単身赴任や急な転勤による引っ越し。

仕事の引き継ぎや転居準備などが忙しくて、家具や家電をしっかりと選ぶ余裕がないと悩む方も多いのではないでしょうか。

「長期間使うかどうかわからない」「一時滞在中で、今後は使わないかもしれない」など、不確定要素が多いなかで家具・家電をそろえるのは大変です。

そこで、おすすめなのが「リース／レンタルサービス」で必要なものを必要な期間だけ用意する方法です。

本記事では、家具・家電のリース／レンタルサービスを行っているMAYSが、生活に必要な家具・家電をリース／レンタルで心地よく暮らすための方法を解説します。

急な引っ越しや一時的な滞在でも、快適に生活を始めるためのヒントを見つけてみてください。

家具・家電のレンタル・リースサービスとは？

家具や家電をレンタルあるいはリースするといっても、サービス内容がよくわからないかもしれません。

レンタルやリースと似たようなサービスに「サブスク」もありますが、これはレンタルとリースの特徴をあわせもっているサービス形態です。

提供している会社によってサービス内容は異なるので、ニーズに合うか確認する必要があるでしょう。

まずは、家具や家電を借りるシステムであるレンタルとリースの違いを、それぞれ詳しく解説します。

レンタルとは

レンタルは、商品をレンタル会社から一定期間借りるサービスです。

レンタル会社が所有している商品（原則的に中古品）を、1週間・1ヵ月など決められた契約期間で一定金額を支払い、契約期間の終了時に解約・返却します。

さらに継続利用する場合は、新たにレンタル料が加算されます。

借りる期間が長くなれば、その分費用がかかるため、長期より短期利用に向いているサービスです。

次にご紹介するリースと異なり、レンタル期間中はいつでも解約・返却ができ、違約金などが発生しない点はメリットと言えるでしょう。

リースとは

リース会社が、借り手の欲しい商品を代わりに購入し、新品で提供するサービスです。

商品の所有権はリース会社にあり、借り手はリース会社に分割して商品代金を支払います。

1ヵ月などの比較的短期間から数年単位の長期間まで、リース期間はさまざまです。

リース期間が短いほど、定期的な支払い額が大きくなります。

希望する商品を新品で手に入れられる点が大きなメリットの一つで、長期間借りる場合に向いている方法です。

受注生産のソファや椅子の張り地を、好みに合わせて選べるなどもメリットと言えるでしょう。

しかし、契約期間中の途中解約ができないため、短期間の利用には不向きです。

家具・家電のレンタル・リースがおすすめな人とは？

家具・家電のレンタルやリースは、どのような方にメリットがあるのでしょうか。

ここでは、さまざまな生活スタイルを想定し、レンタルやリースがおすすめなケースを考えてみたいと思います。

家族構成の変化がある

ライフステージによって、家族構成が変わるケースです。

ご自身の入社・転職・転勤などの都合もあれば、子どもの独立や親との同居など家族のライフスタイルの変化が影響することもあるでしょう。

家具のサイズアップ・サイズダウンをしなければならない、個々で利用する家具が変わるなど、その都度新しい家具を買い替えるのは大変です。

大型の家具・家電は廃棄処理も面倒な手続きが必要で手間もかかります。

都度、廃棄処分するのは、エコの観点からもできれば控えたいと考えている方もいるのではないでしょうか。

レンタル・リースなら、必要なときに必要なものを用意できるので、無駄がありません。

また、契約期間後は引き取りまで行ってもらえるので、面倒な処分の手間がかからない点もおすすめのポイントです。

契約期間後に買い取りができる場合もあるので、引き続き使いたいときには検討してみてください。

引っ越しが多い方

転勤などで引っ越しが多い方にも、レンタル・リースはおすすめです。

引っ越し先の部屋の広さや間取りに合わせて、必要な家具や家電が変わる可能性もあります。

家族構成の変化と同様に、引っ越しのたびに家具・家電を買い替えるのは費用や時間の負担も大きくなります。

引っ越し前に返却すれば、家具を移動させる必要がなくなり、引っ越し作業が楽になるでしょう。

また、引っ越しのタイミングでこれまでとはイメージの異なる別の家具を借りるなど、インテリアを楽しめるのも魅力の一つです。

ただし、リース契約期間中の解約（返却）は基本的にできず、もし行うときには違約金が発生しますのでタイミングには注意してみてください。

改装時の仮住まい

自宅マンションのリフォームなどで、一時的に別の場所で生活しなければいけないことがあります。

そのようなケースでも、レンタル・リースをうまく利用してみてください。

大掛かりな工事になるほど、移動させる荷物が増えます。

戸建て住宅の建て替えや現在居住しているマンションのフルリフォームとなれば、引っ越しをするときと同じだけの荷物を移動させなければいけません。

仮住まいへの引っ越しと、建て替え・リフォーム後に自宅へ戻るときの引っ越しの合計2回、荷物移動が必要です。

梱包や箱詰めも大変な作業となるため、日常生活に必要な物以外はコンテナなどに保管し、仮住まい先ではレンタル・リースした家具を利用するのもよいでしょう。

家具だけでなく、家電や食器などの生活雑貨まで取り扱っている会社のサービスを利用すれば、仮住まい先へ持ち込む荷物もさらに少なくできます。

セカンドハウスを所有している方

「デュアルライフ」を送る人が増えています。

デュアルライフとは二拠点生活のことを言い、その名の通り、生活の拠点を2ヵ所設ける生活スタイルです。

平日は仕事に便利な都心部に住み、休日や長期休暇の際に、自然豊かな場所のセカンドハウス・別荘でゆっくり過ごすようなライフスタイルを指します。

近年、リモートワークが増えてきた影響もあり、セカンドハウスをメインとして、仕事をする方もいるのではないでしょうか。

しかし、夏季あるいは冬季のみの期間限定利用の場合は、長い間メンテナンスができない可能性も考えられます。

空気の入れ替えが満足に行われない・日光が入らないなどの環境で、ソファにカビが生えてしまう、洗濯機が壊れてしまうなどのトラブルが起きるかもしれません。

そのような事態を防ぐため、利用する期間だけ商品をレンタル・リースしてみてはいかがでしょうか。

また、「永続的に利用しない」あるいは、「ゆくゆくはセカンドハウスに本宅の家具を移したい」などの希望がある方もいるでしょう。

レンタル・リースなら引き取りをしてもらえるので、手間のかかる廃棄処分をしなくて済みます。

法人で経費計上したい方

法人として家具・家電を利用する場合にもレンタル・リースはおすすめです。

レンタル・リースなら分割払いとなり、初期費用が抑えられます。

また、レンタル・リースした商品は、固定資産ではなく「経費」として計上可能です。

経費計上ができれば、コスト管理や税務処理が容易になり、煩わしい経理作業の手間も軽減できます。

また、固定資産税は、貸し手であるリース会社が負担するため、借り手側は節税につながる点もメリットになるでしょう。

家具・家電をレンタル・リースするメリットは？

家具・家電のレンタル・リースは、さまざまな人におすすめできるサービスです。

ここでは、もう少し具体的にレンタル・リースのメリットをまとめてみます。

初期費用を抑えられる

レンタル・リースともに、分割で支払う仕組みです。

一括で購入するよりも、初期費用を抑えられる点がメリットとして挙げられます。

引っ越しにかかる料金は決して安くないため、新生活を始めるタイミングでの予算を抑えらえるのは嬉しいポイントではないでしょうか。

引き取りまでやってもらえる

家具や家電を廃棄するには、自治体へ粗大ごみとして回収してもらう、またはリサイクル業者に引き取ってもらうなどさまざまな方法があります。

しかし、いずれも処分するためには手続きや手間、費用もかかりますよね。

レンタル・リースであれば、契約終了後はレンタル・リース会社が引き取ってくれるため、面倒な手間がかかりません。

また、丁寧にメンテナンスをして再利用してもらえるので、エコな利用方法とも言えます。

すぐに生活を始められる

レンタルは、「いまある商品」のなかからすぐに利用できるので、転居などで急に家具・家電が必要なときでも慌てずに新生活をスタートできます。

また、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電が急に壊れたときでも、家電レンタルができれば修理するまでの間、生活に不便を感じることなく生活できるでしょう。

リースの場合は、新たに購入する商品を選ぶ必要があるため、レンタルのようにすぐ利用することは難しいかもしれませんが、レンタルとリースを組み合わせて利用する方法もあります。

本当に欲しいものを慎重に検討する場合は、購入までの間、必要な家具・家電のレンタル品を使って生活してみてもよいのではないでしょうか。

家具・家電をレンタル・リースするデメリットは？

ここまでは、家具・家電をレンタル・リースするメリットをご紹介しました。

しかし、レンタル・リースにはデメリットもあります。

レンタル・リース、それぞれのデメリットをご紹介しますので、ご自身のライフスタイルや希望に合うサービスを取捨選択してみてください。

レンタルは長期利用に不向き

すでにご紹介した通り、レンタルは長期間利用の場合は購入したほうがお値打ちな場合もあります。

レンタルは、商品を借りている期間中、継続的にレンタル料が加算されていくシステムです。

期間が長引くほど総額が高くなるため、短期利用の場合に利用するとよいでしょう。

リースは納期に時間がかかる場合がある

新品を借りられるのは、メリットの一つです。

しかし、受注生産品の家具は納品までに時間がかかる場合もあり、必要なときに家具が使えないといったケースも考えられます。

輸入品などは、納品するまで、半年から1年かかることもあります。

納品までは、レンタル品を利用するなどケースバイケースで使い分けてみてください。

インテリアにこだわれない

レンタルは原則的に、レンタル会社が所有している商品のなかからしか選べないため、好みの商品がそろっていない場合もあります。

なおリースは、リース会社が借り手の代わりに新品を購入するシステムなので、自分の好きな家具・家電を選べます。

取り扱いブランドや商品の多いレンタル・リース会社から借りるとよいでしょう。

しかし、数多くのブランドやメーカーから、すてきな空間を演出する家具を選ぶのは非常に難しく、忙しい人にとっては時間や手間もかかります。

ぜひ、家具や家電のリース／レンタルを検討中の方は、インテリアコーディネートサービスも提供中の会社を選ぶとよいでしょう。

リース／レンタルも利用できて、インテリアコーディネートにも対応してもらえれば、あなたの理想のインテリアを手間をかけずにかなえてもらえますよ！

家具だけでなく家電も含めたリース／レンタルならMAYSへ

東京港区を中心として、数多くのインテリアコーディネートを手がけているMAYSでは、リース／レンタルサービスもご提供しています。

国内外100以上の取り扱いブランドのなかから、家具だけでなく家電や小物を含めたインテリアアイテムをリース・レンタル可能です。

ここでは、MAYSのリース／レンタルサービスの特徴をご紹介します。

急な引っ越しで家具・家電を用意するのに困っている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

高級家具や家電から小物まで取りそろえている！

MAYSでは、暮らしをワンランクアップさせられるような高級家具から、日常生活に必要な家電・小物までさまざまなアイテムをご用意しています。

新規で一括購入するには手が出せないような憧れの高級ソファでも、リース／レンタルなら分割で初期費用を抑えながら、利用できるのも嬉しいポイントです。

リース契約後はお値打ち価格でリース契約の更新、または買い取りにも対応しています。

インテリアスタイルを一新するために、これまで利用していた家具は引き取り、新たに別の家具をリースしていただくことも可能です。

インテリアコーディネートも任せられる！

急な引っ越しで、家具・家電が用意できないときには、間に合わせでもいいからそろえたいと考える方もいるかもしれません。

しかし、せっかく新生活を始めるなら間に合わせではなく、理想の心地よい空間で、すてきな暮らしを実現したくはないでしょうか。

年間約1,000件以上のインテリアコーディネートを手がけるMAYSでは、お客様のご要望に合わせたコーディネートのご提案も行っています。

おしゃれな家具、空間を彩るすてきなインテリアアイテムをリース／レンタルするだけでなく、快適な暮らしをかなえるために必要なインテリアコーディネートもご提案いたします。

リース／レンタルサービスとあわせて、インテリアコーディネートの依頼も、ぜひご検討ください。

文・松田 ともみ（インテリアコーディネーター）