贅沢な雰囲気を味わうラグジュアリーモダンのインテリアのコツとは?
モダンインテリアはスタイリッシュでかっこいいものの、シンプルすぎると寂しい印象になりがちです。
ラグジュアリーモダンスタイルなら、高級感のあるホテルライクなインテリアになるのではないでしょうか。
しかし、ラグジュアリーモダンとはなにか、具体的にどうすればラグジュアリーモダンになるのかと聞かれると答えられない方も多いかもしれません。
そこで本記事では、ラグジュアリーモダンとはなにかを解説します。
また、高級物件のインテリアコーディネートを数多く手掛ける、MAYSの視点でラグジュアリーモダンなインテリアにするコツを紹介します。
わかるようでわからない、ラグジュアリーモダンインテリアを作るセオリーを理解して、贅沢な雰囲気の暮らしを実現してみてください。
目次
そもそもラグジュアリーモダンとは
ラグジュアリーとは、豪華さ・贅沢さを表す言葉です。
つまり、ラグジュアリーなインテリアは、贅沢な雰囲気が味わえる豪華な空間といえます。
例えば、高級ホテルのラウンジや客室をイメージするとわかりやすいかもしれません。
家具だけでなく、内装材にもこだわりが必要です。
無垢材のフローリングや大理石が使われた高級感のある空間が、ラグジュアリーに感じられるのではないでしょうか。
また、全体的に広々としてゆとりがある点も、ラグジュアリーさを演出するポイントといえます。
しかし、ラグジュアリーさを出すために装飾的でクラシカルなテイストの家具を取り入れると、モダンな印象から離れてしまいます。
ラグジュアリーモダンは、高級感のある素材を用いた空間とシンプルで都会的な雰囲気をかけ合わせたインテリアテイストです。
ラグジュアリーモダンのインテリアにするためには、直線的なデザインで装飾性の少ないシンプルな家具を選んでみてください。
ガラスや金属などの無機質な素材も、モダンインテリアにマッチします。
また、モノトーンを基調とした色数の少ないカラーコーディネートを意識すると、スタイリッシュさを出すことができるでしょう。
ラグジュアリーモダンなインテリアを実現するポイント
ラグジュアリーモダンは、高級感があり都会的でスタイリッシュな空間です。
漠然としたイメージは思い浮かぶものの、具体的にどのように家具を選定し、コーディネートしていくとよいのでしょうか。
ここでは、ラグジュアリーモダンなインテリアにするために意識するとよいポイントを解説します。
家具の素材にこだわる
贅沢さ・豪華さを感じるためには、高級な家具を選定する必要があります。
三大銘木といわれる「マホガニー」「ウォールナット」「チーク」で作られた家具は、高級であると同時に希少価値も高く、ラグジュアリーな空間にぴったりです。
しかし、このような銘木は、伐採や取引が制限されているため、年々価値が高まると同時に入手しにくい現状があります。
また、比較的装飾性が高い家具に使われることも多く、モダンな雰囲気に合わせにくい可能性も考えられます。
素材だけでなくデザインが、スタイリッシュなものを選ぶようにしてみてください。
大理石も、高級感のある素材の一つです。
テーブルの天板や台座などに、大理石が使われている家具を取り入れると、インテリアがぐっとラグジュアリーに感じられるでしょう。
素材だけでなく、仕上げの丁寧さも重要です。
例えば、金属の溶接がなめらかである、塗装が美しいといった点にもこだわってみてください。
ゆったりとしたレイアウトにする
ゆったりとしたレイアウトにすると、ラグジュアリーな印象になります。
窮屈な印象にならないように、深く腰かけられる大きめのソファやゆとりを持ってくつろげるパーソナルチェアなどを用意してみてください。
また、家具のサイズだけでなく、部屋の広さに対してゆとりある空間を作ることも大切なポイントです。
大きな家具を置いてみたものの、通路が狭くなってしまってはラグジュアリーな空間にはなりません。
部屋全体に家具や照明などのアイテムを詰め込むように配置すると、圧迫感が生まれます。
人が無理なく動ける最低限の幅にプラスして、なにもない「余白」のスペースを設けるようにレイアウトを検討してみてください。
部屋の広さに限りがある場合は、家具の数を少なくする、視線を遮る高さの家具を置かないといった工夫をするとよいでしょう。
照明計画を意識する
ラグジュアリーな空間演出には、照明計画が欠かせません。
モダンなデザインのシャンデリアや大きなペンダントライトなどを使い、豪華な雰囲気に演出してみてください。
部屋の中に、明るい場所と暗い場所を適切に設けることで、リズムや奥行きを感じられます。
また、これらの演出にはスタンドライトを併用するとよいでしょう。さらに可能であれば、コーブ照明・コーニス照明があると、より贅沢な空間を演出可能です。
コーブ照明とは、天井の中に照明器具が設置され、光が天井に直接当たり高級感のある演出ができる照明方法のことです。
一方でコーニス照明とは、光を壁面に直接当てることで、壁面を明るく照らす照明方法のこと。
新築時・リフォーム時に設計に取り入れることができるのであれば、併せて検討してみてはいかがでしょうか。
個性的な内装材を取り入れる
ラグジュアリーなインテリアには、高級感のある内装材が使われていることもポイントです。
家具だけでなく、面積が広いため印象を大きく左右する床材や壁材にもこだわってみてください。
例えば、床材には、無垢材のフローリングや大理石・大理石調タイルなどの贅沢さが感じられる素材がおすすめです。
壁材もただクロスを貼るのではなく、塗装壁にしてみたり高級感のある壁紙を貼ったり、工夫をしてみてください。
木製パネルや大理石・タイルなど、特徴のある素材を使えばインパクトを出せます。
しかし、凹凸や天然素材のテクスチャーが多いと、モダンな雰囲気から離れてしまう可能性もあるので使いすぎないように注意が必要です。
ラグジュアリーモダンテイストにおすすめの家具
ラグジュアリーモダンのインテリアには、豪華さとスタイリッシュさを兼ね備えた高級家具がぴったりです。
ここでは、MAYSがおすすめするラグジュアリーモダンと相性のよい家具を5つ、厳選してご紹介します。
BOBOLI(ボボリ)|Cassina(カッシーナ)
はじめにご紹介するのが、イタリアンモダンの代名詞ともいえるCassina(カッシーナ)のダイニングテーブルです。
テーブルだけでなく、ソファ・チェア・収納家具など、洗練されたモダン家具を数多く有するブランドとして、耳にしたことがある方も多いでしょう。
ロドルフォ・ドルドーニがデザインしたBOBOLI(ボボリ)は、2007年に発表されました。
天板は大理石のほか、塗装仕上げが選択可能です。
ツイストしたメタルプレートを組み合わせた脚部がひと際エレガントで、ラグジュアリーモダン空間に映えることは間違いありません。
豪華さとスタイリッシュさを併せ持つ、ラグジュアリーなダイニングテーブルといえるのではないでしょうか。
B&B Atool(ビー・アンド・ビー アトゥール)|B&B Italia(ビー・アンド・ビー・イタリア)
B&B Italia(ビー・アンド・ビー・イタリア)は、1966年創立の世界的な人気を誇るイタリアンモダンブランドです。
今回ご紹介するB&B Atool(ビー・アンド・ビー アトゥール)は、珊瑚礁から名づけられた優美なデザインが魅力のシステムソファです。
著名なデザイナー アントニオ・チッテリオがデザインしました。
細い脚部と、直線的でありながら包み込まれるようなボリューム感のある座面・背もたれが織りなす優美なシルエットが、ラグジュアリーな空気感を醸し出してくれます。
背もたれは低めに作られており、圧迫感の少ないデザインです。
たっぷりとしたバッククッションが置かれているので、しっかりからだを預けてリラックスできます。
アーム部分はレザー仕様を選択可能で、優しいファブリック仕上げでもアームをレザーにすることで高級感あるテイストに仕上げられます。
Torii Bold|Minotti(ミノッティ)
日本人デザイナー・佐藤オオキ氏が主催する、スタジオnendo(ネンド)がデザインを手掛けたソファTorii Bold。
イタリアンモダンファニチャー界を牽引するブランドMinotti(ミノッティ)の商品です。
曲線的なフォルムながら、モダン空間にもマッチするインパクトのあるデザインが魅力の一つといえるでしょう。
背もたれ部分は、縦長のラインが美しいキルティングとなっており、エレガントさを感じられます。
脚部には小さなボタンがあしらわれ、細かい部分にまでこだわったデザインがラグジュアリー空間を彩ってくれます。
空間自体がシンプルで装飾性が少ない場合には、このようにすっきりと、モダンでもアクセント的にエレガント味がある家具がおすすめです。
PASS-WORD EVOLUTION(パスワードエボリューション)|Molteni&C(モルテーニ)
Molteni&C(モルテーニ)は、リビング・ダイニング用の家具も多数取り扱っていますが、システム収納家具にも特筆すべき魅力があります。
ダンテ・ボヌッチェッリがデザインしたPASS-WORD(パスワード)は、リビング向けのシステム収納家具シリーズです。
パーツのラインナップが豊富で、テレビボード・本棚・飾り棚など、用途に合わせてさまざまな収納スペースを作れます。
照明をつけることも可能で、モダン空間を鮮やかに彩ってくれるでしょう。
色や素材が豊富ですが、比較的、シャープですっきりとした印象のデザインです。
ソファやダイニングセットなどのほかの家具は、エレガントさや豪華さを感じるデザインのものを選ぶとよいでしょう。
2097/50|FLOS(フロス)
ラグジュアリーインテリアに欠かせないのが、シャンデリア照明です。
しかし、多くのシャンデリアは装飾性が高く、どちらかというとクラシカルな印象になりやすい傾向があります。
イタリアの照明ブランドFLOS(フロス)の2097は、ヨーロッパの伝統的なシャンデリアをモダンデザインに適合するようにデザインされました。
ソケットむき出しのランプとパイプを組み合わせた画期的な形状ですが、ゴージャスな印象を持っています。
ジノ・サルファッティがデザインし、1958年に発表されました。
ラグジュアリーでありながら、モダンさを兼ね備えたデザイン照明の名作の一つです。
MAYSがお届けするラグジュアリーモダンなコーディネート事例
MAYSでは、ラグジュアリー感あふれるモダン空間のコーディネートも手掛けています。
ここでは、実際のコーディネート事例をご紹介します。
上品で開放感あふれるモダンなリビング
大きな窓の外に広がる景色を取り込んだ、開放感あふれるモダンなリビングです。
景色を堪能できるように窓に向かって配置された大きなソファと、革張りのパーソナルチェアがラグジュアリーな印象を生み出しています。
エレガントでリゾート感あるモダンリビング
リゾート感あふれるモダンなリビングです。
紫色のカーペットやクッションにさりげなく取り入れたゴールドカラーが、ラグジュアリー感を高めています。
ラグジュアリーモダンテイストの実現ならMAYSへ
ラグジュアリーモダンテイストのインテリアコーディネートのコツがわかっても、忙しくてじっくり考えるゆとりがない方もいるでしょう。
MAYSでは、経験豊富なインテリアのプロによるコーディネートサービスをご提供しています。
ここでは、サービス内容や無料でできるオンライン相談などについて詳しくご紹介します。
イタリアンやラグジュアリーモダンテイストを得意としている
MAYSは、イタリアンモダンブランドの取り扱いも多く、ラグジュアリーなテイストを得意としています。
また、お客様のご要望に応じて「ラグジュアリー」「プレミアム」「ニュートラル」などと、ライフスタイルに合わせた柔軟な空間トータルコーディネートが可能です。
東京都港区を中心に年間約1,000件のコーディネート実績を保有
専属のコーディネーターが、家具の選定からご納品まで、ワンストップでお客様のインテリアコーディネートをサポートします。
高級物件のコーディネートを数多く手掛ける、経験・知識が豊富なコーディネーターが専属でプランをご提案するので安心してお任せください。
内見・採寸の上でご提案するため後悔しません
家具の選定やレイアウトは、現場を内見・採寸してからご提案します。
サイズや生活動線を意識したレイアウトを検討してプランを作成しますので、思っていたより狭かった、生活しにくい動線だったなどの失敗がありません。
国内外100のブランドから家具も購入できる
ご提案した家具は、すべてご購入いただけます。
イタリアンモダンブランドだけでなく、国内外のブランドの取り扱いがあるので、ご要望に合う家具を選べるでしょう。
家具だけでなく、照明・カーテン・アートにいたるまでラインナップしていますので、トータルコーディネートを実現可能です。
まとめて配送・時間指定配送でお客様の負担も軽減
異なるブランドの商品でも、倉庫に集約してから配送しています。
そのため面倒な納品立ち会いも一回で完了し、お客様の負担を軽減できるのが特徴です。
配送・設置・廃材撤去まで行いますので、新しい家具での生活をすぐにスタートしていただけます。
【特別価格】でご提供可能なモニター様募集
サービスご利用後のインタビューや、お部屋の写真を弊社ホームページにてご紹介いただける方向けのモニター様を募集しています。
通常、2LDK 8万円〜(例)のコーディネートサービスを、限定で無料でのご案内ができるキャンペーンです。
個人が特定される情報は掲載しないため、安心してお申し込みください。
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文・松田 ともみ(インテリアコーディネーター)