意外と知らない?マットレスのお手入れ方法
毎日使うベッドは、できる限り清潔で良い状態で使用したいですよね。
特にマットレスは睡眠中の汗や体温を吸うので、蒸し暑い今の時期、カビやダニの発生が特に気になる方も多いのでは。
しかし、マットレスのお手入れ方法って、知っているようであまりよくわかっていない人が多いのです。
今回は意外と知られていないマットレスの正しいお手入れ方法について学んでいきましょう。
マットレスお手入れの3つのポイント
マットレスを使っていく上で気をつけたい問題、それは、汚れ・湿気・ヘタリです。
これらはマットレスの寿命を縮めるほか、ダニやカビの発生にもつながります。ダニやハウスダストによるアレルギー症状で苦しまないためにも、気をつけるべき対策をご紹介します。
汚れの問題
寝室のほこりや皮脂、フケ、寝汗などの汚れ。マットレスの汚れは日々の使用で蓄積していきます。そんなに汚れて見えなくても実は汚れがいっぱい。
できるだけマットレスを汚さない、また汚れを取り除くことが大事です。
対策としては
・ベッドの上で飲食をしない
・ベッドの上にペットをあげない
・子供と一緒に寝るときはおねしょシーツを使う
・しみや汚れは早い段階で落とす
・汚れは布団クリーナーで吸い取る
・マットレスは別途パットやシーツなどの洗濯交換できるもので覆う
湿気の問題
マットレスは寝ている間の汗を吸い、湿気がたまりやすくなっています。
湿気はマットレス内のカビやダニの繁殖につながるので、湿気対策は毎日こまめに行う必要があります。
対策のポイントとしては、マットレスや掛け布団から湿気を逃す換気対策が挙げられます。
・寝室内をよく換気する
・除湿効果のある敷きパッドを使う
・定期的にマットレスを立てて裏面にも空気を当てる
・日中、掛け布団はたたむか干す
・床おきのマットレスの下には除湿シートやすのこを敷き、床との間に空気を入れる
ヘタリの問題
マットレスは腰があたる中央のスプリング付近に特に負荷がかかります。
同じ箇所に負荷をかけ続けるとそこからマットレスのヘタリがおきます。
ヘタリは寝心地に影響を与え、腰痛や不眠の原因にもなりますので、いい状態で長く使うためにはヘタリを予防していくことが大事になります。
ヘタリを防ぐ対策としては、荷重の定期的な移動です。
・マットレスを裏表左右に定期的にひっくり返して使用する(ローテーション)
自宅でできるマットレスのお手入れ方法
マットレスのお手入れは、毎日使うからこそ定期的な頻度で行いたいものです。
日々のお手入れから数ヶ月単位でのお手入れを取り入れることで、清潔で寝心地の良いマットレスを長く保ちましょう。以下にお手入れ方法をご紹介します。
毎日のお手入れ
マットレス内に湿気がこもるのを防ぐことが重要です。
起床後のベッドの上の掛け布団は、たたむか陰干しを行い、汗を吸っているマットレスと掛け布団の間に空気を取り込むことが大事です。
1週間に1〜2回
ベッドパットやベッドシーツ、枕カバーは、週に1〜2回は洗濯しましょう。
こまめな洗濯で汗、皮脂のよごれやふけなどからマットレスをきれいに保つことができます。
できれば洗濯後は乾燥機にかけて熱処理をするのがおすすめ。
2〜3週間に1回
マットレスを立てて裏面を光や空気に触れさせましょう。
特にダニは薄暗い環境を好むので、マットレスの裏面にも潜んでいます。裏面にカビが生えていないかのチェックもお忘れなく。
少量のカビであれば消毒用のエタノールを吹きかけて、硬く絞ったタオルで叩くように拭き取ります。その後ドライヤーで湿った部分を乾燥させてみましょう。広範囲のカビであれば、プロのクリーニング業者の力を借りてみてください。
1ヶ月に1回
1ヶ月に1回は、マットレスにたまる汚れやダニの掃除が必要です。
ダニのフンや死骸はアレルギーの発生源にもなり、体調面にも影響します。
マットレス用ダニよけスプレーでダニを近寄らせない、布団乾燥機の高温でマットレスと布団の中にいるダニを死滅させ、ダニの死骸は専用の布団クリーナーなどで着実に取り除きましょう。掃除機を使う場合は、床用のノズルと布団用のノズルを別にすること。
2〜3ヶ月に1回
マットレスがへたらないよう、マットレスを裏表左右にひっくり返してローテーションを行います。
定期的に荷重部分を変えていくことで、長持ちしやすくなります。
毎日使うマットレスは、汚れや劣化があるにもかかわらず、なかなか気づきにくいもの。マットレスを清潔に保ち、かつ長持ちさせるには、日々のこまめな対策が必要です。
きたる9月3日は「ベッドの日」。この機会にマットレスを清潔に保つお手入れ方法を実践して、安全で快適な睡眠を手に入れましょう。