一人暮らしの人必見!憧れのホテルのようなインテリア空間を実現する方法
非日常的な空間が魅力の「ホテルのようなインテリア空間」。
気軽に旅行に行くことができない昨今、自宅にホテルのようなインテリアを取り入れる人が増えています。
この記事では、プロのインテリアコーディネーターが、一人暮らしの人でも実現できるホテルのようなインテリアのポイントについて解説します。
「一人暮らしの部屋にホテルのようなインテリアを取り入れたい」
「どうしたらホテルのような空間になるのかわからない」
という人は、ぜひ上質な空間づくりの参考にしてみてください。
目次
一人暮らしの人でも実現できるホテルのようなインテリアとは
「ホテルのようなインテリア空間」とは、ホテルのような上質な空間を演出するインテリアテイストのこと。
例えば、以下が特徴として挙げられます。
・非日常的な空間
・くつろげる空間
・特別な体験
ホテルのようなインテリア空間と聞くと、「広いお部屋でなければ実現できない」「一人暮らしには似合わない」などと感じてしまう人もいるようです。
しかし、ポイントさえ押さえておけば、一人暮らし向けのお部屋でもホテルのような空間を実現することは可能です。
一人暮らしのお部屋をホテルのような空間にする方法
それでは具体的に、ホテルのようなインテリアを作るために押さえるべき重要なポイントをご紹介していきます。
家具配置を検討する
ホテルのようなインテリア空間を作る際に重要なのが、「くつろぎの空間を演出する」ということ。
ホテルのロビーにはゆったりとしたソファが置かれ、客室内にはきれいにベッドメイクされたベッドと、休息をとるためのパーソナルチェアが置かれていることがほとんどです。
ホテルのようなインテリア空間を目指す場合には、くつろぐための家具にフォーカスできるような家具配置がポイントとなります。
アパートやマンションなどの一人暮らし向けのお部屋では、ベッドを部屋の隅に置くことが多いかと思いますが、思いきってホテルの客室のように、寝室の中央に置いてみるのも良いでしょう。
お部屋の隅にしかベッドを置けないような間取りでも、ソファの横にシンプルなチェストを置いて、ベッド周りを有意義に使えるように工夫をしたり、空いているスペースにパーソナルチェアを取り入れたりする方法もおすすめです。
また、収納用シェルフの置き場所も重要となります。
ホテルのようなインテリア空間は、非日常的な雰囲気を意識することが大切です。
生活感のある物が丸見えになってしまうと、ホテルのようなインテリア空間の雰囲気を損ねてしまう可能性があります。
シェルフを目立たない位置に移動したり、扉で物を隠せるようなシェルフを使用したりと工夫しましょう。
カラーバランスを決定する
ホテルのようなインテリアに限らず、空間を素敵にコーディネートするには、空間に使用するカラーバランスを決定することが重要です。
空間のコーディネートをセンス良く見せるには、以下のカラーバランスの比率を参考にしてみてください。
・ベースカラー(床や壁など広い面積の色)75%
・メインカラー(家具やカーテンなど次に広い面積の色)25%
・アクセントカラー(小物などの小さな面積の色)5%
ホテルのようなインテリアと言っても、コンセプトによってテイストや使われる色はさまざまです。
例えば、落ち着いた雰囲気で重厚感のある空間には「ブラウン」を中心としたコーディネートがおすすめ。
濃いブラウン、淡いブラウン、ベージュなど、同系色でグラデーションをつけることで、まとまった印象の空間を作ることができます。
また、リゾートホテルをイメージした空間には「ホワイト」を中心とした明るいコーディネートがおすすめです。
壁やベッドリネンなどをホワイトで統一し、明るい木目の家具と、ナチュラル色のラグを取り入れると、明るいリゾートホテルのような空間に仕上がります。
ホテルのようなインテリアをコーディネートする際には、できるだけ色数を絞るようにすると、ごちゃごちゃとした印象にならず、まとまりのある上質な空間を演出できます。
まずは、自分が目指したいホテルの内装をイメージすることから始めてみましょう。
照明で非日常を演出する
ホテルのようなインテリアに重要な「くつろぎ感」や「非日常」を演出するためには、照明の使い方が重要です。
リラクゼーションサロンなどを思い浮かべると、薄暗いオレンジの明かりがともされていることがほとんどではないでしょうか。
たき火を見ていると心が落ち着くという人が多いように、目線より低い位置にあるオレンジの明かりには、癒しの効果があると言われています。
ホテルのようなインテリアも同様に、オレンジの「電球色」は必要不可欠です。
青白い光の下では脳が冴えてしまい、くつろぐことができません。
また、非日常を演出するためには、複数の照明器具を使用して、空間に光の変化を生み出す方法がおすすめです。
壁や天井を照らす間接照明や局所的に明かりをともす照明器具を取り入れることで、空間に光の変化を生み出し、非日常を演出することができます。
ここからは、ホテルのようなインテリアに効果的な照明器具と、一人暮らしのお部屋に取り入れるコツをご紹介します。
間接照明
照明器具を見えない場所に設置し、壁や天井を照らす照明技法です。
足元をぼんやりと照らす光や、下から上に伸びる光は、くつろぎ感と非日常感を同時に味わうことができます。
一人暮らしの人におすすめなのが、細長い形状のライン照明や、テープライトといったアイテムです。
テレビの後ろに配置して、テレビ背面の壁を下から上へ照らしたり、テレビボードの足元を照らしたりするだけでも、ホテルのような落ち着いた雰囲気を演出できます。
その他にも、ベッドの下を照らしたり、ベッドヘッド側の壁を下から上へ照らしたりする方法もおすすめです。
スタンドライト
置き型のスタンドライトも、ホテルのようなインテリアにおすすめのアイテムです。
床置きタイプや、テーブルの上に置くタイプがありますが、複数の器具を組み合わせて、空間に明かりを点在させることで、よりホテルのような雰囲気を演出できます。
背の高いスタンドライトは、部屋の隅をぼんやりと照らすように配置するのがおすすめです。
目線の先を明るく照らすと、空間に広さを感じさせる効果があるため、入口から対角にある壁面に設置するとより良いでしょう。
小さなタイプのスタンドライトは、ベッド横に配置して、ベッド周辺を優しく照らす方法がおすすめです。
あるいは、テーブルやシェルフなどの上に置いて、局所的にぼんやりと明かりをともすのも良いでしょう。
足元に置くタイプの小さなスタンドライトは、くつろぎ感を演出するのにぴったりのアイテム。
ベッド脇や部屋の隅に置くだけで、上質な空間を演出できますよ。
ペンダントライト
吊り下げるタイプのペンダントライトは、お部屋をぼんやりと照らしつつ、空間にアクセントをプラスしてくれる重要なアイテムです。
取り付けるためには、ライティングレールや引っ掛けシーリングといった部材が必要となるため、事前に取り付けることができるか確認するようにしましょう。
ダイニングテーブルの上や、リビングの中心、ベッドの両サイドなど、さまざまな場所におすすめですが、取り入れる場所に合わせて、サイズやデザインを検討する必要があります。
大きすぎるペンダントライトは空間を狭く感じさせてしまう可能性や生活動線の邪魔になる可能性もあります。
また、発光面が見えるデザインのペンダントライトは、眩しさを感じさせてしまうため、ベッド脇には不向きです。
存在感がある照明器具のため、お部屋のカラーバランスに当てはめながらデザインを決めるようにしてみてください。
生活感のない工夫を取り入れる
非日常を演出するためには、生活感のない工夫が重要です。
バッグや洋服などは生活感のあるアイテムのため、できるだけクローゼットや棚に収納するようにし、目線に入らないように気をつけましょう。
使用する収納アイテムは、蓋付きのボックスや扉がついているカラーボックスなどがおすすめです。
中が見えてしまう収納を利用している場合には、布などで目隠しをするようにしてみてください。
日常的に使う、ティッシュ箱や食品のパッケージなども、生活感のある原因となります。
お部屋のカラーバランスに合ったティッシュボックスカバーを採用したり、食品を入れるおしゃれなボックスを用意したりすることで、生活感を隠すようにしましょう。
毎日使う時計やアクセサリーは、シンプルなアクセサリートレイに乗せるだけでもおしゃれに飾ることができますよ。
本や雑誌は、ディスプレイとして飾る方法もおすすめです。
表紙がおしゃれなものや、普段読んでいるものは、シェルフや棚に立て掛けて、インテリアアイテムとして飾ってみましょう。
ただし、本の数が多いと雑多な印象を与えますので、あまり読まないものは見えない場所に収納するようにすると良いですよ。
上質なアイテムを取り入れる
ホテルで使用されているアイテムは、上質で洗練されたものばかり。
上質なアイテムは、その空間で過ごす人の心を満たし、居心地の良い空間を彩ってくれるものです。
自宅にもホテルで使用するような上質なアイテムを取り入れたいところですが、すべてのアイテムを良いものにするのは難しいかと思います。
そこでおすすめしたいのが、ソファやチェア、ベッドなど、人の肌が直接触れるアイテムを中心に上質なものを取り入れるということ。
特に、ソファやベッドは人の体重を長時間支えることが多いため、構造や使用されている素材、クッションの硬さによって、過ごしやすさが左右されます。
また、ソファの張り地やベッドシーツ、ラグといった、肌が直接触れる素材の選定も重要です。
使用される素材によって肌ざわりの良さが変わりますし、吸湿性や放湿性の良さによって快適性も異なります。
コットンやリネン、ウールといった自然由来の素材ほど肌触りが良く、上質で居心地の良い空間を演出してくれますよ。
プラスαのアイテムを取り入れる
ホテルに滞在すると、アート作品に出会ったり、美味しいものを食べたりと、心が満たされるような特別な体験ができますよね。
ホテルのようなインテリア空間を目指すのであれば、自宅の中にも特別な体験を散りばめて、豊かな生活を送れるように工夫してみると良いでしょう。
アート
アートがなくても生活はできますが、より毎日の生活を上質で豊かなものにするために、お気に入りのアートを見つけてお部屋に取り入れてみましょう。
お気に入りのアートがあるだけで、心が満たされたり、インスピレーションを受けたりと、プラスの効果が期待できます。
アートの飾り方は、壁に飾るのが一般的ですが、賃貸で壁に穴を開けられないという場合には、シェルフやテレビボードといった収納家具の上に立てかけて飾るという方法もおすすめです。
インテリアグリーン
ホテルのようなインテリア空間にぜひプラスして欲しいアイテムが「インテリアグリーン」です。
植物のグリーンは人に癒しを与えてくれます。
お部屋の中にインテリアグリーンをいくつか配置することで、日々の疲れを癒し、心を静めてくれる効果が期待できます。
インテリアグリーンの中でも、特にサンスベリアは、二酸化炭素を吸収して、酸素を吐き出すという性質があり人気です。
空気を浄化してきれいにしてくれるので、ベッドサイドに配置するのがおすすめです。
なお、本物の植物を育てる自信がないという人は、フェイクグリーンを取り入れると良いでしょう。
空気の浄化は期待できませんが、視界にグリーンが入るだけでも、心を癒してくれる効果が期待できますよ。
アロマディフューザー
香りは目に見えませんが、その空間のテイストやシーンを表現してくれる重要な役割を担っています。
落ち着いた雰囲気のお部屋には、重厚で男性的な香りを選んでみたり、リゾートホテルのイメージには、海を連想させるようなさわやかなものを選んでみたりと、お部屋のテイストに合わせた香りをコーディネートしてみましょう。
特にアロマは、香りによってさまざまな効能があります。
集中力を高めたり、脳をリフレッシュさせたりというように、気持ちの切り替えに使えるものも豊富です。
朝目覚めたときや、休息前など、シーンに合わせた香りを楽しんでみると、豊かで上質な暮らしを実現できるのではないでしょうか。
ホテルのようなインテリア空間におすすめのアイテム
ここからは、一人暮らしのお部屋にも取り入れやすい、ホテルのようなインテリア空間におすすめのアイテムをご紹介します。
ぜひコーディネートの参考にしてみてください。
BKFチェア(バタフライチェア)|CUERO(クエロ)
出典:https://royal-furniture.co.jp/
アイアンのフレームにレザーの張り地があしらわれた特徴的なデザインのチェア。
細いアイアンが軽やかさを感じさせるため、一人暮らし向けのお部屋にも圧迫感を与えません。
センスの良さを感じさせるこのアイテムは、空間のアクセントとしても活躍します。
ソファの横や、リビングの余白スペースにおすすめです。
395 P22|Cassina(カッシーナ)
出典:https://www.cassina-ixc.jp/index.html
体を包み込むようなデザインが特徴的なパーソナルチェア。
パトリック・ノルゲが初めて、カッシーナのためにデザインしたとされるラウンジチェアです。
ゆったりと体を預けて座ることができるため、優雅なくつろぎ空間を演出してくれます。
ソファの横に小さなテーブルとセットで配置してみてはいかがでしょうか。
Xtal(クリスタル)|Ambientec(アンビエンテック)
美しい光を放つスタンドライト。
食卓に並べれば、特別感のある上質な時間を過ごすことができます。
就寝前にはベッドサイドのチェストに置いて、ラグジュアリーな雰囲気を演出するのも良いでしょう。
また、防水・防塵機能が備わっているため、ベランダで夜の時間を過ごしたり、バスルームでの優雅なひとときを楽しめたりとシーンに合わせた使い方が可能です。
PH 41/2-31/2 グラスフロア|Louis Poulsen(ルイスポールセン)
出典:https://www.louispoulsen.com/ja-jp/private
穏やかな明かりを放つスタンドライト。
お部屋のコーナーや、ソファ横に置くことで、空間にあたたかみのある陰影を生み出します。
スタイリッシュさを兼ね備えたあたたかみのあるデザインのため、ライトを点灯していないときでも、お部屋のアクセントとして活躍してくれるでしょう。
EITCH エイチブックシェルフ|Cassina ixc(カッシーナ・イクスシー)
出典:https://www.cassina-ixc.jp/index.html
シャープな直線で構成されたブックシェルフは、インテリアを邪魔することなく空間に溶け込み、収納としての役割を果たしてくれます。
オーダーで高さを指定できるため、高さを出して間仕切りとして使用したり、ソファ後ろの余白を効率良く使用したりと、さまざまな使い方ができる万能アイテム。
日常のアイテムをおしゃれに飾りたい人におすすめです。
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