インテリアコーディネーターにコーディネートを依頼する前に知っておきたいこと特集
誰もが一度は、すっきりと洗練された快適な部屋で暮らしてみたいと思ったことがあるのではないでしょうか。
ホテルや高級旅館、おしゃれなインテリア用品店はプロのインテリアコーディネーターによってコーディネートされています。
生活空間のコーディネートをインテリアコーディネーターに依頼すれば、あなたもそのような暮らしを手に入れることができるのです。
この記事では、インテリアコーディネーターに依頼した場合の料金の相場や流れ、依頼前に押さえておきたいポイントについて解説します。
目次
インテリアコーディネーターとは?
インテリアコーディネーターは、住空間や商業空間などの内装を、お客様の要望や予算に合わせてコーディネートする仕事を行っています。
ホテルの内装やおしゃれなショップのコーディネートには、必ずインテリアコーディネーターが入っていると言っても過言ではありません。
インテリアコーディネーターは、公益社団法人インテリア産業協会による資格があり、資格がなければ働けないわけではありませんが、多くのコーディネーターは資格を所持しています。
家具やカーテン・照明などのインテリアアイテムの特徴、色や柄の組み合わせ、トレンドのデザインはもちろんのこと、建築に関する知識や図面の読み方なども熟知しています。
またお客様との会話のなかから、素人の方が陥りやすい盲点や失敗例などを伺うことも多く、事前に失敗を防ぐためのコーディネートテクニックも身につけているのが特徴です。
インテリアコーディネーターに依頼する場合の相場について
実際にインテリアコーディネーターに依頼する場合の費用は、依頼先によって幅があります。
インテリアコーディネーターは、大きく分けると「①ハウスメーカーや内装を取り扱う企業に属しているケース」と、「②フリーランスで独立しているケース」の二つに分かれます。
①のケースは、商品購入を前提にコーディネート料金が無料であることも多く、利用したことがある方も多いのではないでしょうか。
基本的にはその企業で取り扱う商品のみの提案となるため、「このブランドが好き」「ブランドは特にこだわりがない」という方におすすめです。
②のケースは、基本的には有料での相談となります。
コーディネーターの対応可能なエリア、経験値などによっても料金は異なり、算定方法は主に以下の2種類に分かれます。
- 提案内容の合計金額に対する割合で算定
- 部屋数や床面積に対して算定
提案内容の合計金額に対する割合で算定する場合は、家具・照明・カーテンなどの商品合計金額の一定率をコーディネート料とする計算方法です。
基本的には商品代・配送費は別途必要となり、比率は依頼先によって異なりますが、10~20%程度が相場となります。
工事費などを含めた合計金額からの割合で計算され、上限が設定されている場合もあります。
また部屋数や床面積に対して算定する方法は、1部屋あたりの基本料金に、部屋数や床面積に応じた追加料金を加算する計算方法です。
基本料金は1〜3万円程度、追加料金は1部屋あたり1〜5万円程度が相場です。
そのほか、オプションで打ち合わせの交通費や商品の配送費など、さまざまな費用がかかります。
インテリアコーディネーターのサイトには金額がわかりやすく記載されているケースもありますが、どこまでがサービス料金に含まれるのか、相談する前に必ず確認しましょう。
インテリアコーディネーターに依頼するメリット
コーディネート料金を支払って、インテリアコーディネーターに依頼するメリットは以下の3点です。
- 商品を探す手間を削減できる
- 統一感のあるバランスの取れた空間になる
- 生活のちょっとしたストレスを解消できる
商品を探す手間を削減できる
みなさん、インテリアアイテムを購入するときは、どのような視点で選んでいるでしょうか。
直観・好きなブランド・価格・SNSでいいなと思った商品など、理由は人によって異なりますよね。
しかし空間のなかでバランスがよく、なおかつ個々の要望を満たす商品を探すのは意外と難しいものです。
好みのインテリアスタイル・家族構成や空間に合わせたサイズ・予算に合わせた商品など、一つの商品を購入するためにも、さまざまな視点で考えなければならないからです。
その点、インテリアコーディネーターに依頼をすれば、数ある商品のなかから最適なアイテムを紹介してもらえ、商品を選ぶ手間もかかりません。
さらにプロはさまざまな商品を熟知しているので、豊富な選択肢のなかから希望にマッチした商品に出会えます。
統一感のあるバランスの取れた空間になる
インテリアコーディネーターに相談する一番のメリットは、統一感のあるバランスの取れた空間になることです。
バランスのよい空間を作るためには、インテリアスタイル・配色・色数・床の占有面積など、インテリアコーディネートのルールを守ることが大切です。
しかし、個人で全てを意識しながらコーディネートすることはハードルも高いのが現状ではないでしょうか。
例えば、SNSや雑誌などで「私もこれなら真似できそう」と希望が湧く一方、実際にコーディネートしてみると、サイズや配色がバラバラで見栄えがよくないということもあります。
これは、間取りや元からある建具、フローリングの色、日当たりの違いなどに合わせてコーディネートできていないからこそ起き得る失敗です。
インテリアコーディネーターに依頼すれば、インテリアの基本ルールに基づき、その空間に合わせたコーディネートが可能なので、バランスのよい空間に仕上がります。
生活のちょっとしたストレスを解消できる
インテリアコーディネーターに依頼するメリットの三つ目は、「生活のちょっとしたストレスを解消できる」点です。
家具をレイアウトするときには、生活動線やコンセントの場所など、生活していく上で必要なスペースを確保しなければなりません。
それらを忘れてレイアウトしてしまうと、「ベランダに出にくい」「コンセントが家具で隠れてしまう」などの問題が起こります。
これは、家具のレイアウトを変更することで解決するケースもありますが、家具そのもののサイズが大きくて要因に変更できない場合もあります。
プロのインテリアコーディネーターなら、間取りや家具の配置に必要なスペースを考慮しながら、商品を選定してくれるため、ストレスの少ない日常生活を送れるようになるでしょう。
インテリアコーディネーターに依頼するデメリット
インテリアコーディネーターに依頼するデメリットは以下の2点です。
- コーディネート相談料がかかる
- 相談するための時間がかかる
コーディネート相談料がかかる
家具店やマンションの販売会などでは、無料で相談できるケースもありますが、そのような事例を除いてはコーディネート料金がかかります。
しかし長い目で見れば、購入後の満足度を上げたり、日頃の小さなストレスを解消したりするためにも、必要な投資とも考えられます。
満足度の低い商品を購入すると家具の買い直しや処分費用もかかり、結果事前に相談したほうがお得なケースもあるので、購入前に検討してみてはいかがでしょうか。
相談するための時間がかかる
コーディネートを依頼する場合には、最低でも1〜2回の相談が必要です。
メール・電話・オンラインなどにも対応しているケースもあるので、頻繁に通わなければならないわけではありませんが、購入決定までに時間がかかることもあります。
できるだけ相談回数を減らしたいという方は、あらかじめ、自分の好みのスタイルや予算・普段困っていることなど、自分の要望をはっきりさせておくと相談時間を削減できます。
インテリアコーディネーターに依頼する流れを解説
実際にインテリアコーディネーターへ依頼した場合には、一般的に次のような流れになります。
依頼先のコーディネーターによっては、どこまで対応しているか異なりますので、コーディネート料金にどこまでのプロセスが含まれるかを、事前に確認しておきましょう。
ヒアリング
初めに、コーディネートに必要な情報をヒアリングしていきます。
相談したい家具の種類にもよりますが、部屋全体のコーディネートを依頼する場合には、以下のような情報が必要です。
- 家族構成・ペットの有無など
- 好みのインテリアスタイル
- 理想の暮らしのイメージ
- 生活のなかで困っていること
- コーディネート全体にかけられる予算(特にお金をかけたいスペースがあれば要望を伝える)
好みのインテリアスタイルや全体のカラーは、写真やデータなどがあるとより明確に伝えられるので、事前に探しておくといいでしょう。
またその部屋でどんな風に過ごしたいか、日常生活ではどのような点にストレスを感じるかなども伝えておくと理想の暮らしに近づきやすくなります。
間取りの内見や採寸
間取り図を見てコーディネートする場合や、現地まで内見をして採寸まで対応してくれる場合など、サービス内容については依頼先によって異なります。
現地を訪れて部屋の雰囲気や実際のサイズを測ってもらう方法が最も正確にイメージを伝えられますが、別途出張料金がかかることが多いでしょう。
図面を持参する場合には、開口部のサイズやコンセントの位置なども記載されている詳しい間取りを持参すれば、内見なしでもコーディネートが可能です。
さらにフローリングや建具のカラー、キッチンのイメージ写真などがあれば同様に持参すると口頭よりも正確に伝えられます。
プランニング
図面や内見を基に、好みのインテリアスタイル・全体の雰囲気・カラーなどを決めていきます。
必要となるインテリアアイテム(家具やカーテン・ファブリックアイテム・観葉植物など)をこの段階で絞り、おおまかな部屋のイメージを固めます。
この先は、具体的に商品を決めていくので、本当に必要か・ほかに代用できるものはないか・兼用できるものはないかなど、暮らしをイメージしながらしっかりと考えましょう。
必要アイテムの増減でレイアウトを変更すると、追加料金がかかる場合もあるので、この段階で要否を見極め、途中変更がないようしっかりと考えてみることをおすすめします。
家具の選定
プランニングを基に、家具の候補を絞っていきます。
選んだインテリアスタイルやカラーなどによって、選ぶべき家具の形状や素材・ブランドなどが絞られます。
この段階でイメージが固まってきているので、コーディネートする場合の方向性をきちんと理解しておけば、今後自分でコーディネートするときの参考になるでしょう。
プレゼンテーション
図面や画像・サンプルなどを使って、素材・カラー・グレードを確認していきます。
複数の商品を提案してもらえる場合、お任せで商品が決まっている場合があります。
この後は見積もりを出し、商品購入に進みますので、提案された商品に納得がいっていない場合は、きちんと伝えましょう。
お見積もり
購入を決めた商品の全体の見積もりを取り、お客様に確認します。
契約・商品の発注
お客様に納得していただければ、契約となります。
契約前には、不明点がないようきちんと確認しましょう。
納品・アフターフォロー
現地に納品し、最終的なチェックを行います。
納品されたら実際に使用してみて不具合がないかを確認してみてください。
インテリアコーディネーターに依頼する前に押さえておきたいポイント
実際にインテリアコーディネーターへ依頼する前には、あらかじめ確認しておくとよいポイントが三つあります。
- 実現したいインテリアスタイルを決めておく
- 予算を決めておく
- 手持ちの家具や家電などのサイズを測っておく
実現したいインテリアスタイルを決めておく
統一感のある部屋をコーディネートするために最も大切なことは、インテリアスタイルを最初に決めることです。
お部屋の具体的なイメージが決まらないまま、気に入った商品を買い集めてしまうとダイニングテーブルは北欧風なのに、ソファはシンプルモダンで収拾がつかなくなることもあります。
イメージが固まっていない場合は、雑誌やSNSなどを参考に、好きな雰囲気のイメージ図をいくつか持参すると、インテリアコーディネーターも把握しやすいでしょう。
インテリアスタイルのほか、カラーも部屋の印象を左右するので、具体的に決まっているとインテリアコーディネーターにイメージを伝えやすくなります。
予算を決めておく
よくあるケースとして、インテリアコーディネーターに相談するなかで、おすすめの商品を紹介され、あれもこれも取り入れているうちに当初の予算をオーバーしてしまうことがあります。
悩みが増える一方ですので、ある程度は「ソファにかける予算はここまで」というように境界線を決めておきましょう。
特に引っ越し時には大型家具の処分に費用がかかったり、引っ越し代も発生したりと、想定よりも費用がかかります。
全ての概算を知った上で計画を立ててみてください。
手持ちの家具や家電などのサイズを測っておく
手持ちの家具や家電を引っ越し先に持ち込む場合には、サイズを測り、写真を撮っておくことも大切です。
インテリアスタイルを手持ちの家具を中心に考えていけば、思い入れのある家具を活かしたコーディネートがかないます。
東京都内を中心に年間約1,000件の実績を有するMAYSのインテリアコーディネート
ここからは、インテリアコーディネートを依頼できるMAYSのサービスについてご紹介します。
MAYSのインテリアコーディネート費用について
MAYSのインテリアコーディネート費用は、商品代金以外に、以下のサービス料金がかかります。
そのほか、インテリアプランの変更時や追加プランの作成時・キャンセル時などには、別途料金がかかります。
別途オプションで、現地調査や出張料金もございますため、詳しくは「サービス料金ページ」をご確認ください。
MAYSのインテリアコーディネートご依頼の流れ
MAYSにインテリアコーディネートを依頼された場合の流れは以下の通りです。
1.内見や採寸
2.商品選定
3.お部屋のレイアウト(家具配置)
4.生地サンプルなどのお取り寄せ
内見採寸から納品手配まで、一人のインテリアコーディネーターが責任を持って対応するため、伝え忘れやイメージの相違などが起きにくく、安心してお任せいただけます。
コーディネートだけでなく国内外100社のブランドから家具の購入も可能
MAYSでは、インテリアコーディネートのみのご依頼だけでなく、必要に応じて理想の家具をお求めのお客様には、国内外100社のブランドから家具を購入することも可能です。
有名ブランド、知る人ぞ知るハイブランドから選りすぐりの商品を購入できます。
また、思い入れのあるお手持ちの家具とのコーディネートなど、フレキシブルに対応可能です。
東京・虎ノ門にある完全予約制ショールームで打ち合わせ可能
東京・虎ノ門にある完全予約制のショールームで、プライベート空間でのご相談が可能です。
インテリアのご相談は、お仕事やご家庭、ライフスタイルなど、プライベートな情報を扱うこともあります。
プライベートに配慮した完全予約制のショールームであれば、周囲を気にすることなく、インテリアの悩みを相談できます。
配送・設置まで徹底サポート
MAYSのプレミアム配送では、複数メーカーの商品を倉庫に一度集約し、指定の日時にまとめて配送することが可能です。
これにより、メーカーごとに別々の配送日が指定され、都度立ち会いをする必要もありません。
また、MAYSではお客様をお待たせしないよう、配送時間を「◯月◯日の◯時」と指定することによって、時間ぴったりに作業を開始できます。
業者からアバウトな配送時間を指定されて、時間が無駄になってしまったという心配もありません。
不要なブランド家具の買い取りにも対応
MAYSでは、不要になったお客様のブランド家具・インテリアを高値で買い取りしています。
状態はいいけれど、新たに買い直したい場合にはぜひご相談ください。
買い取った家具は、インテリアリース事業を営むMAYSならではのメンテナンス技術によって、次のお客様の下で輝きを放ちます。
MAYSなら初回オンライン無料相談で気軽に悩みを解決できる!
MAYSでは、事前にお伺いした家具やインテリアコーディネートのお悩みを解決するオンライン無料相談も実施中です。
自分ではどうすることもできないコーディネートのお悩みがある場合には、ぜひお気軽にご相談ください。
無料相談後に、弊社のインテリアコーディネートサービスへ無理に勧誘することもありませんので、ご安心ください。
初回無料のオンライン相談は、以下のリンクより30秒でお申し込み可能です。
文・Sayaka i.(インテリアコーディネーター・カラーコーディネーター・福祉住環境コーディネーター)