フェイクグリーンでこだわりのインテリアを実現!忙しいビジネスパーソンにもおすすめ
観葉植物を飾った、おしゃれなインテリアに憧れはありませんか?
しかし、忙しい日々を送るビジネスパーソンは、きちんと世話ができるか不安があるかもしれません。
また、日当たりがよくない部屋でも育つかどうかも心配な要素ではないでしょうか。
そこで、おすすめなのが「フェイクグリーン」です。
フェイクグリーンなら水やりなどの世話を気にせず、気軽に植物をインテリアに取り入れられます。
本記事では、フェイクグリーンのメリットやデメリット・おすすめのフェイクグリーンをご紹介します。
緑がある居心地のよいインテリアを実現させてみてください。
目次
フェイクグリーンとは?
そもそも、フェイクグリーンとは、人工的に作られた観葉植物のことです。
かつては「造花」の添え物として利用されることの多かったフェイクグリーンですが、技術の進歩により本物と見間違えるような物も増えています。
その結果、観葉植物の代替品として需要が高まりました。
なかには、葉脈や微妙な色の変化を表現した物もあります。
大型の鉢植えタイプや壁面を覆うウォールグリーンタイプなど、さまざまなタイプがあり、バリエーション豊かなインテリアコーディネートを楽しめるでしょう。
フェイクグリーンのメリット
手軽にインテリアへグリーンを取り入れられるフェイクグリーンですが、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、フェイクグリーンのメリットについて、詳しくみていきたいと思います。
手間がかからない
植物を育てる際に心配なのが、管理方法です。
忙しい日々を送るなかで、適切なタイミングで水やりを行えるかどうか不安な方もいるでしょう。
また、大きくなりすぎたときには剪定をする必要もあります。
成長を続けるのは、枝葉だけではありません。
鉢のなかで育った根が絡み合い、伸びる場所がなくなってしまう「根づまり」を起こす可能性もあります。
根づまりがあると「水をうまく浸透しない」「株全体に栄養がまわらない」などの悪影響をおよぼすため、1〜2年に一度を目安に植え替えをしなければなりません。
フェイクグリーンはそのような管理が必要なく、枝葉の表面についたほこりを落とすようなメンテナンスだけで十分です。
季節・場所を選ばない
植物の種類によって、日光がたくさん必要なもの、あるいは日陰がよいなど育てる環境の条件があります。
日光だけでなく、寒さ・暑さ・湿気・乾燥も植物の生育に関わる条件となり、管理が大変です。
フェイクグリーンなら、場所にかかわらず設置できるので、条件がそろわない部屋にも好きな植物を飾れます。
虫が出ない
本物の植物は、土に植えられているため、虫が出てくることがあります。
また、密閉された室内で育てる観葉植物には、ハダニやカイガラムシなどの害虫が発生しやすく、植物の病気を引き起こす可能性も高いでしょう。
害虫のつきにくい植物を選び適切に管理していれば、虫の発生を抑えられますが、手間がかかる点は否めません。
害虫は植物の葉の養分を吸うために発生します。
フェイクグリーンであれば、そもそも養分を得るための虫が発生しないので安心です。
枝ぶりがきれい
本物の植物は日当たりなどによって、枝がどこに伸びるかわかりません。
買ったときは美しい見た目でも、四方八方に枝葉が広がり、雑然とした印象になってしまうことがよくあります。
まめに剪定をしても、きれいな形に仕上げるのは難しいかもしれません。
フェイクグリーンは、見た目のよさを考慮してバランスよく作られており、その後成長するわけではないので、常にきれいな形状を維持できます。
フェイクグリーンのなかには、茎や枝のカーブを調整できる物もあり、壁や周辺の家具との干渉を避けて形を整えられます。
種類が豊富
フェイクグリーンは、床に置く大型の物からテーブル上に置ける小さな物まで、大小さまざまな鉢植えがラインナップされています。
また、ハンギング(吊るす)タイプやアートのように壁に掛けられる物もあり、インテリアコーディネートの幅を広げられるでしょう。
癒し効果がある
本物の植物はもちろんですが、フェイクグリーンでも、緑が目に入るとリラックス効果が高まるそうです。
人の目に映る緑の割合を「緑視率(りょくしりつ)」と言い、10〜15%ほどの緑視率があると集中力が高まると言われています。
在宅勤務なども増えている環境で、仕事を自宅で行う方も多いのではないでしょうか。
フェイクグリーンを部屋に置いて、癒し効果と集中力アップを図ってみてはいかがでしょうか。
フェイクグリーンのデメリット
ここまで、フェイクグリーンのよい面をご紹介してきました。
しかし、フェイクグリーンにはデメリットもありますので、解説いたします。
空気清浄効果はない
本物の植物は、光合成を行って二酸化炭素を吸収し、酸素を放出しています。
そのため、空気清浄効果があると言われています。
しかし、フェイクグリーンは光合成を行っていないため、本物の植物が持つ空気清浄効果は期待できないでしょう。
香りによる癒し効果はない
植物があるとどこかよい香りがするように感じたことはないでしょうか?
すべての植物にそのような効果があるとは言えませんが、ラベンダーやミントなどのハーブ類や、かんきつ系の植物などはよい香りを持っています。
フェイクグリーンには、植物が持つそのような香りの効果はないため、香りによる癒しは期待できません。
品質によって雰囲気が変わる
フェイクグリーンを作る技術の進歩で、より本物に近い物ができるようになりました。
しかし、品質の低い物はパーツのつなぎ目が不自然だったり、偽物らしさが目についたりします。
また、ほこりや汚れが付着しやすい樹脂製のフェイクグリーンもあり、日常的な掃除が必要なケースもあります。
目立つ場所に置く場合やよりリアルな雰囲気を楽しみたい方は、フェイクグリーンの品質にもこだわって探してみてください。
フェイクグリーンの選び方
フェイクグリーンは、本物の植物とは異なる魅力のあるインテリアアイテムです。
ここでは、フェイクグリーンを選ぶときのポイントをご紹介します。
植物の種類で選ぶ
植物の種類によって、雰囲気が大きく変わります。
例えば、人気の高い観葉植物の種類には次のような特徴があります。
- 葉が大きい種類:オーガスタ・モンステラなど
- 葉が小さい種類:ユーカリ・シェフレラなど
- 葉がまっす上に伸びている種類:サンスペリア・コルジリネ・レッドスターなど
- 葉が枝の先に固まっている種類:ドラセナなど
- ツルが伸びる種類:ポトス・アイビーなど
本物の植物は、暑さ・寒さ・日当たり・乾燥などの生育環境に条件がある場合もあります。
しかし、フェイクグリーンであれば、設置場所の条件にかかわらず設置できるので、お好みの樹種を選択可能です。
植物が持つ香りや空気清浄効果を考える必要もないため、置きたい場所やインテリアのイメージに合う種類を選んでみるとよいでしょう。
大きさで選ぶ
フェイクグリーンは、デスクの上に置けるような小さなサイズから、扉の高さほどある大きな鉢植えタイプまで数多くのサイズで展開されています。
デスク上に置くのであれば、幅・高さ・奥行きとも30cm前後かそれよりもやや小ぶりの物を選びます。
ソファの横、床の上などにアクセントとして設置するのであれば、高さ80cm〜1m50cmを目安にすると圧迫感なく設置できるでしょう。
大胆に植物に囲まれた環境を作りたいのであれば、1m80cmほどの大きなフェイクグリーンを置いてみてください。
また、高さの異なる複数のフェイクグリーンを置いて、ボリュームのあるコーナーを作ってみてもおもしろいのではないでしょうか。
形状で選ぶ
フェイクグリーンは、鉢植え・吊り下げ型などのさまざまな形状があります。
鉢や入れ物は別売りの場合も多く、好みのデザインやインテリアに合わせた形・色・素材を選ぶとよいでしょう。
また、上の画像のようにアートパネルのように壁に飾れるようなタイプや壁一面を覆うウォールグリーンなども、インテリアを彩るアイテムとなります。
さまざまなアレンジを楽しみましょう。
フェイクグリーンのインテリアコーディネート3つのポイント
ここでは、フェイクグリーンをインテリアコーディネートするときの3つのポイントをご紹介します。
植物の種類・大きさ・形状をもとに選んだフェイクグリーンを、よりおしゃれに見せるコツを習得しましょう。
ぜひ、インテリアコーディネートをする際に意識してみてください。
ポイント1.アレンジする
おおよその目安でサイズを選んでも、実際に部屋に設置すると思っていたよりも大きい場合があります。
また、枝の生える方向によっては家具や壁に当たってしまい、邪魔になるケースも考えられるでしょう。
そのような場合は、バランスよくカットしてみてください。
設置する際は、つなぎ目が見えないような向きを意識すると、フェイク感が薄れてより自然な雰囲気を演出できます。
ポイント2.入れ物にこだわる
どのような植物を置くかもインテリアコーディネートには重要ですが、おしゃれに見せるポイントは入れ物です。
フェイクグリーンは水やりや植え替えの必要がないため、植物を育てるための植木鉢を使用する必要はありません。
その分、入れ物の選択肢も広がり、より自由度の高いコーディネートを楽しめるでしょう。
インテリア全体のイメージに合う入れ物を用意してみてください。
ポイント3.インテリアアイテムとコーディネートする
フェイクグリーンだけでも、インテリアを引き立てるアイテムになりますが、アート作品や小物との組み合わせも楽しんでみてください。
どのような物がよいかわからないときは「鉢の色とアートをそろえる」など、共通する部分を作るとコーディネートしやすいでしょう。
インテリアを彩るおすすめのフェイクグリーン
フェイクグリーンにもたくさんの種類があります。
しかし、種類が多いとかえってどのような物がよいのか迷ってしまうかもしれません。
ここでは、鉢植え・吊り型・ウォールグリーンのタイプ別で、おすすめのフェイクグリーンをご紹介します。
好みのインテリアのイメージに合わせた植物を選んでみましょう。
鉢植え
まずは、スタンダードな鉢植えタイプからご紹介します。
葉っぱの形によってお部屋の印象は変わります。
どのようなインテリアにぴったりなのかコーディネートのポイントも合わせて解説しますので、参考にしてみてください。
ウンベラータ
爽やかな印象の「ウンベラータ」は、本物の植物としても、フェイクグリーンとしても人気が高いインテリアグリーンです。
大きく開いたやわらかい葉っぱが、ナチュラルな空間にもスタイリッシュなテイストにも合わせやすいでしょう。
幹のうねりが、インテリアにリズムを与えてくれます。
葉っぱが広く開いているので、葉脈やしわがリアルに再現されている物を選ぶようにしてみてください。
オリーブ
細かな葉が幹・枝全体に広がる「オリーブ」は、食料品としてのオイルや実は有名ですが、実は観葉植物としても使いやすい植物です。
本物の植物も、1年中葉をつけており、通年でグリーンを楽しめます。
そのため、フェイクグリーンで通年楽しんでも、実際の季節感とのずれを感じることなく飾れるでしょう。
オリーブ単体でも印象的なシーンを作れますが、複数の植物を組み合わせると立体感のあるコーディネートができます。
ウンベラータのように一つひとつの葉が大きく広がっている物など、葉の形状が異なる物との組み合わせがおすすめです。
ドラセナ
ドラセナは枝の先端に、上部へ向かって伸びるとがった葉がついているのが特徴です。
すっと伸びる枝とボリュームがある葉のコントラストが美しく、目を引きます。
すっきりとした見た目ですが、インパクトのあるコーナーを作れるでしょう。
モンステラ
モンステラは切り込みのある大きな葉が特徴の観葉植物です。
南国のイメージもあり、明るく華やかな雰囲気のインテリアを彩るアイテムにぴったりです。
葉が大きい分、品質が判別しやすい種類のため、細やかに作り込まれている商品やモンステラの魅力の一つであるツヤ感が、リアルに再現されている商品を選ぶようにしてみてください。
比較的高さの低いタイプを選び、葉の特徴が目に入るような場所への設置をおすすめします。
白いほこりが付くと目立ちやすいので、こまめに拭き取るようにしましょう。
吊り型・ツル植物
天井や壁・カーテンレールなどから吊るすタイプのフェイクグリーンを取り入れると、殺風景になりがちな目線の高い位置にアクセントを作れます。
吊り下げ型におすすめなのは、ツル科の植物です。
人気が高いツル科の植物は、グリーンネックレスやアイビー・ポトスなどが挙げられます。
棚の上に置いて、下に垂らすようにしてもよいでしょう。
下に垂らした葉全体の長さやボリューム感は、長すぎる・多すぎるようであれば適宜カットして整えてみてください。
ウォールグリーン
ウォールグリーンとは、壁面に飾る植物のことです。
30cm角ほどのパネル状の物や壁面を全体的に覆う物まであります。
アートのように飾ってもよいですし、アクセント壁として全体を覆うようにあしらうのもインパクトのある空間を演出するポイントです。
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今あるインテリア空間に添えると、すてきなフェイクグリーンのコーディネートも可能です。
フェイクグリーンをお部屋に加えて、こだわり空間にコーディネートしたいと考えている方はぜひお気軽にお問合せください。
文・松田 ともみ(インテリアコーディネーター)
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