飛騨産業
無垢材で作る、ナチュラルテイストのオーダーブックシェルフ。
全てのマスが同じ大きさのため、整然とした印象が特徴です。
背板のないオープンタイプのため、空間を圧迫することなく、明るいお部屋を演出してくれます。
オープンシェルフ
Arashiyama|TIME & STYLE(タイムアンドスタイル)
出典:https://www.timeandstyle.com/jp/
京都の嵐山に広がる竹林をイメージしてデザインされたブックシェルフです。
竹をイメージして建てられた丸柱は、心地の良い木漏れ日を感じられるような間合いで配置され、リビングに心地の良い影を落とします。
リビングとダイニングの間に配置すれば、緩やかに空間を区切りつつ、リズミカルなアクセントをプラスしてくれるでしょう。
SKYLINE(スカイライン)|CECCOTTI COLLEZIONI(チェコッティ・コレツィオーニ)
出典:https://www.cassina-ixc.jp/shop/
縦長のシェルフを段違いに組み合わせた個性的なブックシェルフ。
それぞれ色の異なるウォルナット材、ウェンゲ材、メープル材を組み合わせており、空間にインパクトのあるアクセントをプラスしてくれます。
まるでアート作品のようなブックシェルフは、おしゃれでセンスの感じられるリビングを演出するのにぴったりのアイテムです。
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